Casa de Borinquen

島根の直ちゃんからのあご野焼とお隣さんからの湯川の柿 こんなにおいしいものがあるものだとその秘密がどこにあるのか知りたくなりました 食は西にありなのかな？

直径70mm、高さ150mmって想像できる？
島根松江から届いたあご野焼の圧倒的な姿。詳しくは知らないのですが、ずっしりとした重さと存在感に圧倒されて二人でたじろいでしまいました。味見をするために7mmほど切って一口。ウググ、と二人で目を合わせて何だこりゃ〜。あご＝飛魚の濃厚な出汁がまず飛び込んできて、噛めば噛むほどその深さと奥行の遠近感にヤラれてしまいました。味見のつもりがもう1cmほどの催促。これはなんとも言えない幸せ感の始まり。

直ちゃんは、生姜醤油とかで食べてもいいけど、そのままガブリと食べるのが一番おいしいのよ、と。もしかして、これって仙台の笹かまぼこに似たものがあるのかな。なんか、練り物のこと色々知りたくなりました。

甘くて歯ごたえがたまらないジューシーな柿
柿フェチのママボリンケンが一口食べて悶絶。つられて私も言葉を失ってアワワとなってしまうほどの湯川の柿。お隣さんからいただいた柿の由来を知りたくなってしまいます。奇跡が起きることを待っているような不思議な感触を思い出させる、あの感じを噛みしめる幸せって、どこかぐるりと回って戻ってくるのかな。

見続けている「ごちそうさん」って、西の味について色々と考えさせられることも多いのですが、食は西にあるのかなとぼんやり考えてます。

■長岡屋
島根県松江市浜乃木2-4-5
Tel:0852-27-3811
http://www.mosuke.co.jp

■上田農園 上田一郎
奈良県五條市西吉野湯川242番地
Tel&Fax:0747-34-0804

先週知り合った方と食べ物の話になって「やっぱり和食だよね」と意気投合 豪華な御膳を並べるよりもささやかなご飯がとてもおいしく感じてます 今夜の月のようだね

覚えているかな「女たちよ！」
高校の時にこの本に出会って、世の中こんなスタイリッシュな人がいるんだなぁと感心したことを今でも覚えてます。伊丹十三さんといい加藤和彦さんといい、私にとっては憧れの人。とかく世の中狭くしてしまう私に、広い世界を教えてくれた一人。

その中で紹介されている「ホタテサラダ」の作り方は調理などしたことない当時の私でも、本を読みながら（母にも手伝ってもらいながら）こさえてみました。あれから、もう40年近く経過した今、ホタサラという名前で我が家でも続いているおかず。成城石井のホタテ缶詰は、ホタテの肉が詰まっていて汁も少なく食べごたえがあり、食べ慣れたホタサラもワンランクアップ。

「女たちよ」はジャケットが違ったバージョンでamazonでも入手可能ですが、個人的な思い入れとしてはNOV.さんのジャケットでないといけません。そして、なんだか伊丹十三さんの映画を見たくなっているんですけど、まずは「たんぽぽ」かな？とにかく、奥さん（宮本信子）をきれいに撮ろうとした愛情も素晴らしんだなぁ...。

月齢15.6 今夜の月も見応え充分
帰り道、風にあおられながら駅に向かうと、昨夜と同様ふわりと浮かび上がっている月。今夜はわざと手ブレ風の写真。航空障害灯のこと思い出せなくてわざわざ検索してしまいました。

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図書館で借りて来た「女たちよ」を久し振りに読んでいますが、そのホタテサラダの記述がない。慌てて色々調べてみると、味の素のマヨネーズのCMだったことが判明。う〜ん、人の記憶ってものはあてにならないんだな...と実感（12/3 修正）

