Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 亀の手ベースの夜光貝スペシャル ぐぐっと惹きつけるWスープの絶妙に酔う

剥き身で10kg、50個以上を投入
甲殻類亀の手をベースに沖縄の夜光貝を剥き身で10kg（数えると50個はあったという）を投入。個人的には二年前に夜光貝上品スペシャル以来。前日の亀の手とのWスープ。際立ったとんがりもなく穏やかで深みのあるスープの待ったなしのウマさに微妙なトランス状態に。

久しぶりの一巡目でWチャーシューもありがたい。スープに沈めると旨味を吸い込みながら溶け出し、麺と絡めると不敵にほくそ笑むほど。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ホッキ貝ベース毛蟹10kgスペシャル 久振りの毛蟹のマイルドなコクと余韻が有無をいわせない

ホッキ貝ベース毛蟹10kgスペシャル
久振りの毛蟹は昨日のホッキ貝がベース。一口でそのマイルドなコクに引き込まれる。そして、静かな余韻。アクを抜きつつコクを残し、くどい味つけに走らず、浮世離れした柄の大きさ。このおいしさの緩急のつけ方の難度に凄まじいものがあるのだなぁ...と改めて感服。

換気扇の威力
昨日からの換気扇増設の効果は厨房温度を10℃も下げるとか。一方、廊下には大型扇風機が1台増設。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 信じがたいほど長い余韻を口内に残していく純正100は表情は柔らかいのに俊敏で不敵

週に一度の純正
家元の体調の都合で今週は今日だけの純正。緩急の付け方に難易も凄まじいと一口目から翻弄され、立て続けに三口四口。信じがたいほど長い余韻を口内に残していく。盛々悪魔肉の迫力と裏腹に柔らかくも俊敏で不敵。これだから純正はやめられない。未だにその旨さがどこからきてどこへ向かおうとしているか未だに謎な処も魅力。

予定で行くと、今月の連休（どんな内容になるのか期待大）後の、7/27-7/31は休み。灼熱の厨房＋マスクから開放され、どうかゆっくりとお休みして欲しい。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 いつものように家元仕様上品をてらいもなく食べられる幸せをかみしめていた

一日ずれて不純と上品だけれども
やはり朝から上品が食べたいなぁと。ちょっと並んで、常連の方々と挨拶。どっちにする？と訊かれて迷わず「上品」と答えると、「そうだよね」と。なんのてらいもない上品こそが、がんこの姿だと思う。キリリと引き締まった味わいに潜むある種の決意すらも感じてしまった今日の上品。

スープに沈めたチャーシューがホロホロと漂う。これに麺を絡めると無償のおいしさが浮かび上がってくる。たまんねぇなぁ、憎いなぁ、こうでなくっちゃ...と繰り返しているばかり。何故か海苔が二枚。ちょっとうれしかった。

うん、明日は純正100。もう一つ顔が今から楽しみだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 東京軍鶏半濁塩 コクがあってもくどくない、男女の仲もこうありたい...と思わせる官能のスープ

醤油にするか塩にするか直前まで悩む
家元にとって初めてなら私も初めての、東京軍鶏14kgをベースのスープ。しかも清湯ではなく煮出した半濁に仕立てるとこがいかにも家元らしい。迷いに迷い塩。薄っすらと白濁したスープから立ち上がる香りに誘われて一口。塩の味わいよりもスープそのものから伝わる確かなコクの深さ。それでいてくどくない。うん、これがいい。男女の仲もこうありたい...と思わせる官能のスープ。盛々の悪魔肉からの旨味がしみた後半の奥深さにもウマさが溢れていた。

今年も咲いたあさがお
昨年が6/28。2017.7月の入谷朝顔まつりで手に入れた琉球あさがおの鉢が今年も咲いたなんて、朝からうれしい。これからしばらくは大好きなあさがおと共に朝を迎えられるなんて幸せだなぁ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100 他の追従を許さない多重性と奥行きの深さに喜びをを噛み締めていた

昨日の上品、今日の純正100
この切れ味とケレン味のなさを知ると毎週にでも通いたくなる（通っている）不思議な高揚感。熱々のスープ一口で、フワリともってイカされてしまうからどんな媚薬が入っているのか。以前はヒロポンと呼ばれてたことを思い出して苦笑。たっぷりの悪魔肉、スープに沈めてトロトロのチャーシューをかき分けて麺をすすり無我夢中で、あとはおぼろ。

