Casa de Borinquen

泉銀@浦安堀江 今年一年ありがとうございました

年越しにふさわしいお魚たち
これからの大盛況前の静寂。たった10分で選んだ今年最後のお魚は目の前でさばかれた天然シマアジ。まるで目の前で生きていたかのように弾ける食感。そして、天然本マグロ赤身のさっぱりとした味わい。仙台の大晦日には欠かせないナメタガレイの煮付け。ふんわりとした身、縁側のぷるぷるコラーゲン。

生きている魚を体感するために泉銀に通う。
これが大事。
今年一年にも大感謝。

一条流がんこラーメン 総本家@ 年越し味噌ラーメン後藤店長ブレンドあん肝スープ仕立て ほのかな甘味とたっぷりの野菜で凍えた体の五臓六部が震えるほどウマかった

後藤店長ブレンド
もちろん私は食べたことはないのですが、20年前のレシピを後藤さんがひかえていて、これを再現。あん肝の重厚な味わいに、やや甘めの味噌ブレンド。たっぷり野菜と合わせるとぐっと持っていかれるほどウマい。これまで経験したことがないほどの長蛇の列で凍えてしまった体の五臓六腑が震えてしまった。

今年は女将さんの引退、コロナとがんこにとっても大変な年になってしまったが、どうか来年も末永くおいしいラーメンを作り続けて欲しいと願うばかり。

柴崎亭@つつじヶ丘 今年最後にふさわしい鶏そば、寒ブリのにぎりがとてもおいしく、ああやっぱり来てよかったなぁ...としみじみ思ってしまった

年に一度の大盤振る舞い
並ぶこと数時間。店内から聞こえてくる盛り上がり。いつものしっとりとした柴崎亭とは違った雰囲気。今年最後だから妙に高揚していたんだろう。低めにかけられたヴァン・ヘイレンのベスト盤も心地よかった。重ねて重ねた鶏そばは奥行き深いながらも柴崎亭らしい静謐な佇まい。麺は日本そばのような香ばしさ。白髪ねぎだけをのせた潔さも流石だ。そして、寒ブリのにぎり二種。これまたウマすぎて、おかわりしたかったほど。

おかわりといえば
日本酒がふるまわれてつい三杯。群馬の水芭蕉、長野の大信州純米大吟醸仕込十六号無濾過生原酒、宮城の乾坤一純米大吟醸原酒冬華。どれもが凛として実においしく、今度探してみたい。サブさんがにぎり、黙々と麺を作る山ちゃん。二人の対象的な姿もまた印象的だった。

来年もよろしくお願いいたします。

うぉ、自分で豚汁が作れるなんて ちょっとうれしいなぁ

寒い夜は豚汁
こう決めていますがなかなか作ってくれない。それなら自分で作ってみようと思い立ちあまり材料を加えず食べきりぐらいの量で作ってみた。

・材料は里芋、大根、にんじん、玉ねぎ
・これで里芋の切り方が分かった
・味噌は仙台味噌と白味噌をブレンド
・真面目に昆布とかつお節＋鯖節でだしを作る
・トッピングに昨日届いた仙台セリ

いやぁ〜、おいしかった。野菜をごま油で炒めるから風味も出て、玉ねぎが溶けてとろみもでている。里芋のホクホク感と仙台セリのシャキシャキ感がいい塩梅だったなぁ。これで自信がついたので、これからいろんな味噌汁にもチャレンジ。まずは大好きなわかめとじゃがいも、なめこと豆腐、ほうれん草と落とし卵...。ほかほかご飯におつけ、まぐろの刺身、上品な漬物、こうでなくっちゃネ。

久しぶりの天むす
地雷也天むすを知ったのはもう35年ぐらい前。世の中にこんな発想の食べ物があるのかぁと当時驚いたことを今でも思い出す。久しぶりに食べてみると、なるほど確かにウマい。今気がついたけど地雷也は名古屋だったんだね。銀だらの燻製味噌付けもいい具合に焼けて、好評の大根おろし九条ねぎ和えを添えてみた。

お昼は食品ストックにあったカルディのボロネーゼ（レトルト）でパスタ。ちょこちょこ手を加えたのでまぁおいしくできた。フライパンだけで手軽に作れるのでよしとしよう。そうだ、ミートソースのストックがないので今度作っておこう。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 南千住アワビ塩ラーメン+味付けアワビトッピング コクの奥行きからにじみ出る滋味深さにただもぅ唖然とするくらいウマかった

