こってりとしたスタミナ料理やスパイシーな料理もいいですが、ここはひとつさっぱりと
どんなに暑い昼中でも、木陰には涼しい風が吹いているように、なんかこのぅ、酸っぱい食べ物が欲しくなるもんなんです。そこで、我家の定番のアジのマリネ。どうせなら、新鮮なアジを探そうと(実は鰻もお目当てだったけど)市場へ。
ところが、なかなかないんですね
まぁ、だいたい市場の中を回るコースが決まっているので、アサリを求める堀千代さんを覗いてみると、ピチピチしたアジを見つけました。三枚におろしてもらいましたが、惚れ惚れするようなさばき具合をじっと見ていると、女将さんが「貝屋なんだけど、この人器用だから、この包丁一本でなんでもさばいちゃうんだよ」と。夫婦仲がいいのも羨ましいです。
目線をずらすとコハダが
実は、千倉の大徳家さんでコハダに開眼
いままで、締めた魚って割りと苦手意識があって敬遠していたんですが、さっぱりとして実に美味しかったんです。そういえば、年明けのしめ鯖も絶品だったことも思い出してます。で、勧められるまま試食してみると、これまたウマイ。「締めたばかりだから一晩置くとちょうどいいと思うよ」と、追い打ちをかけられ即座に購入。
りんご酢でさっぱりと漬けたアジ
アジは我が家は揚げないでオリーブオイルでこんがりと焼き色をつけます。それに、アジが見えなくなるほどの野菜をのせます。野菜のシャキシャキ感と香ばしいアジ。アジのマリネはどちらも主役なんですね。
そして、カポナータはくったりするまで煮込んだ野菜の甘さとほんのりとしたトマトの酸味
隠し味に野菜を炒めた時のアーリオオイルのピリッとした感触。甘くて酸っぱくてピリリと辛い、一皿で三種類のハーモニー。止まらないんですよ、これが...。
大徳家さんのBLOGにはコハダのことが紹介されていて お寿司を置いた瞬間に取って食べて欲しい。置いておくとダレるんですねコハダは。我が家もこれに習って真っ先に味わうことに。一晩置いたせいか酢味が馴染んで味に深みとコクが出てます。
もう野菜づくし
この二日間は、マリネの酸っぱさ、トマトの酸味、コハダの締めた味を堪能
赤たまねぎ、赤ピーマン、しょうが、キュウリ、ミョウガ、セルフィーユ、タイム(アジのマリネ)
ズッキーニ、黄ズッキーニ、玉ねぎ、トマト、セロリ、ナス、パプリカ、バジル(カポナータ)
そうそう、アジの中骨は乾燥させてから塩コショウしてオリーブオイルでかりっと焼くと、美味しいせんべいになるんですね(これは花火観賞時のつまみ)。
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