Casa de Borinquen

六本木って最近行かなくなった場所だけど、青山ブックセンター〜U. GOTO FLORIST〜香妃園の特製鶏煮込みそばは避けて通れないものなんです

深夜になると出かけていた六本木ですが
夕方になるとWAVEで色々チェックしたり、深夜にEL CAFE LATINOとか。知り合いの美容師が六本木のお店にいたので髪を切ってもらったり、黒人音楽専門店でLPを物色したり（確か近所にIN & OUTがあった）...まぁ、よく通ってましたけど、最近はご無沙汰気味。まぁ、ママボリンケンの仕事場がヒルズなので、待ち合わせはそちら方面で。

都内で一番好きな本屋さん
キリンジのコンサートまでの時間を六本木でつぶそうということになって、U. GOTO FLORISTで待ち合わせ。私は、1時間ほど早く着いて青山ブックセンターを徘徊。都内で一番好きな本屋さんです。映画や音楽やアート系、雑誌も色々あって、とにかく店内をぶらぶらしているだけで本当に楽しいです。普段はamazonとかネットで情報を集めていますが、実際に手に取りながら探すのも大事。欲しい本を10冊以上も見つけてしまいました。

そして、少し遅れてU. GOTO FLORIST
あれ、TULLY'Sが入っているんですね、ちょっとびっくり。ここ数年間クリスマス関連も縮小気味だったので心配してましが、まさかイベントスペースに使っていた場所にTULLY'Sとは。花の香をコーヒーの香りが消してしまうのではないかと思いましたが、店内はやはり濃厚な世界観を維持してました。美しい花を眺めているだけで心が鎮まります。

昼下がりはコラーゲンたっぷりの特製鶏そばから
今の場所に移転してから初めての香妃園。2時ともあれば人もまばら。窓際の席に座りビールで一息。牛肉・しめじ・タケノコの黒胡椒炒め（ランチセット）と特製鶏そばを二人でシェア。いや〜、実に旨いんだなぁ。こってりとしてて黒胡椒でピリリとしたお肉、付け合せのカタヤキソバもいいんだなぁ。

そして、名物の特製鶏そば。コラーゲンたっぷりのスープにクセのない中華麺。はじめはあっさりと感じたスープがじんわりと効きます。最後に、お行儀が悪いと思ったけど、少し残したランチのご飯をスープに入れればおじや。これまた旨いんですよ、まったくぅ。

今度は、青山ブックセンターで本を見つけて、香妃園で遅めのランチ。そしてGOTOで本を読みながら一休みするコースも悪くないかな？

それにしても、バスで渋谷に行きNHKホールを目指しましたが
渋谷ってホント終わっているなと
ヒカリエも行く気にもなれないし、街頭スピーカー〜液晶パネル〜店内からの騒音、けたたましい若いコの会話、人混み。いたたまれなくなって頭を抱えてしゃがみこんでしまいそうでした。ブラックホークがあってムルギーカレーを食べていたのが遠い幻のように感じます。そういえば、NHKホールの入口でキリンジのチケットを探していたヒト、うまく入手出来ているといいんだけどなぁ...。

新浦安Swellさんで手に入れた幻のコピ・ルアクの豆 きちんと味わうために臼型セラミックの刃を持ったコーヒーミルと円錐形ガラス製のドリッパーとをそろえてみた

マレージャネコが食べたコーヒーの豆が消化されずそのまま排泄
それを丁寧に洗って乾燥させてたのが幻の「コピ・ルアク」。希少価値が高くほとんど入手できない＝高価らしいのですが、新浦安Swellさんで限定入手されたので迷わず予約。

どうせなら、きちんとした器材も必要と思いSWELLさんに相談

①臼型セラミックの刃を持ったコーヒーミル（ポートレクス）
②円錐形ガラス製のドリッパー（HARIO）

コーヒーミルはSwellさんの店頭で購入し、使い方の説明やセッティングもしていただきました。ドリッパーは、Swellさんの説明で円錐形の方がおいしいコーヒーが出来ると何度か説明を受けていたのですが、ガラス製が欲しかったのでママボリンケンの勤務先のヒルズで購入。さぁ、器材が揃ったので、その幻の「コピ・ルアク」を。コーヒー道を極めているわけではないので、言葉を見つけることが難しいのですが、香りや酸味とか味わったことのない世界です。部屋に広がる独特の香りや、飲んだ後しばらく続く余韻は初めての体験です。なんとなくよく分からずあっという間に終わってしまったので、もう一度機会があれば体験＝味わってみたいですね。

