オーセンティックな集まり 今のスペイン音楽も未知の世界だった。スペインのミュージシャンの力量はジャクソン・ブラウンの『Love Is Strange』(2010)で初めて知っていたが、今は全くわかなかった。C.Tangan(セ・タンガンって読むのかな?)もスペインのラッパー。どうもラッパーって敬遠しがちだったけど、紹介されて昨年リリースのアルバムを聴いてみると、予想を覆すほど私好み。スペインの伝統的な音楽も取り込み、様々なゲスト(トッキーニョ、ジプシー・キング、チェオ・フェリシアーノ、オマール・ポルトゥオンド)を招いたハイブリッドなサウンドが大好きになってしまった。
スペインの曲をカバーしたラララ〜にもぞっこん ハードでいながらロマンティコなプエルト・リコのピート・ペリニョンの「Uno X Uno」にもぞっこん。ラララ〜の繰り返しには夢心地。朝昼晩に2回ずつ聴くほど今のテーマソング。実は2016年マヌエル・カラスコのヒット曲をカバー。こういうサウンドを作ったら天下一のラモン・サンチェスのアレンジも素晴らしい。
NUESTRA RECORDS 裏ジャケットには曲名とプロデューサーとカメラマンのクレジットのみ。レーベル名は初めて知った「NUESTRA」、ディストリビュートはファニア。他にも同様な雰囲気を求めて、とにかく「NUESTRA」レーベルなら何でも探していた。そうして出会ったティト・バレンティンとティト・ゴメスの『Tierra Musica Y Sentimiento』は、同レーベルではないがジャケットも含め全てが美しいコンフント・クラシコ『Clásicas De Clásico』と合わせて、当時もっともプエルトリコを感じとれるアルバムとしてよく聴いていた。
N-101 Pachapo El Super Tumbao / El Super Tumbao 1978 N-102 Conjunto La Perla De Ponce 1978 N-103 Eladio Jimenez 1979 N-104 Luigi Texidor / El Negrito Del Sabor 1979 N-105 Tito Valentin Y El Grupo Aji Bravo ,Canta: Tito Gomez / Tierra Musica Y Sentimiento 1979 N-106 Carmen Delia Dipini 1980 <内容不明でしたが教えていただきました> N-107 Luigi Texidor / El Caballero 1980 N-108 Luigi Texidor / Betun Negro 1981 N-109 Frankie Hernandez / Frankie Hernandez 1981 N-110 Tito Valentin & Tito Gomez / Brujerias 1982 N-111 Santos Colon / Para Recordar 1982 N-112 Luigi Texidor / Sabroso 1982
Gaby Zambrano / Amarte Duele Asi N'KLAVE / Devuélveme Kate Candela / Elegiste Emgañarme César Vega / Ya Lo Sé Que Tú Te Vas Josimar y su Yambú / Sueño Cumplido
ついでに、しきりに宣伝しているアプリもDLしてみたが、やや使いづらかったり自分で選曲できないのはラジオだから仕方がない。それでも、おお!という選曲もあり、晩ごはんの支度中や移動中の車内で流しておくにはぴったりだと思う。やっぱり今のサルサ(Salsa de Hoy)を聴いておかないとネ‼
Luis "Perico" Ortiz / Sabroso! Lalo Rodríguez / Nuevamente...Lalo Willie Rosario / Atizame El Fogón El Gran Combo / Nuestra Aniversario Oscar D'Leon / Discobolo La Triifica / Hinca La Yegua Conjunto Canyon / A Las Millas... Conjunto Clásico / Sino Bailan Con Ellos... Marvin Santiago / El Hijo Del Pueblo Juán Manuel Lebrón / Salsa Con Sentido Tito Rojas / Tito Rojas
