Casa de Borinquen

釜浅商店@合羽橋 クラクラするような店内の情報量の多さ 憧れの行平鍋（姫野作本手打鍋）と包丁にやさしいまな板黒にのけぞる

やはり形から入りたい
ミーハーなので料理器具選びは前から私の担当。バーミキュラの鍋とフライパン、クイジナート、バルミューダのオーブン&電子レンジ、アレッシーのパルメザンおろし...。見て良し、使って良し、時には億劫になる晩ごはん作りも、楽しくなるようにしている。

最近は和食が多くなってくたので、切れ味の持ちの良い包丁、憧れの行平鍋、もっと広いまな板を色々と考えていた。それなら合羽橋に行こうと思い立ったのが数週間前。合羽橋は、実は10年前に駐車違反で捕まった苦い経験があったので鬼門の場所だったが、駐車時間厳守で行くことにした。

情報量の多さにたじろいでしまった
釜浅商店がいいとママボリンケンのアドバイス。コロナの影響のせいか人気の少ない合羽橋商店街をブラブラすると数分で店頭に到着。圧倒的な包丁の数々にただもう圧倒されてしまった。三徳よりも牛刀だろうかとか、柄の握り具合や色、ピット(溝付き)、ダマスカス模様、切れ味の持続性など、見て考えているだけで頭がパニックになりそうだった。ちょっと、落ち着くために隣りにある鍋などの店に移動。

憧れの行平鍋
やっぱり和食は熱伝導率のいいアルミの行平鍋でしょう...なぁんてミーハーな考え。でも、姫野作.本手打アルミ行平鍋を実際に手にしてみると、本手打の美しさに痺れてしまった。輝き具合や手触り、細かいところまで行き届いた姿。熱心な女性店員さんと相談しながら、大きさを決め、ついでに課題だった落し蓋を購入。

包丁にやさしいまな板 黒
目の前で立て続けに売れていく黒いまな板。気になり手にしてみると、手触りがよく、厚さも2cmとどっしりしている。現在はメインのまな板が29x20cmで、今度は40x25cm。これなら約倍の広さになり課題をクリア。これまでの狭いがためのストレスはなくなると思い購入。素材は酢酸ビニール、熱湯は不可でも漂白剤使用可能。夜にちょっと使ってみたが、確かに、カツカツではなくストン〜サクッとした包丁の当たりが心地いい。

次回はなるべく早めに行って、念願の包丁、見かけたけど忘れてしまった鰹節削り器、迷っているおろし金あたりをじっくり見てみたい。

■釜浅商店
http://www.kama-asa.co.jp

トミー・リピューマのバラード（ジャズの粋を極めたプロデューサーの物語）登場人物の全てにドキドキしてしまう波乱万丈の出来事を一気に読んでしまった

亡くなってから4年度に届けられた物語
シチリアの小さな村から始まり、クリーヴランドで散髪屋を経て音楽業界に至るまでの話にワクワクしながら二日間で一気によんでしまった。ニック・デカロ、フィル・スペクター、サム・クックとの出会い、リバティー時代（1965）から始まるレニー・ワロンカーとランディ・ニューマンとの友情、A&M時代（1966-1968、1978-1979）でのマック・レベナック（ドクター・ジョン）との出会い。ブルーサム（1970-1974 )の立ち上げとクルセーダーズとの出会い。黄金のワーナー時代（1975-1978、1979-1990）。GRP時代（1995-2017）のダイアナ・クラールとの飛躍。

どちらかというとポップス寄りと思っていたけど、基本にジャズがあり、ポップスにジャズの要素を持ち込んだ、または新しいジャズの姿を描いたプロデューサーとして位置関係がよく分かる。プロデュース時はコントロールルームではなくスタジオ内でまとめていくコーディネイトタイプだったこともよく分かる。様々な制約（時間、スタジオ、レコード会社、ミュージシャン同士のエゴ）はこうしたことでクリアされていったんだろう。

個人的にはブルーサム〜初期のワーナー時代のアルバムが大好きだったので、マイケル・フランクスを発見しサウンドにクルセイダーズのメンバーを採用した閃き、ジョージ・ベンソンの『Breezin'』録音中のハラハラドキドキ、クラウス・オーガーマンのストリングス依頼、ジョビンやジョアン・ジルベルトとの出会い、初期ワーナー時代最後のビル・エヴァンスの制作は二度読んでしまった。