■Swell Freshness Coffee
http://www.facebook.com/SwellFreshnessCoffee

■ポートレック
http://www.porlex.co.jp/lineup/coffee.html

■HARIO
http://www.hario.com/index.html

調布百店街を抜けて旧甲州街道を渡り仲町通りにあるレトロな千登世 妙に惹きつけられてもやしそばとタンメンを二日続けて...

しらたかへの道すがら見つけたレトロな店との出会い
そのまま通りすぎてしまうのが惜しいくらいの店構え。う〜ん、どんな様子なのか気になって気になって。色々調べてみると、もやしそばとタンメンが旨いらしいので、勇気を出してガラガラと扉を開けてみました。カウンターとテーブルがひとつ。8人も入れば満席になりそうで、カウンターの向こうでおばさんとおじさんが忙しそうに働いてました。あまり時間をかけずに出てきたもやしそばは、野菜たっぷりの醤油味。野菜はあん入りなのでこってりとしてますが、麺とちょうどいい具合にまざりおいしいです。うん、なかなかとあっという間に完食。そして、翌日はタンメン。まぁ、野菜にしてももやしそばとほぼ同じですが、塩味が野菜と麺にピッタリで、私はタンメンの方が好みかな。

小学〜中学の同級生の亀ちゃんの自家「喜至楼」も同じような店構え
数年前に行った時も変わらず、弟さんとお母さんが切り盛りしていました。こういう中華屋さんが町にあって、出前をとったり家族で出掛けたりしたものです。りっぱなご飯も大事ですが、気さくに立ち寄れる食堂（和食も中華もイタリアンも）って色々もっとあってもいいと思うけどなぁ...。

■千登世
 住所:東京都調布市布田2-32-1
 Tel:042-482-6639

 

よく学生時代に食べていた定番の生姜焼きと肉野菜炒め
急に食べたくなるんです。何も考えずガモガモと食べていく。今では年に一回あるかないかなんですが、値下がりした280円の丼では味気ないと思い、再び千登世。野菜と肉の絶妙の味加減や盛り付けにも、何故か良心すら感じてしまいました。おばさんとおじさんのなんともいえない雰囲気も加えて、こういうお店での味わいって貴重だなぁ...と。（4/15追記） 

豆腐をたくさん食べたかったらパクチーとピータンがたっぷりの豆腐サラダはどうかな？

朝晩は小寒いけど日中は汗ばむ陽気
日々暖かくなってきて通勤路にはツツジの蕾がポツポツ。そんな感じになってくると食べたくなるのが、豆腐サラダ。なるべくいい豆腐が手に入ったら迷わずこれ。十分に水を切った豆腐の上に、ザーサイ、パクチーのみじん切り。トマトとピータンを散らして、煙が出るまで熱した上質のごま油を上からジャー。

シンプルでケレンのない素材だけのおかずなんですが、ビールによし、黒糖焼酎にもよし、濃い目のハイボールにもよし、ロゼにも白ワインにもよし...。

ポルペッティーネ、グリルのかぼちゃとエリンギ 噛みしめて味わうと見えてくるものって、なんだろうか...

ミートボールはコロコロと、野菜はじっくりグリルで甘みを
何故か急に食べたくなるのがミートボール。玉ねぎ、しいたけ、パンチェッタのみじん切りを炒めてひき肉と混ぜてコネコネ。ママボリンケンが作るとボールの大きさが均等になりますが、私が作ると不揃い。「心構えが悪いからこうなるのよ」と、いつも叱られてしまうので、最近はコロコロと焼く担当。濃い目に煮詰めたトマトソースを盛ってパルメザン。口の中で広がるじわぁ～とした感じがいいんだなぁ。

身近な野菜をたくさん食べるにはグリルがいい
我が家で愛用しているル・クルーゼのグリル。じんわりと熱が入るので重宝しています。かぼちゃのこんがりした香りときのこからのだし汁。合わせて食べると、なんともいえないハーモニーなんです。春らしく、濃い目のロゼがすすみますネ。

上野アメ横ガード下「珍々亭」のタンメンを避けて通れないワケあれこれ...

