Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 コクとキレが素晴らしいアルゼンチン赤海老ベース大不純100大盛りの静かな余韻に痺れた...

11時前に到着20名以下
意外に空いていて到着から食べ終わるまで1時間。家元が自己採点94点のアルゼンチン赤海老スペシャルをベースにした大不純。悪かろうないはず。それでも、そんな気負いを微塵に感じさせない静かな佇まい。スープ一口目も穏やか、できたての悪魔肉がさっぱりとしていて、赤海老のほんのりした甘い香りも心地いい。押し出しも引き込む勢いも軽やかな見事な一杯に痺れた。

ゆるい坂道を駅まで戻り静かな余韻に浸りながらながら、ああ、おいしかったなぁ...と独り言。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 約4ヶ月ぶりの純正 このエッジの効いたウマさは他では得られない感触

久しぶりの純正ヒロポン
今はヒロポン...と呼んでいないがBLOGでも定期的に紹介されている家元の集大成的存在の純正。純正は6/13に食べたきりだったため、長いことそのチャンスを待っていた。昼前に到着し40人程度の列に連結。

今日はどことなくエッジの効い味わい
いつもは引き込むような感触があってそこが好きだったが、今日はエッジが効いて押し出しが刺激的。悪魔肉が解けスープにメリハリが出てくると、エッジが取れマイルドになるところも健在だ。他のラーメンにはないはみ出ている部分がプルプルと震えている。やはり、ウマいなぁ...と感心するばかりの純正に今日も酔うばかり。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元仕様の上品は澄み切っておおらかな心意気

家元仕様
気になっていた家元が食べている濃さ。教えていただきそっと頼んでみたら「ちょっと濃いけどいつも食べている濃さだよ」と。澄み切ったスープを一口。いやもぉ、ウマイ！思わず声を上げてしまった。立て続けに5口飲んでいたらスープが無くなりそうだった。

家元「う〜ん、上品のいい香り」
女将「香りだけ」
家元「....（苦笑い）」

軽快なやり取りも復活。あえて大盛りにしないで、ああもうちょっと上品に溺れたいなという直前で寸止めしてスッと帰る。もうすでにまた食べたいと渇望しているくせにネ。

晴海トリトンスクエア
初めて行ったけど、ここは銀座の帰りに必ず通る晴海通り沿い。42Fから眺める眺望が素晴らしいと思う反面何か腑に落ちない感触も。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ハードエッジさを包み込むような上海蟹の上品で豊かな味わいが一口目から静かに広がるとただならぬ世界に思わず引き込まれてしまった

上海蟹と聞いただけで
居ても立っても居られず予定変更して早朝から活動開始。7:00前到着30番目ごろ。その後思ったほど伸びずやや落ち着いた雰囲気（もちろん早い人はいつものように早い）。縛ってある紐を解くと勢いよく飛び出してくるほどの新鮮な上海蟹を即潰し大きな寸胴へ。久しぶりに動画を撮ってみた。

包み込むようなふくよかさ
蟹のハードエッジさを包み込むような上海蟹の上品で豊かな味わいが一口目から静かに広がるとただならぬ世界に思わず引き込まれてしまう。反面、どこかに感じる穏やかさは今の家元の心境なのかとか考えてしまった。悪魔肉はちょうどいい味付けで、しかも量多目。これもまたうれしい。

食べ終わってもいつまでも続く多幸感。
時間的に荻窪連食も一瞬考えたけど、そんなに楽しいことばかりしていたらバチが当たると思いとどまる。銀座途中下車し約束のパクチーを買って帰宅。風強し。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 地蛤10kg+フジツボ13日金曜日スペシャル100 閉店直前のスープは100というよりも150の濃度 まとわりつく旨味が喉越しを痺れさせていた

到着時に既に階段最上部
流石、13日の金曜日。大エジソン悪魔でも良かったが、いつもの100。13:00には閉店のお知らせ、家元がカウントし始め「この辺までだったらギリギリ」と指差したのが、私のちょっと後ろあたり。あとで、分かったのが「大丈夫と言ってダメだったよりも、ダメかもしれないと言われてセーフの方がいいでしょ」ということ。なるほど、思いやりのある言葉だなと妙に納得。

ギリギリセーフ
そしてスープは100を超えて150に近い濃厚さ。それでも、煮詰まって悪い部分だけ残ってしまったことも微塵もなく、スープにはどこかしら抜けきった落ち着きのような雰囲気。閉店間際の常で悪魔肉少々、このためにスープ悪魔肉がにじむことなく、蛤とフジツボの良さだけがスープのベースを支えている奥行きと深みを、最初から最後までフラットなおいしさで堪能できた。

100、上品、スペシャル100を味わい、家元の復活を如実に知ることになったこの三日間。若い常連さんと色々お話したけど、このピースフルな場所って、ホント貴重だな。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 77日ぶりの牛骨上品に宿る神々 いやもぉおいしすぎて前のめりに悶絶

