MISTER MAGIC
/ Grover Washington, Jr.
Englewood Cliffs, New Jersey: November 1974
Jon Faddis, Marvin Stamm (tp,flhrn); Wayne Andre (tb); Tony Studd (b-tb); Grover Washington (ts,as,ss); Jerry Dodgion (ts); Phil Bodner (bs); Bob James (p,el-p,arr,cond); Eric Gale (g); Phil Upchurch (b); Harvey Mason (d); Ralph MacDonald (perc);
Max Ellen, Paul Gershman, Harry Glickman, Harold Kohon, Harry Lookofsky, Joe Malin, David Nadien, Matthew Raimondi (vln); Al Brown, Manny Vardi (viola); Charles McCracken, Alan Shulman (cello).
Producer: Creed Taylor
Engineer: Rudy Van Gelder
Notes: Doug Ramsey
Jacket: Alen MacWeeney (photography). Bob Ciano (design).
今はなき吉祥寺の「しもん」へ通い詰めていましたよ、まったく
ロックにちょっと未来を感じていなくなった75年前後に興味を持っていたのが、当時クロスオーバーと呼ばれ始めていた音楽。スタジオミュージシャンを追っかけてしまう悪い癖でたどり着いてしまったようです。コツコツと階段を上ると大きな窓から店内が見渡せて、いつも入口近いカウンターで、ちょっと気取って(バカの一つ覚えで)ラム・トニックかジン・トニックを飲んでいました。カウンターの中にはスガワラ君かもう一人が必ずいて無駄話を私らとしていました。どちらかといえばアーシーなジャズ・ソウルギター目当ての私でしたが、店で流れている音楽も好きでした。ブルージーでもなくさらりとしたクールネスも、BIGIや一つ目小僧やBricksとかの服も好きだった当時の気分に合っていたんでしょうね、きっと。イワミくん、ナンバさん、リエちゃん、カズちゃん、ナオミさん...みんなどうしているだろうか。どうにかしてみんなに会えないだろうか...。
CTI Records - the Cool Revolution: 40th Anniversary Collection
その後サルサに出会ってラテンの世界に全て身を捧げてしまうと、この手の音楽からも遠ざかってしまいました。でも、40周年記念のコンピレーションが出ているのを知り懐かしくなりました。今はモータウンに売却されたCTIレーベルに残された39曲を厳選セレクト。①STRAIGHT UP ②DEEP GROOVES/BIG HITS ③THE BRAZILIAN CONNECTION ④COOL AND CLASSIC の4CD。39曲では物足りないほどの充実感に圧倒されながら、LPサイズのジャケットや解説(ジャケット、ミュージシャン明記)を眺めていると、あっというまに時間が過ぎてしまいます。特に私好みは、グローバル・ワシントンの「Mister Magic」。なんたってバックが、ボブ・ジェームズ、フィル・アップチャーチ、ハービ=・メイソン、ラルフ・マクドナルド。そしてエリック・ゲイルのソロギターも数あるセッションの中でもベストに近い鋭さです(バッキングもいい)。早朝に起きて曇り空に僅かな日が出ている頃に聴いていると、ある意味穏やかになってきます。
masaとか元気かなぁ...
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