上野発の特急電車で仙台へ帰る
そんなことも、東京から新幹線、またはクルマで帰省することが日常になってからは、例えばさいたまアリーナに行くこと以外は上野に行くことはまずない。思い出すのは、上野駅のすえた匂いとか、どんよりとした雰囲気。とてもじゃないけどお付き合いしたくない雰囲気がプンプン。

不忍池に行くので折角なので何十年振りで立ち寄ったアメ横
ちょっと調べて立ち寄った「珍々亭」のタンメンに、ああ、なんともいえない奥行きを見出して思わずうれしくなってしまいました。店内はカウンターとテーブル。ぽかぽか陽気に誘われて店先のテーブルにも人が集まってくる。通りがかりの会社員、ワケありの老人、急いでいる中年カップル...誰も注文するタンメン。

うん、私もつられてタンメン
いや〜、これがギミック無しのストレートなタンメン。野菜のシャキシャキ感を残したスープ、程よい細さの麺、手際の良い厨房の二人のコンビネーション。ラーメン道を目指している無数にあるお店たちも無意識に一蹴。やっぱり、こうでなくっちゃ。必ずついてくるキュウリの漬物も程よい感じ。チャーハンも気になるので、次回はどうやったら再訪できるか思案中...。

■珍々亭
住所:東京都台東区上野6-12-2
Tel:03-3832-3988

こんがり焼いたパリパリの皮に肉汁を封じ込めたチキンと春キャベツのバター煮との不思議なデュエット 西新宿もぽかぽか...

朝から雨の日が続いたけど今日の天気のように食卓は春爛漫
単品でもおいしいけど一緒にするとさらにおいしいものって色々ありますね。佐賀～福岡の牧のうどん（肉うどん＋かしわご飯）、神田まつやのせいろとエビ天ぷら、生姜焼きとポテトサラダ、よくかき混ぜた納豆と温泉卵、厚めのバゲットにエシレとラベイユのはちみつ...思いつくままに考えただけでも食べたくなってしまうから不思議。

我が家でよく作るのが、ローストチキンと春キャベツのバター煮
チキンはこんがりパリパリに皮を焼いた後オーブンでじっくりと火を通します。これからおいしくなる季節の春キャベツは、オリーブオイルで新玉ねぎと軽く茹でた春キャベツを入れてじっくりと火を通します。水1/2カップとバターを入れて煮込みます。同時進行なので、どちらかが私の担当。それぞれがおいしいのですが、ふっくらとしたチキンの上に、アンチョビでアクセントを付けた春キャベツを載せて食べると、まぁ、これがホントおいしいんです。どっちが主役ではなく美味しさのデュエットを楽しむ。二人でキャベツの1/2を食べてしまいます。

そうそう、西新宿で見かけたぽかぽかの春
京王プラザホテルの小さな庭。コナラ、ミズキ、アカシデ、コハウチワカエデ...樹々の解説を読んでいるだけで楽しい。高層ビルの中庭では、先輩も後輩も同僚もお客様も、みんなで暖かい日差しを受けてお昼ご飯。作られた経済成長とはまったく違う、こうした幸せ感が続くといいですね。

ねぇ、どうする？今シーズン最後の鍋はどぉ？ 寒いからクリームっぽいのはどぉ？エビとマッシュルームのパスタはカレー粉と木の芽でアクセント

木の芽って山椒の葉っぱでピリリと香りのアクセント
こう寒いとあっさりとしたお鍋を柚子胡椒でピリリと。黒糖焼酎のお湯割りでも、どぉ？でも、ママボリンケンからやんわりとダメ出し。駅前の成城石井で話しながらぶらぶらしているうちに、思いついたパスタ。こってりとしたクリームソースに、エビとマシュルーム。そういえば、カレー粉を風味付けに、筍ご飯の時に使った木の芽もまだあるのでのせてみたら。決まれば早いもので、食材を探してサクサクと。

