Casa de Borinquen

初台の昼下がりに覚える丁寧で誠実な職人技とは 握りしめてそっと振ってみてその人なりを引き出す見分けのようなものに震えるような思い

凛として静かな佇まい
初台で待ち合わせをして案内されたのが「かわしま」。折角お蕎麦屋さんに来たんだから、お酒でも飲みながらグダグダしたいところですが、後が控えているんでおとなしく。それでも、だし巻き卵のフワフワした感触や風味豊かな天ぷら盛り合わせを堪能していると、届いたのが鴨南蛮の大盛り。

お蕎麦屋さんにくるとつい頼んでしまう鴨南蛮
なんといってもつゆがうまい。引き際がいいというか押し付けがましくない味わいにため息。細めのそばも、噛みしめるとじんわりとした鴨肉も焼いて甘みも増したネギにも、う〜んと唸ってしまいました。

今日の雲のようにふわりと浮かび上がり、舞い降りてくるような味わいや佇まいを楽しめる場所。これから、途中下車してまでも訪れたいと。

誠実な引き出しのさりげなさ
とある撮影現場に立ち会いましたが、なんとかして不滅の魂を引き出そうと、機材を設定して、声をかけ、先に進むべき意思を記録する。つけこむ余地もないけど、どこか親しみのある湖に広がる波紋のような一瞬の出来事を、寄り添うように見つめる。ああ、プロの仕事はこういうものなのだなぁ…と、最近は忙しさにかまけて「雑」になっている自分のことも反省しながら、にわかスタイリストの真似事。持参したちょっとした小物も役に立ったみたい。

■かわしま
東京都渋谷区初台1-34-12
03-5371-8816

リトル・フォレスト 冬/春完結編 冬が終わって次の冬の支度をする自然の中で見つけた自分を橋本愛が語る「稲は人の足音を聞いて育つ」とは

自然の恵みを食べて
生きる力を充電する
忘れかけていた食への思い。豪華で高価な食材がなくても、自然の恵みを慈しめば心に染みわたるおいしいご飯になる。厳しい冬の支度は、冬が終わりかけているうちに始まることも教えてくれます。映画で紹介された食材やレシピは、

●冬編
1.甘酒とかぼちゃの三色ケーキ
2.納豆もち
3.凍み大根〜干し柿
4.焼き芋〜玉子焼き（はちみつ入り）
5.小豆
6.はっと〜チャパティ
7.わらび

●春編
1.山菜
2.ばっけ味噌（ふきのとう）
3.つくしの佃煮
4.塩マスとノビルと白菜の蕾菜のぱすた
5.キャベツ
6.じゃがいも

我が家でも作ってみたいのは新じゃがのサラダ
新じゃがいもを茹でて、玉ねぎのみじん切りとオリーブオイルであえてクレソンと混ぜる。なんか春めいて、きりりと冷えた白ワインなんかどうだろうか。

口元のほくろが気になって気になっていましたが、いや〜、ほんとうにおいしそうに食べるんです。口に入れる瞬間やもぐもぐするところ、湯気が立って、ちょっと表情に色目が付いて、噛みしめる表情。寒い外に出ている時に鼻が赤くなっていたり。お神楽を踊る姿は神々しく息を呑みそうでした。幸せな結末もあり、なんか「生きる力」がむくむくと湧いてくる…と平松洋子さんのコメントも言い得て妙。そうそう、ベルリン国際映画祭でのスピーチもとてもキュート。

■リトル・フォレスト 冬/春
http://littleforest-movie.jp/ws/

こう風が冷たくっちゃ夜は燗で一杯やりたいね なんて話をしながらバスで浦安魚市場へ

少し遅目に到着したので人は少なかったけど色々と探索
もしかして今年初めて？アサリにはまだ早そうだし、蟹はかなり高くなっているし、いつも八百屋でスーパーでは馴染みのない野菜をあれこれ。昨日からいば昇のことを考えていたので、山安商店で鰻を買って帰りました。

