衝撃のデビュー作
学生時代はTVがない私は、友人の家でダラダラとしていた時に突然流れたのが「勝手にシンドバッド」のライブ。ラララ〜のイントロ、早口でよく聞き取れない歌、途中のサンバ風パーカッション。うわぁ、これはなんだ!と友人と唖然としてしまったのを昨日のことのように覚えている。78年6月の話。もう既にサルサ時代に入っていた私は熱心なファンではなかったが、ヒット曲を面白がったり感心したり『ひとり紅白歌合戦』も楽しんでいた。
週刊文春の連載
小林信彦さんの連載(2021.7.8号で終了)目当てで立ち読みしていた週刊文春に「頭もアソコの元気なうちに」といいうタイトルで2020.1.16号から始まった連載『ポップス歌手の耐えられない軽さ』は断片的に手にとっていた。連載終了後に修正加筆された本を読んでみた。
地方で高校まで過ごし、上京して東京の大学へ。学生時代は音楽サークルに所属して音楽活動。聴いてきた音楽も、年もほぼ同じなのに、これほど違うのはやはり才能なのだろうか。クヤシイなぁなんてことも正直思うけど、音楽を楽しんだほうがいいに決まっている。この本は、おちゃらけているようで真面目な姿に筋が通っていて面白く読めた。
「勝手にシンドバッド」はスティービー・ワンダーの「Another Star」のイントロの咀嚼だった、前川清への傾倒、世の中にはびこる「真っ白礼讃」への批判、頭数で勝負していいるアイドル路線への「?」などなど...フフ〜ンとニヤニヤしてしまう話が満載。最後のあとがき「女房の日記」(原由子)の柔和な余韻も良かった。
私達が育った時代には、今のように細かくジャンル分けがなく、歌謡曲というくくりの中にラテン(全般的に)が含まれていました。浅はかな、もしくは貪欲に、身の回りの音楽を取り込んで、私達は特に意識しないで聞いていた(見ていた)と思います。
そんなものですから、サルサではなくラテンの取り込みは、桑田さんの場合もごく自然だったと思います。
投稿情報: Borinquen | 2022/03/27 16:35
桑田君にサルサは禁句かいなぁ~(〃艸〃)ムフッ
投稿情報: ピポ | 2022/03/27 16:04
サルサへの言及はありませんでした。
ロックの影響もありますが、歌謡曲(前川清、尾崎紀世彦)は熱く語っていましたよ(´•_•`)
投稿情報: Borinquen | 2022/03/21 17:44
サルサとの接点については語られなかったですか?ね(〃艸〃)ムフッ~以前何か?TVの彼のライブで「アグゥワァ!!!」てな合いの手を曲間で叫んでましたが!ありゃりゃ?チェオフェリシアーノか?イスマエルキンターナか?と思った事を覚えてますが~(〃艸〃)ムフッ
投稿情報: ピポ | 2022/03/21 16:42