登場人物が語りかけてくる新鮮な感覚
イーストウッドの映画って路上から始まるんだなぁとオープニングから一気に持っていかれてしまった「ジャージー・ボーイズ」、まずはここで涙。コミュニティの中で大事にされているフランキー・ヴァリが教会に忍び込んで歌う「Sunday Kind Of Love」で再び涙。プロデューサーのボブ・クリューへ電話越しに「Sherry」を聴かせるところで、もう一度涙。連続ヒットで人気者になってからのステージでの四人のステップと振付に涙。苦難の時期を乗り越えてあの名曲「Can't Take My Eyes Off You」のホーンが入る時のあっと驚く展開に、もう涙で前が見えなくなるほど。大好きだった「Who Loves You」も嬉しかった。
路上から生まれるタフな音楽
この映画は2005年に公演が始まったミュージカルをベースにしていますが(残念ながら未見ですが)、イーストウッド風味になっていてとても心地がいい映画になっています。数週間前からフォー・シーズンズの音楽を再確認しながら公開を密かに待っているだけでもワクワクしていましたが、スクリーンから伝わる躍動感とやるせなさすら愛してしまい、心が震えてしまいました。サルサでもドゥワップでも路上から生まれるタフな音楽っていつでも信じていけると確信に近いものに包まれて劇場を出ました。
ブライアン・ウィルソンが生み出した音楽や、サルサの情報が全くなかった頃にFENから流れてきたボビー・ロドリゲスの「Sunday Kind Of Love」への衝撃すらも思い出してます。そうそう、ケビン・スペイシーの「Beyond The See」も10年振りに観ようかな。
■公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/
http://www.jerseyboysmovie.com
※映画を見終わったなら是非(かなり参考になります)
■ミュージカルとの比較ならこちらを
http://blog.goo.ne.jp/master_of_my_domain
■ボブ・クリューのことならこちらを
http://www.circustown.net/ct/add/bob_crewe/bob.html
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