個人的には2月以来の蟹のスペシャル
いまでも記憶がブチブチした感触と共に蘇る「渡り蟹と真鱈たらこスペシャル」以来の蟹スペシャルは本ズワイガニ。生を15kgと聞けば朝から出掛け、9:10着13番目（タッチの差で座れず残念）。開店前に続々と行列が増え、何人かは私同様ビールを飲みながら待機。今日は久しぶりに大盛り＝赤丼と決めて、否が応でも期待が高まらせていた。
熱々のスープを一口目でヤラれてしまう
濁りのない蟹スープはほんのりと甘く圧倒的支配力よりもむしろ輪郭を細部までくっきりと浮き上がらせるすっきりとした味わい。すぅっとしみこみ余韻がいつまでも続くスープの世界。たまらずたて続けに5口も飲み干してしまった。ああ、やっぱりウマイなぁ...と溜息をつきながらの帰りの坂道。
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今日も午後の味
13:05着15番目、13:30頃食べた始め。今日もこってりヒロポン。家元のBLOGにはいろいろと例え話が載っていて思わずニヤリ。今日はどちらかというとスルメ系の香りが先にきて、その後こってりした全体像が見えてくる。いつもながら多面的な味わいに翻弄されてしまった。
いつもながら扇風機（冬はヒーター）がありがたい。
次は生まれたばかりのヒロポンかな…。
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日曜日に行けなかったので
サザエの味をちょっと知りたくて不純100。一口目のスープの密かに甘い雰囲気がタマラナイ。流し目で思わせぶりにすれ違いで見知らぬヒトがしばらく気になっていた。そんな感じ。自由が丘、ヒロポン、素材重視のスペシャルとは違った旨さもにじみ出て、ああ、がんこは何を食べてもウマイなぁと実感。大盛りだとちょっと多く、普通だとやや足りない。スープを飲み干して、また来たくなる余韻の強さでは普通がいいのかなぁと、最近は普通で。
日の出の月
昨夜東京湾を照らしていた月が日の出の月になって浮かび、朝顔は４つの顔で朝を迎え、9:30ですでに29℃、それでも日陰は風が心地良いい。夏をかみしめるような一日だった。
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私たちの後ろ三人目で閉店時間
そのせいかどこかまったりとしたヒロポン。鋭角さがとれどこかまろやかな旨味がじわじわとにじみ出てくる。悪魔肉少なく、じゃがいもも手羽先もないプレーンな姿。いつもの午前中の出来たてのシャープさと違う顔。ううん、やっぱりヒロポン＝悪魔はウマイなぁとしみじみ。
よもやま話
食べ終わった後家元とよもやま話。それもまったりとしていいもんですね。会社の人を連れて行ったのですが、初がんこで自由が丘にとても喜んでくれました。次回は100からステップアップ、早くて来週あたりか。
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スッポン以来のスペシャル
北海道産の特大アサリとかぼちゃ。アサリはなんとなく想像できるがかぼちゃを組み合わせるとその均衡はどうなるのだろうかと昨夜からソワソワ。9:29着14番目に接続と意外に穏やか。ほどなく涼しい店内に案内され家元の笑顔。うん、雨の日曜日はこうでなくっちゃ。
はじめの一口目から理性を超える
アサリの滋味を引出すかのようなかぼちゃのほのかな甘味。想像以上のヤバさ、それでいて礼儀正しい。我が家でアサリのパスタを作るときにアサリのだし汁を一旦煮詰めて凝縮したあとに僅かな水で薄める。これと同じ手法なのだろうか。様々な選択の中から夏野菜のかぼちゃを選択した家元のセンスに脱帽だ。
材料や技術だけではなく人間力も身をもって知る今日のスペシャルが向かう官能は理性をも越えていたのではないか。
がんこ前のビールもまた楽しみ
新設された保管ローカーに溜まる雨水はちょうどよく流れるようになっているなぁと感心。そして、空き缶をそっと片付けてくれた奥様の心遣い。週に三回のハイペース、来週は木曜日の悪魔から始めるかな。