ベン・シドランの丁寧な語り口と読みやすい翻訳がまず素晴らしい。イマドキ風で各章見出し下にQRコードが付いていて、ベン・シドランが理解を深めるために選曲したSpotifyプレイリストがあること。多面的に読めることがこの物語を深いものにしている。

レコード会社は大手資本に吸収され、70年代まで保っていたエッセンスも失い、CDも売れない時代。今度、トミー・リピューマのようなプロデューサーは出てくるのだろうか...とか、日本独自編集の『Tommy LiPuma Wors』も久しぶりに取り出して、ここ数日間色々考えていた。

■亡くなったことを知って書いたBLOG
https://borinquen.typepad.jp/blog/2017/03/tommy_lipuma.html

一条流がんこラーメン総本家@四谷荒木町 100というよりも150超えの濃厚な純正の有無を言わせぬ旨さに漂う妖気と長い余韻

ああ、やっぱり純正が大好きだ
今日の純正は他の具材を入れていない、以前ヒロポンと呼ばれていたそのものの味わい。しかも、100というよりは150超えの濃厚さ。スープを立て続けに口にしながら、これは有無を言わせない旨さだなぁ...とニンマリしてしまった。しかも妖気さえも漂わせて、信じがたいほど長い余韻を口内に残していく。

ああ、ウマいなぁ〜、とため息をつくと家元と目が合い「今日は一段とウマいでしょ」とニヤリとされてしまった。

柴崎亭@つつじヶ丘 火金限定黒酢の担々麺 辛さ控えめ甘酸っぱい白ごまスープの隠し味はやはり煮干しだった トッピングの挽き肉玉ねぎ九条葱に山椒のアクセントも無敵の旨さ

おいしい担々麺はなかなか見つからない
八丁堀勤務時代の担々麺屋、葛西の中華店、曙橋の麺庵ちとせ...気に入っている店はすべて移転。例えば、創作麺工房 鳴龍のような辛さだけではなく旨みでも勝負できている店になかなか巡り会えていない。こうなると、不定期的に限定で登場する柴崎亭の担々麺に望みを託すしかない。

これまで、濃厚ごまだれ担々麺、南京担々麺と極めつけの担々麺を作ってきた柴崎亭の現在の火金限定黒酢の担々麺はどうだろうか。まずは、いつものチビ生を飲みながら厨房をみていると、あっという間に登場。ビジュアルは炎柱・煉獄杏寿郎風。ところが、辛さ控えめ黒酢の甘酸っぱさの打ち出しに、まずマイってしまった。スープを立て続けにごくごくしてしまったほど。

トッピングの挽き肉、玉ねぎ、九条葱、山椒がスープにアクセントをつけ、さらに麺と絡めると無敵の旨さだ。最後に残るのが隠し味の煮干し風味。ああ、やっぱり決して裏切らない柴崎亭の技に今日も一本取られてしまった。こうなると、月水限定のブラック生姜も楽しみだ。

吉田カレー@荻窪 並MIXキーマW二山豚アチャール納豆カスリメティ シスの目の前で個人的定番組合せを味わう幸せ感に酔う

やっぱりお店が一番
久しぶりの荻窪。朝からそわそわ。開店直前に到着、ワンクールで席はシスの前。華麗なオペレーションは近くで見ることができなかったけど、この席わりと気に入っている。平日お昼のため特別なものはないけど、個人的定番組合せの、並MIXキーマ豚アチャール納豆カスリメティ＋キーマW二山。綾瀬はるかの名作『おっぱいバレー』を思い出してニタニタしてしまった。

片山の黄身を納豆と混ぜTKGカレー版、キーマ＋豚、キーマ＋アチャール。もう片山は黄身を崩して、同じ順で食べる。奥深くも爽やかなカレーの風味に包まれて幸せいっぱいのひととき。やっぱりお店ならではの楽しみ。つい、レトルトセット（チキンクリーム、ポークビンダール）も購入してしまった。

