いやもうぉ、この心のどよめきは
もしかして今やなき麺屋 誠和(今はマジックバーなぬすや/ラーメンなぬすやとして限定復帰)を知った時以来の衝撃、いやそれ以上かもしれない。よどみのないサラッとして生姜が効いた味噌スープ(ほんのりと酸味)、函館で見つけてきたという黄色い麺、たっぷりのもやし、分厚いチャーシュー、トッピングのコーン、そしてバターも。ビジュアルもパーフェクト。スープを一口含んだだけで激しい衝撃に震えて、少し呼吸を整えないと先へ進めないほど。
「味噌はね、ちょっと自信あるの」なんてニクイじゃないか。もったいないが山を少しくずしながら麺を一口。ああ、もぉ、これ、そう、これ。茹で加減がこれ以上ないほど、麺の特製を十分に引き出してほんとうにおいしい。少し落ち着いてからもやしも混ぜてほおばると、ブリリアントでダイナミックレンジの切れ味も堪能できるなんて素晴らしい。丼も味噌ラーメンらしくてニクイ。
Blue Train
コルトレーンが唯一ブルー・ノートに残した57年のアルバム。鉄壁のリズム・セクション(ケニー・ドリュー、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズ)ときらびやかなホーン(リー・モーガン、カーティス・フラー)、どこを切り取っても圧倒的な開放感と爽快感。求道的なコルトレーンも好きだけどリリカルなこのアルバムも大好き。
なんと、食べ始めると店内に流れて来ました。たとえようもないウマさの北海道味噌ラーメンと完全無比の『Blue Train』、う〜ん、ニクイ演出だとママボリンケンと二人でニンマリ。
北海道でラーメンを食べたのはもう30年前の話でよく覚えていませんが食通の支店長に案内された店がとてもおいしかったことだけは確か。地元ではこうして作るのかなと想像しながら見てました。
①麺をカウンターでほぐす
②チャーシューを切る(厚さや大きさが均等になるように組み合わせて)
③大量のもやしを炒める
④味噌スープを投入(もやしは炒めすぎない)〜色々と隠し味も投入
⑤温めてある丼に麺を入れる(今回は平ザルではなくテボを使用)
⑥四人分の③を丼に分ける
⑦素早くトッピング
もしかして⑤⑥が逆かもしれないけど真剣な大将の技やいつもよりも手の込んだ作り方も見てて楽しい。4杯分のスープと具が入った中華鍋に対して「重〜い」と苦笑い。厳しい表情とふと見せる素顔。四谷荒木町の家元もそうだけど、こうしたところにも魅力を感じ幾度も通ってしまうんだ。
土曜の部活のようだね
開店前から並んで待っている輪がいつの間にか広がり和やかな雰囲気。ラーメンをきっかけとして普段行かない場所を訪ね歩く。これって、梨友さんたちがイベントの度に新しい場所に集いいつの間にか和が広がっているのと一緒だね。ラーメン好きの人にとってもも梨友さんにとっても「土曜の部活」のようだね、とママボリンケンの一言。うん、ウマイこと言うなぁと感心。
あっちゃん価格の謎も分かったしライスも注文。ママボリンケンのワンタン中華そばのワンタンも少しもらっていたので、もぉお腹いっぱい。でも、お願いだからもう一回食べたい。月に一回(ダメなら二ヶ月に一回)作ってくれないかなぁ。
火曜日に久しぶりに基本を味わい、木曜日には激辛マーボー茄子のまぜ冷やし麺とあっさり王道の和風冷やし麺、そして今日は北海道味噌ラーメン。週に三回(しかも一日おき)のハイペースぶりに我ながら呆れてますが、いいんデス。
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