Casa de Borinquen

待ちに待った納車日 そのまま一気に南房総へ 暖炉のある部屋、気のおけない親密な会話、佐久間ダムの頼朝桜、岩井海岸の夕日と富士山 でも、あくまでも主役はアテンザ・ワゴン

豊かさってモノを持つことじゃないんだよネ
と、ママボリンケンがしみじみ。待ちに待ったアテンザ・ワゴンの納車。16年振りの出来事に一週間前から心ときめいて落ち着かない毎日。ディーラーさんの担当の女性の親切丁寧な説明（特に重要）で、様々な疑問も分かり、いざ南房総へ。一日試乗で千倉まで行きましたが、今回は暖炉のある部屋と一年ぶりの友人に逢いたく、シナトラを聴きながら千倉よりも手前の南房総へ。

もっと先の第二監視所なら
夕日がきれいな場所を探して欲しいという私のわがまま。暖炉のある部屋で色々と話をし、佐久間ダムの頼朝桜＝河津桜のほんのりとした姿を見た後に訪れた岩井海岸。ここなら…と思ってましたが、友人の奥様の的確なアドバイスでさらに思っていた通りの場所に案内していただきました。

鍛錬中の集団、遠くに霞む富士山、暮れゆく夕日、ヌメるようなソウルレッド、まるで会話するようなシルエット。聖域にように際立って見ているだけでどこかざわめき、いつまでも佇んでいたい欲望。ともにした時間と愛おしい約束のようなもの。一日でいちばん素晴らしい夕暮れの時間に身を任せ、証のような痛みを知る。夢のように沈もうとしている太陽は急ごうとしていなかった。

気になる燃費は...
帰りは、海ほたるを抜けるまでは渋滞気味でしたが、220kmで平均燃費が18.1km。慣らし運転のため過度な加速もなしに務めた結果です。しばらくは、こうして燃費などもレポートしていきますね。

Zoom-Zoom もぉ、待ちきれなくディーラーさんに行ってP.576もあるマニュアルを借りてきて予習 ついでに本日発売開始のCX-3もチェック

156の時も納車前に予習
16年振りに新しいクルマに乗るもんですから、事前にマニュアルを入手して予習したい。ディーラさんにそのワケを話したら貸していただけることに。ふむふむ、なるほどと納得。マツダレーダークルーズコントロール（MRCC）の設定あたりが疑問でしたので、色々と確認できました。

576頁もある分厚いマニュアルの表紙を開くと次のメッセージ。

…小さい時に知っていた
ウズウズするような走る喜びを忘れていない皆様のために
素晴らしいクルマを作り続けます…

う〜ん、マイッちゃうな。
こんな思いを覚えるのはSE/30やiMac、そしてAlfa156以来の鼓動かもしれない。

今日はCX-3の発売開始日
偶然だったんですが今日はCX-3の発売開始日。実車が2台も展示されていて、力も入ってます。鋭い目つきとコンパクトながら広がりのあるスタイリング。1.5Lディーゼルに絞った商品構成と品質。どんな走りなのか試乗してみたいですね。

スモールプレイヤーにしかできないマツダの4つのデザイン戦略とマーケティングをやらない潔さから生まれる突き抜けたデザインを妥協せずに進める意味について

ママボリンケンが見つけてきた日経MJの記事（2015.2.23）
執行役員でもありデザイン本部長でもある前田育男氏の公演をまとめた記事が2/23に掲載されていました。その中で、デザインコンセプトについて4つの決め手についての秘密とは、

①道具の美しさにフォーカスした「クルマはアート」というスローガン。

②我々の作品だから丁寧につくっていこうとする意識改革。デザイン本部全員がアーティスト。

③作品をつくりやすい仕組み。アートと言う以上、そのプロセスが必要です。おいしい料理をつくる仕込みのようなものです。

④共に創る風土づくり。今、マツダのいろんなところに作品づくりマインドが浸透しています。その活動全てがブランドデザインのカギです。

スモールプレイヤーにしかできないマツダの4つのデザイン戦略と、マーケティングをやらない潔さから生まれる突き抜けたデザインを妥協せずに進める意味について、色々と考えていると創立直後またはジョブズが戻ってきたAppleに心ときめかせたことも思い浮かべます。