いつかは、夜にも行ってみたいナ！

タケノコご飯とタケノコと牛肉の煮物で旬を知る喜び ホタテとエビのアーモンド焼きは外は香ばしくカリカリ、中はふっくらジューシー

旬を楽しむ
新じゃがいも、新玉ねぎ、新キャベツ...春の野菜は本当においしい。毎日どれかを食べているし、新じゃがいもと新玉ねぎの豚汁からスタートできる朝は元気いっぱい。スーパーでも並び始めているタケノコも今が旬。米ぬかを入れて茹でると簡単にできてしまう。初日は、タケノコご飯、翌日はタケノコと牛肉の煮物。やはり、野菜も旬を味わいたいな。

アーモンドの秘密
下ごしらえしたホタテとエビを卵白をくぐらせ砕いたアーモンドをたっぷりまぶす。あとはフライパンで蒸し焼き。アーモンドの香ばしさとカリッとした歯ごたえ、中はふっくらジューシー。なるほどこういう味わいもあったのかと驚いてしまったおいしさだった。

ツナって自分で作ると、やわらかくてジューシーで本来のおいしさを再発見

手作りツナのおいしさを発見
いつもは缶詰を使ってマヨネーズとあえてパンにはさんでツナサンド。愛用している上田淳子さんのレシピの内から「フランス人が愉しむ3つの前菜。」に手作りツナが紹介されている。下ごしらえしたかじきを、水、オリーブオイル、タイムで軽く煮て、冷蔵庫で寝かすだけ。こんなに簡単にできるなんて驚き。

レシピに添えられていた、トマト、サラダ菜、黒オリーブ、アンチョビたっぷりのサラダ・ニソワーズにしてみたら、やわらかくてジュージーなツナ本来のおいしさを再発見してしまった。

残った手作りツナは、翌日にズッキーニのオイル焼きの付け合せ。パルメザンが香ばしく焼けたズッキーニの上にのせ一緒に食べると、またうまいんだなぁ、もぉ。また、今度作ったらツナサンドにしてみよう。

カトーネ
こちらは7年前から参考にしている落合さんの「ラ・ベットラ定番スバゲティ」から久しぶりのカトーネ。近所では生ソーセージが売っていないので、なるべく良さそうなソーセージを手でちぎってアーリオでじっくりと焼き色を付ける。パスタの茹で汁を加えて入荷させたあとに、時間差で一緒に茹でたパスタとブロッコリーを混ぜて完成。ソーセージとブロッコリーの食感の違いをたのしむ大好きなパスタ。

ツナで思い出したけど、ジェファーソン・エアプレーンのヨーマ・コウコネンとジャック・キャサディが、課外活動の場として発足させたプロジェクト、ホット・ツナ。69年のライブ盤、よく聴いていたな。今気がついたけど、プロデューサーがアル・シュミット。ジャック・キャサディのベースが好きだったなぁ。確かフィルモアでのライブ盤もあったけど検索しても出てこないので思い違いだろうか？

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ようやく思い出したけど本体のジェファーソンの68年のフィルモア・イーストでのライブだった。ギターとベースのうねりが好きで当時良く聴いていた。特に、ジャケットにも写っているジャック・キャサディのベースの音質が好み。グレイトフル・デッドのフィル・レッシュも同じような硬質なベースを弾くけど、これはサンフランシスコ特有なのだろうか？それにしても、思い出してSpotifyで聴けてしまうなんて...。
（2021.4.14 17:21追記）

奥様は、取り扱い注意 綾瀬はるかの躍動しシャープなアクションが爽快

身体能力の高さ
奥様は元特殊工作員で夫は監視する公安。美しい海に囲まれた町での静かな夫婦愛、後半はスタントなしの綾瀬はるかと西島秀俊による息もつかせないほどのアクションシーン。綾瀬はるかはTVドラマ、映画に限らず欠かさず観ているが、穏やかな夫婦生活と躍動する姿の両方とも魅了的だ。料理するシーンが何度も出てくるが、ファンとしてもドキドキするほど眩しかった。そして、意外なほどのラストシーン。前田敦子の抑えた演技も良かった。

