ああ、やっぱり泉銀さん
年末の喧騒が嘘のように穏やかな午後に今年初のお店へ。「ここんとろこで、やっといろいろ揃ってきたんだよ」と、店内をキョロキョロ。選びきれないほどのお魚がぴかぴかと輝いていた。やっぱり、こうじゃなくっちゃ、なんて一人言しながら選ぶ楽しさ。ようやくバラちらしにすることにしていると
「今から鯛をさばくね」
と。んまぁ立派な鯛に一目惚れ。マグロ（直前に漬け）、ホタテ（プリッと）、コハダ（ピカッと）、鯛（弾けるような）、三番瀬の海苔（香り立つ）。きりりと冷やした八海山しぼりたて原酒でお魚をつまむのもいいし、泉銀さんイチオシの「木桶魂」（カネモリ醤油）をちょんと付けすし飯と合わせるのもいい。いやもぅ、おいしいネ、と食卓にも笑顔。
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二人よりも四人のほうが楽しい
寒波がやってくるので帰省しなくていいと連絡もあり義妹夫婦と一緒に過ごしたお正月。年末賑わう浦安魚市場で食材を選び元旦の夜〜二日のお昼に新年会。
泉銀さんのマグロは赤身から中トロにかけてこってりとして得もいえぬウマさ。同じく泉銀さんで仕入れた岩手のタコはタコサラダ。やっぱり泉銀さんで見つけたイクラとタコは仙台風ハゼ出しのお雑煮に。つつじヶ丘柴崎亭の焼豚は軽く炙ったのとほんのり温めたのをたっぷりのクレソンといっしょに。茅乃舎のだしで作った筑前煮はやや薄味仕立て。他にも自家製田づくり、市場の松前漬け、栗きんとん、高級かまぼこ。
どこかに注文したおせちよりも充実した（余計なものもない）ミニお重にニンマリ。シャンパン、京都や佐賀のお酒もまたウマイ。ほんのり酔いが回りちょっと夢心地...。
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あと三ヶ月で閉鎖
新浦安に越してきてからもう20年近く通っている浦安魚市場ももうわずか三ヶ月で閉鎖。年末に向けて最後の活気だろうか。それにしても個々数年間で歯抜けになっている店舗が多く寂しさも。野寺さんの写真展、各店舗の写真を眺めていると余計にそう感じ、今はない佃煮屋さんの写真の前でしばらく佇んでしまった。これらの写真はなにかの形で残すことはできるのだろうか。
お目当ての鰻なら
やはり山安商店。急に食べたくなって早朝訪れると客さんの行列。やはり人気。大きいのからどんどん売れていく。張り紙がしてあり、静かに展開を待つしかないのかな。いい店が消えていくことだけは避けて欲しいなぁ...。
●お店についてお客様が気になっている事！！
・新店舗は探しています。見つかりません。
・先の事は何も決まってません
・展開があり次第お知らせします
・仕事に差し支えるので質問は遠慮してネ！！
我が家はいつものように
・丼を温める
・ご飯を半分盛り、タレと山椒をかけ鰻をのせる
・その上にご飯をのせタレと山椒をかけ鰻をのせる
・蓋をして少し蒸らす
じんわりとご飯に味がしみて鰻もふっくら。ハフハフすると上品な味わいが口内に広がり、なんとも言えず幸せ。泉銀さんで見つけたマグロはとろっとしてやっぱりウマイ。こうでなくっちゃ、ネ。それにしても、大事なことって、やっぱり大事な事なんだなぁ...と。
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天然ミナミマグロは嗜好を変えてジャー
ぶつ切りでばらちらし...が我家の定番ですが、雑誌ミセスの最新号に掲載のジャーはどうかな。煙が出るまで熱したごま油に花山椒を入れ、香りが出たらオイスターソースを少々。塩で下ごしらえをしたマグロに熱々の油をジャーとかける。
マグロの旨味とほどよい辛味をしらがねぎと一緒に味わう。ウマイんだなぁ〜、もぉ。
仙台の年末には欠かせないナメタ
幼い頃、帰省すると年末には必ず出てくる。なんでも、子孫繁栄に縁起が良いので子持ちなめたがれいを食するそう。地元ではナメタと呼んでいる。泉銀さんでプリプリのしかも立派な子持ちナメタガレイを見つけたものだから、さぁたいへん。
ふっくらとした身もおいしいが、ぷるっとしたえんがわもまたウマイ。仙台ではお年取り魚。ちょっと早い我が家のお年取り。