最大公約数を狙うのではなく、
3%のユーザーに強く共感してもらえる
突き抜けたデザインを妥協せずに進める

マーケティングという束縛から逃れたマツダのモノ造りはジョナサン・アイブの思想にもどこか通じてならないんです。

牛ロースの焼きとマグロのズケ こう寒くって熱燗が恋しい夜には「dancyu 日本酒（合本）」で見つけた肴がおいしい

お酒の事を知りたくて手に入れた本ですが
おいしそうな肴もたくさん紹介
「dancyu 日本酒（合本）」の巻末に紹介されている手間もかからずおいしそうな肴も気になり、手始めには二種類作ってみました。まずは「牛肉のころがし焼き」ロースは常温に戻した牛肉に黒胡椒をすりこみフライパンで焼いたあと寝かせて予熱で熱を加えていく方法。わさび醤油でさっぱりといただくと、お肉も柔らかくお酒にもよく合いおいしいです。

マグロのヅケをあらためて
熱湯で2〜3秒湯通しして氷水でしめたマグロを、醤油・みりん・お酒を2:1:1に調合したつけ汁に漬けて、キッチンペーパーで蓋をして冷蔵庫で二時間。8mmくらいに切ってみると、まるでローストビーフのよう。わさびだけをちょっとつけてみると、まぁなんと今まで作っていたマグロのヅケとはまったく違うおいしさ。う〜ん、もっと早く教えて欲しかったネ、なんて話しながらもお酒が進みます。

成城石井で見つけた福島のお酒
大七の純米生酛はなんでも燗にぴったりなお酒として有名のようです。うん、確かにおいしく、二人で二合で止めるのが難しかったです。もう一品といえば、トマトをたっぷりのせたヤッコ。醤油の代わりにオリーブオイルというのが我家の定番。ほのかな酸味と甘さがいいですね。

サーモンのクリームソースパスタにエリンギとブロッコリーを入れるのが今のマナー そして、アルパカの秘密

パスタは基本的に三種類のソース
トマトソースかアーリオ・オーリオかクリーム。季節によって色々替えてますが定番なのがサーモンのクリームソースパスタ。生クリームが半分になるように煮詰めていくのがコツなんですが、エリンギとブロッコリーを加えて具だくさん（パスタ少なめ）にしてみました。最後にバターを10g入れて風味とコクを出し、パルメザンで塩加減を調整。こってりとして風味が豊かで野菜もたくさん食べられて、ホントおいしいいです。

チリのサンタ・ヘレナ・アルパカが我が家のブーム
デイリーで気兼ねなく飲めるテーブルワインってなかなかいいのがなくて色々探していると、浦安在住のbacchus20さんのBLOGにチリワイン「アルパカ」で紹介されていました。近所のスーパーでも見つけたので赤白試してみましたが、なかなかおいしいもんですよ。チリは関税がかからないので特に安くなるそうですが、これなら気兼ねなく飲めるのでうれしいですね。

ATENZA WAGON XD L Package ディーゼル AT SOUL RED PREMIUM METALLIC 2/28の納車を静かに待っています

●1/24 アテンザ・セダン（新タイプ XD L Package ディーゼル AT ソウルレッド）長めの試乗
前日の一日試乗でほとんどの確認ができて詳細をどうするか相談していると、「XD L Package ディーゼル AT ソウルレッド）」の試乗が出来ると連絡。ディープクリスタルブルーマイカもいい照りを出ていたけど、濃紺のクルマも乗ったことあるし、晴れやかでヌメるようなソウルレッドの艶やかさにはかなわないよね、なんて話しながら前日に引き続きディーラーさんへ急行。 用意された試乗車は、このパッケージがいいのではないかと検討を重ねてきたそのものズバリ。ディーラーさんの周辺だけではなく、ディーゼルエンジンを確認するために少し遠出をしたい要望も聞いていただき、早速試乗。