ウフフ、奥様は...やはり、いつでも、取り扱い注意...なのネ。

クロスマッドガード＜リアフェンダー マッドガード サイクル 泥除け 前後セット＞ たった1,000円で翌日到着したが品質にやや問題あり

翌日到着なんて驚き
通勤用なので雨の日も心配...ということで取り外してしまった泥除けカバーの代わりにamazonで「クロスマッドガード＜リアフェンダー マッドガード サイクル 泥除け 前後セット＞」をオーダー。翌日、しかも8:30に到着したので30分で取り付け完了。

○良いところ
・軽くて好みの色
・装着が簡単
・安価

☓ダメなところ
・バリが出たままで品質やや悪し
・フロントが路面が悪いと揺れてフレームに当たる

蛍光テープが付いていたので夕方に貼ってみた。真っ暗闇でちゃんと光ってくれるといいのだけれど。

一条流がんこラーメン総本家@四谷荒木町 上品 キレが際立ち香りが舞い上がるスープを目にして何を思えばいいのだろう

やはり月に一度か二度は上品が欲しくなる
キレが良くて香りが舞い上がるスープ。これぞ上品の姿。澄み切ったスープは家元のラーメンに向かう情熱のよう。チャーシューをスープに沈めておくとホロホロ。麺とシャキシャキネギと合わせて頬張る幸せ。海苔はチャーシューと絡めて最後の方に。丼の中に旨さがギュッと凝縮され、それでも不敵な味わい。

月に一度か二度は味わいたい上品の旨さに、今日も翻弄されてしまった。

近所のツツジが咲く始めて、春らしさを満喫。花粉の被害も徐々に収まりつつ、ああ、春だなぁ...とベンチでぼんやり。

Vブレーキ交換〜チェーンクリナーで14年使用のMUJI自転車が蘇る

雨風海風であちこち不具合だらけ
通勤用のMUJI自転車。2007.7に購入してもう14年。自宅は屋根付きだが、駅前の駐輪場は屋外。雨風海風、倒されたり、ぶつけられたりでフェンダーの前後はグニャグニャによじれタイヤに接触しそうなのを騙し騙し、フロントブレーキは効かなくなり、リアはかろうじて効く、ちょっと危険な状態。

近所の自転車ショップasahiの店員さんに教えてもらったのが、私の自転車のブレーキはVブレーキだということ。詳しいサイトを参考にamazonで「Vブレーキセット」を購入。フロント・リア兼用なため到着は1セット。それでも、まずはリアを早速交換してみたもののケーブルが短すぎて、断念したのが昨日。

asahiに行って親切な店員さんにアドバイスを受け、「SHIMANO MTB　BRAKE CABLE SET」を購入。ついでに近所の量販店でチェーンクリナーとチェーンルブを購入。悪戦苦闘の末無事にリア交換終了。ついでのグニャグニャの前後のフェンダーを撤去。

そして、チェーンクリナーをかけてみたらドロドロのサビが浮き出てきてぞっとするほど。完全にきれいになる前に760ml全部使い切ってしまい、チェーンルブをかけて午前の部は終了。

午後に追加注文した「Vブレーキセット」が到着し、フロントを交換。微調整し、雨も上がったので近所をぐるぐると巡ってみたけど、快調そのもの。チェーンの滑りも良くなり、前後のブレーキも効き目十分。14年経過してガタピシしていたのが蘇って、ホントに良かった。

・Vブレーキセット @1,549x2
・SHIMANO MTB　BRAKE CABLE SET @2,000
・チェーンクリナーとチェーンルブ @2,065　合計@7,163
・合計作業時間：3:40

■参考にしたサイト
Vブレーキを図解で解説！ブレーキシューの交換方法から片効き調整・走行前チェック方法も
https://jitensha-hoken.jp/blog/2019/08/v-brake/

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 紅ズワイガニ20kgスペシャル 立ち上る蟹の風味を静かに抑える豚ネック このコンビネーションに熱狂

紅ズワイガニ甘さをうまくコーティング
寸胴内にはちきれそうに浮かんでいる紅ズワイガニ20kg。廊下にもいい香りが漂っていて酔いそうだった。一口目のスープで蟹の風味がぐわっと襲いかかる。それでいて強引さがない上品な味わい。ウマいなぁ...とため息を付きながら立て続けにすすってみた。