煮方の善悪はだしのわざ（江戸料理集）
里芋は米のとぎ汁で下ゆでした後に茅乃舎さんのだしでコトコトと。市場の八百屋さんが勧めてくれた里芋はホックリとして粘りもあり、そのままでも十分においしいくらいです。鶏そぼろあんかけのたれと柚子の香り。浦霞純米酒の熱燗にぴったりです。今夜はあるものでお燗をしてあたふたしてましたが、アルミ製のちろりでも探してみようかな。で、お燗についておさらいを、

ほんのり温かいのが人肌間
38〜40℃をぬる燗
43〜45℃を上燗
60℃くらいを飛び切り燗

山安商店の鰻
身が厚くて焼き具合がちょうどよくて贔屓の鰻屋さん。外で食べると高価ですので家で楽しんでます。丁寧に温め、親切なかまどさんで炊きあがったご飯の上に鰻をのせ、さらにご飯をのせて鰻をのせる。丼にフタをして少し蒸します。これもまた熱燗にぴったりで、濃い目の鰻がお酒をさらにすすめてくれます。

せっかく浦安（元町）に来たので探索
市内在住の方のBLOG（夫婦で楽しみにしている）で紹介されたケーキ屋さんを見つけました。普段は甘いものはほどんど食べないんですが好きなシュークリームなどを選んでみました。シュークリームといえば銀座ウエストのが大好きですがちょっと大きい。こちらは小ぶりでカスタードクリームがむっちり入って味わい深いです。

夕日に浮かぶスカイツリー
富士山やスカイツリーがごく自然に見えるので、見逃してしまうことが多いですが今夜のスカイツリーは、淡い夕日の中に浮かんでいる姿がとてもきれいでした。何かをするわけでもなく淡々とした休みの日があってもいいと。

 

残った「肉団子のトマト坦坦鍋」のスープを不定期で無性に食べたくなる麻婆豆腐のスープに加えてみると風味とコクが増してご飯がうまい

立春の肉団子のトマト坦坦鍋のスープが残って
これは中華麺を入れて担々麺が自然の流れかと思って冷凍庫に保存。でも、一人分作ってもしかたがないので、急遽麻婆豆腐に入れることを思いつきました。通常は中華スープを加えるのですが、坦坦鍋のスープは肉団子と胡麻の風味があるのでコクがあってまろやか。いつにも増してご飯が進むという具合。

うん、ちょっといい知らせが届いて二人でワクワク。「架装」という言葉、久々に聞きました。

タコサラダを作りながら年に一度は鍋にじっくりと向き合ってみるのも悪くない時間の過ごし方

人と人が出会い
人と食材が出会う
おそらく食文化というものがこうして生まれ、脈々と続いているんだなぁと毎週ため息。使い捨て雛壇タレントが「グルメ番組」と称される番組で「うま〜〜い」とかの決まり文句。ベテラン俳優のアルバイトのような提灯旅番組でも無駄に豪華な食事と温泉。そんなものにはそっぽを向いて、ひとつの食材に秘められた出会いと喜び。薬師丸ひろ子さんのやわらかい語り口。贅沢で眩い食材ではなく、誰もが知っている、それ故に奥行きのある食材にまつわる歴史。じっくりと噛みしめることも大事なことなのかと。

落合さんのタコサラダ
タコをじっくり2時間近く、極弱火で煮込むとなんとまぁ柔らかく風味豊かに。シャキッとしたセロリと合わせてタコサラダ。ほんのわずかの塩と上質のオリーブオイル。年に一度は鍋にじっくりと向き合ってみるのも悪くない時間の過ごし方。

■食彩の王国
http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/

立春にて満月 美人鍋レシピで作る「肉団子のトマト坦坦鍋」再び 主役は切り干し大根を混ぜた肉団子

団子って妙に好きなんです
イタリアン風にポルペティーニでもよし、黒酢で和えてもよし、ある意味ではハンバーグまで広げると煮込みハンバーグもよし。鍋ならしょうが汁を加え風味を付けた鶏団子でもよし。じゅわっとにじみ出る肉汁とソースをからめると、んまぁ幸せな気分。今夜は、一年前の雑誌エクラの付録「美人鍋」から「肉団子のトマト坦坦鍋」。