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スープの普遍性とは
一ヶ月ぶりの自由が丘。これもまたもう不動の基本形。こういうラーメンを作りたいんだという気迫すらも滲み出すほど。いや、そういうのをぐっとこらえてあくまでもさりげない男の色気のようなラーメンに理性とエクスタシーすらも。それが今の自由が丘だ。スープの一口目があまりにも鮮明で普遍的な響き故、立て続けに五杯もすすってしまった。
昆布の香りがすっと現れて口内に広がると同時に次に他の香り（判別できず）が広がる。ヒロポンと同じ麺が自由が丘ではまるで違った表情になるのも絶妙。もう少しクドイほうが分かりやすいように思えるけど、すぅっと引いた感じも自由が丘らしいなぁ、と丼を掴んでスープを完飲。あぁ～ウマイなぁとため息をつくと家元がニヤリと笑った。今度、ヴァニラ・アイスの秘密を訊いてみようかな。
東池袋から池袋経由で四谷三丁目下車。知らなかったけど、副都心線新宿三丁目で乗り換えると池袋からわずか20分で着いてしまうんですね。それでも都心は熱くてグラグラしそうだったが、店内はかなり涼しくいいコンディション。待っている時も扇風機が回っている。こうしたちょっとした心遣いもうれしい。
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一週間ぶりのヒロポン
もう悶えるほど渇望してたものだから一口目で昇天。先週も含めてあえて100にして（かえしをいれない状態）毎日がスペシャルなスープそのものに酔う。悪魔（かえし入り）ではないので強烈なヒロポンにはならないが、スープの奥行きや広がりがよく分かるのではないか。それでも、そんな屁理屈を言わずにどっぷりとヒロポン沼にズブズブと引き込まれていく感覚におののいてしまった。
音の壁がフィル・スペクターならスープの壁ががんこの味。毎晩楽しみな家元のBLOGには「味の立方体が大きかった」とあり、なるほどフィル・スペクターの音もモノラルながら立方体＝立体的に聴こえるなと妙なところで感心してしまった。
実は、ヒロポン100（普通盛り）～自由が丘（小盛り）と連食しようと考えていたが、自由が丘に失礼なのでなるべく早くに次回は通常仕様の自由が丘かな…。「いつもながら背中の亀が圧倒的だった」「やっぱり他にはないウマサだねぁ～」と多賀の政五郎と語り合いながら雨の小坂を駅へ。その政五郎もすっかりヒロポン中毒になってしまったようだ。
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今週は迷わずヒロポン100
ダラダラとした無駄な打合せをうっちゃちゃって向かったのは四谷荒木町。12:50着8番目と理想的な流れ。一山過ぎた安堵感とあのヒロポン臭が漂うまったりとした待ち時間＝空気感もいい。いつもは早朝一番乗りの常連さんもいたりして。折り返し時間を迎えたヒロポンがどのように変化しているのかも確かめたく迷わずヒロポン100大盛り。
マジシャブに隠れてたあの、あの、あの
熱々のスープを一口、ああ、と溜息。レンゲを使うのももどかしく丼を鷲掴みしてグビグビ。カオスのようなヒロポン100が染みわたる感触に痙攣。ここ数日間のモヤモヤもどこかに飛んでいきそう。
最後の手羽先です
ああ、ギリギリ間に合ったヒロポン＋手羽先。ほろりとした手羽先をたっぷりとヒロポンスープに浸してチュルチュル。悪魔肉、新型チャーシューに負けない別次元。むしゃぶりついて我を忘れる。
戦慄のマジシャブにガツンとするのもよし、100で丁寧に織られた味わいを解き明かすのもよし。ああ、やっぱりつくづく溜息がでるほど旨いなぁ…。
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100にするか3にするか4にするか迷いながら
ヒロポンの本来の味を確認したくあえて100、標準よりもやや引いた3にするか（家元はこれらしいが）、標準の4にするか、色々と考えていましたが、いざ席に着き家元とのやりとりで「ヒロポン大盛り」と。「やっぱり」といつものニヤリが帰ってくる。
毎日がスペシャル