待ちこがれた上品
しかも牛骨上品ならただではすまない。凄みすら覚えて身震いしてしまった。しかも、あくまでも涼しげな表情を崩さないから始末におえない。スープ一口で戦慄、夢中で立て続けに五口六口。さりげない奥行の演出、後味すっきり感、見事なまでに透明なスープに繰り広げられるある種の高揚感。「ああ、うまいなぁ」と溜息をつくと、家元が

100とかは味の決め手となる幅が広い。
上品はその幅が狭い。朝一番でスープを試すとよく分かる
ようやく元通りになりましたよ

と、ニヤリ。なるほど上品はぴたっと寄せるのが難しいものだと納得。なんども思うけど、ぎりぎりまで削り落とし、崖っぷちの味。そして日々変化する味。それらがないまぜに迫ってくると、もぉタマラン。週に1回は100大盛り、週に1回は上品（並）、どこかでスペシャル。こういうペースで長く通いたいナ、やっぱり。

アルファ状態
今読んでいる村上春樹訳の『スタン・ゲッツ 音楽を語る」の中のスタン・ゲッツの言葉「何かをクリエイトする最良の方法はこのアルファ状態に入ることなんだ。アルファとは〈リラックスした集中〉と呼ばれるものだ」。私にとっては青空の元のアサガオ、そしてがんこの上品がそういうものなのだと思う...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元もニンマリするほどの100大盛り スープ一口目から不動のおいしさに最後まで翻弄されてしまった

パワーチャージがどうしても必要だった
昨日仕事上で悔しい思いをし、深夜は落雷の音で眠れず、Apple Eventをリアルで見ていたので寝不足もありテンションどん底。これはパワーチャージしかないと四谷三丁目で途中下車。

最後まで翻弄され舞うほど
スープを一口。ムムム、何かが違う。途中で入れたとんびとカタクチイワシのせいだろうか、ぐぐっと引き込まれる反面せり出しがものすごい、これぞがんこだ。悪魔肉がスープに溶け出すと奥行きに深みが増し、ファンにとってはタマラナイ味に変化。残り1/3を超えた後のトロ味もまた独特の世界観。

もぉ、すっかり酔いしれて、帰りの坂道もスキップしてしまったよ...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 下品100大盛り 77日ぶりの再会に心震えるばかり

長かった
うれしかった
心配していた
77日ぶりの再会に心揺れて6:30着。すでに50人以上待ち、開店時には100超え。みんな待っていたんだね。女将さんの具合が良くなったための試験再開にこれだけのファンが集まるんだから。あちこちで再会の会話。なんかもぉ、ほんわかしてにこやかなムード。

純正ではないと思うが100大盛り
結構上品にするか最後まで迷っている人多かったが、私は迷わず100大盛り。これを待っていたんだぁ...と高ぶる気持ちを抑えきれずスープを一口、二口、いや五口。魚介系の旨味と香りがじんわりと漂ういつもの味。クゥ〜、タマラン。来てよかった、待っていてよかった。

麺を絡めて、もう一度ため息。家元は出来がイマイチと言っていたが、私は今日はこれで満足。色々変化もあり、大盛りの丼が変わった、カウンターの上にのれん（おそらく厨房の冷気が拡散しないためか）、そしてうれしかったのがチャーシューの代わりのトロトロ煮込み肉。舌の上を転がすととけていくほど。これは続けて欲しいなぁ。

次は迷わず上品
通常営業に戻るには時間が必要かと思うけど、無理をしないで続けてほしい...そんなことを思いながら銀座に向かっていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 牛骨仕立ての上品 コクとテリ、そして突き抜ける旨さにぞっこんマイってしまった

以前はこれでやっていた
という幻の牛骨仕立て。もちろん私は初めて。

「列がこんなに増えてる」とニコニコ顔の家元に、
「上品と100でどっちがいいでしょうか」
「そんなのこれを（小指を立てて）を俺に決めろってのと同じだぁ」
「...そそそそうですね」
「でもさ、上品を食べ続けている人には違いが分かると思うよ、フフフ」

のっけから家元節炸裂。
で、上品を。一口目ではっきりと分かるコクとテリ。かえしが反転するほどキリリと突き抜けていく。いやぁ、もぉ、マイッた。やや長めに茹でている麺との達引きも十分。これは禁断の味なのか。ないものねだりなのか。定期的にやってほしいなぁ。

仕事関係で関西から来ている方、昨日初めてあって偶然にもがんこで出会った方も共に涙目の一杯。
明日はどっちだ！

艶やかで艷やかな夕暮れを静かに見つめていた...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 生らっきょう4kg入り純正100大盛り 穏やかで静かな佇まいの中にゆっくりと沈み込むような美味しさに酔いしれる

恐々としながら向かう
らっきょう4kgと聞いてちょっと身を引いてしまった。らっきょうの甘酢漬けがプカプカ浮いていたらどうしようと恐る恐るむかっていた。

そうか生らっきょうか
そう思いながら一口。ハードエッジに素材の強さで攻めてくるのとは違い、どこか穏やかな佇まいの中にゆっくりと沈み込むようなおいしさ。らっきょうというラーメンには馴染みのない素材を当ててくるニクイ演出に酔いしれてしまった。