・気になるディーゼル音は窓を開ければ確かに聞こえますが不快ではない
・シートが白のせいか車内が一段と広く感じる
・アイドリングストップもガソリンと同様機敏
・走行に対してすべての条件が整えばパーキングボタンの解除なしでアクセルを踏むだけで解除
・低めの回転数でGを感じるほどの加速があり、エンジンブレーキも強力
・長めの直線で軽く踏んだだけで数秒で100km/hに到達
・急なコーナーでもしなやかに踏ん張りコーナーを抜ける

156は好きな音が出る回転数に合わせ、自分でシフトチェンジしながら操る独特の高揚感があり楽しめました。クルマ評論家のように気の利いた説明が出来ないのがもどかしいですが、アテンザのディーゼルはまたジャンルの違う高揚感も残してある楽しいクルマ。旧タイプと新タイプの違いは「マイナーチェンジ」ではなく「大幅な改良」となっていて、マツダのクルマ造りへの誠実さも感じられました。

●さぁて、どうするの？
三回の試乗で確認項目はすべてチェック。後は、価格と納期の話。

・アテンザ・ワゴン XD L Package ディーゼル AT ソウルレッドプレミアムメタリック
・内装はピュアホワイト
・オプション（ETC、NAVI用SDカード、フロアマット、トランク用マット、スポーツペダル）
・外した項目
　BOSEサウンドシステム＝運転中はあまり大きな音で音楽を聴かないし、聴いても落語が多いのでBOSEまでいらないだろうと
・価格は担当者〜店長が頑張ってくれました
・納期：3月上旬〜中旬
・エコカー減税：総額：123,500 円
　自動車取得税：93,500円（100%）
　自動車重量税 30,000円減税（100%）
・クリーンディーゼル助成金：140,000円
※エコカー減税＋クリーンディーゼル助成金＝▲263,500円

156が故障する前から気になっていたスタイリッシュなアテンザの姿。他のシリーズと合わせて統一感のあるマツダのクルマ造り。余計な装飾を外し走りに特化したパッケージとALHに代表される安全機能。スタイリッシュな姿とトルクあふれるディーゼルエンジンと進化した内装。そして、なによりも誠実で熱心な担当者（女性）の笑顔も...。

というわけで、2/28納車を楽しみに待っています。

アメリカン・スナイパー 83歳のイーストウッドは「人殺しは地獄」と説く 砂嵐の中の脱出に鼓動が激しくなって胸が苦しくなるほど

いかにもイーストウッドらしい
巧妙で力強い演出と撮影（トム・スターン）に引き込まれて最後まで一気に。「父親たちの星条旗」でも「グラン・トリノ」でも描かれていた兵士の後遺症。「ダーティー・ハリー」の連続射殺魔スコルピオにキャスティングされたオーディー・マフィー（撮影直前に飛行機事故）にも重なるテーマ。

戦争がひとりの人物に与えるダメージが明らかになるが、家族全体に与えるプレッシャーも描かれている。戦場へ送り込まれるときに、どれだけの危険があるのかを思い出し、そして、彼らが払う犠牲を再認識することは大切だ。
（イーストウッドインタビューより）

敵のスナイパーを狙撃した後の砂嵐の脱出に胸が苦しくなるほどの鼓動、妊娠中の妻との衛星電話での会話中に始まった戦闘、ジェリー・ジェフ・ウォーカーのポスター、奥さん役シエナ・ミラーの透明感。自分の子ども、兄弟がこれから戦場に行かされるために社会を変えようと仕組まれている今、じっくりとこの映画のテーマを考えてみたい。プロダクション・ノーツも読み応えがあり、音楽の使い方（ヴァン・モリソン「Someone like You」、モリコーネ、エンドロールの無音）もいい。

■アメリカン・スナイパー
http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/
http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/production_notes.pdf

