Casa de Borinquen

お水がいらない横浜家系ラーメン@Home 家系って正直食べたことがないので比較は出来ないけどさっと作れてまぁまぁの味

TVで見て気になったので
家系って正直食べたことがないし、その気にしたことがないジャンル。これは二郎系も一緒。がんこに通い始めてから、新規開拓もほとんどしない、数少ない気に入った店にとことん通っていいる。朝のTV番組で水がいらないで料理できる冷凍ラーメンを紹介してて、気になり近所のスーパーで見つけておいた。

なるほど、冷凍のまま鍋に入れてじっくりと火を通すだけ...というのは、半信半疑だったけど便利。家系の基本、チャーシュー、ほうれん草、焼海苔は抑えてあり、しかも、味もまぁまぁ＝家系を知らないので比較は出来ないけれども。鍋の中でほうれん草とチャーシューがばらばらになるので盛り付けを丁寧にしないと行けないのが難点。それでも、冷蔵庫にあったゆで卵、ザーサイ、ネギ、ラー油を好きなだけトッピングすると、それなりのビジュアルになっただろうか。

出かけるのが億劫になったり、店が急に休みになったりした時には、この手があるナ。他に「カドヤ食堂中華そば」も買ってあるのでちょっと楽しみ。

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カドヤ食堂中華そば
期待していたけど、それほどでもなかったなぁ、この手は醤油味みたいな微妙なものには向いてないのかもしれない。札幌味噌を試すかどうかはちょっと微妙...。やっぱり、お店で食べるのが一番と再認識。
（2014.9.24 12:45 追記）

やっぱり焼きそばはソース味が基本 そして岩下の紅しょうが＆新生姜の味比べをしながら今年は祭りに行けるかどうか考えていた

前回はしょうゆ味
おいしかったけど少し物足りなかった。やっぱり焼きそばはソース味。お祭りの屋台、焼きそばパン、お好み焼き屋の本格派...幼いときからインプットされている味。これに叶うのもはないと思いつつ、自宅で作るのは初めてに近い。色々と探した末、横浜中華麺深蒸し焼きそばを選ぶ。軽く水洗いし酒と少々の醤油で下味をつけておく。焼き付けるように炒め、取り出し、肉〜野菜（キャベツ、玉ねぎ）を炒め、麺を戻しソース（オタフクソース、オイスターソース、醤油）を混ぜ、もやしをいれて完成。

締めは岩下の紅しょうが＆新生姜
鰹節、青のり。そして締めは岩下の紅しょうが＆新生姜。二種類を少しずつ加えて味比べ。祭りで買ったプラスチック包の蓋部分に青のりや紅しょうががくっついていたり、食べたあとに歯に青のりが付いてるのをお互い笑い合ったり。今年は祭りに行けそうにもないので、これで祭り気分をちょっぴり味わう。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 塩+焦がしネギ・青唐辛子半分 控えめの味付けと焦がしネギの風味がスープの滋味を引き出して納得の旨さ

ようやく涼しくなり2週間ぶりのがんこ
基本的に不純は食べないので迷うことなく塩。前回同様塩加減控えめで初めの一口目はやや物足りない感じがした。ところが焦がしネギを少し混ぜると、スープ本来の旨味と滋味をうまくひきだしてくるから堪らない。スープに沈めて温められたチャーシューのレア感もまた旨い。後半は青唐辛子を少しずつ溶かすとシャープな味わい。やはり塩には、焦がしネギと青唐辛子が欠かせない。手間と時間がかかると家元がおっしゃっていたけど、焦がしネギはもうしばらく続けてほしいなぁ。

今朝気温23℃、曇り。アサガオふたつ。猛暑から一転して涼しい朝。このまま夏が終わってしまうのが惜しい気持ちと安堵感が混じった気分。

野菜だけを一杯食べたい！ そんなリクエストから田代和久さんの「シェフが好きな野菜の食べ方」から色々と

野菜だけ...って難問
出汁と共に、少量の肉と共に、鶏ならカロリーも少ないし...。なんて考えながら平日は毎日献立を考える。楽しくも、結構しんどくなってしまう。そんな時、図書館で見つけたのが田代和久さんの「シェフが好きな野菜の食べ方」。渋谷〜表参道にあるラ・ブランシュのオーナーシェフ。今回初めて知りました。本はとても良かったのでamazonでポチ！