前回好評でいつかはもう一度と思っていました。豆板醤で辛めの味付けとニラの風味が食欲をそそりますね。肉団子を軽く揚げる手間がかかるけれども、刻んだ切り干し大根の食感がプチプチしてて妙においしいです。また、寒くなった時が楽しみです。

明日は本当に雪が降るのかな？
通勤でトラブルが出るとイヤだけど、雪で混乱している自分や街も内心楽しみなのも密かに思っていたり。夜がしんしんと冷え込んでいる夜に浮かぶ月も、何かを言いたげ。

節分の夜は鯛のだし〆ちらし寿司 見栄え良し、味良し、失敗なしと茅乃舎さんの旬のお料理読本から ホタテサラダを食べる時に必ず思い出す人

節分は季節の始まりの前の日のこと
明日は立春。こうして季節は分けて節目を付けてきているんですね。季節の変わり目には邪気が生まれるので豆をまいて追い払う。志ん朝さんの「あまから暦」には、一月は往ぬ、二月は逃げる、三月は去ると。一月は正月気分で、つい日々の経過をあまり気にしない。二月は短い月なので、日々は逃げるようにして過ぎ去る。三月は、別れの月など慌ただしく足早に去っていく。まぁ、費用対効果、KPIに基づく業務手順の見直し、バランススコアカードなどと人をお金で測ろうとする世界に埋没していると、季節の節目を忘れてしまいそうですが。

鯛のだし〆ちらし寿司
折角なのでちらし寿司。茅乃舎さんの店頭で季節ごとにいただく「旬の料理読本」はとても重宝しています。ついその気になって作ってしまいますが、うまぁたいがいおいしく出来る。今夜は鯛のだし〆ちらし寿司。だし一袋を破って中味を取り出して、すし飯に混ぜて、お酒をふりかけた真鯛にも軽くまぶして出来上がり。そのまま食べてもよし、塩釜の柴崎屋の海苔に巻いて食べてもよし。ちょっとふざけて西南西の方向に向いて願い事あれこれ。

久し振りのホタテサラダ
作りながら、食べながら必ず思い出すのが伊丹十三さん。「ヨーロッパ退屈日記」「女たちよ」など熱心に読んでいたし、映画にも感心していた。突然の死には不可解なことが多いのが何故か心に引っかかったまま。

ママボリンケンが見つけた鬼さん
瞳は薔薇の蕾、頬の赤点は返り血。この辺もポイントなんだ、と何度説明されたか。でも、この鬼のお面は見ているだけで和むね。

今月公開の冬編・春編が待ち遠しいリトル・フォレスト 豊かな岩手の自然の恵みと硬質な橋本愛の対比、食材を活かした調理プロセスが静かに語るもの

一年間のロケで成長する姿
橋本愛という存在は「告白」「桐島、部活やめるってよ」「あまちゃん」「HOME 愛しの座敷わらし」「ハードナッツ! 〜数学girlの恋する事件簿」など、以前から妙に気になる19歳（1/12が誕生日＝撮影時は17歳）。独特の間合いがあって画面に緊張感を生み出すところも大好きな所以です。都会で生活をしていたけど、実家に戻り、母は喪失。素朴で心優しい地元の人たちと、豊かな自然に寄り添いながら自分を見つめている。自給自足に近い生活では食べ物も季節の恵みを選び、母の作り方を思い出しながら橋本愛が実際に調理している。その姿は自分自身でアレンジしながらも献身的。