昨年5月以来の南千住
昨年、一回だけ賄いスープで作った変則南千住を食べたことがあったが、突然復活した南千住。これにアワビを加えた南千住の塩バージョンなら、これは食べるしかないと朝早くからいそいそと出発。9:30前で階段待ちは妥当な人数。

誘惑深さにも心奪われてしまった
南千住はじっくりと煮込んでいるのでしょっぱいのではないかと杞憂したが、これが昨日の丸鶏のせいかまったりとしたコクも感じされる比較的マイルドな味付け。アワビの柔和で滋味深さもにじみ出てくるからタマラナイ。しかも、悪魔肉やチャーシューの旨味も溶け込んでくる中盤から終盤にかけての瀬戸際感への誘惑深さにも心奪われてしまった。

やわらかく味付けされたアワビの絶対的な支配感もまた圧倒的。
予測できない家元チューニングは今日もまた冴えまくっていた。

¡Feliz Navidad! kiredoさんのチキン、MEINAのパン、そしてル・クシネのケーキ 1日遅れでも大好きなお店のおいしいものに囲まれ、いつになく静かで穏やかな夜だった

大好きなお店のおいしいもの
通年ならばベランダに侵入してくるヒヨドリに食われてしまうクリスマスホーリーは真っ赤な実をたわわにしている。風に折られた枝をパリの蚤の市で見つけた水差しに挿して1日遅れでクリスマス会。

毎年お世話になっているkiredoさんのチキン。自家製野菜がぎっしりと詰まっていて風味豊かで香ばしい。同じくkiredosさんで買ってきたにんじん二種をじっくり炒めるとぐっと甘さが増して更においしい。MEINAのパンにはさむとなんとまぁ贅沢なサンドウィッチ。

ル・クシネのクリスマスケーキ
さぁ、お楽しみのクリスマスケーキ。ヘーゼルナッツプラリネのバタークリームとアーモンドたっぷりな生地が濃厚でスライスアーモンドがカリッとしてとてもおいしい。オレンジが引き締めるブッシュドノエル。予約ではフルサイズだったけど、切り売りもありちょっとラッキー。アッシュ感濃厚なチョコムースにため息。

1日遅れのクリスマスだったけど、大好きなお店のおいしいものに囲まれ、いつになく静かで穏やかな夜だった。

オトメ@根津 上品でやさしさと美しさいっぱいの五目上海麺の具を数えているうちに食べ終わってしまったけど、思い出したのが京都の町中華の味

なんと驚くなかれ15種類の具
木耳、白菜、かまぼこ、にんじん、ネギ、ヤングコーン、銀杏、ハム、チャーシュー、たけのこ、青梗菜、うずらのたまご、パプリカ、フクロタケ。そして、極めつけの豚ロースの唐揚げ。鶏ガラ、豚ガラ、野菜、昆布で毎朝だしをとったスープの邪魔をしない程度の塩加減。上品でやさしさいっぱいの五目上海麺。

まず気になった豚ロースの唐揚げから。じゅわっとしたやわらかさが素晴らしい。他の具も素材の味わいを生かした火加減と味付けがなんとも上品。酢を少しだけかけ、辛子をちょんとのせてやわらか麺をほおばる。なんとも言えずおいしい。これは出汁がしっかりしているからだと思っているうちに、そういえば京都の町中華の味わいもこうだったなぁ、思い出してしまった。

懐かしの根津
根津は35年ぐらい前に1年半だけ住んでいた場所。今は鳥屋になっていた交差点角のパスタ屋、そしてオトメにしげく通っていた。よく注文していたのがこの焼きそばだったわけ。36年前に改装、そして今年改装。当時から小綺麗で丁寧な接客だったけど、変わらず趣味のいい店内。味も店内もオーナーの上品な佇まいからくるんだろうなと納得。根津にはル・クシネというおそらく東京一のケーキ屋があるので、合わせて次回はオトメに寄ってみたいな。

冬になったらブリとねぎと大根がおいしい 事前に何度も復唱して丁寧に作ると和食も自分でなんとかおいしくできることにようやく気が付いた

ブリのしょうゆ焼き
ブリの臭みを取るために塩水に10分程度つけておくのが、ママボリンケンから伝授。あとは、有元葉子さんのレシピ通りに。オリーブオイルでブリを丁寧にこんがりと焼くこと、九条ねぎも合わせて炒めること。醤油は最後にじゅわっといれること。この辺がポイントかな。