初台の昼下がりに覚える丁寧で誠実な職人技とは 握りしめてそっと振ってみてその人なりを引き出す見分けのようなものに震えるような思い

凛として静かな佇まい
初台で待ち合わせをして案内されたのが「かわしま」。折角お蕎麦屋さんに来たんだから、お酒でも飲みながらグダグダしたいところですが、後が控えているんでおとなしく。それでも、だし巻き卵のフワフワした感触や風味豊かな天ぷら盛り合わせを堪能していると、届いたのが鴨南蛮の大盛り。

お蕎麦屋さんにくるとつい頼んでしまう鴨南蛮
なんといってもつゆがうまい。引き際がいいというか押し付けがましくない味わいにため息。細めのそばも、噛みしめるとじんわりとした鴨肉も焼いて甘みも増したネギにも、う〜んと唸ってしまいました。

今日の雲のようにふわりと浮かび上がり、舞い降りてくるような味わいや佇まいを楽しめる場所。これから、途中下車してまでも訪れたいと。

誠実な引き出しのさりげなさ
とある撮影現場に立ち会いましたが、なんとかして不滅の魂を引き出そうと、機材を設定して、声をかけ、先に進むべき意思を記録する。つけこむ余地もないけど、どこか親しみのある湖に広がる波紋のような一瞬の出来事を、寄り添うように見つめる。ああ、プロの仕事はこういうものなのだなぁ…と、最近は忙しさにかまけて「雑」になっている自分のことも反省しながら、にわかスタイリストの真似事。持参したちょっとした小物も役に立ったみたい。

■かわしま
東京都渋谷区初台1-34-12
03-5371-8816

舞浜から眺める東京湾の艶かしさ なん日もひとりきりでいたあとに思い浮かぶことのよう

車中MTGのあとに連れて行ってもらった場所
急に待ち合わせをして車中MTG。うん、こういう展開も悪くないと。舞浜のホテルが並んでいる場所、そういえば市民マラソンのラストスパートの場所は風が強くて挫けそうだったことを思い出します。「夜、ここに来るといろんな事が頭のなかで整理がつくんです」と案内された岸辺。葛西臨海公園を望む場所、気に入りました。

アテンザ・ワゴンを一日試乗 数年前から思わず振り返ってしまうセダンがいいと思ってましたが急展開でワゴンも視野に アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)はすごい技術だと感嘆

思っていることがちょっと違うんですね
16年間そばにいた156が甲府でエンジントラブルを含む故障でそのまま廃車。車中の荷物を取りに行ったのが年末のこと。いまにも動き出そうなヌボラに後ろ髪をひかれるような思いで別れを告げて、なんとも言えない思いの帰り道。ママボリンケンから急な提案、

帰りにどこかのマツダに行ってみない？

ええ!?、今お別れをしてきたばかりじゃない。とてもそんな気になれないし、何故？なんて悶々としていると、すでに自宅に一番近いディーラーさんを検索。冷やかしになるかもしれないけど試乗できるかな、なんてちょっと同調してみたりも。

●12/21 アテンザ・セダン（旧タイプ＝ディーゼル AT ソウルレッド）の試乗
思ったよりも大きく感じましたが、乗ってみると違和感なし。ディーゼルの音も気にならなく、アクセルを踏むとぐいとくる加速感も心地がいい。ディーラーさんの周辺を走っただけでしたが、感触よし。ただ、試乗車が旧タイプだったために、内装はピントきませんでした。笑顔の素敵な担当者にカタログをもらい色々と雑談。水仙を見に来月南房総〜千倉に行こうと思っているけど…なんて会話から「一日試乗」の話になって予約。

●1/23 アテンザ・ワゴン（新タイプ 25S L Package AT ディープクリスタルブルーマイカ）一日試乗
赤のセダンでディーゼルが希望でしたが、紺のワゴン・ガソリンが当日のセッティング。「一日試乗」は新タイプだといいなぁ…と思ってましたが、なんと新タイプで走行距離が100kmの新車。連絡を受けた時にはかなりモチベーションが上がりました。前回課題だった内装も新タイプ最上級機種だったので色々とチェック。湾岸線〜アクアライン〜館山自動車道〜Indy’s〜瀬戸浜〜フラワーライン〜館山自動車道〜アクアライン〜湾岸線。