夏編・秋編のレシピ
とても好きなシーンはトマトにむしゃぶりつくところ。頭がクラクラしそうな炎天下、冷やしたトマトを無動作につかみモグモグ。食べ終わったらポイと捨てて、コマ落としで「トマトは強いのですぐ根が生えて茎が伸びていく」、またトマトは弱いので枯れてしまうことも説明。秋は、合鴨をさばくシーン。感情を殺し、絞めた合鴨に感謝をしながら淡々と進む作業。じわっと上質の油が出てきてこんがりと焼けた合鴨をほおばる。都会生活で忘れている様々な事を思い出させてくれるようです。

そして、清潔で整理整頓されたキッチンと道具の数々、思わせぶりな猫もいい雰囲気。橋本愛が一人で調理して食べているレシピは次の通り。

・栗の渋皮煮（ままボリンケンのお母さんのもおいしい）
・クルミご飯（クルミを取るときには熊に注意）
・イワナの南蛮漬け
・干し芋（小さい時よく食べました）
・自家製ウスターソース
・トマトサラダ
・青菜炒め（スジを取ると歯ごたえが激変するので次回試してみたい）
・甘酒
・グミのジャム　など

映画のファーストシーンは自転車で隣町までの買い出し。今住んでいる集落や環境を端的に紹介している優れたショットだと思う。「あまちゃん」で能年玲奈も、「恋する日曜日 私。恋した」での堀北真希も自転車に乗っているシーンが印象的でしたが、やっぱりアイドルには自転車が似合う。2/14に公開の「冬編・春編」も楽しみだし、今度帰省する時に一関経由ロケ地も訪ねてみたいな。

■リトルフォレスト
http://littleforest-movie.jp/sa/
http://littleforest-movie.jp/ws/

■リトルフォレスト ファーム通信
http://littleforest-movie.jp/farm.html

■橋本愛インタビュー
http://www.cinematoday.jp/page/A0004249

■ロケ地
http://www.oshu-fc.jp/topics/2014/08/part2.html
http://plaza.rakuten.co.jp/machi03iwate/diary/201410060000/

館山のアーベントエッセンで見つけたコンビーフとソーセージを入れたホットサンドは真っ青な空とほんのりと浮かぶ月がよく似合います

千倉の帰りに必ず寄りたい館山のアーベントエッセン
燻製砂肝、香辛料たっぷりのソーセージ（ブラジル）が定番ですが、新製品のコンビーフを発見。塊ではなく、薄くスライスしているので使い勝手がいい。これは、ホットサンドにぴったりだね、とうなずいたほど。

コンビーフとチーズ、ソーセージと玉子焼き＋チーズの二種類を詰め込んで。ビタントニオ（VWH-20-R）が我が家に来てから早三ヶ月ですが、手元にある食材であれこれ考えて作るのも朝の楽しみ。濃い目のコーヒー、ハフハフして食べるホットサンドは格別です。

風が強い休日は
部屋の整理、読書、キース・ジャレット（サンベア 名古屋）、うたた寝。うん、そんな休日も悪くない…と、言い訳じみて。

■アーベントエッセン
http://borinquen.typepad.jp/blog/2012/08/abnd_essen.html

宮城県内限定販売のしぼりたて浦霞 口に含み舌で転がすとほんのり香る春の気配 初春にだけ味わえる、ほどよく旨味ののったすっきりとした味わい さっと作った漬物と肉豆腐がよく合う

年末塩釜で注文したお酒が届いて
口に含み舌で転がすとほんのりと香る春の気配。浦霞のサイトには「初春にだけ味わえる、ほどよく旨味ののった、すっきりとした味わいの飲みやすい生酒」と紹介されているけど、ホントそう。大吟醸のような落ち着きと比べると、腰が軽い気がするのは、原料米がまなむすめのせいなのか、と知ったかぶり。今度は、浦霞の純米を燗して飲んでみたいな。

■しぼりたて浦霞
http://www.urakasumi.com/tayori/2015/01/post-303.html
http://www.urakasumi.com/items/2014/08/post-20.html

