一番好きな朝顔
世の中の花で一番好きなのが朝顔。ぐぐっと盛り上がったツボミが次第にふくらんでゆっくりと開いていくのを、気になって部屋からチラチラみたり、ベランダで触ってみたりと、夏には欠かせない情緒。花言葉は「love in vain(はかない恋)」「affection(愛情)」。
久しぶりの入谷朝顔市
早朝が良かろうと5:30に出発、6:30到着。すでに多くの人が集まっていたのは最終日だったせいだろうか。目移りするようにおびただしい数の朝顔を目にしてクラクラしながら心ときめいてしまった。
ウフフ、そういうことなのね
駐車スペースがないのを知りながら入谷に行ったものだから、さてどこに停めようかをゆっくりと走っていると、「はいはい、こちらへどうぞ」と手招きされ「私が見てますから、大丈夫です」。朝顔模様の法被を着た妙に愛想のいい奴に誘われるまま路上駐車。ここに停めて大丈夫かなぁとモヤモヤしていると、「はい、◯番へ案内しますから」。
なぁ〜んだ、店に案内するために駐車スペースを確保していたんだなと気がついた頃には店の前。その手口があまりにも鮮やかで嫌味がなかったので、思わず苦笑い。「40分ぐらいで戻って来てくださいな」とクルマへ一旦買った朝顔を置きに行くときに話しかけられ。これこそ「恐れ入りました=おそれ入谷の鬼子母神」。ウハハ、落語「付き馬」のような話=噺。
丁寧な説明を聞いてしまうと
せっかくだからお参りもしたいし、もうちょっと楽しみたいので二往復。枝ぶりの立派な鉢を見つけ見ているとイナセなお姉ぃさんからうんちく。うん、なるほど日本朝顔と琉球朝顔の違いもよく分かり、結局もうひと鉢。
うん、いいじゃない、祭りなんだから
なんとなく乗せられて、ちょっとだけ気持ちよくなって、大好きな朝顔が手に入ったんだから、と帰りの車中で思わず笑みも出てしまった。
■入谷朝顔まつり
http://www.asagao-maturi.com
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