・マツダコネクト（ナビ）の精度は日本製に変わり特に問題なし
・マツダコネクト（iPhone）との連動も特に問題なく実用的（USBでもBluetooth）
・スイッチ式のパーキングブレーキはスイッチのON/OFFに工夫があって違和感なし（引けばON、押せばOFF）
・2.5Lのガソリン車はアクセルの反応もよくキビキビ（ドライブセレクションもスポーティー）
・ハンドリングもスムーズにコーナーをトレースし無理もない
・156に較べて一回り以上大きいクルマですが視界良好
・ヒートシートがポカポカでママボリンケン絶賛
・アイドリングストップも違和感なしの瞬間的に起動し慌てることもなし
・オルガン式アクセルペダルもごく自然な位置で疲労感なし
・225/45R19はややゴツゴツした感じもしたが許容範囲（ホイルの色もシック）
・夜間のハイビーム走行（自動で照射範囲をコントロール）がとても効果的（外車でもグレードの高いクルマにしか付いていないらしい）（私が絶賛したアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)）

※走行距離 263.4km / 燃費16.46km

 

などなど、じっくりと10:30〜18:00まで堪能しました。ガソリンとはいえども燃費も16.46km。意外だったのが、ワゴンの使い勝手とスタイリング。いままでは（156＝378L）トランクに色々と入れっぱなしで、買い物をすると後部座席に置いていました。ワゴンの506L（リアシートを全て倒すと1,648L）474Lのセダンと較べてもかなり広いスペース。今まで旅行や帰省で狭いスペースで積みきれないこともあったのでこれは助かります。そして、セダンもスポーティーですが、ワゴンはより一層スポーティーで今感度アップ。南房総〜千倉にはワゴンがよく似合うんではないか、と。

さぁて、どうするか。

大粒の雪が舞う新宿8:00 お昼はたけちゃんにぼしらーめんでワンタン麺で温まりたいねと決め次の乗り換えに向かってイソイソと

ランチタイムは大盛りサービス
なぁんて言われると、つい、大盛り。ついでに、前回おいしかったミニチャーシュー丼も注文。ちょっと食べ過ぎ、午後から大丈夫？という流れでしたが、朝からお腹が空いていたのかまわず食券をポチっと。前回は醤油味、今回は塩味。

スープを一口、二口
じんわりと旨味が沁みわたります
今となってはここは煮干系としては普通すぎるという意見もありますが、こうしたなんでもなく普通に基本を守っている姿勢も密かに応援したいですね。やや、薄味に感じられるので、濃い目に味付けられたミニチャーシュー丼のチャーシューの半分をラーメンの方に入れてみると、深みが増しワタシ好み。丼を持つことも出来ないほど熱々のスープに丁寧に盛り付けられた麺と生姜の香りがポイントのワンタン。慌ただしい昼時ですが、じっくりと味わうワンタン麺を堪能しました。

■たけちゃんにぼしらーめん
http://www.takenibo.com

ジョナサン・アイブの「ユーザーが対象をどう受け止めるかをデザインする。その存在、機能、可能性が生み出す意味をデザインするんだ」という言葉と、マツダのクルマ作りを考えてみた

ステイタスバリューをどこに置くか
おそらく知っている人は僅かだと思うけどAppleのNewtonのデザインも手がけたジョナサン・アイブの本には様々な道標が散りばめられて、一気に読んでしまいました。本を読みながら付箋を付けているなんて、あまりないんですが、気になる記述が多いんです。