昨日は一足早い春でしたが今日は寒が戻りブルブル あっさりと鶏でカレーうどん 茅乃舎さんの出汁がきいておしるも最後まで飲み干しポカポカ

寒いね…やっぱりカレーうどん？
なんてメールのやり取りをしていて、夜はカレーうどん。寒い夜に心もあたたまる一杯。昨日の残りの菜の花のおひたしと福島のにごり酒「舟出」をちびちびしながら、カレーうどんが出来上がるのを待っている幸せの時。

地下室を出ると土砂降りだった雨が上がり生暖かい日差し 夕ごはんは千倉でいただいた豆腐、菜の花、タケノコご飯で一足早い春爛漫 福島のにごり酒「船出」は二種類を味わって

往復82kmの現場に始発で急行
なにせ7:00前到着なので始発。大雨が降る中、路線バスも高速バスも運行していないので傘をさしながら自転車。風が強くふらふらしながら駅について、まぁ道中は「鬼平犯科帳（五）」を読みながら無事に到着。早朝出勤というのは大変だけど、一般の始業時間前にこまこまとした事を片付けられるもんだなと痛感。一段落したので、近所のスタバでコーヒーを買いに行こうと思い地下室を出ると、なんとまぁ、すっかり晴れて恨めしいほど。生暖かい風を受けて気持ちもいっそう爽やか。

千倉でいただいた「菜の花とうふ」
店頭では売っていない豆腐なんです…と教えられて、ありがたいことにいただいてしまった「菜の花おぼろ」「菜の花枝豆風味豆腐」を、器にそっと盛りつけ指でつぶした岩塩と茅乃舎さんの「和風だし塩」、そして上質のオリーブオイル。さじですくって一口、なんともいえない上品な香り。産毛が春の日差しで僅かに揺れているような繊細な味わい。ほんのりと枝豆の風味とオリーブオイルが口の中でとけていきます。千倉の帰りに誰も走っていないフラワーラインの道端に人知れず咲き始めている菜の花を思い出しました。

豆腐と同じ会社のあぶらあげは菜の花とそら豆と
千倉の帰りに立ち寄るいつもの富楽里。菜の花を手にしましたが、暗い部屋に保存してましたがほんのりと開花。そら豆と「菜の花」のあぶらあげと、茅乃舎さんの出汁でおひたしに。上品なあぶらあげと季節の野菜をまろやかに包み込む出汁の香り。春を待ちきれない千倉の海岸の穏やかな日差しと共に。

たけのことあぶらあげ
それだったらタケノコご飯。親切なかまどさんで炊きあげていくと、キッチンに広がるいいにおいにたまらなくなってしまいます。塩釜柴崎屋の海苔をかけて山椒の葉っぱでピリリと。おこげもさらに深みのある味わい。これもたまりませんね。

ご飯が炊けるまでは福島のにごり酒「舟出」
冷蔵庫に立てていると、上澄みとにごりが分離。タンクより直接瓶詰めされて酵母が生きていて発泡性。上澄みをそっと利き酒用お猪口に静かに注ぐと、ピチピチ音がしそうです。口に含むと静かな余韻。三杯ほど味わった後に静かに混ぜあわせると、なんとも色っぽい。「こってりとしたチーズにも合うのよ」といただいた時に教えてもらいましたが、今度はこの線でも味わいたものですね。

■菜の花とうふ
千葉県鴨川市大川面1009-1
04-7097-1787
http://nanohanatofu.com

■合名会社大木代吉本店（にごり活性酒 舟出）
福島県西白河郡矢吹町本町９番地
http://shop.gnavi.co.jp/nishinoya/A-297/

浦安とんかつ専門 やまだ じゅわっと肉汁がにじみ出るロース、ふんわりのヒレ、ジューシーな海老フライ もぉ、タマンないんだから

浦安でご飯を食べて帰るってホント久し振り
ちょいとした用事が重なり葛西〜浦安〜新浦安という連日のコース。たまには浦安で食べて帰ろうと思いついたのが「とんかつ専門 やまだ」。猫実に住んでいた時にはちょくちょく通っていましたが、おそらく15年ぶり。妥協のない深みのある味わいは健在でした。

