Casa de Borinquen

小田巻蒸しとは、大きめの茶碗蒸しにうどんが入ったもの 寒い夜にはふぅふぅしながら食べると体も心もあったかに パパから教えてもらったことのあれこれ

ママボリンケンのパパは伊勢の人、ママは仙台の人
パパは何事も一からきちんと始めないと気が済まない人で調理も大得意。ダシは鰹節を削るところから始まり、お雑煮のハゼ（仙台ではお雑煮は基本ハゼ出汁）を釣りに行くところから始まるほど。とろろに出汁をすり鉢の壁面に静かに垂らしていくのもパパからの教えてもらったとか。ママボリンケンが「きちんとさん」なのはこのせいかもしれませんね。

小田巻蒸しの淡いほどの味付け
近頃はくどいものよりも、あっさりとしててもコクのあるものが食卓に。茶碗蒸しに腰が強い讃岐うどん（細め）が入ったのが我が家の小田巻蒸し。鶏肉やかまぼこやキノコを入れてじっくりと蒸します。蒸し器（我が家ではクリステル）の蓋を開けると、もわぁっ広がる湯気がとても心地良いです。スプーンでゆっくりと熱々をすすり、底に沈んだうどんを少しづつ食べていくと、淡いほどのの味に包まれていく幸せ感に...。

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材料（4人分）
とりささみ 100g
しめじ、かまぼこ、ぎんなん、うどん（我が家は細めの讃岐うどん）
出汁（だしカップ2、塩小さじ1/3、しょうゆ小さじ1、みりん小さじ2）

①ささみは一口大に切り、酒醤油で下味を
②ボールに卵3個を割りほぐし、出汁を加えてよく混ぜ、ざるでこす
③器に材料を入れて②を注ぐ
④十分に蒸しあがった蒸し器に入れて、強火で2分、表面が白っぽくなったら弱火で約12分蒸します。
⑤澄んだ汁が出てきたら出来上がり

ローズマリーが決め手のトリじゃがとポークソテー ニンニク・オリーブオイル・ローズマリーってホント仲良しなんだね

マンションの中庭のあちこちに植えてあるローズマリー
今年は剪定されることもなくボウボウ。でも、新しくて柔らかいのが摘めるので個人的にはうれしいです。柔らかそうなところを15cm位を4～5本程度手で摘んできて夕ご飯の仕込みに。

トリとじゃがいもなら、大きめに切ったじゃがいもと胸肉をフライパンの中でニンニク・オリーブオイル・ローズマリーでマリネ。これを180～200度のオーブンで20分。途中でひっくり返したり鶏肉に火が通りすぎているようなら取り出して時間差。お皿に盛りつけて、フライパンの底に残っている旨みをこそげながら野菜ブイヨンとレモン汁（1個分）を入れて煮詰めたソースをかけます。じゅわっとした鶏肉とホクホクのじゃがいも、ニンニクとローズマリーの香りがとてもおいしいです。焼き色の付いたニンニクを鶏肉になすりつけて食べてもよしです。

一方ポークソテーは、オリーブオイルにニンニクの風味が付いたらローズマリーを加えてソテー。シンプルで焼き加減だけ注意の簡単料理は月曜日～金曜日間の時間のないときには重宝する献立です。

みょうがの甘酢漬け 季節の変わり目は突然やってきて慌てる間もなく昨日と今日は隣り合わせ

今年は四川きゅうりばかり食べてましたが
決して主役になれないにしても、みょうがは必ず食卓に登場してました。カツオの刺身に、塩豆腐に、四川きゅうりに、ゴマだれ冷やし中華に。みょうがをまな板できざむ音と、爽やかな歯ごたえと風味。一夏の思い出になってしまうのは忍びがたい。どうにかしてもう少しみょうがを楽しみたいと思っていると、「みょうがの甘酢漬け」のレシピを見つけました。

①みょうがは縦半分に切り、熱湯でサッとゆでる（浸透圧）
②ゆでたみょうがをざるに広げて、冷やす
③甘酢の材料を鍋で煮立たせ冷ます（酢：カップ3/4、水：カップ1/2、砂糖：カップ1/2、粗塩：小さじ2）
④熱湯消毒した瓶に②を入れて③を注いで密封