小三治さんの「うどん屋」を聞いてからうどんが再び食べたくなってリクエスト いちから作るカレーうどんはいつまでも続くとろみでハフハフ

冷凍庫にストックされているカレーはインド風
これはカレーうどんには合わないんですね。やっぱり和風だしで作ってとろみを出さないと、お蕎麦屋さんで食べるようなあの味にはならないんです。というワケで、ママボリンケン、がネットでレシピを検索。その通りに作ったら、んまぁおいしいカレーうどんに。

少しコシのあるうどんがこってりとしながらも後味のいい上品なタレに馴染んで、熱々をズルズル。いつまでも続くもとろみでハフハフ。自宅で作るから、具（お肉、キノコ、玉ねぎ、小松菜）もいっぱい。タイカレーを作った時のパクチーをトッピングして爽やかに。

今度はカレーそばかな。

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好評につきカレーうどん再び
前回の反省でとろみを押さえて、長ネギと平たけ、三つ葉をたっぷりと載せて。底からぐるりと回してかるくかき混ぜてズルズル。うん、強めの出汁とカレー味を堪能。汁も飲み干してため息。我が家のは↓を少しアレンジして。（11/21追記）
http://www.ntv.co.jp/3min/recipe/20121026.html

急に寒なって恋しくなるカレーうどん
今朝は朝から寒さが厳しくなって、コートを替えて出勤。こういう夜はやっぱりカレーうどんが恋しくなります。とろみをゆるめにして、お肉たっぷり。さっぱりとした三つ葉、小松菜のシャキシャキ感、玉ねぎの甘さも名脇役。（12/9追記）

11/12 柳屋小三治独演会 江戸の冬の寒さと夜の暗さと屋台の灯りの余韻は帰り道の夜道まで続く...

 

志ん朝さんが生きていれば同い年ぐらいかなぁ...
ゆるく始まった「粗忽長屋」の長めのマクラを聞きながらぼんやりと考えていました。そう、小三治さんはマクラだけで終わってしまうほど長いと聞いていましたが、沖縄に行った時の話を行ったり来たりしながら話してましたが、すぅっと噺に入ると、テンポよくメリハリが出てくるから不思議。

15分の休憩をはさみ始まったのが「うどん屋」
初めて聴いた噺ですが、酔っぱらいのオヤジがうどん屋に絡むという噺。酔って同じことを繰り返す人情派のオヤジ、どぎまぎしながら応対する（うどんを食べて欲しいがために）うどん屋。風邪っぴきの女性に小声で呼ばれてうどんを作る姿、うまそうにすする姿（絶品）。いや～、うどんが食べたくなりましたよ、まったく。

会場の浦安市民文化会館を出て、真っ暗な夜道を来るあてもなさそうなタクシーを探しながら歩いている時までにも、江戸の冬の寒さと夜の暗さと屋台の灯りの余韻にいつまでも包まれていました。

偶然の一致で夕ご飯はさくらうどん
たらこをほぐしてバターを少し、出汁汁を入れて混ぜておいた丼に茹で上がったうどんを入れて和え、あさつきと海苔をトッピング。熱々のままぐるりとかき混ぜズルっと一口。小三治さんの影響で、さらにズルズル。たらこの塩味を薄めの出し汁で割っているのであっさりとしてくどくない。神泉で初めては食べた味に近いと、ママボリンケン、も自賛。

これから、寒い夜が続くので、うどんが食卓に上がる機会も増えてきます。次は、肉うどんかカレーうどんかな（気持ちはカレーうどんを支持）。というワケで、YouTubeで見つけた小三治さんの「うどん屋」をもう一度。（写真は湯気でちょっと曇ったかな？）

Baccarat ETERNAL LIGHTと龍天門の裏メニュー担々麺 ７年ぶりで訪れたエビスガーデンプレイスで見つけた冬のはじまりと小さな我儘に

8,472ピースのクリスタルパーツと250の灯りのバカラのシャンデリア
はっとするようなまばゆい光がすくっと闇の中に浮かぶ、右往左往するほどの群衆のざわめきも聞こえないほどの静かな空間。このごろ年末にかけて、日本全国どこでもどんなに些細な場所であってもLEDの照明が（イルミネーションと呼ぶ）溢れ、その多くは場違いだったり過剰だったりしていささかげんなり。でも、恵比寿ガーデンプレイスは、ツリーとバカラのシャンデリアを結んだ坂道が程よい演出をしているのでいい雰囲気。是非お二人で…。

