あれこれと用事が済むと必ず声をかけていただいて
このジントニックを飲み続けてもう10年近くなるのかな。優しそうな横顔がフト見せる内面の強さ、そんなところにも心惹かれているのかなぁ。ふらりふらりの私が襟を正したくなる一瞬(とき)。ワインばかり飲んでいた時期、黒糖焼酎ばかりの夜、濃い目のハイボールが楽しみな夕暮れ時。どうやら一日が終えようとする時間帯にそばにいて欲しいパートナーにジンが加わりそうです。世界中に色々な酒があって、それぞれに長年に渡って蓄えた深い知識があるので、まだジンについては多くは語れません。
でも、あの麗しのジントニックを我が家で再現したくて「Bombay Sapphire」を探してきました。おそらく、近所では入手出来ないと思い数年ぶりに東京駅八重洲口の「リカー・ハセガワ」へ。以前は安くて品揃えのいいのでワインを買いに行っていましたが、もうすっかりウィスキー専門店のようなラインアップになってドギマジしちゃいました。100円で試飲できるし、見たことも聞いたこともないボトルが並んでいるのを眺めながらの、常連客と店員とのうんちく話のやりとりを聞いているだけで楽しくなってしまいます。
素晴らしくおいしいけど、どれ位の量なの?
と尋ねると、1ozと即答。カクテルメジャーのない我が家。冷やしたグラスに氷、ライムを絞って、ジンを適量いれてステア。静かにトニックウォーターを注いでライムを軽く絞って再び静かにステア(これでいいのかな?)。待ちきれず一口。うわぁ〜ん、旨いんだなぁ。酔いが静かに回り、苦味と甘さが舌の上で踊るところも新鮮。地元の成城石井でリカー・ハセガワと変わらない価格で手に入るのを見つけたので、うん、コイツにしばらく付き合っていこうと、二杯目を作り始めました。
冷蔵庫の一列は
緑色の瓶(ケース買いのハートランド)と
ブルーの瓶(Bombay Sapphire)以外は置かないんです
我が家の定番ビールもハートランド。ランのあとに二人で飲むために基準在庫3本なんですが、その横に「Bombay Sapphireを並べてみると、ちょっといい気分。楽しいことはマネしないとね。記念すべき夕暮れ時にいただいた時に、ライムの代わりにシークヮーサーだったので、。もうすっかりその気になっている私はこちらも試してみたいですね。明日も家に帰るのが楽しみ。
小雨日記 小泉今日子(2011)
...夕日の色が暖かすぎて今日が終わってしまうのが悲しくなるんです。でも、夕日が沈んで空がブルーになると、何故かまた必ず明日が来るっていう希望が芽生えるんです...。今読みかけの本。あまちゃん絡みで小泉今日子を再発見しているんですが、ジントニックをちびちびしていると、こういう文章も愛おしくなるんだなぁ...。
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