ああ、こうして一年が終わるのだなぁ...としみじみしながら、白和えと石川県能美市のお酒農口をちびちび。
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ぴょんぴょん飛び跳ねていた車えび
背中にの真ん中に刃を入れて頭と尾に向けて切るまでぴょんぴょん飛び跳ねていた車えび。泉銀さんならではの新鮮さ。開いて塩を振り、アーリオ・オーリオで殻がやや色づいたら白ワイン。水分が飛んだらトマトソースを絡め塩コショウ。火が通り過ぎないように車えびを取り出し、残ったソースをさらに煮詰め生クリームを入れてとろみが出たころに車えびのを戻しパスタと無塩バターを入れてざっと混ぜたら完成。
頭からむしゃむしゃ
ミソいっぱいの頭をちゅーちゅー、身は殻ごとバリバリできるのは新鮮だからこそ。アーリオ・オーリオ＋トマトソースが車えびのコクの深さと旨味を引き出し、ソースを吸い込んだリングイネもまた味わい深くとてもおいしい。やはり材料の違いをまじまじと知ることに。
流石だ、泉銀
今日はどれを選んでいいかどうか最後の最後まで迷い続けるほど。
ますます好きになっちまったゼ、もぉ...。
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先週の出来事
美味しくなるのが翌々日と教えられ冷蔵庫で熟成。バーミュキュラで炊いたホカホカのご飯の上にのせてハフハフ。塩辛の風味が口内から鼻先まで向ける快楽に何度も酔う。箸でぐるぐるとかき混ぜるとぐいっとウマさが増す＝鱒なんて、なんともはぁライブなところもまた漁港なのだ、まったく。荒川産のしじみもまた奥深い味わい。これだからたまらないんだ、もぉ。
引くに引けない西京漬け
塩加減抜群、ホクホク感抜群。手にしたばかりのバーナーで炙りすぎでちょっと焦げ目が多いが、じんわりとした味わいが引くに引けない。しかも、一切れが大きくお酒で半分、ご飯で半分と二度楽しめる＝二度死ぬなんて罪作りダ！
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こってりとした姿
うん、一目惚れ。バターソテーしてさらに風味と味わいがぐんと深くなり、皮はパリパリ、身はふっくら。キリリと冷やした甲州ワインとの相性もぴったり。大ぶりに切り分け野菜をくるむとなんともいえず美味しいなぁ...。
紅鮭を食べるために
美味しいご飯を炊き、ふっくらとした新米と共に頬張る喜びったら。翌日の、お弁当にもちゃんと盛り付け。唐揚げと紅鮭の横には「岩下の新生姜」、御飯の上には「ご飯にかける岩下の新生姜」。特に、「ご飯にかける～」はレンジでチンした時にオリーブオイルがご飯に溶け、それだけでご飯が進み気をつけないとご飯の半分近く食べてしまう有様。それほど旨い＝大好き。主役の紅鮭を完全に食ってしまうほど。
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牡蠣の風味とクレソンの清涼感を共に味わう
うぉ〜、プリプリの牡蠣が飛び込んできて、牡蠣のリゾットに即決。牡蠣をバターと白ワインで軽く炒めザルにあげる。玉ねぎを炒めイタリア米も炒め、水で炊き始める。アルデンテ直前に牡蠣の煮汁を入れてコトコト。出来上がり直前に牡蠣を鍋に戻して塩加減調整。火を止めてパルメザンと刻んだクレソンと合わせれば完成。
牡蠣の風味とクレソンの清涼感をふたつ味わう我が家の定番を作りながら、秋も深まってきたと強く意識し始める。泉銀さんで見つけた新鮮でプリッとした牡蠣ならいっそうのことおいしい。最近のマイブーム甲州ワイン（グラン蒼龍）も贅沢な値段ではないにしてもよく合いおいしい。
新浦安で見つけたトルコ風の小さないちじく
それならチーズと合わせてセドリック・カサノヴァのオリーブオイルをひとったらしもまた贅沢な心持ち。泉銀さんの帰りに必ず寄ることの多いメイナベーカリーのパンでリゾットやいちじくをヌグヌグしているのも楽しい（広島が勝ったしうれしい）。
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おいしい魚なら