レジを終えると、海辺のライブラリーでいつもお世話になっているメガネ美人ののしさんとばったり。「今夜はなぁに？」とか情報交換。「BLOGにはまるで自分で調理したみたいに書いているけど...」なんて。うん、今回は生クリームを煮詰めるところからパスタを茹でて和えるところだけ参加...。新玉ねぎの甘さも楽しむサーモンサラダも美味しかったです。

その昔「三寒四温」と話すと、どの歌？（カンシオン）とクバーナに訊かれて説明にしどろもどろになったことも思い出す今日このごろ 食卓は春っぽいハーモーニー

黄身酢と筍ご飯のハーモニー
親切なかまどさんで丁寧に炊いた筍ご飯。一番出汁だけの味付けが淡い軽やかさ。アクセントの香りを引き立ててくれる木の芽と塩竈柴崎屋の海苔。朝に光が届いているのに霞にけむる空のような味。そして、季節のそら豆を加えた黄身酢和え。アボガドのこってりさとそら豆のさくっとした感じ。くどくならないように手間をかけた黄身酢。おいしいお酒をほんの少し飲みながら、筍ご飯が炊けるのを待っている時（部屋に漂う香り）をも楽しんでました。

桜並木径を歩いて10分の「しらたか」で名前の由来を尋ねてみると「ママの実家なんです」と...

前日夕方決まった調布でのトラブル対応
目覚ましよりも早く起きた朝はまだ曇りでしたが、キリンジの昨夜届いた新譜「TEN」を二回リピートしながら調布につく頃には真っ青な空が出迎えてくれました。澄んだ空気を大きく吸い込んでいるうちに、眠っていた体も少しずつエネルギーが充填されていくような気分になるから不思議です。やっぱり、こうでなくっちゃネ。幸い午前中でトラブルも収束して一安心。

お楽しみのランチは「しらたか」へ再び
二週間前の「しらたかラーメン」をもう一度食べてみました。くどくないあっさりとした辛めのつゆ、たっぷりのもやしと玉ねぎ、トッピングのネギと圧倒的なチャーシュー。味に深みを与えている黒ゴマ。とてもバランスのとれたラーメンの独特の個性。

①野菜を炒めてスープを入れて一煮立ち
②辛子味噌と少量の黒ゴマを入れてさらに一煮立ち
③ここで味見
④盛り付けはママさんと麺担当の旦那さんが二人で仲良く

もう何年も続けていいる何気ない繰り返し、そして、途中で一回だけの味見（味見をしているお店ってあまりないように思えますが）。息が合っていて動きに無駄がないのも味の秘訣なんだろうか。気になったので、お店の名前の由来を尋ねてみると、

「ママの実家の白鷹町なんです、山形の。入り口にパンフレットもあるのでご覧ください」
「（パンフレットを見ながら）いいところのようですね」
「以前はスナックやっていたんですが、名前をそのままでラーメン屋を始めたんです。ラーメン屋さんらしくない名前でしょ...」

四季折々の風物を紹介しているパンフレットを見ていると、初めて知った場所ですが、山形県白鷹町ってとても良さそうな場所なんですね。そこには、郷土を愛している人たちがたくさんいるのでしょうね、きっと。

■山形県白鷹町
http://www.town.shirataka.lg.jp/
http://www1.shirataka.or.jp/kanko/

 

野菜を多めにと注文すると「野菜のダブル」にしてもらって+100円。ボリューム一杯でお腹も一杯。ちょっと食べ過ぎか...（4/18追記）

成城石井のレジ横のてまり、ポッとした青空 閉所恐怖症になりそうなうんざりとした気分を少しでも和らげてくれる...