そして、有元さんのレシピがなによりも優れているのが、大根おろしに九条ねぎの青い部分を小口切りにしたのを混ぜ合わせること。醤油の香ばしさにねぎのシャキシャキ感、そして大根の辛味が加わると無敵のおいしさになるんだ。白いところは焼いて、青いとことは大根と和えれば、材料が無駄にならないしネ。

そうそう、この大根おろしねぎに七味とうがらしをほんの少しかけてみると、一段と旨さが増すから不思議だ。

もうふたつ
豚バラ大根とほうれん草のナムル。煮物に砂糖を入れることに抵抗があったけど、調理してみるといかに大事なことか（いまさらながら）よく理解できた。ナムルは買ってくるものだと思っていたけど、自分で作れることも新発見だった。和食、中華、洋食、イタリアン...このローテーションで回してる今日このごろ。次は豆乳白胡麻鍋あたりかなぁ...。

家でラーメン再び 担担鍋スープと成城石井醤油二種 ニラ入りチャーハンも作ったけど流石に多かった

色々と試してみている
担担鍋のスープを残していたのでコクを出したあとに担々麺。成城石井東京ラーメンは家元仕様、成城石井焼きあご醤油も家元仕様。成城石井のは化学調味料不使用だし、ちょっと手を加えると自分好みになるから結構おもしろい。やっぱりワンオペだと盛り付けに手間取り麺がやわくなるのは改善しないと。

冷蔵庫にあったご飯でニラ入りチャーハン
量が多かったせいで完食できずに翌日も食べてしまったけど、なかなかおいしかった。そうそう、ニラ玉って卵に下味（だし、醤油、みりん）をつけておくって初めて知った。今度はトロトロになるように再トライだ。

ほんの少しの醤油とオリーブオイルが決め手だった和風たらこパスタ

たらこほぐしも楽しいプロセス
時間に迫られてワタワタしないでじっくり始めると料理もさまになってくる。今日はセージ風味をバターに溶かして豚肉炒めと考えたけど、んまぁどこにもセージを売っていない。そういえば冷凍庫にたらこがあることを思い出し急遽変更。包丁を使ってまな板の上でしごく。これが結構楽しい。ボールに溶かしバターとたらこを入れ、醤油少々、胡椒少々。これで準備完了。

茹で上がったパスタをボールの中で素早く混ぜ、オリーブオイル少々をまぜて、阿部さんのお皿に。塩釜柴崎屋の海苔と大葉を乗せて完成。醤油を入れることでコクが出て、オリーブオイルをぱさつきを防いでくれる（風味もプラス）。今回初の作り方だったけどおいしくできたなぁ。

冬至かぼちゃ 一年中で一番昼が短い日に栄養たっぷりのかぼちゃがいいと教えられて

今が一番の甘さ
かぼちゃは体内でビタミンAに変わるβ-カロテンを多く含んでいるとのこと。売り場も大忙しで補充していたっけ。ごま油でさっと炒めて砂糖をまぶし、酒・醤油・水でコトコト。初めて自分で作ってみたけど、うん、おいしくできた。

もう二品がんばってみた
豚の角煮（生姜たっぷり）となめこ大根おろしあえ。なめこの方は本当は大根の葉で作りたかったけど、スーパーでは葉は切られてしまって5cmぐらい残っている茎で代用。泉銀さんで買ってきてある塚田商店のポン酢でさっぱりと。お酒は奈良の「風の森 657秋津穂」。うまいだなぁ、これが、もぉ、うん...。

やっぱり聴きたくなってしまった志ん朝さん(´•_•`)

阿部慎太朗 作陶展@回廊ギャラリー門 素晴らしい場所で多くの器に囲まれて選ぶ楽しみいっぱい

回廊ギャラリー門
陶芸の町、茨城県笠間。阿部さんの本拠地で「作陶展」があると知って数週間前からワクワク。コロナ対策、転売屋対策（ホント多くてこういうのやめて欲しい＝やめるべき）で事前申し込み〜抽選。運良く最終日の最終時間に当選。

早めについて開催場所「回廊ギャラリー門」をくまなく探索。左右に分かれた廊下に所狭しと並べられた器を丹念に見ているだけで楽しくなってしまう。

この器にはこんな料理、配置はこうだろうか、家にない色使いはどれだろうか...二手に分かれてぶらぶら。合流して、それぞれ見つけた器の比較。時間がいくらあっても足りないほど。