野菜はまるごと、調理方法はシンプルに
紹介されている素材はトマトから、豆まで14種、料理は全151種。それぞれの素材の紹介後、様々な調理方法が丁寧に紹介されて、これなら作れそうと意欲満々。まずは、キャロットラペ。ニンジンを細切りにしてオリーブオイルとシェリービネガーとレモン汁でさっと和える。シンプルで甘さと酸味がとてもおいしい。

きゅうりとアボカド、焼き茄子のサラダ
きゅうりは塩麹をまぶしてマリネ。茄子は網で焼いて皮をむく（これが意外と時間がかかるので調理時間を見極めないと間に合わない）。茄子の周りにきゅうりとアボカドをちらし、塩麹ドレッシング（塩麹、オリーブオイル、赤ワインビネガー、シェリービネガー他）をところどこにかけ、手でちぎったバジルを散らして完成。四川きゅうりのポクポク感と塩麹ドレッシングがよく合いたっぷり野菜を食べて大満足。

温かいのも...と思いポム・ランデーズ。薄く切ったじゃがいもをにんにくとラードでクタクタに煮込み、パセリをたっぷりかける。ラードのコクがじゃがいもにしみてとてもおいしい（残念ながら湯気で曇ってしまったので写真はなし）。焼いた魚や肉のソース代わりもいいと紹介されているので次回試してみたい。

図書館で借りた2冊の図鑑で色々と考えさせられている

小学館の図鑑　NEO+ 比べる図鑑
陽だまりの廊下の突き当りに置いてあった平凡社百科事典。あてどもなく、ペラペラとめくり気に入ったところは何度でも見ていたものだった。百科事典から得る知識は音楽の素晴らしさを知るまでは自分にとって大きな存在だった。百科事典がいつの間にか無くなってしまったのだろうかと考えると少し悲しい。

TVで紹介されていた図鑑ミュージアム銀座。プロデュースは小学館の図鑑 NEO。合わせて紹介されていた「小学館の図鑑　NEO+ 比べる図鑑」を図書館にリクエスト。これが大人でも楽しめる＝というか色々と再確認できる充実の内容にまず驚いてしまった。生き物、乗り物と建造物、世界と日本、宇宙と地球、世界一...と5テーマを掘り下げていく。実際の大きさの比較から色々なことが分かるように編集されているのもスゴイ。全体の大きさ、耳、鼻などの部分から、泳ぐ速度、古代の生き物、惑星、大陸と島、川の長さ、乗り物の大きさと速度。見て読んで飽きない。今の小学生はこれを熱心に読んでいいるのかな。自分が小学生の時この本があったら夢中になってしまっただろうな（初版は2009.7）

ドイツ軍装備大図鑑 制服・兵器から日用品まで
同じく図書館で見つけたのが、鉄ヘルメットから始まるありとあらゆる装備の写真図鑑。材質や使い方、戦争末期につれての材質の変化＝悪化まで触れている専門的内容。不気味なガスマスク、裁縫セット、武器（ブローニングHP35、ワルサーP38など）、筆記用具、カメラ、コンドーム、アコーディオン...。こうした装備や物資を生産し前線まで輸送する手段や労働力（捕虜として連れてこられた東欧のユダヤ人、スラブ人、ポーランド人など）を考えると、いかに戦争が金がかかり略奪の上に成り立っていることもよく理解できる。

■図鑑ミュージアム銀座
https://zukan-museum.com

果物がおいしい季節になったらシャインマスカットのサラダはどうかな？

ぶどうがサラダになるの？
シャインマスカットの甘酸っぱさには苦味のあるクレソン、ルッコラ、マスタードスプラウド。ドレッシングはオリーブオイルとホワイトバルサミコ酢、粗挽き黒胡椒。ホワイトバルサミコ酢は初めてだったので探したけど、上品な酸味がとてもこのサラダに良く合いおいしい。