裏メニューにしておくのがもったいないほどの龍天門の担々麺
恵比寿でのランチミーティングで案内されたのがThe Westinの龍天門。落ち着いた中にも抑制された華やかさがあって落ち着いてランチを楽しむことができました。実は裏メニューがあるんだけど、と囁かれて頼んだ大好物の担々麺。いや〜、まいりました。

白ゴマベースのスープに絡む表面がざらっとした細麺、山椒がピリリとした具をレンゲで底からすくい、合わせて一口。様々な香りがすっと抜けていくよう。んん、と思いスープを一口。もう一度、スープと具を絡めて細麺を一口。そして、二口目のスープを。無口になってしまった三人がようやく「おしいね〜」と破顔。大好きなのでおいしい担々麺を探しているんですが、ここ龍天門の担々麺はいいですね。個人的には今年の担々麺ベストで、銀座篝の鶏白湯につぐ大発見。

なんかもう少し食べたくなって選んだちょっとした我儘
海鮮のさっぱりとしたのをメニューで選んでみたものの選びきれなくて、そうなら海老と帆立と野菜を混ぜて。なんて、ちょっと我儘（かな？）。抑制の効いた味付けと海老と帆立の香りを楽しむことができまた。なんだか、キリリと冷えた白ワインが一口飲みたかったんですが、次に控えた仕事を考えると良い子にしてました。それでも、おいしいものをたくさん食べながら充実のランチミーティング。

■Baccarat ETERNAL LIGHT
http://gardenplace.jp/special/1310baccarat/index.html

■龍天門
http://www.westin-tokyo.co.jp/restaurant/ryutenmon/index.html

果物の中で一番好きなのは？と問われればリンゴと答えてしまう私が思わずうなってしまった「大文字リンゴ サン北斗」は岩手県平泉から

リンゴが大好き、いいえ今回はAppleの話ではないんです
岩手の叔母からいただいたりんごの話。小さい時から岩手のリンゴを送っていただいて食べていますが、岩手もりんごの産地。つい数日前に岩手リンゴの紹介している番組をちらりと見て、岩手のリンゴもおいしいんだよね、とか話ししていたばかりなのに、「大文字りんご」というリンゴが届きました。早速、皮をむいて食べ【前のめりに悶絶】。

おそらく今年食べたリンゴの中では一番
かりっとした食感とたっぷりのみつ
甘さと酸っぱさのバランスがなんともいえずふくよか

お礼の電話でも大興奮
一ノ関の周辺もリンゴ畑が多くなっているそうです。「大文字りんご」は一ノ関の隣の平泉の東稲高原でヨーグルト菌を使って栽培、樹上完熟収穫、無袋栽培と愛情と手間をかけられて育っています。パンフレットには月替りで品種が替わるそうなので、次の品種が出たら注文してみたいと考えています。

おいしいりんごを探しているなら↓のパンフレットのPDFで注文できますので、お早めにネ！

■(有)大文字りんご
　〒029-4101 岩手県西磐井郡平泉町長島字山田689
　Tel:0191-46-4073
　Fax:0191-46-4099

■パンフレット（PDF）
大文字りんごパンフレットをダウンロード

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ママボリンケンの実家から電話
りんごは皮付きで食べないと。うん、そうだったと朝に皮付きでむしゃむしゃ。おいしさを倍増するほど。これから、こうやって食べないとネ。というわけで、追加オーダーをFAXで。北斗は出荷が終わっているのでサンフジが届く予定です。ウフフ、今から楽しみです。（11/17追記）

