山形県はラーメンの消費量が日本一だそう
色々調べてみると関東大震災(1923年 大正12年)で被災した横浜中華街の中国人らが山形県各地に移住し、屋台などを始めたのがきっかけ。どうやら、自宅へお客さんが来たときには出前でらーめん、家族で外食もラーメンとなっている。仙台・塩釜に来ているんだからちょっと足をのばしてみようかなと思いたち、東北自動車道〜山形自動車道へ。
仕事では鶴岡、新庄、酒田はありましたが蔵王付近に来るのはもしかして小学生以来。山形蔵王ICで降りて向かったのが「麺屋 花蔵」。開店11:00にちょうど1時間で到着。店構えもいいし、案内されたぷち個室も雨ながらやんわりと外の光が入っていい雰囲気。卓上のゆでたまご(無料ですが食べた分だけご来店ください…ってユーモアも)をむきながらテーブルの上をキョロキョロしたり豆知識を読んでいる内に着丼。
見た目も美しい味噌
スープの上にこんもりと盛り付けられた細切りごぼう、もやし、水菜がまず美しい。スープを一口。鶏出汁に味噌を溶かし込みあっさり目のスープがとてもおいしい。鶏と味噌の独特の奥行きが鮮やか。ツルツルの中細麺はスープとよく合います。麺に粗めの鶏そぼろを絡めると味が変化していく楽しみも味わえます。
2/3ほど食べ進んだころに三種類並んだ薬味から辛子ねぎ味噌を少しだけスープに溶かすと上品な辛味噌になるのもうれしい。
淡麗な塩
一方塩は淡麗な味付け。丼の底まで見えてきそうなスープですが、やはりコクがあり、粗めの鶏そぼろとごぼうからにじみ出てくる旨味やダシが加わり味わいの変化を楽しむことができます。四谷荒木町の100をやさしくしたような感じだろうか。
山形で知る独特な味噌ラーメンの旨さ…。
鶏出汁と味噌、そして辛味噌の秘密。
これらについてはもう一軒でさらに知ることになる。
■麺屋 花蔵
山形県山形市大字妙見寺108-5
電話:023-642-3521
定休日:水曜日
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