ここでハッと気がついたのが、薄っすらと表面を覆っている脂。背脂とは違い、香り立つ蟹の風味を静かに抑えながらも、その絡み具合がなんとも素晴らしい。慌てて家元に訪ねてみると「豚ネック」だと。これで合点がいった。紅ズワイガニ甘さをうまくコーティングさせた流石の家元チューニングに、もう脱帽。

平日毎日5:30に起きて味噌汁を作っている そして、最近お気に入りの祇園の「日本一辛い黄金一味」の爽やかな辛味が大好き

日本一辛い黄金一味
前の日の明日の味噌汁はどうしようかと。単調にならないように、しかも新たに具材を買わなくても冷蔵庫にあるものでとか色々考えるのも楽しい。

豆腐となめこ
クレソンと新玉ねぎ
もやしと豚バラ
スナップエンドウと新玉ねぎ
キャベツとベーコン
じゃがいもとわかめ
たけのこと絹さや
大根とにんじん
さつまいもと新玉ねぎ
あさり
ほうれん草と落とし卵
新じゃがと三つ葉

今朝は、かぼちゃとブロッコリーとベーコン。かぼちゃが溶け出し甘くておいしい。最近気に入っているのが祇園の「日本一辛い黄金一味」。七味で香りが変わることがあるが、この一味は料理の味わいを邪魔しないのが気に入っている。切れ味が良くて、しかもその辛さはあとを引かなく、爽やかさだけが残るのもいい。かぼちゃの甘さを引き立たせる辛さが、朝にスタートにふさわしかった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正＋丸鶏 切れ味の鋭さよりもどこかまったりした味わいは暖かくなってきた季節感にも似てウマさに懐の深さを感じた

11時到着並びなし
4/1は入社したばかりの初々しい新人君たちが道を広がって歩いているから始末に負えない。それはともかく新年度が始まり、何かと忙しいせいか11時到着で並びなし。まぁ、食べ終わる頃には15人程度の並びになったので、タイミングのせいだったかもしれない。

今日は純正に丸鶏3羽。純正が好きなのは、その日によってスープの味わいが違うことと、悪魔肉の滋味が溶け出しスープの味の変化を楽しめること。丸鶏3羽が入ると、切れ味や鋭さよりも、むしろ、今日の暖かさににも似た、どこかまったりとした味わい。うん、やはり旨い。

最近は平日の純正が少ないので、次回はそのものの純正を味わいたいなぁ。

元祖 札幌や@西新橋 味噌らーめん並+もやしねぎ 創立50年を超える味わいは時代にも風化しないつつましさ

新橋ミッション最後の日
14選んだ候補店からその日の気分や天候であちこち巡っていた11日も今日で最終日。色々迷ったけど、創立50年を超えるこのお店を選んでみた。同名のチェーン店があるが、こちらは独立系。お店の人もお客も時代がかっている、妙に落ち着きつつましい雰囲気。東銀座の「萬福」にも似た感じで町中華の佇まいにも妙に惹かれた（実は昨日下見）。同じ味噌でもこちらは白味噌仕立てだったのも興味深く、よく考えてみると札幌の味噌は白味噌系なのでその味わいをかたくなに守っているのだと思われる。

無造作にのせられたトッピングのもやしとねぎの下には、昔ながらの中華屋のチャーシューとメンマが隠れている。スープはどろりとややこってり。それでも押しつけがましくもないやさしい味付け。バターの追加もありだったかもしれないけど今夜はバターを使う料理の予定のため我慢。麺は中太麺でやややわらかく、奥行きのあるスープに絡め、もやしとしゃきしゃきのねぎを合わせると、なんともおいしい。

場所的には虎ノ門と内幸町の中間。同じ通りに新旧ラーメン店がひしめいている場所で長年続けているお店に、ふと思い出したように来てみたくなる何かの魅力が分かったような気がした。

食後は近所の桜公園で一休み。桜が散り始め、もうツツジの季節。そして、明日から新年度。会社員がキャッチボールをしている音を聞きながら、聖火ランを含め既成事実を重ねているオリンピックにノーと言えないものだろうかと考えていた。