食べごろは、翌日から三ヶ月
ワインにもよし、なによりもジンにもよし。季節最後の収穫をまとめて二瓶作りましたが、もったいないのじっくりと味わいながらしみじみと。疲れてぼんやりとした体にじんわり浸透する甘酢なんです。

最後といえば水なすのサラダ
瑞々しい水なすとロースハム。塩コショウ＋レモンであえてパルメザン。ほとんど瞬間芸。ミントの爽やかさを大急ぎで味わうサラダも、もう終わり。来年の初夏までおあずけのサラダをかみしめています。

グラスの底をくすぐるように動かし、軽く一回転半ほどグラスの縁をなぞるように回して、マドラーを引き上げる（引き抜く）イメージで...

ジンの素晴らしさを教えてくれた友人のアドバイス

ジントニックはただ作り方がシンプルだからこそ大事！

①ジンはキンキンに冷蔵庫で保管
②グラスに氷を入れて、ジンを注ぎます
③そして、ライム系（先日のは宮崎の姫ゆずです）を絞って、グラスにリムし、グラスに投入
④トニックウォーターを注ぎ、マドラーで混ぜます この時に、グラスの底をくすぐるように動かし、軽く一回転半ほどグラスの縁をなぞるように回して、マドラーを引き上げる（引き抜く）イメージで。混ぜすぎると、タンブラーではなくロックグラスで飲むには炭酸が抜けすぎます。

く～、この《グラスの底をくすぐるように動かし、軽く一回転半ほどグラスの縁をなぞるように回して、マドラーを引き上げる（引き抜く）イメージ》って言い回しにシビレてしまいました。三度読み返して...軽く一回転半ほどグラスの縁をなぞるように回して出来上がったジントニックの味は、それはもう格別。

どこまでも滑らかに差し出される麗しのジントニックを我が家でも再現したくて教えていただいた艶やかな瓶を冷蔵庫で冷やして

あれこれと用事が済むと必ず声をかけていただいて
このジントニックを飲み続けてもう10年近くなるのかな。優しそうな横顔がフト見せる内面の強さ、そんなところにも心惹かれているのかなぁ。ふらりふらりの私が襟を正したくなる一瞬（とき）。ワインばかり飲んでいた時期、黒糖焼酎ばかりの夜、濃い目のハイボールが楽しみな夕暮れ時。どうやら一日が終えようとする時間帯にそばにいて欲しいパートナーにジンが加わりそうです。世界中に色々な酒があって、それぞれに長年に渡って蓄えた深い知識があるので、まだジンについては多くは語れません。

でも、あの麗しのジントニックを我が家で再現したくて「Bombay Sapphire」を探してきました。おそらく、近所では入手出来ないと思い数年ぶりに東京駅八重洲口の「リカー・ハセガワ」へ。以前は安くて品揃えのいいのでワインを買いに行っていましたが、もうすっかりウィスキー専門店のようなラインアップになってドギマジしちゃいました。100円で試飲できるし、見たことも聞いたこともないボトルが並んでいるのを眺めながらの、常連客と店員とのうんちく話のやりとりを聞いているだけで楽しくなってしまいます。

素晴らしくおいしいけど、どれ位の量なの？
と尋ねると、1ozと即答。カクテルメジャーのない我が家。冷やしたグラスに氷、ライムを絞って、ジンを適量いれてステア。静かにトニックウォーターを注いでライムを軽く絞って再び静かにステア（これでいいのかな？）。待ちきれず一口。うわぁ〜ん、旨いんだなぁ。酔いが静かに回り、苦味と甘さが舌の上で踊るところも新鮮。地元の成城石井でリカー・ハセガワと変わらない価格で手に入るのを見つけたので、うん、コイツにしばらく付き合っていこうと、二杯目を作り始めました。