昔はぶどうは種があったけど、最近は種無し、皮ごと食べられるので気軽に味わえるようになっている。これはいつも重宝している有元葉子さんの「この2皿があれば。」から。表紙にもなっているのでいつかは作ってみたいと思っていただけに、おいしさもひとしおだ。

大事なのは、ふだんから、ちゃんとおいしいものを食べていることじゃないかな
お味噌汁一杯、お漬け物ひとつ、地味な日々の食事に
心を向けていれば、その人の食は豊かなはず
食が豊かであれば、その人の心も満ち足りているはずです

身近な食材に、工夫を加えて、おいしくいただく。
こうした基本を思い起こしてくれる素敵な言葉がとても大事に思えている。

泉銀@浦安堀江 開店直後はまるで水族館のようにお魚さんが語りかけてくる 大間の天然生本鮪、骨切り鱧、宮古の塩うにで今夜は泉銀さんのお魚をたっぷりと堪能

急にマグロを食べたくなって
大間の天然生本鮪で漬け丼。贅沢にすし飯が見えなくなるほど盛り、「作 インプレッションM 純米吟醸原酒」をちびちびやりながら、またはすし飯と一緒に堪能。生マグロの香りと弾力にため息がでるほどおいしかった。骨切り鱧は酒に浸りて多めの塩で下ごしらえ〜グリルで焼く。かぼすをちゅちゅっとして、ほっくりとした歯ごたえがおいしい。もう少し食べたかったなぁ。

開店直後はアリーナに収まりきれず足元にもずらりと並んだお魚さんを見ていたら、まるで水族館のようだと感嘆。おオススメの岩手県宮古の小が理商店のコーナーが充実。迷いに迷って塩うに。少しつまんでも良し、海苔巻にしても良し、コクと甘みが押し寄せてくる。様々な干物も並んでいたので次回はどれかを選んでみよう。

■小が理商店
https://www.ogarishop.jp

サマー・オブ・ソウル Harlem Cultural Festival 1969.6.29-8.24 観客も出演者もこれほど多くの黒人が集まるのは初めてと思うし50年後のBLMとの地続きを思い知る

現在との地続き
Live at the Red Garterから1年、ウッドストックの2ヶ月前、Live at the Cheetahの2年前、
1969.6.29〜8.24に「Harlem Cultural Festival」が開催された。そのドキュメント映像は50年以上も公開されず倉庫に眠ったままだった。貴重なライブと現在の視点でのコメントが見事に編集され、ある意味では今のBLMとも地続きだということに気が付かされる。

6.29
フィフス・ディメンションズ - Don’t Cha Hear Me Callin’ Ya?, Aquarius/Let the Sunshine In
アビー・リンカーン/マックス・ローチ - It’s Time, Africa (w/ Abbey Lincoln)
エドウィン・ホウキンス・シンガーズ - Oh Happy Day (w/ Dorothy Moore)
ジョージ・カービー/オラトゥンジ
スライ＆ファミリー・ストーン - Sing a Simple Song, Everyday People,Higher

7.13
マヘリア・ジャクソン
   - Lord Search My Heart, Precious Lord Take My Hand (w/ Mavis Staples and Operation Breadbasket)
スティプル・シンガーズ - Give a Damn, Help me Jesus, It’s Been a Change
ハーマン・スティーヴンス＆ザ・ヴォイシス・オブ・フェイス
レヴァランド・ジェーシー・ジャクソン
　＆ジ・オペレーション・ブレッドバスケット・バンド

7.20
スティーヴィー・ワンダー  It’s Your Thing, Shoo-Bee-Doo-Be-Doo-Da-Day
デイヴィッド・ラフィン - My Girl
グラディス・ナイト＆ザ・ピップス  - I Heard It Through the Grapevine
チャック・ジャクソン
プリンキー
ルー・パークス・ダンサーズ

