新橋ミッション最後の日
14選んだ候補店からその日の気分や天候であちこち巡っていた11日も今日で最終日。色々迷ったけど、創立50年を超えるこのお店を選んでみた。同名のチェーン店があるが、こちらは独立系。お店の人もお客も時代がかっている、妙に落ち着きつつましい雰囲気。東銀座の「萬福」にも似た感じで町中華の佇まいにも妙に惹かれた(実は昨日下見)。同じ味噌でもこちらは白味噌仕立てだったのも興味深く、よく考えてみると札幌の味噌は白味噌系なのでその味わいをかたくなに守っているのだと思われる。
無造作にのせられたトッピングのもやしとねぎの下には、昔ながらの中華屋のチャーシューとメンマが隠れている。スープはどろりとややこってり。それでも押しつけがましくもないやさしい味付け。バターの追加もありだったかもしれないけど今夜はバターを使う料理の予定のため我慢。麺は中太麺でやややわらかく、奥行きのあるスープに絡め、もやしとしゃきしゃきのねぎを合わせると、なんともおいしい。
場所的には虎ノ門と内幸町の中間。同じ通りに新旧ラーメン店がひしめいている場所で長年続けているお店に、ふと思い出したように来てみたくなる何かの魅力が分かったような気がした。
食後は近所の桜公園で一休み。桜が散り始め、もうツツジの季節。そして、明日から新年度。会社員がキャッチボールをしている音を聞きながら、聖火ランを含め既成事実を重ねているオリンピックにノーと言えないものだろうかと考えていた。
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