冷蔵庫の一列は
緑色の瓶（ケース買いのハートランド）と
ブルーの瓶（Bombay Sapphire）以外は置かないんです
我が家の定番ビールもハートランド。ランのあとに二人で飲むために基準在庫3本なんですが、その横に「Bombay Sapphireを並べてみると、ちょっといい気分。楽しいことはマネしないとね。記念すべき夕暮れ時にいただいた時に、ライムの代わりにシークヮーサーだったので、。もうすっかりその気になっている私はこちらも試してみたいですね。明日も家に帰るのが楽しみ。

小雨日記 小泉今日子（2011)
...夕日の色が暖かすぎて今日が終わってしまうのが悲しくなるんです。でも、夕日が沈んで空がブルーになると、何故かまた必ず明日が来るっていう希望が芽生えるんです...。今読みかけの本。あまちゃん絡みで小泉今日子を再発見しているんですが、ジントニックをちびちびしていると、こういう文章も愛おしくなるんだなぁ...。

ところは東京麻布十番折しも昼下がり 暗闇坂にはやっぱり、ももんがはいませんでした

麻布って場所は何故か昔から気になる場所
高校まで仙台で過ごした私にとっては麻布という場所は何故か特殊な場所。はっぴえんどの「暗闇坂むささび変化」が好きでわざわざ場所を訪ねてみたり、麻布高校の奴と日本酒を飲んで大暴れしたり、麻布に住んでいる友人、ネットで知り合った人に担々麺をご馳走になったり...。

とある事情で連日の元麻布〜麻布十番
坂道を登って裏道に入ると、そこには時に取り残されたような場所。急な階段を振り返ると淡い光に包まれて、はにかむような笑顔もまぶしい。ヒルズと東京タワーが見え隠れする部屋で、ちょっとした合図におもむろに首を傾げるワンコたちと過ごす穏やかな午後。たとえようもない贈り物のようなチクチク...。

う〜ん、ため息すらも出てしまうスジ肉のプルプル
麻布十番って新旧それぞれの店が並んでいて見てて飽きないですね。なんでも、その筋の人に話を伺うと古めの《洋装店》の方が売上がいいそうです。ランチに誘っていただいた一番館。シャンデリアや使い込まれたテーブルとか私の好みの雰囲気。選んでもらったスジ煮込み定食、プルプルしたお肉が口の中でとろけていきます。ご飯を入れてもよし、わかめスープもよし。他のメニューも攻めてみたくなります。

■一番館
東京都港区麻布十番1-8-11 TAKADENビル 1F

南部鍋でクツクツと作る年に数回のすき焼って子供の時から楽しみにしています

個人的に鍋ものキングなのはやっぱりすき焼
どうもママボリンケンの中ではすき焼きはお年取りのイメージ。また、味が一緒なのであまり好きではない。それもあってか今年はまだ二回だけ。でもねぇ、私は甘辛いすき焼の味って食べても飽きないし小さい時から特別な存在だったんです。牛肉を食べる習慣がなかった仙台の実家では唯一の牛肉がビーフシチューとすき焼で、父親も大好きでした。大好物の鰻も似たような味なので、親子でこういう味付けが好きなんですね、きっと。

煮込みすぎないように注意しながら火加減を調整しながらクツクツするのが好きなんだなぁ。トイトイした玉子に牛肉を通して一口、霜ふり高級肉でなくても和牛であれば十分。熱くてニュルッとしたネギの芯が飛び出ないように気をつけながらハフハフ、クタッとなった白菜、味の染み込んだ焼豆腐や糸コン。主役も脇役もどれもこれも南部鉄鍋の中で仲良くクツクツ。

南部鉄すき焼き鍋は各家庭では標準装備なのかなぁ...
ある時に、三人聞いて三人とも持ってなかったので妙なところ気にしていたり。

フツフツクツクツとベシャメルソース チーズが色づいてきたら食べごろサイン 今年もグラタンの季節がやってきましたぁ...