そうなんです、ヒロポンこそがスペシャル。今日のヒロポンはどんな感じだろうかと一口スープを啜る喜び。確かめるように熱々を二口三口。何がどうなっているかを説明できないのがもどかしい。いや、説明よりも麺を絡めて引き上げられる奥行きはどこまで行っても着地点がない。だから不敵な合いの手に惹かれるのか。
夏仕様
行列の並びも先週と比べて微調整。
空調を改善し新宿地区・カウンターの店で最高に冷房の効いた店になるそうです。それなら、季節外れの味噌とかやってくらないかな…。
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毎日がスペシャル
贅沢な材料をふんだんに使ったヒロポンこそスペシャル。そう家元のBLOGに繰り返し書かれていて、なるほどそのとおりだなと思い始めると、そろそろ純正ヒロポンが食べたくなるから私も立派な中毒患者。といよりも「がんこ沼」にズブズブと首まで浸かってしまっている。
今日のヒロポンは、午前中のヒロポンらしくキレとコクがまるでブラック・マジック・ウーマン。悪魔といよりも黒魔術。スープだけよりも麺や悪魔肉と合わせるとウマさが突き抜けるほどだった。
額に入った色紙の歌
我がスープ 未だに見ぬ先の寸胴の 中に花咲く万華鏡
なんとまぁ奥深い、それでいてがんこに通っている私らをやさしく包み込む言葉なんだろうか。一代で終わる覚悟の一条流がんこラーメンといえども、まだ見果てぬ道を追い求めている。これだけ通ってしまうのはがんこの味が好きなのもあるが、家元のこういうところが大好きというのもあるのだろうな、きっと。偶然にも色紙の上にヒロポンのポスターにムフフとしてしまった。
そうそう、行列の並びが変わり扇風機も用意された夏仕様。
お客さんへの細かい配慮もいつもながらうれしい。
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店直後ではなく2時間後狙い
というのはいつぞやの煮干しヒロポン閉店間際の100が140近くになりこってりと濃厚だったから。今日の開店9:00を考慮して11:00に店前で多賀の政五郎と待ち合わせ。あれ？15番目？思ったほど列が少ないのは、一山過ぎたからかな、とかなんとか言いながらお互いの近況やグレン・キャンベルの話をしているとあっという間に待ち席の先頭へ。
うん、こってりと濃厚
純正ヒロポンは開店間際のサラリとしたのが好きだけど、煮干しヒロポンはこのくらいがちょうどいい。100が140間近というのもうれしい。スープだけでも何口も味わい、麺を啜る。今日のスープと麺のコンビネーションは他にないほどぴたりと寄り添う。ウマイねーと政五郎と噛みしめあったほどだ。
しなるスープ
いつもの新型チャーシューと悪魔肉になんと手羽先が追加。じゃがいもがなくなったので（おそらく自由が丘で出汁をとっていると思われる）手羽先が登場したというワケ。ちょうどわたし達の前くらいからの手羽先登場だったので何故か得した気分。三種類の肉の個性が煮干しヒロポンで混ざり合いスープの響きがしなる。スープを味わい、麺を啜る、その合間に三種の肉を食べ比べ、色々と味と食感がいっぱい詰まった真紅の丼。なんともいえんええなぁ…。
昨日は梅雨っぽいと思ったけど朝からからっといい天気。
いい心持ち。
昼ビールもウマイ。
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普段は不純は食べないけど
今日は違う。日曜日（一昨日）に私を「人生は捨てたものではない」と言わしめたスッポンがベースの不純だもの。そして、仕事でお世話になっている人をエスコートするためスッポンの余韻が未だに続く四谷三丁目へ。
おおこれが不純かぁ
考えてみれば二回目の不純。日曜スッポンスペシャルをベースにするならば、やっぱりウマイに決まっている。スープの奥行きを知るために悪魔ではなくあえて100。他愛のないことかもしれないが悪魔はヒロポンではないといけないというこだわりも見せてみた。でも、ぐぐっと引き込む力は変わらず、しみじみと泣き、熱々スープを三口立て続けに啜ったらあとはいつものように夢中で食べ切ってしまった。
おいしいというよりも「ササる」感じがたまらないワ
