おおこれが山形いや全国を代表するからみそなのか!
麺屋花蔵から蔵王温泉経由で南陽市。南陽市、はて?と思って調べてみると1967年に宮内町、赤湯町、和郷村の2町1村の合併、赤湯温泉で有名な場所。到着14:00で16番目。他県ナンバーも多く人気のほども分かる。なんでも、昭和33年(1958年)創立し試行錯誤の末に昭和35年(1960年)に独特の「からみそラーメン」を完成したとのこと(お店に歴史を丁寧に説明したパンフレット二種類あり)。
からみそは自分のペースで溶かしながら
まずはからみそを溶かさず一口。鶏ガラを深く煮込んだ出汁の深さと味噌の甘味が口内に広がり、なんともいえずおいしい。二口目はネギと海苔の風味も加わりたまらない。店の斜め向かいで作られる自家製平打ち麺はプルプルとスープによく絡む。
さて、からみそ。極端な辛さというよりもあくまでもスープを引き立たせるように控えめ。それが徐々に溶け入りその存在感を増していく。それでいて辛さだけが全面に出てスープの味を殺してしまわない、このさじ加減がすばらしく、ううん、とのけぞるほどおいしさが持続する異次元のウマさ。アオサの扱い方も意表をつかれてしまった。
リスペクト
最近教えもらった末広町(秋葉原)の田中そば店の山形辛味噌らーめんについてサイトでは「山形赤湯地方の味を復元した一杯=山形の有名店を食べた時に感動して作った」とリスペクト。田中そば店の豚骨ベースと(龍上海から取り寄せた麺を使っている)、鶏出汁ベースの龍上海といつかは比べてみたい。
山形の味噌味は鶏出汁ベースでさっぱりとしながら味噌のコクや滋味を引き出しているのだろうか。まだまだ、二件では判断できないが、山形のラーメンは侮れないと。また、話は全然違うが今回の山形行きは奥羽本線から奥羽の由来、陸奥国(奥州)と出羽国(羽州)、大和朝廷の蝦夷政策など色々と考えるいい機会ととなった。
■龍上海 赤湯本店
http://www.ryushanhai.com
コメント
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