好きなモノは自分で探すことです
音楽に目覚め、ブリティッシュ・ロックよりもベアズヴィルやバーバンクなサウンドに傾倒していた私の情報源は、仙台では発売日が遅れて手にすることができる「ニュー・ミュージック・マガジン」でした。小倉エージさんの記事にワクワクしていた私に、要助さんが紹介するロス・マクなどのミステリー、R&Bのコーラスグループなどが乾いた気分を伝えてくれました。ワンダーランドの創刊号でのコニーアイランドの記事と独特の文体にも魅了されていました。
そして、引きずり込まれるようにサルサ=ラテンの世界へ
今でも大切に持っていますが、どんなサルサがいいのかお薦めアルバムを尋ねた返事のハガキには「好きなモノは自分で探すのです」と。そして、月に1回は開かれていたレコードコンサート(サルサ天国)には何度も通いました。大学ノートにびっしりと調べた内容が書かれていて、私も真似をしたりもしました。中目黒の幻のレコード屋「ディスク・マニア」主催のN.Y.ツアーにも参加。ここでも、「いきたい場所は自分で」と、別行動が多かったんですが、幸いにもロス・ベシーノスだけは同行でき、忘れられない夜をもうひとつ重ねることが出来ました。中目黒にあった「ボデキータ」でのパーティーでコンガを叩いていると「もうちょっとリズムに合わせて下さいネ」。ウィリー・コロン初来日の楽屋も同行させていただきました。六本木青画廊での個展では、カセットでエクトール・ラボーが流れていてカセットを持って帰ろうかと誘惑に駆られたり、アラスカ・バンドを追いかけたり、いつもその動向が気になる私にとって影響力の特に強い要助さん(大ファンなので)。
こうして、一冊の本にぎっしりと詰め込まれた要助さんの世界
一度は先を急ぐように、二度目はじっくりと時間をかけて読んでいる(見ている)内に朝になってしまいました。40年以上も(勝手ながら)身近に感じている要助さんの本はとても大事な本。「サルサ天国」「サルサ番外地」に収められなかったブラック・ミュージック・レビューの突然終わってしまった連載(110回目)も是非復刻して欲しいです。
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿情報: 職務履歴書 | 2012/08/11 09:36
イラスト中心ですが、河村さんに近い方々の愛に溢れる文章もいいです。
フワフワ、ワクワクのソルシオン、こんど探してみます!
投稿情報: Borinquen | 2012/07/29 09:45
日本全国↑↑↑体温以上(異常)に暑い日々ですね^^ところで、要助さんの本はイラスト集
ですか?
あそうそう!ソウルシオンの新譜もフワフワ...ワクワクのトロンバンガサウンド好調♪♪♪
センティミエントがハラハラ...ハラハラ...零れてきてます^^
投稿情報: ピポ | 2012/07/27 22:58
ピポさん
お暑うございます。
お住いがどこか分かりませんがそちらも暑いですか?
そう、要助さんの本のことは4月のウィリー・ナガサキさんのライブで、藤田さんとお話した時に知り、発売を待ち望んでいました。内容は、要助さんの全てがぎっしり詰まってて、初めは一気に、二度目はじっくりと読んで(見て)ます。amazonでも取り扱いがありますので、是非!
要助さんは体調を崩しているようですが、まぁ元気だそうです。
でも、こうして要助さんにゆかりのある方々が丁寧に本をこしらえていることも素晴らしいことですネ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4906700357
投稿情報: Borinquen | 2012/07/25 12:15
ボリンケンさん^^おはようございます。これは、新刊として発刊されているんですか?
ならば、さっそく購入しなければ!
詳細を教えて下さいネ^^
元気にされているのでしょうか?河村さんは...!?
投稿情報: ピポ | 2012/07/25 08:47