7.27
モンゴ・サンタマリア - Watermelon Man, Afro-Blue, Cloud Nine
レイ・バレット  - Abidjan, Together
カル・ジェイダー
ハービー・マン  - Chain of Fools (w/ Ron Ayers), Hold On, I’m Comin' (w/ Sonny Sharrock)
ロイ・エアーズ
ソニー・シャーロック
ハーレム・フェスティヴァル・カリプソ・バンド

8.17
ニーナ・シモン - Backlash Blues, To Be Young Gifted and Black, Are You Ready?
B.B.キング  - Why I Sing the Blues
ヒュー・マセケラ  - Ha Le Se Le Li Khanna, Grazing in the Grass
ハーレム・フェスティヴァル・ジャズ・バンド

8.26
ミス・ハーレム・コンテスト

マリリンの美しさ、ビリーの圧倒的なゴスペル風味の歌唱が素晴らしいフィフス・ディメンションズ。二人はこの年に結婚。ポップスよりもソウルよりの楽曲を歌いたかったとコメント。幸せな結婚生活も伺われる。白いタイツがコケティッシュでキュートなグラディス・ナイト、完璧で切れ味のあるステップで魅了するザ・ピップス。競作になった「悲しいうわさ」はマーヴィンも凌ぐほどソウルフルだ。

この頃はあまり聴いていないだけに見直したのがB.B。見事なファンク・ブルーズ。ベンディング、ヴィブラート、やや歪んだサウンド、文句なしのライブ。才能が爆発寸前のスティーヴィー、危険で色悪感満載のデイヴィッド・ラフィン。ダニー・ハサウェイ〜アリサ・フランクリンもカバーしている「To Be Young, Gifted and Black」を誇りいっぱいに歌い上げるニーナ・シモン。

会場になったマウント・モリス・パークは（現在はマーカス・カーヴェイ・パーク）スパニッシュ・ハーレムと隣接。代表として、モンゴ・サンタマリアとレイ・バレットも登場。レイ・バレットのステージにはアダルベルト・サンティアゴ、アンディ・ゴンザレス、オレステス・ビラトーの姿も。レイ・バレッドのコンガと18歳のアンディ・ゴンザレスの掛け合いも見どころ。「Together」ではアポロ月面着陸へのコメントも（歌っている）。

今でも美しいシーラ.Eがモンゴ・サンタ・マリアとレイ・バレットのコンガの違いをコメントしているシーンには思わず前のめりしてしまった。

これまでの常識を覆したスライの姿
ウッドストックでは白のスワン、ここではブラック・スワン。人種男女の混合、派手な衣装、じわじわと盛り上げるひねくれたファンクネス。ニグロからブラックへの移行期にふさわしいキャッチな歌詞。

青い人は緑の人と
その緑の人と暮らす痩せようとしている太った人が受け入れられないという
長髪の人は
貧しい人を助けられない裕福な短髪な人が受け入れられないという
黄色い人は白い人を受け入れようとしない
赤い人を受け入れようとしない黒い人を受け入れようとしない
（Everyday People 1969）

映画での曲リストは↓を参考になると思う。
https://thatshelf.com/basement-tapes-the-music-of-summer-of-soul/

日比谷で映画
15年ぶりでこの界隈を歩いてみたけど大きく変貌して迷子になりそうだった。調べてみると東京ミッドタウン日比谷として2018年にオープンし、TOHOシネマズ日比谷はその4Fだった。関係者でもないため事前予約して映画を観る。映画館の環境、スクリーンの大きさ、音の良し悪し、見やすい場所かどうか。今回のTOHOシネマズ日比谷は、館内からの眺望も含めすべて満点だった。これから、日比谷で観たいな。

覆めん 花木@東中野 背脂正油ラーメン＋わんたん（あおされんこん＆肉）＋ネギ＋青とうがらし 流行を追わず奇をてらわずそれだけでウマいと言わせてしまう等身大の味わいに思わず唸る

