なんと驚くなかれ15種類の具
木耳、白菜、かまぼこ、にんじん、ネギ、ヤングコーン、銀杏、ハム、チャーシュー、たけのこ、青梗菜、うずらのたまご、パプリカ、フクロタケ。そして、極めつけの豚ロースの唐揚げ。鶏ガラ、豚ガラ、野菜、昆布で毎朝だしをとったスープの邪魔をしない程度の塩加減。上品でやさしさいっぱいの五目上海麺。
まず気になった豚ロースの唐揚げから。じゅわっとしたやわらかさが素晴らしい。他の具も素材の味わいを生かした火加減と味付けがなんとも上品。酢を少しだけかけ、辛子をちょんとのせてやわらか麺をほおばる。なんとも言えずおいしい。これは出汁がしっかりしているからだと思っているうちに、そういえば京都の町中華の味わいもこうだったなぁ、思い出してしまった。
懐かしの根津
根津は35年ぐらい前に1年半だけ住んでいた場所。今は鳥屋になっていた交差点角のパスタ屋、そしてオトメにしげく通っていた。よく注文していたのがこの焼きそばだったわけ。36年前に改装、そして今年改装。当時から小綺麗で丁寧な接客だったけど、変わらず趣味のいい店内。味も店内もオーナーの上品な佇まいからくるんだろうなと納得。根津にはル・クシネというおそらく東京一のケーキ屋があるので、合わせて次回はオトメに寄ってみたいな。
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