ULALAKA MARCHEで見つけた万願寺とうがらしはタイカレーにルコラはシンプルにサラダとパスタに

急に食べたくなるのがタイカレー
油をまったく使わないのでヘルシー、香り高いジャスミンライスといつものコンビはスープを多めに。野菜をたくさん食べられるのもいいのですが、万願寺とうがらしも入れてみました。ピーマンと比べて青臭さが少なくちょっと甘みもあって、タイカレーに合いますね。最近九段で見つけたお皿は、内側の縁にかえしがあるのでスープをすくうのに便利なことを実感。 生でも火を通してもストロングなルコラ 前にも書きましたがスーパーで売っているルコラは情けないのが多い。いいのを探すのに手間がかかります。

生でも火を通しても、その味わいが落ちないルコラ
ママボリンケンがルコラを見つけた時にイメージしていたのは、海老と合わせたパスタ。アーリオ・オーリオで海老を炒め、ワインを入れてフライパンを揺すりながら乳化。トマト、ルコラ、パスタを入れてあえるだけの、シンプルで時間との勝負なパスタですが、海老の旨味とトマトの甘さ、そしてルコラの香りがソースに絡み合い、うまぁ〜おいしく出来ました。

次回のULALAKA MARCHEは用事があって行けませんが、次も楽しみですね。

11/10 8:00-11:00 ULALAKA MARCHE 無農薬栽培野菜の力強さをかみしめて

塩釜の庭に生えているルコラのストロングな味わいだけど
どうもスーパーに並んでいるルコラには味も香りもタンパクで、初めてイタリアンやフレンチレストランで食べた時の風味と比べると物足りないと常々思っています。生産者と提携して少しでもおいしい野菜を（野菜に限らずお肉やお魚も）入手する努力を重ねているのも、世の中が【偽造】で揺れている中とても大事なこと。

数ヶ月前に海辺のライブラリーの企画打合せでマルシェを準備中
そう教えていただいてから待っていたいた「ULALAKA MARCHE」におじゃまして来ました。色とりどりの新鮮な野菜が親しみやすい顔で並んでいるのを見ているだけでうれしくなり、色々質問してしまいました。

ご自身が栽培しているのではなく、成田の農家と提携しているそうですが、そのネットワークとフットワークにも今後の展開も楽しみ。身近な場所（自宅から歩いて数分）にあるなんて、ホント、いいですね。個人的な、野菜をコラージュしたイラストとロゴがとても好きになりました。えっと、次回は12/8になりますので、ご近所の方は是非。

これらを調理するか色々考えながら選んでいるママボリンケン
その横で、何人かの顔見知りに挨拶をしていると、パンとスープもあるんですね。パンは、あの（個人的にはこの近辺ではベストの）マイン・ベッカーさん。近頃自宅でのパン作りに目覚めているのでしばらく行っていませんが、今度の終末にでも顔を出してみたいです。

予告先発は野球だけじゃない ちょうど食べきりのあっさり味の豚汁ってほんとうにおいしい

今夜何にする？なんて夕方になると落ち着かない献立選び
歩いて数分のスーパーに出かけ当夜の材料を選んでいると目についたのが里芋。そうなるともう豚汁モード。どぉ？なんて言うと「明日考えておく」と予告先発。心のなかでガッツポーズ。いやはや好きなものですから、つい。

いつも作りすぎるので今回は食べきりで
出汁の中で材料（里芋、にんじん、ネギ、大根、こんにゃく、しめじ）をアクを取りながらコトコト。豚バラは一旦湯通しをして、味噌（我が家は仙台味噌＋白味噌を50:50）で味を整えて、豚バラとネギの青い部分を入れます。仕上げに醤油を大さじ1、胡麻油を数滴が隠し味。

いつもよりも 、あっさりとした出来上がりに、ママボリンケンもおかわりしてごちそうさま。私も二ヶ月ぶりの豚汁を堪能しました。

通いつめて30年 神田須田町まつや いつもと同じものを頼んでいつものようにうれしくなって 相席の上品なご夫婦とちょっとしたきっかけで会話が始まって淡く心静かなほろ酔いの昼下がり