久しぶりに山手線
新型車輌に揺られながら新宿経由でこれまた数年ぶりの五反田。知っていた五反田と様子が違うのでドギマギ。夏の日差しが眩しかった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 マイルドかえしに茹で時間1分15秒の上品に宿る懐かしさで胸いっぱいに

ちょっと模様替え
夏仕様なのかかえしがマイルドに微変更。常連の方に教えていただいた茹で時間長めをリクエスト（バリカタ、5番等と普段はリクエストはしない）。家元によると、メーカー指定は1分30秒だが自身は１分15秒らしい。

スープは包み込むように穏やかで節の香り高くスムーズ。麺はほどよい弾力を残しながらのどごし爽やか。食べ進むにつれ、小学同級生の実家で初めて食べたラーメンを思い出し胸がいっぱいになってしまった。

今日から東京も梅雨入り
梅雨を迎えて近所のツバメも巣立っていくのだろう。
都心のど真ん中で、ぽっかりがんこには爽やかな風が舞っていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り ああ、やはりこれが一番好き スープの香りと味の変化、麺との絡み、悪魔肉の味付け 思い溢れてどこかにいってしまいそう

やはり週に一度は
純正ヒロポンに会わないと。待ち焦がれていた二週間。純正○○%ではなく正真正銘100%高純度ヒロポン。やっぱりこうでなくっちゃ。一口目で香しい、口内から鼻に抜けるトンビの余韻、のどごしもよく、さらに麺を絡めるとまとわりつくようで後味スッキリ。できたての悪魔肉からの滋味が溶け込み始めるとスープの味わいに変化が。引き潮でぐぐっと持っていかれる感触に溺れてなすがまま。悪魔肉だけが残ったスープにはとろみさえ。

いつでもどこでも微笑んで待っていてくれる純正ヒロポン。
人それぞれに楽しみがあり奥深い。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 北千住大盛り シャープな上品かえしの嵐が過ぎた後にじんわりと効いてくる濃厚スープの香り 背油のあるなしでこれほどまでに違うとは

南千住の次は北千住
鶏モミジが5kg＋豚骨が20kgをとことんに詰めた濃厚スープ。これなら100と決めていたが、これに上品のかえしを入れ、名付けて『北千住』とくれば頼んでみたいのが人の常。一口目からシャープな切れ味、麺を絡めても変わらずシャープ。背油がない分かえしが前面に出てくるが、なにやら奥の方から濃厚スープの佇まいがじんわり効いてくる。

やはりここが流石の家元チューニング。最近でいえば、さながらデレク・トラックスのオープンEだろうか....。

東京駅経由で帰ってくると、通勤客、観光客、出張帰りで構内はもうぐちゃぐちゃ。歩きスマホの奴を叩き落としたくなるほど。イライラクタクタで戻ってきて、圧倒的な夕焼けを見つめているとようやく自分らしさが戻ってきたんだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 90%純正100大盛り ややライトな味わいもまた家元チューニング できたての悪魔肉が香ばしく

上品にするか最後まで迷っていた
のはいつものこと。途中悪魔肉の仕込みがあり、それなら出来たての悪魔肉がひらめくと、あとは無条件で100大盛り。が、しかし、純正？...なんて手探りの一口目。一昨日と比べるとややライトな味わい。それでいてスムーズな佇まいに心休まる。余韻よりもその場の出会いに勝負をかけた捨て身の姿に心打たれてしまった。

食べ終わって家元に尋ねると

「90%純正...」

と。含みがあるというか謎というか、そんなところもがんこらしいじゃないか。

列が夏仕様、大型扇風機も可動。
季節の変わり目をがんこで知る。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ではないとろみの強い100大盛り かつてないほどのとろみでおいしさを凝縮、それでいてあっさりとしたチューニング

家元携帯紛失
そのせいか本日が営業かどうか不明のまま朝を迎える。幸いに常連の方に教えていただき無事に行くことができた。並びも少なくベンチに座れた。さて、今日は純正ヒロポン...と思いきや、家元に尋ねると「純正のようなもの...」と。

スープの色はかなり煮詰めたような色でやや淡い。一口すすると、おやまぁ、とろりとして香ばしい。日曜日のスープは加えていないらしい。あっさりとしながらこのとろみがどこから来るのか分からないまま最後まで。なんか狐に包まれたような、でも、変な先入観がないぶんだけ純度が高かったのも事実。スープの粘度と濃度のバランスに家元チューニングが効いてウマかった。

兄弟あちこち
今日のように並びが少なく落ち着いた日には、何度か並んで食べるヒト多々。長男が来て、次男が来て、三男が来る...なんて、他愛のない話で盛り上がっていて微笑ましくなる。「違っているとすれば腹回りかな...」横で聞いてて吹き出しそうになってしまった。

それにしてもとろみの謎は？
まさかアレではないよね(^^;