等身大の旨さ
何が飛び出すか分からないドギマギ感やこの具材はいったいどんな風になるのだろう...。そんなスリリング出会いもまた楽しみだけど。やはり、流行を追わず奇をてらわずそれだけでウマいと言わせてしまう等身大の味わいが大事だと思う。そんな気分の時には覆麺 花木に足が向いてしまう。

背脂正油ラーメンの香ばしいスープと上品な背脂。やや細めの麺を絡めるとスープの良さがさらに堪能できる。ぎっしりと具だくさんのわんたん（あおされんこん＆肉）の食べごたえ、シャキシャキのネギ、辛味をやや抑えた青とうがらし。いろんな順番で食べ進む楽しさも含めて、流石のウマさだと思わず前のめり。

いつ来てもおいしい、しかも微妙に進化し続けている。やっぱり、こうでなくっちゃ。

えっ？！ 岩下の新生姜に紅生姜あったなんて 早速焼きそばに、そして新生姜も加えてマシマシで岩下まつり

岩下の紅しょうが
近所のスーパーで発見。千切りタイプでしかも使い切りタイプ（25g）だなんて芸が細かい。なんでいままで気が付かなかったんだろうか。そんなことを思いながら、即今夜は焼きそばと決めていた。

キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ヤングコーン、生姜汁で煮込んだ豚肉。屋台で売っている味わいではなくさっぱりと醤油味。青のりと鰹節たっぷり、そして紅しょうが。新生姜も添えてマシマシ岩下まつり。共に上品な味わいで焼きそばの味わいをビシッと締めるさすがのウマさだ。

今回は二人分で1パック。もう1パックあるから、次何にしようかな...。

急に食べたくなったお好み焼き オタフクのソースとマヨネーズをたっぷり 仕上げはやっぱり岩下の新生姜でキメる

急に食べたくなって
平日毎朝の味噌汁の味噌がなくなってきたし、鶏団子の補充も兼ねて亀戸の佐野みそ詣では月に一回。帰りの車中で、冷やし中華を夜食べようと話していたけど、話しているだけでワクワク感が薄れてきて、突然思い立ったのがお好み焼き。急に食べたくなるのが粉もの。

小さなフライパンで個々に作り、好きなだけオタフクソースとマヨネーズをたっぷり。青のり、鰹節を好きなだけかけ、仕上げはやっぱり岩下の新生姜。とかくくどくなりがちな味を、岩下の新生姜がうまく中和して上品な仕上がり。うん、こうでなくっちゃネ。

キリンの秋味
コクがあって、品のいい苦味。もう秋味の季節なんだなぁ...とグビグビ。これが出てくるとしばらくは秋味ばかり。真夏はほとんどビールを飲まなかったけど、秋味が出回るとビールをよく飲んでいる毎年。

孤狼の血 LEVEL2 特徴のある耳を生かしたもみあげをなしのヘアスタイル〜悪魔を凌駕する極悪非道な姿の鈴木亮平に身震い

鈴木亮平の全シーンに戦慄
前作から3年、待ちに待った続編は鈴木亮平によって予測のつかない不気味さに包まれていた。ピンと跳ね上がった特徴のある耳を生かしたもみあげをなしのヘアスタイル、薄めの眉毛、全身入れ墨、深淵な微笑み、鮫のような目つき。悪魔を凌駕する極悪非道な姿。仁義も人情もない非情で残酷なまでに相手を追い詰める手法。鈴木亮平の全シーンに身震いしてしまった。

受け継がれたZippo、吸い込むとチリチリ音がするハイライト（高校時代初めて吸ったのがハイライト、以前は30本入もあった）、前作からハイライト。どんな味だったのかなぁ思い出せないまま。

個人的には、西野七瀬はまずまずだったけど筧美和子の登場ににハッとしてしまった。ネタバレになるといけないけど、私も公安にはすっかり騙されてしまった。

そうそう、入場時に配っているポストカードのイラストも鈴木亮平作とはおそれいる。

もう一つの狂気
あの千葉真一が亡くなったと知り真っ先に思い出したのが『仁義なき戦い 広島死闘篇』での大友勝利。ブチギレてエゲツない、それでいてどことなく憎めなくチャーミング。鈴木亮平の姿を観ながら千葉真一のことも思い出してしまった。