やっぱり泉銀さん。ここんところ週末用事が立て込んでいたので5週間ぶり。アリーナのレイアウトが変わり見やすくなって迷うこと迷うこと。これぞと決めながら会話の中で、あれこれそれも...って感じでどんどん増えていく過程もまた泉銀さん＝地元のお魚屋さんの楽しみ。献立を決めてお店ではなく、お店で献立を考えることが自然になっていく。
宮城産生メバチマグロとオススメの再仕込み醤油梶田泰嗣を知る。ふと視線をずらすと自家製コハダ。ご近所さんの会話から自家製塩辛。赤身から中トロ直前の宮城産生メバチマグロは香り高く舌の上でとろける。自家製コハダは私好みで〆てなんとも旨い。そして、自家製塩辛のフレッシュ感。ヤオコーで発見した風の森が進むなぁ〜、もぉ(´•_•`)
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昨日までの疲れがとれず
がんこ（サザエスペシャル）、漁港ライブ（in 新生姜ミュージアム）にも行けず、片付けをしたりの部屋でまったり。夜は大好きなものを食べてパワーアップ。
なんとまぁブ厚いブリ
北海道産の天然ブリ、薄い色は刺し身で、濃いめの方は塩焼きと勧められて塩焼き。なんとまぁ、ブリのブ厚いことよ。ぶりは照り焼きにすることが多いけど、あまりにも立派で堂々としているので勧められたように（写真では下の方）塩焼きに。
パリッと焼き色をつけた皮、身はふっくらと火がとおって実に味わい深い。こんなにウマイブリを食べたことがないナと二人でハッとしてしまったほど。
吉田カレーごっこ
テイクアウトの吉田カレー。どうせだったらそれ風に。ご飯をカップでならし、キーマをのせる。MIXカレーを注ぎ、乾燥オレガノ（花のほう）を散りばめたら完成。本家にはとうてい及ばないにしても雰囲気は十分に吉田カレー。それでも、味は吉田カレー。なんともウマイ。はたして今週行けるだろうか...。
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独特の開放感
よく考えると泉銀さんの場所、角地でしょ。どちらからもお店に入れて、しかも見晴らしがよく、独特の解放感もある。メインステージではないその通り沿いの冷蔵棚って意外にも掘り出し物がいっぱい。地元の昆布、つくだ煮、ちくわ、玉子焼き、鰹節パック等々。おっと忘れちゃいけないご飯にかける岩下の新生姜（オリーブオイル仕立て）＝スーパーでは売っていなくてここだけ。
今日のお弁当
冷蔵庫にあるのを詰めてみたけど泉銀さんからの食材ばかり。
・ゴーヤチャンプルー（仕上げの鰹節）
・明太子
・二重にしてあるご飯には三番瀬の海苔
・ご飯にかける岩下の新生姜
明太子とご飯にかける岩下の新生姜だけでお弁当を半分以上食べてしまうほどで主役を食ってしまっている。特にご飯にかける岩下の新生姜は電子レンジで温めるとオリーブオイルがご飯にしみて、んまぁなんとウマイんだなぁ。
確かな目で選ばれた食材が新しい価値を生む。泉銀さんってそんなお店なんだね...と思いながら週末を楽しみにしているんだ。
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いいお魚屋さんが
お魚屋さんが書いたいい本を紹介してくれる
サワラは出世魚でサゴチ→ヤナギ→サワラ。ちょうど泉銀さんで教えていただいた「『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう」という本にも詳しく載っていた。新潟生まれで現在は湘南で魚屋さんを営んでいる西潟正人さんの話は愛嬌のある吉田類さんのイラストともになかなかの読み応えがあり、季節ごとの紹介は字引きとしてもとても便利。
お魚のことをよく知って欲しい、そうしたらもっとお魚もおいしくなる。これって泉銀さんと同じテーマ＝アプローチではないかと。いいお魚屋さんがお魚屋さんが書いたいい本を紹介してくれる。なんかいい話だナ、とぉっても。
ふっくらもちもち
待ってましたの西京漬けはそのサチゴ。ふっくらともちもち、漬け加減がなんともいえずおいしいかった。土曜日で二日目、今夜で四日目だったのが良かったのかな。西京漬けに出会うのも泉銀さんへ行く楽しみのひとつなんだ。
雲がモクモク
夏の雲と秋の雲が一緒なのも今頃の季節。案の定夕方は本格的な雨。これから秋の長雨。それが終わると秋が深まって長袖＋ジャケットの季節。日曜日には半袖のシャツをたくさんアイロンがけしてけど、次は長袖のシャツなんだろうなぁ...。