銀座にありそうな小粋な洋食屋風の佇まいのマスター、物腰の低いおばあさん（お母さんなのなか？）が織りなす風情。じゅわっと肉汁がにじみ出るロース、ふんわりのヒレ、ジューシーな海老フライ。特製のソースと辛子を絡めて（海老フライはタルタルソース）頬張ると、うん、なんとも言えず幸せ感が全身を駆け抜けていきます。

よくあるチェーン店は、胡麻をスリスリしたり、とんかつを網の上に載せたりギミックが多いのですが、このストレート勝負がなんともうれしいじゃないですか。1981年5月創業、いつまでも変わらずおいしいとんかつを作り続けて欲しいと、切に願ってます。

■とんかつ専門 やまだ
浦安市北栄1-17-3
047-354-0535

今年初めての千倉Indy’s 居心地のいい空間とおいしいピザとピタサンド クレーバーなロイくんと雨上がりの真っ青で高い空

ちょっと時間があったので千倉へ
昼前から晴れてきたので久し振りの千倉へ。朝方の雨もあがりミントグリーンの海が見えててきて、なんともいえない高揚感に包まれたままIndy’sへ。昼下がりの落ち着いたお店に差し込む太陽の明かりに出迎えられて一息。ハーフ＆ハーフ、片方は必ず釜揚げシラス、ちょっと迷って自家製スモークハーブチキン。シラスに香り高いらんぷやの海苔、味わい深いチキン。たまらないですね、もぉ。野菜たっぷりの、自家製ベーコン・アボガドの窯焼ピタサンドも夢中で食べてしまいました。

お散歩前のロイくんとじゃれて
マスターと奥様と色々話をするのも楽しみのひとつ。Facebookで見ていたテレキャスや自転車を眺めたりぼんやりしていると、お散歩に行くロイくんが登場。うわぁ〜、大きくなって、びっくり。でも、ジェントルでクレーバー。ママボリンケンといつまでもじゃれてました。いつか海岸を飛び跳ねている姿も見てみたいですね。

　海に行くともっと空は高く見えますよ...

そういう言葉に見送られて海に向かいました。

茅乃舎さんの出汁で作った肉じゃが、翌日はこれに成城石井の木綿豆腐に茅乃舎さんのすき焼き割り下を加えて肉じゃが肉豆腐 味の深化のぞっこん

おいしい肉じゃがで女子力アップ?!
最近「女子」とか「男子」とかの言葉が氾濫しててちょっとうんざり。結構お年の女性陣が「女子会」とか言っていたりするのを間近で見ていると、微笑ましいいというよりも痛々しくも。結構なオジさんも「男子」とか平気で使っているので、なんだかなぁ…と。あっ、こんな事書いているとますます相手にされなくなりそうなのでヤメますけど。

で、肉じゃがって、妙に惹かれて大好きなんですが、外で食べると甘かったりしょっぱかったりで、なかなか口にあったのを見つけるのが難しい家庭料理なんですね。我が家でもめったに登場しませんが、会社でキタアカリを一袋いただいたのでママボリンケンにリクエスト。

今では茅乃舎さんの出汁で手軽に
手軽でしかもおいしい。コツはなるべく良質のお肉を見つけること。我が家では黒毛和牛切り落とし（成城石井@990）を使ってます。ニンジンと糸コンも加えてコトコト。レシピは季節ごとに店舗で無料で配っているものから。

余った肉じゃがが肉じゃが肉豆腐へ
成城石井の木綿豆腐に茅乃舎さんのすき焼き割り下を加えて、さらに数日前の肉豆腐の残ったつゆを入れてコトコト。もぉ、非の打ち所のない肉じゃが肉豆腐の完成。いただきもののの「一ノ蔵 特別純米酒」を常温で合わせると、もうなんとも言えず幸せ。飲み進まないように舌で転がしてじっくりと。

これなら、すき焼きまで（大袈裟に）作らなくても十分に満足してしまいそうです。

うん、これでママボリンケンの「女子力」のUPしたのかな(^^;