小学館の図鑑 NEO+ 比べる図鑑
陽だまりの廊下の突き当りに置いてあった平凡社百科事典。あてどもなく、ペラペラとめくり気に入ったところは何度でも見ていたものだった。百科事典から得る知識は音楽の素晴らしさを知るまでは自分にとって大きな存在だった。百科事典がいつの間にか無くなってしまったのだろうかと考えると少し悲しい。
TVで紹介されていた図鑑ミュージアム銀座。プロデュースは小学館の図鑑 NEO。合わせて紹介されていた「小学館の図鑑 NEO+ 比べる図鑑」を図書館にリクエスト。これが大人でも楽しめる=というか色々と再確認できる充実の内容にまず驚いてしまった。生き物、乗り物と建造物、世界と日本、宇宙と地球、世界一...と5テーマを掘り下げていく。実際の大きさの比較から色々なことが分かるように編集されているのもスゴイ。全体の大きさ、耳、鼻などの部分から、泳ぐ速度、古代の生き物、惑星、大陸と島、川の長さ、乗り物の大きさと速度。見て読んで飽きない。今の小学生はこれを熱心に読んでいいるのかな。自分が小学生の時この本があったら夢中になってしまっただろうな(初版は2009.7)
ドイツ軍装備大図鑑 制服・兵器から日用品まで
同じく図書館で見つけたのが、鉄ヘルメットから始まるありとあらゆる装備の写真図鑑。材質や使い方、戦争末期につれての材質の変化=悪化まで触れている専門的内容。不気味なガスマスク、裁縫セット、武器(ブローニングHP35、ワルサーP38など)、筆記用具、カメラ、コンドーム、アコーディオン...。こうした装備や物資を生産し前線まで輸送する手段や労働力(捕虜として連れてこられた東欧のユダヤ人、スラブ人、ポーランド人など)を考えると、いかに戦争が金がかかり略奪の上に成り立っていることもよく理解できる。
■図鑑ミュージアム銀座
https://zukan-museum.com
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。