いらっしゃい〜
ありがとうぞんじます
不慮の火災によって歴史のある建物が燃え、1年8ヶ月振りで再開。もう少し落ち着いてからと思いましたが6日目に訪ねてみました。40人ほどの列にもかかわらずさほど待つことなく案内。待っている間も、お店の中の声が聞こえてきて、それだけで感無量。建物は新しくなったけど、佇まいは一緒。一人用のカウンターもあって便利に使えそうです。
はじめは娘さんが帳場に座っていましたが、女将さんが座ると独特の緊張感と凛とした空気が流れて、ああ、この声と節回しを聞くたびに「来てよかったなぁ」と安堵。花番の人が注文を受けると注文書を帳場へ。注文票を受取り独特の節回しで料理場へ伝達。料理やそばが出来上がると帳場で内容と配膳を確認。客席と調理場をつなぐHUBのような動きに振り返って何度も見入ってしまいました。この辺は↑のYouTubeでじっくり確認して下さい。
どうして蕎麦屋の酒ってウマイんだろう
いつもように軽くつまんで熱燗(菊正宗 特選)を三本。蕎麦屋のお酒ってどうしてこれほどまでにウマイのだろうか。中途半端なイタリアンやフレンチに行くんだったら、蕎麦屋か鮨屋の方がいまどきの私たちの好み。
ちょっと落ち着いたら、徳利とおチョコも手に入れて、お蕎麦屋さんごっこでもやってみようかな。ママボリンケンはせいろ二枚に天たね、私は季節のかきそば。濃い目のつゆにすっと浸してずずっと、プリプリの牡蠣の歯ごたえ。ちょっとため息も。
再開したばかりなので、メニューも限りがあるのが残念でしたが、これから徐々に通常に戻していくのだろうか。その頃には楽しみにしていた、あなご焼き、玉子焼きもきっといただくことができると思います。そうそう、極々個人的には、濃い目のたれのやぶそばよりも、味はまつやの方が好みかな。隣の席の人と袖すり合うようにしている内にちょっと話しかけ合ったりもして。
そんなワケで気になったんで、ぼたんの横道を通ってまつやの扉をそっと開いてのぞいてみたら、楽しそうな湯気のようなものがふわっと吹いてきてたまらなくなりました。鴨南蛮と大きな海老まるごとの天ぷらは年末に取っておきたいです。
■かんだやぶそば
http://www.yabusoba.net/
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