志ん朝さんが生きていれば同い年ぐらいかなぁ...
ゆるく始まった「粗忽長屋」の長めのマクラを聞きながらぼんやりと考えていました。そう、小三治さんはマクラだけで終わってしまうほど長いと聞いていましたが、沖縄に行った時の話を行ったり来たりしながら話してましたが、すぅっと噺に入ると、テンポよくメリハリが出てくるから不思議。
15分の休憩をはさみ始まったのが「うどん屋」
初めて聴いた噺ですが、酔っぱらいのオヤジがうどん屋に絡むという噺。酔って同じことを繰り返す人情派のオヤジ、どぎまぎしながら応対する(うどんを食べて欲しいがために)うどん屋。風邪っぴきの女性に小声で呼ばれてうどんを作る姿、うまそうにすする姿(絶品)。いや~、うどんが食べたくなりましたよ、まったく。
会場の浦安市民文化会館を出て、真っ暗な夜道を来るあてもなさそうなタクシーを探しながら歩いている時までにも、江戸の冬の寒さと夜の暗さと屋台の灯りの余韻にいつまでも包まれていました。
偶然の一致で夕ご飯はさくらうどん
たらこをほぐしてバターを少し、出汁汁を入れて混ぜておいた丼に茹で上がったうどんを入れて和え、あさつきと海苔をトッピング。熱々のままぐるりとかき混ぜズルっと一口。小三治さんの影響で、さらにズルズル。たらこの塩味を薄めの出し汁で割っているのであっさりとしてくどくない。神泉で初めては食べた味に近いと、ママボリンケン、も自賛。
これから、寒い夜が続くので、うどんが食卓に上がる機会も増えてきます。次は、肉うどんかカレーうどんかな(気持ちはカレーうどんを支持)。というワケで、YouTubeで見つけた小三治さんの「うどん屋」をもう一度。(写真は湯気でちょっと曇ったかな?)
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