まつやに行くと今度は違ったもの
例えばカレーそばとか頼んでみたいね
…とか考えているんですが、それは月に何度か来れるのならいいかもしれないけど、年に数回ならば、やっぱりいつもの流れ。わさびいもでビール。熱燗を二本頼んで焼き鳥（塩で）。とったりやったりしながらもう一本頼んで、親子煮。土曜の昼下がりひっきりなしにお客さんが出入り。何年も変わらないお姉さんたちの姿。もう、通いつめて30年。蕎麦屋というと純文学的で堅苦しいとこありますが、まつやには独特の親しみやすさがあって、それは村上春樹風に表現すると《重ねられたふたつのスプーンのようにぴたりと（スプートニクの恋人）》した感じ。

で、やっぱり鴨南蛮の大盛りと天もりせいろ二枚
鴨肉が三枚、とっときの肉団子、短冊に切ったネギ。ずるっと汁をすすりため息。蕎麦を一口、鴨肉を頬張り、ため息。蕎麦をすすり、ネギをひとつまみ、汁をもう一口。やっと落ち着いて、ママボリンケンの熱々の天もりの海老天を一口。当たり前のように香り高い熱々の海老天が出てくるとこが、実はまつやを気に入っている所以でもあるんです。

おいしそうですね…
と、相席の上品なご夫婦に声をかけられました。そりゃ〜、おいしいのなんのって、鴨肉がね…。なんてことから、話が弾んで川下りをしたお話や、東京の東西の文化の違い、3.11以後の日本の姿、無粋な首都高速、グルグルと渦を巻く河口、と話が尽きません。何故かまつやに来るとこうして見知らぬ方々と色々とお話をすることがあって、ああ、この場所も水と水とが出会うところなのだなぁ、と淡く心静かなほろ酔いの昼下がり。

ボリンケンさんのBLOGも食欲の秋ですね なんてやさしいコメントには秋鮭はどう？と返事をしようかな 秋バテ、皆さん大丈夫ですか...

秋バテ、皆さん大丈夫ですか...
なんでも「新型秋バテ」も出てきているようで、胃腸や内臓などが冷え、体全体の働きが低下。 猛暑は何とか乗り切ることが出来ても、涼しくなってきた今頃に、体の疲れが一気に出てしまい、遅めの夏バテ＝秋バテになってしまう人も多いとか。

体をじんわり温めるシュワシュワのお風呂と合わせて
秋鮭のグラタンはどうでしょうか
玉ねぎをバターでじっくりと炒め始めると、それだけでなんとも言えずいい匂いがキッチンから。ホワイトソースにこの炒めた玉ねぎとマシュルーム、秋鮭を入れ、チーズを（多めに）かけてオーブンへ。茸の香り混 じりの熱々のソースと香ばしいチーズを絡めて秋鮭をハフハフ。体も心もポカポカ。

今年最後の四川キュウリかな ストロングなみょうがと合わせていつもの浅漬（さっと和え）に再び悶絶 塩豆腐と納豆ご飯、こういうのを毎日食べていたら体も澄んでくるのかな

駅前のアトレでふらりと四川キュウリを見つけると
それなりに色々考えていた晩ご飯の献立をうちゃちゃて、完全和食。四川キュウリと塩豆腐（オリーブオイルであえる）をツマミに白ワイン。最後は、納豆ご飯の大盛り。大袈裟ではないささやかな和食の晩ご飯。香り高い塩釜柴崎屋の海苔は新鮮でプリプリの卵かけご飯にも。