初めての方をエスコート。
席に着くや家元が、
「奥さんかい」
「いえ仕事でお世話になっている方」
「なぁんだ残念…」
たっぷりと家元から色々と教えていただきやっぱり自由が丘（麺少なめ＝その分私に回ってきて）を。スープは飲み干さないにしても満身の笑み。
「いままで食べてきたラーメンとはゼンゼン違うおいしさ」
「予想通りというよりも《なにかがササる》感じがたまらないワ」
いや～良かった。楽しんでいただけて。
次は段階を経て水～金のヒロポンを100＞下品＞悪魔という流れに沿い、どこかにスペシャル100を挟んむ…どうだろうかぁ。
そうそう、遅い時間ではジャガイモの代わりにホロホロ手羽先のトッピングもあったらしい。今度は是非！
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食べる前から目が眩んだのは
お店の前に漂ういい匂いのせいか、クゥ〜タマラン状態が続いていた。考えてみればスッポンを食するのは10年ぶり。確か大仕事が終わりその打上げで得意先接待の末席。もうスッポンの味も忘れてしまっていたが、家元が自ら運んでくれた真紅の丼を見た瞬間に目が眩んだ。
そして一口目のスープ
濁りのない芳醇なスープの一口目で完全に思考停止。とんがった超絶技巧を施した豪華絢爛さだけが目立ち中身のない料理が氾濫するなか、この姿はかえって潔いほどだ。ぐぐっと引き寄せて口内に余韻が残り背中がブルブルっと震えた。二口三口、いや、四口五口、熱々のスープを無我夢中で啜ってしまい
「ああ、なんてうまいんだ」と溜息をつくと、
「今までここでスッポン食べたことあるの」
「いや初めてなんです」
「実はこれまでのスッポンの中で一番ウマイ」
と家元に小声で囁かれた。
蠱惑的なスープを吸った麺とトロトロシャーシュー、悪魔肉が溶け変幻自在に極まるスープ。真紅の丼の中でリアルな表情を繰り返す姿に凄みすらも感じ悶絶。こんなにおいしいラーメンに出会ってしまったら後戻りできないではないか。そしてこんな瞬間に巡り会えただけでも人生は捨てたもんではない。
扉に書いてある「本当にラーメンが大好きな方は、どーぞお入りください」って真実なんだな、やっぱり。
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2016.5.18-2017.5.18
一年前の今日に初自由が丘だったのでどうしても記念日にはと思い自由が丘。澄み切ったスープから漂ういいかおりに思わず背筋が伸びるというもの。どうしても、ヒロポンやスペシャルを追いがちだけど、やはり基本の自由が丘があってこそのがんこも一つの姿。自由が丘もまたいまだに謎の多いラーメンだとつくづくそう思い旨さを噛みしめてしまった。
こうして振り返ってみると同じようなペース。
高純度のヒロポン、あっと驚くようなスペシャル、そして基本の自由が丘。夫婦の会話も楽しんでいると「今日は記念日なのね」と奥さんに言われてしまった。
家元オススメの『タンポポ』は昨年BLOGでも紹介したけど、大好きなシーンの動画は再録。「まずはラーメンをよく見ます」「しみじみ鑑賞します」だなんて、まるで私のようだ。さぁ、これからもおいしいラーメンを求めて四谷荒木町とつつじヶ丘に通うゾ。
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三年に一度の大一番が終わって
自分のご褒美に、やっぱり向かったのが四谷三丁目。13:00着19番目、ビールでクワァー。うん、やっぱりこうでなくっちゃ。そして、二週間ぶりのヒロポン。家元にしか出せない、その香りと底知れない姿はルンバ〜ヤンブー、思わず腰が動いてしまうほど魅力的。
惜しみなく食材をつぎ込み強火でで炊き詰めたスープ。スペシャルはその食材に左右されるが、日常のヒロポンこそ本当のスペシャル。「ここ三日間はいいです」という家元の言葉もズンと迫りくる。
「飲み干しちゃ体に悪いゼ」と言われても、
このスープ、やっぱり残すわけにはいかないんだよ。
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