なんと二日越し
というのも、マシュルーム、エビ、鶏肉と材料を揃えてきたつもりでしたがマカロニがない。近所のスーパーでフリンジがないので断念しマシュルームと鶏肉の一部を使ってオムライス。まぁ、こういうこともあるんですね。で、ようやく今夜。グラタン皿に入れる段階では、全ての材料に火が通っているので、230度のオーブンの中で変化していく姿を注意深く見ているのが私の役目。

クツクツとベシャメルソース
チーズが色づいてきたら食べごろのサイン
こってりとしてても、もたれないのは自家製のベシャメルソースのせいかな。これから季節ま すます楽しみです。我が家は雑誌に載っていた栗原はるみさんのレシピでが、↓とか参考になると思います。
http://mamachanryouri.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-73aa.html

椎茸のグラタンも
大きくてぷりっとした椎茸（直径10cmぐらい）のが見つかると椎茸のグラタン。刻んだニンニクとイタリアンパセリを細かくしたパン粉に混ぜて、椎茸にのせ、オリープオイルを全体にまぶします。これを200度のオーブンで温めるだけ。椎茸とニンニクの香りが口の中で広がり、なんともいえずおいしい。秋からはきのこをたくさん食べるので、またうれしい季節ですね。

急に思い出しましたが、長年使っているグラタン皿
25年ぐらい前イタリアンをきちんと作ってみようと研究中に、銀座三越で落合シェフ＆ヒロさんらのイベントがあり、そこでグラタンを買ってきた時のお皿。グラタンは4人前で作って、丸いお皿で一人分ずつ、残りは大きめのグラタン皿に入れて別の日に。家に帰るのが楽しみで朝からそわそわしちゃいます。

浦安に住み始めて20年 浦安魚市場に同じ年数通ってますが、市場内のお肉屋さんでビーフシチューの牛スネ肉を買うなんて色々と様変わりしてきますね

最近は空き家が多くてちょっと寂しい
必ず寄るのが山田玉子、茨城の八百屋（みずほの村市場）、もう一つの八百屋丸善青果、海老の山武さん（確か理事長）、いいアサリを探すなら堀千代さん。おにぎり用の鮭を買っていた店も、老夫婦が睦ましかった佃煮屋など馴染みのお店が次々とお店をたたんでいくのを知るのは、なんとまぁ寂しい。空き地には新しい魚屋が入らずに他業種が入っていたり、なんとなくイベント用に使われていたりしてちょっと違和感すらも（テナント募集中がサイト内の店舗一覧表には10軒も）。

でも、コロッケが旨いとことか、吟味すると元々ある肉屋より も質がいいとこもあるんですから、通り一遍では分からないようになってます。上質の牛スネ肉1kgを見つけ迷わずビーフシチューとかね。一通り市場内をぶらぶらしていると色々試食しながらおいしそうなのを発見できる市場の楽しみを知らない人がいたら10/14 にはイベントもあるので早起きして是非に。

■浦安魚市場
http://www.urayasu-uoichiba.ne.jp/

先週ですが台風が近づいていた湿気が多くて不快な二日間 スパイシーチキンで爽やかな辛さと自家製バジルペーストを使ったグリーンサラダがいい

前日にタレとパクチーの茎で漬け込んだチキン
出来上がりには米を炒めて砕いた米粉を入れたピリ辛ナンプラーをお好みでかけて。味のしみたチキンとピリ辛ナンプラーが複雑なハーモニー。脇役のパクチーや米粉も味の決め手なのかな？

塩釜の庭で元気に育ったルコラは味もストロング
初めてイタリアンレストランでルコラを食べた時にはずいぶんと驚きましたが、スーパーで売っているルコラには独特の風味や苦さがなくて興ざめすることが多いです。塩釜の庭で収穫したルコラは、一口で味わいが違うのが分かるほどストロング。まるで、初めてルコラを食べた時の感触すらも思い起こします。ちょっと夏っぽいサラダですが、前日同様湿気が多かった一日の終りには、ふと食べたくなります。たっぷりの野菜を食べるって、ホントいいですね。

