辛いのいい人手を上げて
思わず手を上げて激辛マーボー茄子のまぜ冷やし麺。麺を茹で氷水につけてぎゅぎゅっと手で絞り丼へ。茄子が何本も入っている激辛マーボー茄子をたっぷりとかけて。初めはそうでもないけど辛さがじんわりと染みわたり、あっ!というほどに辛味が。それでも、その辛さはいつの間にか引いていく。その繰り返しに何度も、ああ〜これだよとうなずいて溜息。
こうした汁なし系は油のエグみが残って食べ進むとクドくなるのですが、流石柴崎亭は違います。最後の最後まで麺と激辛マーボー茄子の幸せな時の絡み=辛味が上品に続きます。
奥ゆかしい姿に襟を正し
ママボリンケンの選択はあっさり王道の和風冷やし麺。まるで墨絵のような美しさ。二種類のチャーシューに茄子、そしてポン酢でシメた鶏皮。いったいこの発想がどこから来るのか。スープを一口、ムムム、これは生姜?、いや山椒。しかも直前にミルで挽いている。麺をすすり、茄子をひとかじり、鶏皮が口内でわずかに弾け、チャーシューを食べ比べ、山椒で筋を通したスープに戻る。ママボリンケンは一口ごとに「おいしい」を連発。
ねぇ、こんなにおいしいシラス丼は
ないんじゃないの?ほかほかのご飯に温められたシラス、これだけでは済まないのが柴崎亭。さらっとポン酢が。これがなんとも言えない爽やかと奥行きを生み出し、う〜ん、ヤラれたなぁとモジモジ。
長芋のトロトロ冷やし麺
今日の昼間は冷やしだけのラインナップ。残りの長芋のトロトロ冷やし麺は麺を長芋をすったに合わせたもの。常連の方々は麺をハーフにして激辛マーボー茄子のまぜ冷やし麺と合わせて食べてました。帰り際にちらりと見ましたがウマそうでした。
いや〜、柴崎亭の底力を知ることに。
大将に会うのは6月以来二ヶ月ぶりだったけど、開店前に色々と話しも聞けて静かな高揚感も味わえました。
今週土曜日の「北海道味噌らーめん」が待ち遠しい!
コメント
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