淀屋橋界隈という場所は東京に例えると大手町のような
そんな感じを受けるんですが、間違ってないかな。どこか、ゆったりできて、ちょっと商談をしながらお昼ごはんしたい場所っていうのは、なかなかないので色々と探索。意外と現地の人達は近場で済ませてしまいがちで、訊いても知らないことが多く、やはり自分で探すワケです。まぁ、自分自身食いしん坊でどうせなら納得いく場所で落ち着きたいと(決して「グルメ=嫌な言葉です」ではないんですが)。
こういう店構えはひっそりとしても惹かれるものが多いんですね
あとで知ったんですが築百年の古民家。全国各地の契約農家より、一年分の蕎麦の実を仕入れ、温度・湿度にこだわった品質管理、石臼で自家製粉し手打ちされた蕎麦を出すお店。ちょうどよく八畳のお座敷が空いていたので、靴を脱いでくつろいで。お外の光も差し込んで、おじいちゃんの家で自分が将来何になるかなんて考えもしないで過ごしていた頃に戻ってしまいそうな。
お昼時は、小どんぶり(天ぷら/かき揚げ)と蕎麦(かけ/もり)の組み合わせ
私は、かき揚げともりそばを頼みました。まず、かき揚げが出されて半分ぐらい食べていると、蕎麦が出てくる塩梅。この時間差もどことなくいいですね。細くコシのある香り高い蕎麦をじっくりと楽しめました。ここの、そば湯はこってりとしているので、お店の人に訊くとそば粉も混ぜてあるそうです。初めてだったので驚きましたが、おいしく何杯もおかわりしてしまいました。
蕎麦というと純文学的になりがちですが
ここには、そんな無意味な堅苦しいものがなく、正直な気持ちが溢れてました。自分でも台所に立つのですが、こうしていつも同じようにおいしいものが作れるとは限らない。やはり、プロの調理人はすごいものだなぁ...と。夜も、良さそうなので今度は鴨鍋とかどうだろうか?
■土山人 北浜
〒541-0044 大阪府大阪市中央区伏見町2-4-10
tel:06-6202-0069
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