やはり、映画は女優で見に行くもの
なにかとお騒がせな沢尻エリカですが、「パッチギ」以来の大ファンなので、公開初日に観てきました。沢尻エリカの出ているシーンでの密度がスゴイです。「もとのままは目ん玉と爪とアソコぐらいなもんでね。後は全部作りもんなのよ」「あたしは、あたしが決めてあたしを壊すの」なんて台詞を複雑な思いで観てました。途中から、これは沢尻エリカの(芸能活動への)遺書のような映画だなぁ…と、やや落ち着きがなかったんですが、ラストシーンでそれも払拭。派手でグラマラスで腐敗臭もある世界は、やはり沢尻エリカでしか表現できなかったかもしれないですね。
共演者の層に厚さがあり、マネージャー役の寺島しのぶ、検事役の大森南朋が特に良く、メイク担当のキンちゃんの新井浩文のおねえ言葉やクールな鈴木杏も見逃せないですね。あまり好きではない水原希子もハマリ役だった。写真集はよく見ているんですが蜷川実花の世界も悪くない。細かいところは、ん?というところもありましたが、沢尻エリカに引きずられるように最後まで楽しめました。
■ヘルタースケルター公式サイト
http://hs-movie.com/index.html
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