うん、和食ってお皿が。二人で大小合わせて20個も使うなんて…。

冬のサラダの季節 真っ赤な紅玉なら皮ごと、生クリームのドレッシングとパンチェッタのオイルでボリュームいっぱいのワンディッシュサラダ

我が家で冬のサラダと長い間呼んでいるサラダ
もう随分前に手にした「パトリス・ジュリアンのフランスワインABC（1997年）」という本、色々と参考にしていますが、最も多く料理しているのが「Salade fout en un」。リンゴ、ジャガイモ、チコリ、葉っぱも含めたセロリ、ゆで卵、赤たまねぎ、1cm角に切ったチーズ。生クリームとブイヨンのドレッシングであえて、最後はカリカリに焼いたパンチェッタとセルフィーユ。じっくりと火を通したパンチェッタから滲みでた熱々のオイルを回しかけます。

皮ごとの紅玉の甘酸っぱさ、バーミュキュラでホクホクにしたジャガイモ、ざるの上で自然乾燥させたサラサラの赤玉ねぎ、シャキシャキしたセロリ。キリリと冷やした トスカーナの白ワイン。一皿で十二分に満足の冬のサラダです。

おいしいものってなんだろう
ホテルの居直りに近い自爆会見を見聞きしていると、呆れてうんざり。明らかな偽造なのに表示の問題で現場の板前さんに責任をなすりつける。巧妙に調理されてしまうと素人には分かりにくくなってしまう恐ろしさ。世の中の欺瞞を見ているようで何度も憤慨。これを機会に、安手のグルメ番組や旅行番組がなくなるといいんですけどね（三流のタレント＝足らんとに気軽に「うん、旨い」なんて言って欲しくないし）。

手に入る範囲でなるべく良い素材を見つけて、出来るだけ手間をかけて作る家庭料理に優るものはないと、最近つくづく思ってしまいます。

サンマに含まれるビタミンB12は神経の健康維持に、赤タマネギには風邪予防のアリシンが 血液をサラサラにし血糖値や血圧を正常に

季節のサンマ、色々な旨みがいっぱい
朝日朝刊の記事（もてなし流 実りの季節に）を見て即決のサンマのマリネ。サンマには、脂質、ビタミン12が多く、血液のコレステロールを下げ、血液の流れを良くし血栓を防止。DHAには、脳の働きを高める。赤タマネギには血液をサラサラにし血糖値や血圧を正常に保つ効果があるそうです。

きちんと下ごしらえ
ニンニクオイルで白ワインビネガーで1時間ほどつけ置いたサンマをオリーブオイルで炒めて、お好みの野菜に盛りつけ。サンマの脂みをオリーブオイルでさっぱりと。大好物の赤かぶの辛味とサンマの風味がこれ以上ないほどの相性。カリカリのニンニクもサンマにアクセントを加えてくれます。季節のお魚を、色々なスタイルで味わうことも大事ですね。この季節に、サンマの塩焼き＋大根おろし＋ポン酢醤油というのも、もう一度（いやもう二度ほど）じっくりと味わいたいものです。

あまちゃんでユイちゃんがやさぐれている時に食べていたナポリタンに粉チーズをかけてあげた勉さんの演技は、実はアドリブだったんですねぇ

そんな話をしていたら食べたくなったので
通常のナポリタンはケチャップ味なんですが、danchu2008/10月号に載っているオステリア ルッカ桝谷シェフのレシピは、ソーセージをカリカリに焼いて野菜を入れた後でブイヨン＋トマトペーストでソースを作り、半分まで煮込みます。銀のお皿に載っている喫茶店風のナポリタンも（お弁当の付合せの味）好きですが、ひと手間かけたこの味が近頃の定番。お皿も温めて、最後の最後まで熱々。

ＮＨＫウイークリーステラ臨時増刊号『あまちゃんメモリアルブック』
演出家に聞く〜カメラのこっち側は裏話満載
さらっと撮っていると思っていましたが、演出家が週単位で裏話を公開。これからBOXとかでもう一度見る人にも格好のガイドブック。14週目、ハラハラするぐらいやさぐれていたユイちゃんが感情をこらえながら食べているナポリタンに、チーズをかけてあげるシーン。何故？チーズ？と疑問だったんですが、あれは勉さんのアドリブだったんですね。

■あまちゃん関連商品
http://www1.nhk.or.jp/amachan/goods/