Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元仕様の上品 のどごしスッキリ出汁の香りが鼻に抜ける快楽に心が揺れる

スペシャル～下品が続くと必ず体が欲する
それが今の上品だ。以前は自由が丘と呼ばれている、スッキリとした中華そば。但し、見えないところに家元チューニングされているから、他にはない透明感と奥行きを感じさせるスープ、ホロリとしたチャーシュー、シナチクと卵。彩りのアクセントのカニカマ。

フォトジェニックな姿に惚れ惚れしてしまい、やっぱり待ち焦がれる一杯にほろり。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 栗蟹スペシャルBD仕様100大盛り これまでの栗蟹では一番と家元の言葉に偽りなし

おいしさの前には言葉を失う
ペーストになるまでに潰された栗蟹。昨日のベーコンベースの上品スープ。これらが渾然一体となったスープは、もはや栗蟹が、前日の不純が...ということを超え家元にしか創造できないパラレルワールド。初めはしとやかな栗蟹の味わいを楽しみ、悪魔肉が溶け込み始めた半ばからは時空間を味わい、最後は魔界にたどり着く。旨さが全身を痙攣させ、静かにため息をつく。

心遣いに涙
昨日のBDを覚えていただき、なんとBDデコレーション仕様。うれしすぎて涙。
ああ、夕日がきれいな一日も終わろうとしている。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 恐怖のエジソンが復活 妖艶すら漂う後戻りできない無敵感にただもぅ圧倒される 家元は最高級のブレンダーだ！

大溝貝 5kg
地蛤 15kg
赤海老 12kg
階段の上～2Fフロアまで、なんと60人超え。家元が「今日は物凄いですよ。出汁そのものを飲んでいるみたい。（長蛇の列を見ながら）皆さんそういうのが好きなんだから」。

妖艶すら漂う
スープ一口目で悶絶。贅沢極まる具材がしっとりと溶け込み後戻りできない旨さにたじろいでしまった。立て続けに二口～五口スープを含み、はぁ～とため息。時間帯的にみて100から140超えだったか。貝の香りと（念入りに潰された）赤海老の甘みが最後まで十二分に効き、旨味にブレがない。家元ならではの決め技に、今日もまたあっさりと誑かされてしまった。

ほっとするイルミネーション
疲れて帰ってきて駅前のイルミネーションでほっとするのは、醜悪な青と白ではない色具合のせいだとおもう。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 鮟鱇&鮟肝大不純100 見るからに濃厚スープを予想していたが淡白ながらもふくよかさに酔いしれる

鮟鱇&鮟肝大不純と聞いて
どんだけ濃厚なのか覚悟していたが、さらさらスープは意外にも淡白。口内でふくよかな味わいに変化。鮟鱇&鮟肝のレイヤー＝特長を生かした味わいに翻弄され酔うほどにウマかった。ニタリとしてスープに火入れをしている家元を想像して、私もニヤリしていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 贅沢にも天然の真鯛・渡りがに・芝エビをベースにした上品スペシャル大盛りはどこをとっても抜かりのないおいしさがあとを引く

オープンGチューニング
尻高の興奮が冷めないまま、贅沢にも天然の真鯛・渡りがに・芝エビをベースにした上品スペシャル大盛り。がんこだからオープンGチューニング（G、D、G、B、D、5弦→1弦）、6弦を外しているからキース同様しなるように切れがいい。しかも、尾を引くように奥深いおいしさが続く。

うれしいことに土曜日の上品はスペシャル化
土曜日は純正と上品スペシャルの二本立てになるようで、ますます目が離せない。

靖国神社のイチョウ
12月の雨上がりをオーブンルーフで銀座から器を探しに花田まで。靖国神社の雨に濡れたイチョウの黄が艶やかだった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 尻高醤油清湯大盛り 家元チューンングで素材の塩加減も奥深く上品な味わいになるなんて驚きのおいしさ

初めての名
亀の手、夜光貝...がんこで初めて知った名前は数多い。尻高（シッタカ）も初めて聞く名前なので慌ててググった。常連さんに訊いてみると、小さい時に採りに行って味噌汁の具になっていたほどその方の地元ではポピュラーだったそう。それが15kg（5袋）も入ったラーメンはどんなことになるのか？