東京ラーメンストリート 東京タンメントナリ 特製タンメン＋餃子 いくらなんでも巨大ベーコンは流石の私にもToo Muchだったのは先週の話

先週の話ですが、東京駅で乗り換えるので八重洲口付近を歩いていて
そうだ、地下の東京ラーメンストリートで何か食べようと中央線内で思いつき色々と検索。味噌味は先週仙台の「麺屋 誠和」でおいしいのを食べたしタンメンに決定。この日は朝からムシムシするし、久し振りに上着を着ていたので汗ばむし、不快指数最大。それでも、ラーメンなんだからしょうがないナ。行列を待つこと10分程度で座れ、しばらくすると運ばれてきたタンメンにびっくり。

ちょちょちょっと、いくらなんでも巨大ベーコンはToo Muchだろう
平太麺にしょうがの効いたスープ、山盛りの野菜（厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350gだそうです）。ここまでは良かったんですが、ベーコンがねぇ。流石の私も多すぎないか、と。セットにした餃子も余計だったのかと、やんわりと後悔も。

個人的には太麺は好きではないんですが、たっぷりの野菜と平太麺がよく合うんですね。しょうがの効いたスープも味わい深くて好み。味玉子を半分に割ってトロトロの黄身を野菜と絡ませたり、特製タンメンに付いている辛子味噌（辛子タンメンはこれで味付けするらしい）を少しずつ加えて味の変化を楽しんだり。で、結局スープにほとんどを飲み干したりして...。

次回は（いつになるかどうかわからないけど）プレーンなタンメンに味玉子をトッピングする程度にしておこう...。

■東京ラーメンストリート
http://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/ramenstreet/

秋になるとリゾットにはポルチーニが恋しくなりますが、初めて作ったコーン・リゾットはスッキリとしたほのかな甘さが引き立ちます

我が家で食卓にのぼる野菜のBest10にコーン
ぷりっとして美味しそうなコーンを見つけるとつい食べたくなり、最近はバーミキュラでじっくりと本来の甘さを引き出すようにしています。今回はコーン・リゾットに初トライ。今の季節はポルチーニ・リゾットがいいのですが、季節を問わず作る野菜リゾット（いつもはほうれん草、アスパラ、生ハム）のアレンジで。

細かく刻んだ玉ねぎを無塩バターで火を通し、イタリア米を透き通るまで炒め、更にコーンを入れて軽く和えてて白ワインを少々。ワインのアルコールが飛んだら野菜のブイヨン（我が家はPeck製）で18分コトコト。火を止めて無塩バターとたっぷりのパルメザン。コーンのほんのりした甘い香りと歯ごたえ、Peckのスープを十分に吸ったお米とパルメザンの塩加減。高い食材をつぎ込む無粋なことしなくても身近においしいものができるんだね、と二人でウフフ...。

親切なかまどさんにするかバーミキュラにするか一瞬悩む、きのこご飯ととろりとした黄身酢あえ そして、栗ご飯、鍋の解禁で深まる秋

ホクホクの真っ白いご飯も大好きです
でもまぜご飯って妙に大好きなんです
関西風に薄味にして、きのこや鶏（季節ならアサリででも）、油揚げを細く切って入れてもいいなぁ。色々迷いましたが親切なかまどさんで焚きました。シューシューと蒸気とともに、きのこのいい香りに包まれるキッチンの幸せ感。塩釜柴崎屋さんの厚手の焼き海苔をモミモミして上にかけると更に風味が増してくるから不思議です。

そして、もう一品は海老とアボガドの黄身酢あえ
ほんのりとした酸味と、アボガドと黄身のとろり加減とほのかな酸味。意外ときのこご飯と合うんですね。

栗ご飯の栗は一晩水につけておくと皮がむきやすいのよ
そう、塩釜で教えていただきました。栗ご飯の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、どうですかこの見事な栗を！シーズン初の鍋も解禁されて、いよいよ秋も深まります。

大阪短信 #19 今井の親子丼とレストラン中之島倶楽部のオムライス 大阪で出会う柔らかさとコクって大阪弁とよく似ているなぁ

けたたましい「ひな壇芸人」が出る番組はそれだけで消してしまうことに
使い捨て自由で安く使えるひな壇芸人（芸人とは呼べないけど）の使う大阪弁とは違い、男女問わず大阪で出会うほとんどの人の言葉って柔らかくてとても感じがいいです。やんわりと受け止めてくれてどこか芯がある、なんとも言えない雰囲気が好きで何度も大阪に行きたくなります。電車の中で見かけるちょっと主張のある雰囲気の若い女性でも、ふんわりとした可愛らしいお喋りを、つい耳をそばだててしまいそうです。