■孤狼の血 LEVEL2
https://www.korou.jp

ダブルレインボウの行方

気がついたのが5:41
真正面に見えた左側、右側に気がついたのがその数秒後。ダブルに気がついたのが5:44。いよいよ色濃くなってきたのが5:51。ダブルがつながって見えたのが6:01。中座して朝食の支度を再開し、6:13ベランダに戻ると青い空にシングル。

約30分のダブルレインボウの行方を見ているだけでワクワクしまった。

朝焼けと夕焼け

西の空が真っ赤に染まっていくのをじっと見ていた。そして、部屋に差し込む夕焼け。朝は薄曇り、昼にはスコール、何事もなかったように30分程度で晴れ。刻々と変化する空模様だった。

In The Heights 躍動感とキュートさが小さな夢（Sueñito）を忘れかけている私にグイグイ迫ってきた

見事なオープニング
主人公のウスナビ（名前の由来がU.S. Navyだったことは後で分かる）浜辺のカフェで子どもたちに話しかけている時に木の椅子を叩くリズムがクラーベになり、一転してワシントンハイツに移動して軽快なラップと共に街と登場人物を説明。もぉ、これだけで乗り出してしまった。

ワシントンハイツという場所は個人的には馴染みがないが河村要助さんの『サルサ天国』の冒頭「アップタウンの夏」の場所辺りだろうかと。偶然にも前日のクイーンズのクラブ（Casa Borinquen）でベシーノスのライブを見て、ワケあってマンハッタンのクラブへ出演するというので彼らの車に同行した幸せを想い出して涙。
https://borinquen.typepad.jp/blog/2005/01/salsa8.html

プールでの上からの俯瞰（ミュージカルらしい）、ダンスクラブの圧倒的なダンス〜突然の停電〜花火、Carnaval del Barrio、ラスト近くのベニーとニーナのバラードのミュージカル的仕掛け。別れの日ウスナビがバネッサのために買ってきたシャンパンを飲まずにどうなったのかな...と心配しているとちゃんとラストに。どのシーンを切り取ってもドリーミング。躍動感とキュートさが夢を忘れかけている私にグイグイ迫ってきた。

そうそう話題のパンフレット。伊藤嘉章さんの丁寧な解説（Keyword、Column）はとてもためになった一方、宇野維正氏のサウンドトラック解説は事実誤認が目立ち修正版が必要かもしれない。まぁ、伊藤嘉章さんがELPopでサウンドトラックについてかなり詳しく解説されているのでこちらを一読を。
http://elpop.jp/article/188879366.html

個人的には、「Piragua」が大好き。原作作詞作曲ピラグラ売りで本人が登場。思わずにやりとしてしまうエンドロール後のユーモアも忘れられない。腕が出ただけでその存在感を示していたマーク・アンソニーは、エンドロールテーマで登場（Home All Summer）。

シャンパンで思い出したのがヒチコックの大傑作恋愛映画『汚名』（1946）。どのシーンもいつ観ても魅了されっぱなし。シャンパン関連ではバーグマンのために買ってきたシャンパンをFBIの事務所に忘れたケーリ・グラント。その時シャンパンに意味ありげにズーム。これがバーグマンのお披露目パーティーでシャンパンの補充と鍵を巡るサスペンスにつながるところも見事だ。ヒッチコック本人はシャンパンを一口飲んで画面から消えるカメオ出演も楽しい。

そのワイン貯蔵庫の鍵、AFIからヒチコックへ功労賞を授与される時に、司会のバーグマンがお守りに持っていたその鍵をヒチコックへ渡すという洒落た演出もあったそうだ。

こうしていると、ヒッチコックをもう一度（何度か目の）おさらいをしたくなってきている。観るとしたら、次あたりから始めようかナ。

バルカン超特急 1938
海外特派委員 1940
白い恐怖 1945
見知らぬ乗客 1951

■イン・ザ・ハイツ
https://wwws.warnerbros.co.jp/intheheights-movie.jp/