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泉銀アリーナ右もお宝物の宝庫
しっとり肉厚の大きいカジキを見つけて思いついたのが塩漬けケイパーバターソース焼き。大きなフライパンに無塩バターを溶かし、ゆっくりと焼き色が付くまで火をとおす。裏返したタイミングでセドリック・カサノバの粗目に刻んだ塩漬けケイパーを入れる。隠し味に乾燥バジル＆オレガノを少々。バターの風味とケイパーからじんわりと溶け出した塩気が、しっとりと肉厚のカジキの旨味を引き出して、うん、やっぱりおいしい。
付け合せはアーリオ・オーリオでちょっと辛めに仕上げたほうれん草、ズッキーニ、さつまいも。それぞれ食感が違って愉しめる。ズッキーニの上にカジキ、ケイパーソースをのせたのが私の好みかな。泉銀さんとセドリック・カサノバとの出会いって無敵だなぁ...。
そういえば、セドリック・カサノバは、大手町 CAFE STUDIO BAKERY（読売新聞本社ビル 1F） にセドリック・カサノヴァコーナーデビューとFacebookで告知を発見。ちょっと気になるので今度寄ってみたいナ。
■CAFE STUDIO BAKERY
東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル
https://cafestudiobakery.tokyo/#home
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やっぱり違うんだよなぁ
北海道から届いたばっかりの秋刀魚は、ピカピカに光っていた。今年は豊漁、その中から確かな目で選ばれた秋刀魚は、くちばしもピンと黄色く、もっちりとした肌触りに思わず頬ずりしたくなったほど。
ジュージューと焼き上がった秋刀魚。新鮮な故ワタのほんのりとした苦味、滋味あふれる身、香ばしい皮。んもぉタマラナクなって、んもぉなんてウマイんだ、と叫んでしまった。脇役の魚竹さん風に予め醤油をまぶした大根おろしとかぼす。やっぱり、こうでなくっちゃ！
お決まりのコース
ららぽーとふなっしーランド〜船芳園〜泉銀が土曜日のコース。船芳園さんの梨は、豊水が終わりかけあきづきの始めというタイミング。酸味のある豊水は熟してかりっとした感じではないけど、じゅわっとおいしい。これから数日は二種類の梨を愉しむことにしよう。
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食材が良さがすべてのポイント
残念ながら今月で閉店してしまう表参道のセドリック・カサノヴァ。ここ数年は何かとバタバタしていたので何度も行けなかったけど、ママボリンケンと一緒に覗いました。色々と書きたいことあるけど（あとで色々と書こうと思う）、勅使河原さんから丁寧な説明をいただき印象的だったシチリアリノーザ島産塩漬けケイパー。通常手にするケイパーは酢漬け、リノーザ島は塩漬け、これが本当だとトリビアを受けてカジキにするかサーモンにするか悩みながら泉銀さんへ。
やっぱり泉銀さん
分厚いサーモンを見つけ小躍り。弱めに塩コショウ、小麦粉を軽くまぶした後は、じっくりと無塩バターで火を通す。途中でざっくりと刻んだケイパーを入れて風味をバターに移す。お皿に盛り付けケイパーを回しかける。ふんわりとしたサーモンに、ケイパーの塩気と香りが交差するとなんともいえず初めてのおいしさ。素材の良さをとことん知ることになってしまった。
香草オイルでチュルチュル
にんにくとイタリアンパセリをオリーブオイルに漬け込んだ香草オイルは魚料理には欠かせない。フライパンに香草オイルをいれて塩を二つまみ。温まったら皮付きエビを入れて両面色が変わるまで炒める。途中で帆立を入れて表面にうっすらと焼き色が付くまで炒める。エビは手で皮をむきチューチューしながら、ホタテは半生を楽しむ。それぞれから滋味がじんわり出てきて実に美味しんだなぁ〜。ケイパーソースにしても、エビホタテソースにしても、パンに付けてもおいしくロゼが進む。
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