淀屋橋と中之島は隣り合わせだったんです
そう教えられて案内されたのがレストラン中之島倶楽部。歴史のある大阪市中央公会堂（中之島公会堂とも呼ばれているみたいです）の中にあるレストランでランチ限定200食のオムライスがお目当て。レストランも公会堂の外観と共にモダンな造りを眺めながら、柔らかい大阪弁を聞いていると心が穏やかになってきます。そして、期待のオムライスは、薄く味付けられたご飯とフワトロに仕上げられた玉子の相性がこれ以上ないほどに優雅な味付けに、静かに悶絶。もっと時間があれば、レストランの雰囲気も味わえたのにちょっと残念。

きつねうどんもおいしいけど気になる親子丼
前回に道頓堀今井で味わったきつねうどんが忘れられなくて今回もと思いましたが残念ながら定休日。でも、新幹線の構内に出店があると知り、帰りに寄ってみました。有名店が集まるモールのような場所で落ち着かないのですが、親子丼きつねうどんセット（1,100円）をいただきました。う～ん、ダシが違うとこうも違うのかと一口目でニンマリ。後は夢中で食べてしまいました（おかわりしたかったほど）。親子丼なら神田の伊勢ろくがベストだったんですが、今井が一番ですね。これで、道頓堀本店ならもっとスゴイことになるであろうと考えただけでもいまからワクワクしています。もちろん、小鉢のきつねうどんもダシの加減やうどんの柔らかさも裏切らないおいしさ。

大阪で出会った味って、ほんのりと柔らかでコクがあって、クセになりますね。

■道頓堀今井
http://www.d-imai.com/

■レストラン中之島倶楽部
http://osaka-chuokokaido.jp/
http://osaka-chuokokaido.jp/facility/room/restaurant.html

幸せを呼び込む「三陸塩竃ひがしもの」 塩釜水産物仲卸市場松岡商店に必ず寄りたくなるその理由とは

浦安へ戻る朝に、やはりどうしても行きたくて
幸せを呼び込む「三陸塩竃ひがしもの」 は9月に解禁。それならやはり松岡商店の若旦那と美人な奥さんの顔を見ないと思い6:30に塩釜水産物仲卸市場。まだ、開いていないお店もちらほらありますが、松岡商店はもう準備OK。「9月に解禁となったんですが、まだ水温が高くてマグロが来ないんですよ。でも、これからもっともっと（質が）良くなるので楽しみです」なんて色々話を伺いながら、赤身と中トロの試食をパクパク。「ぅぐぐ」、それでもやっぱり「旨い！」と溜息。若旦那がちょうどいいのを選んでくれて、そのあとサプライズも。

朝も夜もおいしいマグロでおまんまを
あまちゃんが始まる前に戻って、赤身と中トロでお朝ごはん。浦安に戻って晩ご飯も赤身と中トロ。帰り道、志ん朝さんの『酢豆腐』を聞いていたんですが「酒のツマミに良くって、おまんまにもいいのが中トロだよ」なんて場面も。それにしても、日本酒と赤身と中トロ、ご飯と赤身と中トロ、いいもんですね。塩釜の柴崎屋の海苔に包んでミニ手巻き寿司もいい。こうして本場のおいしいものを産地で見つける喜びも大きいです。

場外市場も負けてないゾ！
市場の入り口横の八百屋さんで見つけた漬物も素晴らしくおいしい。辛子きゅうり、大根を購入。朝は、辛子きゅうりのスッキリとした辛さが、箸休めにちょうどいい。カブかと思いましたが大根は夜に。大根の辛味と塩加減がもうなんともたまらない感じです。年末に行った時にあるのだろうか。いますぐにでも塩釜から送ってもらいたいほどです。

一夜目の福寿司、二夜目の晩ご飯に食べたぷりぷりしたサンマもそうですが、塩釜にはホントおいしいものばかり。