揚げ具合とソースに倒れてしまいました
折角大阪に行ったんだったら普段食べられないようなものを食べたい。それも、(先週の)出張の楽しみ。大阪の責任者に「大阪らしいところ、例えば串カツとか...」とリクエスト。現場にほぼ毎晩飲みに出掛けているスタッフがいて、彼のお見立てで京橋の「まつや」へ。南港方面から地下鉄で行きましたが、実はJR京橋の改札の目の前。京橋というところは初めて行きましたが、うどん屋の店先に縁側があって夕方から数人がビールをグビグビ、客引きの女の子をかき分けながら歩く、といったようになかなか風情のある場所でした。
1Fは立ち飲みになっている店構えから期待を胸に狭い階段を上ると、揚げところに面したカウンターと窓際のカウンター、そして奥にはテーブルの狭くも小さなお店。厨房の奥にはどうやら住居のための玄関も見えていました。
ソース二度づけは禁止!
これです、こういう店に来たかったぁ...と私の願望を満たしてくれるテーブルの上のソースへの説明。まずは、生ビールで乾杯。歩き、話し疲れた私の体に沁みます。ママさんのお勧めのドテ煮からスタート。味噌屋がブレンドした味噌で十分に煮込み、さらに底の浅いプレートで煮込んだモツ煮込みは、味がしみわたり濃厚ながらもおかわりしたくなるほどあっさりとしていました。そして、やはりママさんお勧めのチューリップと牛肉の串カツ。予想に反して、薄めのころもをからっと揚げてあるのでクドクない。そして、さらっとした(隠し味でほんのりと甘い)ソースに付ける。ソースが濃いと思い先端だけに付けましたが、それではアカンと言われてズッポリとソースを付けて一口。
なんという、旨さ
イチオシのチューリップ。手羽元の肉の部分を広げてチューリップ状にして揚げたもの。こうすれば素早く揚げることが出来るんですね。牛肉は2mmほどの厚さですが下味が効いていてジューシー。ころもにも味が付いているそうですが、素材によって衣も変えているそうです。勿論【企業秘密】。思いつくまま、壁に張ってあるメニュー(100円か150円)からどんどんオーダー。チューリップ、牛肉、豚肉、しいたけ、アスパラ、海老、キス、ホタテ...。冷や奴、焼き鳥(モツ、プルプルわさび、つくね)...。店オリジナルの麦焼酎もすっきりとした飲み口でスイスイ飲めます。気になるおでんが入るお腹がなくなったのでお勘定。生ビール4杯、焼酎6杯入れて二人で7,920円。安くて旨く、ママさんと娘さんも美人。揚げところの渡辺さんに詳しく味の秘密を教えてもらいましたが「ここから先は秘密ですワ」と。
これなら、毎日行きたくなるお店を「明日は、1Fなら8:00から明けてます」と声をかけられながら、お店を後にしました。
住所:大阪市都島区東野田町3-5-1
電話:06-6353-3106
営業時間:8:45~22:30
定休日:火曜
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