●単に形の美しいものを作ればいいというわけじゃない。人々の生活に合ったデザインでなくちゃならない。僕らはユーザーインターフェースにこだわっている

●違うものを作るのは簡単だが、いいものを作るのは難しい

●工業デザイナーは、モノをデザインするんじゃない。僕らはユーザーが対象をどう受け止めるかをデザインする。その存在、機能、可能性が生み出す意味をデザインするんだ

●みんなデザインをお化粧だと思っている。ハコを渡して『見栄をよくしてくれ』と言えばいいと思っているんだ。それはデザインじゃない。外見と感覚だけじゃないんだ。デザインは、ものの働きなんだよ

●ジョブズはコア路線を強調し、アップルが市場を失ったのは、顧客の本当のニーズに集中せずにすべての人にあらゆるものを提供しようとしたからだ

●僕らほど野心的になると、従来の開発方法ではだめなんだ。みんなが協力し一体となって製品を開発しなければ、複雑な問題を解決できない

●僕らはデザインを主張したいわけではなく、シンプルにしたいんだ

 

マツダのブランド・エッセンス・ビデオ
会社が危機的な状況にあって、何を成すべきかをクールに実現していたジョニー。ユーザーが手に取り、どのような形で生活を変えていくかを想像し、開発の手順＝それは素材選び〜加工技術も含み を考え、どのように世の中に生み出していくかをデザインする。心のなかに密かに宿っている、曖昧で形に現しにくいものを見つけてくれるものこそがブランド力なのではないか。

Appleのデザイン力の秘密を読み進めていく中で、マツダのクルマ作りに対するある種の共感に跳びのく自分に気が付き始めてます。ママボリンケンが見つけたり、同時にFacebookでも紹介されてたマツダのブランド・エッセンス・ビデオが雄弁に語ることをもう一度考えてみたい。Appleがクルマ産業に参入する話＝噂も何故かタイムリー。

■死の淵からマツダを復活させた1本のビデオ
http://thepage.jp/detail/20150208-00000006-wordleaf?page=1

リトル・フォレスト 冬/春完結編 冬が終わって次の冬の支度をする自然の中で見つけた自分を橋本愛が語る「稲は人の足音を聞いて育つ」とは

自然の恵みを食べて
生きる力を充電する
忘れかけていた食への思い。豪華で高価な食材がなくても、自然の恵みを慈しめば心に染みわたるおいしいご飯になる。厳しい冬の支度は、冬が終わりかけているうちに始まることも教えてくれます。映画で紹介された食材やレシピは、

●冬編
1.甘酒とかぼちゃの三色ケーキ
2.納豆もち
3.凍み大根〜干し柿
4.焼き芋〜玉子焼き（はちみつ入り）
5.小豆
6.はっと〜チャパティ
7.わらび

●春編
1.山菜
2.ばっけ味噌（ふきのとう）
3.つくしの佃煮
4.塩マスとノビルと白菜の蕾菜のぱすた
5.キャベツ
6.じゃがいも

我が家でも作ってみたいのは新じゃがのサラダ
新じゃがいもを茹でて、玉ねぎのみじん切りとオリーブオイルであえてクレソンと混ぜる。なんか春めいて、きりりと冷えた白ワインなんかどうだろうか。

口元のほくろが気になって気になっていましたが、いや〜、ほんとうにおいしそうに食べるんです。口に入れる瞬間やもぐもぐするところ、湯気が立って、ちょっと表情に色目が付いて、噛みしめる表情。寒い外に出ている時に鼻が赤くなっていたり。お神楽を踊る姿は神々しく息を呑みそうでした。幸せな結末もあり、なんか「生きる力」がむくむくと湧いてくる…と平松洋子さんのコメントも言い得て妙。そうそう、ベルリン国際映画祭でのスピーチもとてもキュート。

■リトル・フォレスト 冬/春
http://littleforest-movie.jp/ws/

こう風が冷たくっちゃ夜は燗で一杯やりたいね なんて話をしながらバスで浦安魚市場へ

少し遅目に到着したので人は少なかったけど色々と探索
もしかして今年初めて？アサリにはまだ早そうだし、蟹はかなり高くなっているし、いつも八百屋でスーパーでは馴染みのない野菜をあれこれ。昨日からいば昇のことを考えていたので、山安商店で鰻を買って帰りました。

