雰囲気たっぷりの玄関に思わず誘われて
そして、ちょっと我儘な注文にもにこやかに応対してくれる店員さん
おでんも食べたいけどおでんセットでは量が多いので、おでんを少し食べてからきつねうどんへ、と注文。噂のさえずりと大根、貝柱とグラスビール。出汁の風味が香る鍋で出てきたさえずり。トロトロのフワフワのゼラチンの塊のようで味わい深く、おお、これがさえずりなのか〜と堪能。
魅力的なメニューをじっくり読んでいると
タイミングをずらして出てきたきつねうどん
なんでも、ほとんどの人が注文するらしいですが、やはり満員の店内のほとんどの人が注文していました。横にいた上品なおじいさん。まずゆっくりと味わうようにお汁をすすって一息、うどんを二口。大きなおあげを一口。これを繰り返していましたが、本当に美味しそうでした。
私も見習って同じように
上品な薄味の中に、しっかりとしたコクと旨味(北海道の天然昆布と九州産の鰹節らしい)のお出し。なんとも言えず、その先に進むことができず一息。どちらかというと四国うどんよりも大阪のうどんの方が好きな私ですが、つるつると一口。待ちきれず大きなおあげを一口食べると、ほんの僅かな甘さ。そのおあげの汁がうどんの汁に交じる後の味の複雑さ。小ぶりの丼の中に生まれる味の小宇宙。さりげない斜め薄切りのネギにもうんちくの何かもありそうです。旨いなぁ、憎たらしいなぁ、食べ終わってしまうのが惜しいなぁ、心のなかで繰り返してばかり。
思えば道頓堀って様々な芸能の中心地
隣の隣の席は、上品な女性二人、囲むようにワケありの男性が二人。京都のお酒を冷でグイグイ。時折聞こえてくる会話もその筋のヒトのようでした。やんわりとした大阪弁を聞いていると夢心地のようでした。そうそう、親切なお姉さんに七味もどこか違う風味で尋ねてみると、「山椒を入れて独特の調合をしてます」と。勧められるまま、お土産に。
ちょっと親子丼も気になってます...。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。