数カ月ぶりの再会
こまめに会っている友人も近ごろは少なくなってきている。んまぁ、この数ヶ月お互いに色々あり積もる話もあり、食後最近気になっていた四谷三丁目の「ALL SEASONS COFFEE」でおしゃべり。新型コロナウィルス騒動以降、家族と仕事先の人以外と話す機会もなく、2時間余色々と話し込んでしまった。

これまでどうだったとか、これからどうするのかとか、健康のこととか。でも、やっぱり最後は最近聴いている音楽のこと。これが一番楽しい。もうCDを買わずに、お互いサブスクで楽しんでいるとは、数年前から想像もできない話。地下鉄途中で別れ、教えてもらったBoukou Grooveやスティーブン・ビショップを聴きながらの帰り道も楽しかった。

完全な人間はいないよ...は大好きなビリー・ワイルダーの「お熱いのが好きの」のオチの台詞。急に思い出してしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元仕様上品 キリリとした味わいを支える昆布の香りに引き寄せられて思わず唸る

一日遅れの不純でも迷わず上品
蟹ベースの不純が人気だと思うけど、私は迷わず家元仕様上品。やはり月に一回は食べておきたい、私にとっても定番の味。清廉潔白で澄み切ったスープから立ち上る香りは、途中で引き上げられた大量の昆布だった。塩か醤油なら今日の気分は俄然醤油。かえしの加減も程よくチューニングされていて私好みで実にウマかった。

不調の原因はマスクにあり
家元のBLOGでも伝えられているように、ここんところ家元の体調が心配。

「不調の原因が分かった」
「どうしましたか？」
「マスクだよ。ただでさえ（厨房が）暑いのにマスクしているから」
「フェイスガードというお話もあったようですが」
「あれはダメ、かえってこもるから」
「なるほど」
「いつ来るかどうか分からないけど夏用を注文しておいた」

仕事中は空調の効いた部屋で座りながらが多い健康な私でさえ息苦しくなるマスク装着。これからますます暑くなるのでお体だけは大事にしてほしい。そうそう、BLOGで言及していた吉野家の話。「明日から吉野家は廃止致します！と言うのも変だが、だってメニューに無いのだから … 、廃止も何もないではないか！」という落とし方。家元らしくて苦笑してしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品塩 まるで若村麻由美のうなじのような艶やかさから浮かび上がるかけがえのなさ

昨日が純正100なら今日は上品塩と決めて
がんこに通い始めた頃には当たり前のようにあった塩。いつの間にか姿を消して、SP絡みで出てくるだけになっていた。しばらく続いた土曜日の上品SPがなくなり、つい最近、平日（火～木）に復活したのはうれしかった。上品の醤油と塩の食べ比べができるなんて、ちょっと贅沢なうれしさ。

週に1回なら純正100
週に2回なら上品も
こんなルーティンが私のペース。昨日が純正100だったので、家元に「今日はどうします？」と尋ねられ、迷わず「塩」とお返事。見事に澄み切ったスープから香り立つ匂いを鼻をひくひく楽しみながらの一口。まるで若村麻由美のうなじのような艶やかさとほんのりとした色香。立て続けに四～五口、思わずため息。

抱き寄せてみると重さが感じられるような僅かな感触。ああ、これなんだよ、これ。なんともいえない旨みに包まれる多幸感。スープに沈めたチャーシューがホロホロになり、麺と絡むとほぼ無敵。

少しずつ、分からないようにチューニングを変えてくる家元のしたたかさと裏腹にある溢れんばかりの愛情に、今日もヤラれてしまったなぁ...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100 おごることのない佇まいに心を開いて身を委ねるだけ

家元の体調が心配だったが
今日は無事に開店。具材に特化していない分、おごることのない佇まいはいつもの純正の楽しみ。開店2時間すぎのフレッシュな味わいも格別だ。エッジのきかせ方もぐっとこらえているかのような不思議な穏やかさ。こうなると心を開いて身を委ねるだけ。やっぱり、純正が好きだなぁ。

荒木町路地裏にひっそりと咲く花。
名前はボタンクサギだと思う...。

一条流がんこラーメン総本家@四谷荒木町 純正100 押し出す力よりも引き込む勢いに翻弄されたワケがようやく分かった

今日は1000円では安いよ
家元の言葉とBLOGの謎解き。一口目からいつもと違う味わいに思わずのけぞるまま最後まで。これはなにかの果物か節の違いだろうか。押し出す力よりも引き込む勢いに翻弄されていた。

