どんな音楽をどんなオーディオで聴くか...
音楽に目覚めてから半世紀以上。小学校時は家庭用のステレオでシングル盤を聴いていた。天井のフタを開けるとプレイヤーとアンプがあり正面がステレオ。ボリュームを上げるととスピーカーがビビりまくり。高校生にになって初めてのコンポはソニー製でレコードが終わると自動で戻っていた(3枚ぐらい連続で聴くこともできた)。
上京後秋葉原で(当時の秋葉原はオーディオ店が充実していた都内唯一の場所だった)デンオンのプレイヤー、オンキョウのアンプ、ヤマハのスピーカーを組み合わせ。そして結婚してから、ソニーの割と高級なセット(スピーカーがアルフレックス)にAIWAのカセットデッキ。MDはなぜか手を出さなかった。CD時代になりソニーのCDプレイヤーも導入。今はなきWAVEでCDを選び、その場で開封しポータブルCDプレイヤーで聴きながら帰宅という事もあった。その間森高観たさでLDにも手を出して当時一番きれいなトリニトロンのモニタも揃えていた。
衝撃のiPodの登場(2001/11月)
以来、CDや一部LPの音源はiTunes~iPodで聴くことが多くなっていった。iPodも新型が出るたびに導入し、そしてiPhoneの時代には初代iPod以外は全て処分。現在はiPhone Xがメインの音源となっている。
最終的に残ったソニーのオーディオを見直し直接CDを聴いたり、Wi-Fi経由で聴いたりもしていたが、どうもオーディオのところまで行くものめんどくさくなって休日の限られた時間しか触れなくなってしまっていたのが現実。ゆくゆくはデンオンのプレイヤーを接続してLPも楽しもうと計画していたが未完のまま。
レコファンの買い取り
それなら場所も取るので、オーディオセット、LD、VHSデッキ、プレイヤー、オーディオラックとCDを買い取ってもらったらどうなるかレコファンとやり取り。20年以上前の機材が5万円を超える値段が付き、引取から入金までわずか3日というスピードにも驚いてしまった。
引取りに来た方も音楽ファンでしばらく立ち話。価値があるかと思っていたマガジンやレコードコレクターは値段にならないとの事。最近は特集によっては買うがあとは図書館任せ。繰り返しの特集や新譜(というか再発のボックス)に合わせた内容なので新鮮味がないのも価値がない所以なのだろうか。
代わりをどうするか
数年間B&Oとかショップに行って視聴を重ねていた。別に話しかけてなにかやってもらいたい事もないし、Google○○して...と話しかけるのも照れくさく、Appleのスピーカーも日本では発売しそうにもなく、BOSEの音の広がりが好みだったのでamazonが安かったのでポチ。
接続時にはスペイン語
電源を入れたらすぐにiPhone XのBluetoothでペアリンク。接続時のMSGに日本語がなくスペイン語に設定。まずはWille Coloのソロ2枚目で音に広がりを確認。腰の座った低音、パーカッションのキラメキ、深みのある声、ふわりとしたストリングス。なかなかいい音になっている。ハース・マルティネスはジャケットの様に海から出てきたようなサウンドが心地いい。続いてキース・ジャレットとチャーリー・ヘイデンとのデュエットは二人の息遣いも身近に感じられるほど。先月から心の支えになっているプリファブ・スプラウトの再発盤は穏やかで落ち着いたサウンドが心地いい。
やはり部屋の空間に流れる音楽はいいもんだなと実感もしているんだ。
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