それにしても、いまだに横槍を入れてくる前任者
新しいことにもガンコなヤツ
無礼でおしゃべりな女
理解者と電話でやりとりしてなかったら閉所恐怖症になりそうだったんだ。会社のバッジを外したとたんに、気味悪いほど、腰が低くなる。それでいて、自分への風当たりが柔らかくなると、妙に権威主義的になってくる、習性だね（紳士同盟/小林信彦）。

魑魅魍魎な連中と日々付き合っているとホント疲れますなぁ
まったくぅ
でもね、成城石井でジャスミンライスを買ってふとレジ横にある「てまり」とか、早朝のモコモコした青空。身近でなんでもないものに心奪われて、ああ、そんな下らない些細なことにうんざりしていることも馬鹿らしくなってしまうのも真実。

今日は散々つきあわせちゃったね んもぉ、喉乾いた！ というワケで九段下から神田神保町を抜けて神田まつやでしっとりとした昼下がり

桜もそうだけど目で見たものを記憶するのっ...
あっ、ちょっと...なんて言いながら素早くカメラを向けて立ち止まる。なるべく急いでいるんですが、度重なると離れ離れになったり、ちょいと先で待っててもらったり。九段下から神保町、行きたい処山ほどあるので最小限の場所のチェック（ディスクユニオンは却下）したり、こまめに古本屋を出たり入ったりして、九段下から須田町までたった3kmの道をだらだら。いい散歩だねぇ、なんてのんきなこと言うと怒られそう...。

んもぉ、喉乾いた！
ビール大瓶！
とりさわ、焼き鳥（塩）、ウニ。ビールを一気に飲んだあとは、熱燗を二本。朝からコーヒー一杯だったのでふわっとほろ酔い。神田まつやはこうでなくっちゃ。ひっきりなしに出入りするお客さん、てきぱきとした女中さん、にこやかな集まり。ここには特別なものはないけど、昼間も夜も人を引きつけてやまない魅力が溢れてます。10日前にも来ているので、初めて注文したカレー南蛮。う〜ん、旨い！ママボリンケンはいつもの天もり（せいろは二枚）。これも熱々の海老は尻尾も美味しい。やっぱり、こうでなくっちゃネ！

帰りは、秋葉原まで歩いて高速バスで自宅近所まで
なんやかんやで10kmぐらい歩いたかなぁ...
そうそう、神保町でいつも行っていた本屋が健在なのに安心しました。今度時間を作ってじっくり歩きまわってみたいです。

調布ラーメン事情 国領の「熊王」と布田の「しらたか」の関係とは... スッキリした醤油系が続いたのでこってりとした味もまた..

月に何度も訪れる調布での楽しみは「たけちゃんラーメン」以外にも...
別にラーメン博士でもラーメン道を追求しているわけではないのですが、おにぎりを持参していない時は不思議とラーメンが多いです。人づてに聞いた評判のお店を尋ねる楽しみも、許されるのなら移動時間にあってもいいのかなとか。湯島の（御茶ノ水から徒歩6分）「大至」は、一週間に二度も行ってしまったほどですからね。で、「大至」のすっきりとした基本の醤油味のあとは、ちょっとこってりとしたのも食べたくなって選んだのが、調布の国領の「熊王」と布田の「しらたか」。まずは「熊王」の紹介。通り沿いにガラス戸一枚で仕切られたカウンターだけの狭い店。評判の味噌ラーメンを食べてみました。くどくない程のスープには、もっちりとした麺ともやしと玉ねぎを炒めた具。その上にすり胡麻。野菜の甘さと胡麻の風味がとてもいいですね。醤油の方は具の構成が違うので、もう一度行ってみたいですね。

布田の「しらたか」は調布駅東口からゆっくり歩いて10分
ほとんどのお客さんが注文する、しらたかラーメンはは、見た目よりもあっさりした辛目のスープ、程よい太さの麺、チャーシューが4枚。かいわれともやしと玉ねぎを炒めたのが少々。すり黒ゴマをスープに混ぜるとコクが更に増して、味の変化も楽しめるようになっています。今度、大阪から出張の人と来てみようかな？

国領も布田も初めて行った調布の地域
木造アパートの壁一面の選挙や探偵のポスター。しかも、地面にまで素行調査のポスターを貼る念の入れ具合。角を曲がると突然キタロウが出没してきて、ぼんやりしていたので驚いたり。駅の周りだけではない調布の姿も色々と調べてみたいところですね。そうして、地元の人たちに愛されているラーメン店のなんともいえない雰囲気。なんでも、「しらたか」のオーナーは「熊王」で修行をしていたらしい。お互い決して立派な佇まいではないのですが、ちょっと応援したくなりますね。