出汁がよく分かるように醤油清湯のみ
3週間以上上品を食べてなかったので実にありがたい。いつもの上品よりも潮の香りがぐっと迫るスープを立て続けに五口。なんとも言えずウマイじゃないか。尻高からの塩味が多いので全体的に塩を抑えたと家元。このチューニングもまた素晴らしいなぁ。シンプルながらもどっしりと奥行きのある存在感と多重性。艶やかで食べ終わった時の不思議な高揚感と安堵感に包まれて多幸感いっぱい。

これだから侮れないナ、がんこへの道。
早朝の荒木町も静寂で美しかった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 出来たての純正はエッジが効き中盤じんわりと味変化を楽しむ やはり純正ならではの急転直下の味わい深さに今日も酔う

どこか人を狂わせる何か
今日も並び少なく開店直前で椅子に座れてしまう。普段は早くても11:00過ぎ到着が多く、開店直後の純正を味わうのは久しぶり。出来たては思った以上にエッジが効き、尖ってメリハリがありドギマギ。ところが、悪魔肉の滋味が溶け始める中盤以降は、じんわりとした味わいに変化。おお、これだ！と。

純正は以前純正ヒロポンと呼ばれていたが、きっとどこか人を狂わせる何かが潜んでいるに違いない。（並の場合特に）丼からはみ出しそうな勢いで悪魔肉、チャーシューが踊りだしそうなところもまた素敵すぎ。

兵庫県からのお客様も三度目にしてようやく念願のの純正を堪能。ちと、勢い余って大盛りは多かったかな。でも、純正を思う存分堪能。次回は、純正と上品を約束。うん、それが正しい道。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 穏やかで静かな味わいに惹きつけられそうになってしまった牡蠣の不純いつものようにキメらて、ごくごく自然にのめり込んでしまった

なんと二週間ぶりがんこを
純正からスタートしようかなと考えていると、休憩に出てきた家元が「今日はウマいよ、90点は超えてるかな」と呟く。うんそれならと急遽予定変更。こうしたライブ感もがんこの魅力。11:00過ぎでベンチ10名ほどもうれしい、ジンクス。

久しぶりの不純
今日は牡蠣ベース。激しさをぐっと堪えたような穏やかで静かな佇まい。素材のはっきりとした強さを求めることには向かないが、まろやかでスムーズな味わいに、ああ、これもがんこならではと、いつものようにキメらて、ごくごく自然にのめり込んでしまった。

日常のおいしさをこうして噛みしめることができるなんて、なんと幸せなことだろうか。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 悪魔肉マシマシの純正100に静かな狂気を知り戦慄く

純正はやはり特別な存在
どんなスペシャルよりも、どんな不純よりも、純正（最近はヒロポンと呼ばなくなったが）そのものの存在感がすでに説得力十分な故、惚れて惹かれる脳内邂逅。チャーリー・パルミエリのオルガンに捩れるような、突然踊りだした色白の女の子の額の汗に見惚れていたような。

しかも、インターバル（悪魔肉を追加で煮込む）後の悪魔肉マシマシの仕掛け。折り目正しくも、どこかヒネリや凄みを感じさせる味わい深さ。サフィーロ...と吠えていたカルロス・マニュエルのヌメヌメした高揚感を思い出してうれしくなる。

たっぷりと純正を味わい、大盛りではなく並にしたので、ああもう少し味わいたいな、今度はいつになるかな、とか余韻に浸りながらゆるい坂道を歩いていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 穏やかな日差しの誘われて家元仕様の上品 節の香り高く魅惑の味わいに「基本ですから」と家元の言葉が重い

やはり基本の味は逆らえない
久しぶりの上品。数えてみれば20日ぶり。漂う匂いにつられて、昨日のスッポンベース不純とやや迷ったけど、朝から決めていた上品。シートの配置変換、そして何よりも混んでいないのに、ちょっとびっくり。到着から店を出るまで35分なのは移動中の身にはありがたい。こうして、のんびり穏やかなのもいいものだなぁ。

家元と同じ濃さの上品
節の香りが際立つスープに、エッジを効かすかえし。香ばしいネギ油にネギ。この無敵の味わいにただもうため息。上品の引き＝惹きの美学に悶え「ああ、なんておいしんだ!!」と声をかけると「基本の味ですから」と家元。なんという奥深い言葉なんだろうか。

晩秋
夜明け前気温7℃。朝の清々しい空、色づく川沿いの道。
今シーズン初マフラー。
もうすぐ冬。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ハロウィンにふさわしいシンデレララーメン＝かぼちゃラーメン100大盛り ほんのり黄色がかった品のいい甘さと香りが魅惑的なおいしさを演出

