ちょっと憧れの有元葉子さん
気取ったところもなく、とかく高級な食材に偏ることもなく、ちょっとしたコツでおいしくなるおかずを丁寧に紹介。器の選び方にも独特のセンス、見習いたいです。先月出たばかりの『この2皿さえあれば』を早速手にすると、左右に2品の写真、ページをめくると概要とレシピ。どれもこれもため息と共にかなり参考になる。あとは、イメージした食材を泉銀さんで探すだけ。(いつも泉銀さんで見つけたお魚によって献立を考えるのと逆)
鰤王のしょうゆ焼き
鰤の焼き方を一からやり直す。オリーブオイルでまずはトングではさみながら皮を初めに焼く。弱火にし両面をじっくりと焼く。途中で九条ねぎを焼き色がつくまで炒め取り出す。火を止めて醤油を垂らしからめ器へ。ねぎを戻しからめたあとに盛り付け。九条ネギの青い部分の刻みを混ぜたの大根おろしと一緒に食べると、いや~、これまでの作り方を一蹴するほどおいしく二人でニンマリ。分厚い鰤王の切り身を見つけたら是非もう一度食べたい一皿。(〆張鶴しぼりたて生原酒)
牡蠣の春巻きと白髪ねぎ
加熱用の牡蠣が量り売りと知り、まずはこれから。大きいところを選んでもらった牡蠣を、丁寧に下ごしらえして春巻き皮で巻くだけ。中温でカリカリになるまでゆっくり揚げて出来上がり。春巻きの香ばしい食感のあとからお楽しみのクリーミな牡蠣が顔を出してくる。白髪ねぎと辛子と合わせてもよし。(辛口のロゼ)
たらこソースのパスタ
ほぐしたたらこをにんにくオイルでプチプチになるまで炒め、ちりめんじゃこと赤唐辛子のみじん切りを加えてさらに炒める。パスタを入れてセドリック・カサノヴァのケイパーとイタリアンパセリのみじん切りを加えからめる。たらこパスタは生のまま和えるという定番をひっくり返す作り方のさることながら、ボッタルガ風初めての味に惚れ惚れ。(軽めのブルゴーニュ)
おいしさのコツを気づかせてくれる調理方法と新鮮なお魚さんたちを見つける楽しみ。これが一緒になると、ウフフ、わくわくするほどおいしい晩ごはんになるなんてホント驚き。どんなお酒が合うかどうかも楽しみ。
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