2013年キンリンジからヤスが抜けて
兄はKIRINJIとして再スタート、弟ヤスはソロへ。NHKホールでラストステージを見てからもう6年も過ぎてしまったのか。それから二人のアルバムを楽しんでいるが、特に今年リリースの2枚が最近のヘビーローテーション。
KIRINJIは、コトリンゴさんが抜けた前作からサウンドが変わりよりバンドらしい作り。新しいテイストを盛り込む手腕も兄らしい。インタビューを読んでいると音作りの秘密がよく分かる。先行シングルの「killer tune kills me」のPV(主演のん)がとても良くアルバムを待っていただけにこの手応えに大満足。
一方ヤスは、青臭さと男臭さの二面性のある歌声がまずいい。サウンドは兄のように細かく作り込まずに、どちらかというと無骨さを全面に出しているところがヤスらしい。「What A Wonderful World」の多幸感や「Destiny」のスタックスマナーの高揚感にグイグイ迫られる。そういえばCMでのんがヤスの曲(エイリアンズ)を歌ってけどこれも良かったなぁ。(のんの前はヤスのボーカルバージョン)
こうしてヤス~KIRINJIを立て続けて聴き、その違いやどこかでつながっている点を見つけて楽しんでいる。共にSportifyをDL〜アルバムの収納曲が終わると、関連した曲が自動で検索されるのが意外にも、ほほ~と唸ってしまうほどいい選曲。オザケン、オリジナル・ラブ、キリンジの旧作...。どんなアルゴリズムを使っているのか、ちょっと気にしている。
そういえば、キリンジ時代のそれぞれのソロに方向性の違いを知ったことも思い出して、それらも合わせて聴き直しているところ。2005年リリースの、兄「冬来たりなば」、ヤス「My Stove's On Fire」のカバーは名曲名演奏だと思う。
■KIRINJIインタビュー2019
https://qetic.jp/interview/kirinji-cherish-feature/338659/
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