ハロウィンに縁のない私なれど
それでも世の中ハロウィン。渋谷とかで騒ぎたいだけのワカモノ姿には毎年げんなりするが、近所の子供たちが仮装しているのを見ていると微笑ましい。身近で宗教的だったのが、いつも間にか今のように変貌してしまったのは残念。

家元の遊び心
本来はカブをくり抜いていたのが渡米後かぼちゃになったとか。昨年に引き続きがんこはかぼちゃラーメン。漂うかぼちゃの品のいい甘さと香り、ほんのりと黄色がかったスープが美人に見える。さらりとしながら舌触りもどことなくかぼちゃ風。そして、シンデレラが乗った馬車がかぼちゃだったので、今日のラーメンは名付けて「シンデレララーメン」。家元の遊び心いっぱいのおいししさ。

悪魔肉が溶け出してくると、いつものがんこの味に変化するところもまたニクイ演出だ。食べ終わると、こうしてハロウィンを人前に体感できた喜びもあったりしてネ。

今朝も二つ。昨日のと合わせてまるで花束のよう。もうそろそろかな...と思いながらも10月末まで楽しめるなんて不思議。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100大盛り ほんのりとした甘さが漂う穏やかな味わいがじわじわと体に染み込んでいく悦楽に悶えるばかり

やっぱり純正ならでは
がんこの素晴らしさは純正にあり。とんがったワケでもなく、不要なケレン味もなく、穏やかで澄んでいる佇まい。素材一本勝負に頼らない日常の味はどこまでも晴れ晴れと。一口目のスープでこれほどの喜びや幸せを呼び込む悦楽に悶えるばかり。

濃霧とアサガオ三つ
6:30ごろからみるみるうちに朝霧が濃くなり100m先も見えないほどに。昨日咲いた二つが萎まずに新しいのが三つのアサガオがおはよう。明後日で11月、残り2ヶ月で今年も終わるなんて、光陰矢の如しだなぁ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 なんともかけがえのない存在の上品に惚れて惚れられて

今日も家元と同じ濃さをリクエスト
気のせいか麺茹で時間長めでちょうどいいやわらかさ。これが、家元と同じ濃さとの調和がなんともいえず素晴らしくて声をあげそうになってしまった。惚れて惚れられて（季節感は違うけど）麗らかな心持に浸っているあの感じ。どこかで上品を欲している体に、幸せ感と共にすっと溶け込むようにしみていた。

初めての女子二人組
ちょうど初めての女子二人組と隣り合わせ。初めてですと言うと「上品と下品を一つづつ作るからお互い比べっこするといい」と家元。「ああ〜ん、おいしい～」を何度も繰り返していた二人と一緒に店を出たので、ちょっとだけお話。おいしいものを食べてにこやかな笑顔っていいもんだなぁ...と、再び幸せな気分で調布へと向かっていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100大盛り 引きが強いのであっという間においしさの渦に巻き込まれてしまった

やはり純正が大好きだ！
週末のスペシャル、スペシャルベースの不純...それでも私は純正が大好き。エッジが効いてて嫌みのない甘さとの共存。それらのさじ加減が究めているからただでは済まない凄みすらも漂う。

香り立つスープを一口。う～ん、と唸り立て続けに五口。麺を絡めてもどこまでも絡みつく味わい。途中で追加で作ったフレッシュな悪魔肉の煮込み加減、スープに沈めた厚手に切ったチャーシューのほろほろ具合、どれもまた主役を引き立たせる以上の演出。しかも、主役と脇役が入れ替わるスリリングな展開も含め、多面性＝多重性と奥行きの深さの狭間で今日も悶えるばかり。

ブルブル...
めっきり冷え込んで薄手のコートが必要な朝。凛とアサガオ。つぼみがまだあるのでもうしばらく一緒だね。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ねぇ、純正とはこういうものだよと示したような姿に引き寄せられ、その秘密も少し教えていただいた

やはり純正
家元仕様の上品に引き寄せられていたものの、今日も昨日同様平穏な流れの中待っていると、通路に湧きだつあの香りにいても立ってもいたれず純正100大盛り。角がとれてシルキーでスムーズで実にウマイ。やはり純正に敵うものはないと再認識。なんでも削り節を追加で入れているとのこと。昨日電話でパイナップルを注文していたので尋ねると、寸胴の中の縦割りにしているのを見せてもらう。

ああ、純正とはこういうものはこういうものだよ...ぐぐっと引き寄せられて、もう、止まらず、う〜ん、と唸ってしまった。