一番初めに気に入った斉藤政秋さん器にまず決めた。他では馬川祐輔さんの土器に心惹かれて何度も見入ってしまった。

うわぁ、まだこんなにたくさん
最終日、最終時間にもかかわらずたくさんの阿部さんの器と阿部さんの笑顔が二人を待っててくれた。様々な場所で（ある種の制約の中で）集めた器も会を重ねていくとペアになっていく。白い器はグレーとのペア、八角形は初めて。来場人数もコロナ対策で3〜4人に制限されていたので、ゆったりと見ることができたし、阿部さんとも色々お話ができて楽しかった。回廊ギャラリー門の方に教えていただき訪れてみた「ふる川製菓」の近所が阿部さんの工房と教えていただいた。笠間の空気感を知ることもできて得るものが多かったと感じた。

遅く帰ったので冷凍してあったカレーとありものでサラダで新しい器。そういえば雑誌で阿部さんが紹介されていた時にカレーの話も出ていたことを思い出した。器が新しいと味もまた新しく感じるから楽しいナ。

■回廊ギャラリー門
http://www.gallery-mon.co.jp
https://www.facebook.com/kairougallerymon/

tombo@吉祥寺南町 味玉醤油の旨味ソバ 味も盛りつけも几帳面だったがややインパクトに欠けるのも正直な気持ちだった

しばらく前から気になっていたお店
吉祥寺の予定が早めに終わり訪れてみた。行列もなく、まもなく案内されて店内へ。コロナ対策もあり間引いて着席。主に接客の一人と、厨房の一人。カウンター越しに厨房を覗き込むのも、意地が悪いが楽しみの一つ。特に初めての店ならなおさら興味津々。

相性というのではないが
澄み切ったスープに、丁寧に折られた麺。オーソドックスな姿にもどこか控えめな感じ。麺はやや柔め。気になったのが盛り付けが几帳面すぎること。全体的にうまくまとまっている味だと思うけど、柴崎亭の作法、がんこの手際の良さや、双方の味のインパクトを知った身としては、ややインパクトに欠けると感じたのも正直なところだし、これは相性もあるんだろうナ。

吉祥寺から西荻窪まで
tomboは吉祥寺駅から徒歩20分。また戻るのもツマラナイのでそのまま西荻窪まで約25分歩いてみた。三鷹台に住んでいたときに西荻窪方面まで銭湯に行っていたけど、冬は湯冷めしそうだったなぁ...とか色々と思い出してしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 偽りのない姿こそ純正100の真実 食べ始めは穏やか、次第に旨味がふつふつと湧いてくる頃には恍惚感すらも

裏切りも駆引きのない味わい深さ
11時前に到着、列ゼロ。慌てて店内を覗くとお客がいて一安心。こういうタイミングもめずらしい。食べ始めは穏やかで、スープを立て続けに5口味わいながらため息。やっぱり、こうでなくちゃ。麺を絡めて、悪魔肉を絡めて、なんとも言えない滋味深い味わい。スープに沈めたチャーシューがホロホロになり、次第に旨味がふつふつと湧いてくる頃には恍惚すらも。なんでも、丸鶏も加えてあったそうで、ぐっと深まる味わいの無敵感。

裏切りも駆引きのない味わい深さが純正100の真実。ただもう心を開いて身を委ねるだけだった。

我が家のナポリタンはトマトとスープでコトコト煮込んで作ることにしてからもう何年も続いている

記憶のレシピで
レシピが載っていた雑誌を処分してしまったので（いまでもこれで責められる）記憶だけで久しぶりのナポリタン。

①ソーセージをこんがりと炒める
②①に玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームを加えて更に炒める
③湯剥きしたトマトをつぶして加えて煮込む
④途中でトマトペーストを加える
⑤野菜ブイヨンを加え半分以下になるまで煮詰める
⑥パスタを入れ混ぜ合わせパルメザン、タバスコ少々を加えて完成
⑦お皿に盛り付け、パルメザンとイタリアンパセリを散らす

手探りで作ってみたけど、ブイヨンのコクとトマトのフレッシュ感がとてもおいしくできて一安心。散歩しながら買物を済ませ、HomePod miniで気ままに音楽を聴きながら、帰ってくる時間に合わせて晩ごはん作りが続いている(´•_•`)