■熊王
東京都調布市国領町4-9-16
Tel:042-486-2463

■しらたか
東京都調布市調布ケ丘2-2-2
Tel:042-488-6699

みそと盛り付けや具が違う熊王の醤油味を食べて来ました。こちらもなかなか美味しかったです。（3/22追記）

ねぇ、もう昼間っからお酒を飲んでちょいと盛り上がっている神田まつや いいなぁ〜と思いながらいつもの鴨南蛮の大盛り

仕事中なのでお酒も飲まず清く蕎麦一杯を
本籍が日本橋なのに仙台育ち。吉祥寺生活を始めた私は、例えば「僕的東京案内（松山猛著）」「東京面白倶楽部（矢吹申彦著）」を手がかりに須田町へ。もう、30年近く通っているのが神田まつやなんです。蕎麦というと純文学的な処で肩身の狭い思いをすることもあるのですが、ここは気さくに寄って蕎麦をすすることが楽しみな処。やっぱり、ちょっと並んで、エプロンのお姉さんに案内されて座って、「そうねぇ〜、鴨南蛮の大盛りでももらおうかな」と。昼時で満員の店内を見渡すと、あちこちでお酒やビール。にこやかに微笑んでいいる人たちの姿を眺めているだけでほっとしますね。

まず、汁を一口。蕎麦をすすって一息
香ばしい鴨肉を頬張りニンマリ。蕎麦をずずっとして、汁を一口。ふぅ〜っと、落ち着いたらシコシコした葱を。肉団子をどのタイミングで食べるか迷ってたりして。ああ、いいんだなぁ、この鴨南蛮の大盛り。他にも美味しいそうな蕎麦や丼もあるんだけど、ここ何十年は鴨南蛮ばかり。近所に仕事場があって、選択肢として神田まつやがある人たちって羨ましいですよ、まったくぅ...。

先月火災にあった藪そばも立ち寄ってみましたが、できるだけ早く元通りになることを祈ってます。

春らしい陽気に誘われて昼食後は高層ビルの広場で沈丁花の香りに包まれて日向ぼっこ 事務所に戻ると桃のお菓子が机の上に

春といえば、なんとなく淡いピンク色を思い浮かべて
思わずティパニ...じゃなくて、ほんわか。花粉症ではないの（と、思うのですが）ですが、鼻がくしゅんくしゅん、目がチカチカ。それでも、昼食後は気分転換も兼ねて高層ビルの谷間にある広場でぼんやりと日向ぼっこ。さすがに、マスクの人はいないんですが、思い思いのお弁当を広げて楽しそうなお昼休み。同僚と一緒にうわさ話、一人でぼんやりと、本を読んだり、音楽を楽しんだり。縦パノラマ写真でもと思ってアングルを試してみると、ほんのりといい香り。つられて足を向けてみると、人知れず咲いている花の薫り。ほんの少しの花の群れなのに、じっと香りだししている姿に妙に惹かれてそばを離れることができませんでした。

信玄桃という名の小さな桃のお菓子
事務所に戻るとかわいらしいお菓子が机の上においてありました。山梨県笛吹市ってよく知らないのですが、調べてみると桃の産地。それで桃のお菓子、と納得。見た目は本物そっくりの姿が、桃の出荷に使うようなデザインの箱に収まってます。中を割ってみると白あんと桃のゼリーのつぶつぶ。サクッとした皮と白あん、気がつくとゼリーの風味。普段お菓子を食べない私ですが、もうひとつ食べたくなるようなおいしさ。桃の産毛も本物そっくり。笛吹市・花の開花情報によると、今月中旬から桃の花が咲き始めるらしいですが、しばらく、山に行っていないのこともありちょっと行ってみたいですね。

■桔梗屋
山梨県笛吹市一宮町坪井1928
http://www.kikyouya.co.jp/ http://www.fuefuki-kanko.jp/detail/index_222.html