煮方の善悪はだしのわざ（江戸料理集）
里芋は米のとぎ汁で下ゆでした後に茅乃舎さんのだしでコトコトと。市場の八百屋さんが勧めてくれた里芋はホックリとして粘りもあり、そのままでも十分においしいくらいです。鶏そぼろあんかけのたれと柚子の香り。浦霞純米酒の熱燗にぴったりです。今夜はあるものでお燗をしてあたふたしてましたが、アルミ製のちろりでも探してみようかな。で、お燗についておさらいを、

ほんのり温かいのが人肌間
38〜40℃をぬる燗
43〜45℃を上燗
60℃くらいを飛び切り燗

山安商店の鰻
身が厚くて焼き具合がちょうどよくて贔屓の鰻屋さん。外で食べると高価ですので家で楽しんでます。丁寧に温め、親切なかまどさんで炊きあがったご飯の上に鰻をのせ、さらにご飯をのせて鰻をのせる。丼にフタをして少し蒸します。これもまた熱燗にぴったりで、濃い目の鰻がお酒をさらにすすめてくれます。

せっかく浦安（元町）に来たので探索
市内在住の方のBLOG（夫婦で楽しみにしている）で紹介されたケーキ屋さんを見つけました。普段は甘いものはほどんど食べないんですが好きなシュークリームなどを選んでみました。シュークリームといえば銀座ウエストのが大好きですがちょっと大きい。こちらは小ぶりでカスタードクリームがむっちり入って味わい深いです。

夕日に浮かぶスカイツリー
富士山やスカイツリーがごく自然に見えるので、見逃してしまうことが多いですが今夜のスカイツリーは、淡い夕日の中に浮かんでいる姿がとてもきれいでした。何かをするわけでもなく淡々とした休みの日があってもいいと。

 

調布 たけちゃんにぼしらーめん 20日まで限定のワンタン麺 澄み切ったスープとお肉がぎっしりつまったワンタン 隠し味の帆立の水煮缶を確認するためにもう一度訪れたい

調布まで往復3時間
途中で色々探してラーメン店を訪ねたり、お弁当を持って行ったり色々とやりくり。あまりにも身近になって、逆に足が遠のいていた「たけちゃんにぼしらーめん」へ久し振りに。二月限定に誘われてワンタン麺を注文。

澄み切ったスープに浮かんだワンタン
晴れてポカポカ、でも風が冷たいお昼時。スープを味わったあとワンタンをハフハフ。池尻大橋の「八雲」のあっさりとしたワンタンとは違い、こちらはワンタンの風味ズンとくるタイプ。ツルッと口に含み噛みしめるとじんわりと肉汁が沁みわたります。うん、これなんだよな、と何度も反復。

ミニチャーシュー丼
朝ご飯を食べる時間もなく調布に向かったものですから、お昼前にはお腹がぐうぐう。煮干ご飯も食べようと思いましたが自動販売機には見当たらずミニチャーシュー丼を注文。いや〜、これがまた濃い目のチャーシューが実においしくて、これからの定番になりそうです。

ちょっと…
4人体制で、新人が2名。店長は麺作りをしながら新人教育＝OJT。声をかけながら業務を覚えてもらう。そんな苦労も身につまされてしまいそうです。スタッフが気持よく仕事ができる場所を作ることも大事なんですね。そういえば、たまたまネットで見つけた「調布経済新聞」によると、創業者の坂本さんの弟子の山浦さんが継ぎ味を継承。いつまでもおいしい味を残して欲しいです。

すぐ横に出来たお店二つあるけど
参考にのぞいてみましたが、面構えが気に入らなくてどうしようもなく瞬間的にパス。家系とかつけ麺とかガッツリとか言われてもなぁ。単に空腹を満たすだけではいけませんネ。

■たけちゃんにぼしらーめん
http://www.takenibo.com