食べ終わり帰り際に家元にありがたいことに厨房に呼ばれ寸胴を見せてもらう。ああ、この秘密は大量の海老だったとは。「言われてみるとなるほどでしょ」と家元がいたずらっぽく笑っていた。

幸せいっぱいでゆるい坂道を歩いて路地裏。ひっそりと店先に咲く紫陽花の美しさに足を留めてしまった。晴れ間が続きからっとした空も今日からどんより。いよいよ本格的な梅雨なのだろうか。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 新定番純正100 閉店間際の100は軽く140超え いまだに違いが分からずもエッジの効かせ方に慄く

予定外の用事で閉店間際到着
そのせいかスープは100を軽く140超えの濃度に。一口目でガツンとエッジの効かせ方に慄いてしまう。スープは最後まで熱く、麺との絡みも普段よりも濃厚。まるで、かえしが入っているような味わいに痺れた。で、やはり新定番純正の違いが分からず「そのうち分かるハズだよ」と家元。

厨房の暑さは尋常ではなく家元はフェイスガードを手配中だとか。並び廊下の大型扇風機がありがたい季節。どうやら今日から東京も梅雨入り。今朝の眩しいばかりの青空ともしばらくお別れのようだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 新定番純正100 ワケあって20日ぶりのがんこは、凄みを増した新定番純正からスタート

何故か凄みが増した味わい
うん、ワケあって20日ぶりのがんこ。今日からスタートしたのが新定番。一口含んだだけで何故か凄みが増した味わいにブルっと震えた。その違いがどこにあるのかは残念ながら最後まで分からなかったのが、いささか悔しい反面、ほんのりとした甘さの後に忍び寄るビターな味わいにそのヒントがあるのだろうか。

これが噂の仕切り板
世の中アラートだとか見せかけだけの標語に踊らされ、おまけに微陽性や夜の街などというワケの分からない言い回しに右往左往。鹿が逃げた話はどうでもいいから、この辺をもう少しきちんと伝えるすべがないと報道も滅びてしまう＝もう滅びていると思うけど。15日ぶりにTV音を聞かされれると治るもんも治らない...とオカンムリ。

慣らし運転の身には今日の暑さ（28℃）は堪える。軽い熱中症気味ではぁはぁしてしまった。明日は30℃予想、気をつけないと。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 やはり無性に欲しくなる家元仕様上品は香りに独特のエッジが加わり夢心地のウマさ

昨日純正100、そして今日上品
無性に上品が恋しくなり途中下車。並び少なくまもなくカウンター。家元仕様でやや濃い目の美人上品。節の香りに独特のエッジが加わり夢心地のような味わい。背筋がピンとなるほど。熱々のスープ一口目でよろけるほどのウマさは、ただならぬ気配すら。

土日のスペシャルになかなか行けない反面、純正⇔上品のローテーションが私のベスト。
次回はしばらく先になるため、この二日間で十二分に堪能。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 13日ぶりの純正100の穏やかながら奥深さとコクに悶えた

禁断症状気味
週末は何かと忙しくGWは仕事だった。そんなもんだたら、もぉ、がんこ日照りが続き禁断症状気味。今月初のがんこ、そしてキメの純正100。スープ一口目でズキンとしみわたる滋味。麺と悪魔肉とホロホロチャーシューとの達引。まるで、ジェリー・ガルシアに絡むボブ・ウェアのギターの様。いつもは悪魔肉が溶け出しスープに変化が生まれ出るが、今日は最初から最後まで惹きつけて止まらない。食べ終わってしばし余韻に浸ってしまう。

新しいルール
ソーシャルディスタンスの表示。並び全員がマスク着用。ここ数日、乱気流気味の家元BLOGだったけどにこやかな雰囲気でまずは安心。到着から食べ終わりまで30分というのも移動中の身にはありがたかった。

炎天下の荒木町の路地裏日陰にひっそりと咲き始めたアジサイ。沖縄では梅雨入り、こちらはいつ頃だろうか。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100大つぶ貝トッピング 静寂の中にある種の狂気も露わに

出口のないトンネル
テレワーク環境なし、GW休日出勤。不気味なほどに静けさが漂う西新宿の帰りに途中下車。まばらに何故か夏仕様の並び、道路に出るなら階段待機。いつもながらエッジの効いたスープに潜む甘さ、静寂の中にある種の狂気。純正100ならではの味わいに何故か大つぶ貝トッピング 。やはり、ウマさ極まると...。

雨上がりの朝
小さな花壇に並ぶチューリップたち。出口のないトンネルに向かって歩いているような気分が少しでも晴れるようにと朝露に濡れながら咲いていた。