Facebook「トロピカル通信2.0」 トロピカル通信2.0は、Facebookでの、サルサを始めするラテン音楽やルンバ・ロックなどのアフリカ音楽に代表される、トロピカル音楽に興味のある人達のためのグループ。80年代中期のミニコミがFacebookで復活。こちらの情報に毎日助けられている。「SALSEO RADIO Top 20」で現地のチャートを知り、「ENCANTO TROPICAL」ではサルサを含めたトロピカル音楽の今を知る。そして、個性的なメンバー達の視野の広さにはいつも驚くばかり。なにより毎回楽しみにしている「私の愛する珠玉のプエルトリコ・サルサ」でのNakahara Maxさんにいつも勇気づけられている。なかでも、大好きなパポ・サンチェスの紹介には思わず泣かされてしまった。 https://youtu.be/f2qOFuGUWgw https://youtu.be/NKiKhED8drs https://youtu.be/pOqNLOsTQDE
Paula C.はアイルランド系アメリカ人女性のこと そのサイトによると、二人が出会ったのはN.Y.ブロードウェイと西84丁目の彼女の仕事先で75年。ファニアのメール室に勤務していて、売り込みしながらちょうど、レイ・バレットのコロをしていた頃。サイトは本人インタビュー・電話(2007.9〜12月)をベースに二人のことはもちろん、当時のファニアの不当な扱い、ルーベンが認められていくエピソードも含められているので非常に興味深い。インタビューで言及していたパナマのジャズピアニスト、ダニーロ・ペレスのカバーは初めて聴いたけどいい雰囲気。
ここ最近共に活動しているパナマのロベルト・デルガド楽団との新譜『SALSWIG!』にこの曲が収録されているが、78年盤では濃厚なストリングス、こちらは華麗で軽快なブラスのせいか、ややコクややるせなさが足りない印象。オリジナルの78年盤にかなりの思い入れがある分、今の私には響かない。同じロベルト・デルガド楽団との共演なら『SON DE PANAMÁ』『SALSA BIG BAND』の方が好き。そういえば、78年盤は改めて聴いてみると大好きなアスキータのやるせない歌やソニー・ブラボーのピアノソロも楽しめる名盤だと思う。
現在との地続き Live at the Red Garterから1年、ウッドストックの2ヶ月前、Live at the Cheetahの2年前、 1969.6.29〜8.24に「Harlem Cultural Festival」が開催された。そのドキュメント映像は50年以上も公開されず倉庫に眠ったままだった。貴重なライブと現在の視点でのコメントが見事に編集され、ある意味では今のBLMとも地続きだということに気が付かされる。
6.29 フィフス・ディメンションズ - Don’t Cha Hear Me Callin’ Ya?, Aquarius/Let the Sunshine In アビー・リンカーン/マックス・ローチ - It’s Time, Africa (w/ Abbey Lincoln) エドウィン・ホウキンス・シンガーズ - Oh Happy Day (w/ Dorothy Moore) ジョージ・カービー/オラトゥンジ スライ&ファミリー・ストーン - Sing a Simple Song, Everyday People,Higher
7.13 マヘリア・ジャクソン - Lord Search My Heart, Precious Lord Take My Hand (w/ Mavis Staples and Operation Breadbasket) スティプル・シンガーズ - Give a Damn, Help me Jesus, It’s Been a Change ハーマン・スティーヴンス&ザ・ヴォイシス・オブ・フェイス レヴァランド・ジェーシー・ジャクソン &ジ・オペレーション・ブレッドバスケット・バンド
7.20 スティーヴィー・ワンダー It’s Your Thing, Shoo-Bee-Doo-Be-Doo-Da-Day デイヴィッド・ラフィン - My Girl グラディス・ナイト&ザ・ピップス - I Heard It Through the Grapevine チャック・ジャクソン プリンキー ルー・パークス・ダンサーズ
7.27 モンゴ・サンタマリア - Watermelon Man, Afro-Blue, Cloud Nine レイ・バレット - Abidjan, Together カル・ジェイダー ハービー・マン - Chain of Fools (w/ Ron Ayers), Hold On, I’m Comin' (w/ Sonny Sharrock) ロイ・エアーズ ソニー・シャーロック ハーレム・フェスティヴァル・カリプソ・バンド
8.17 ニーナ・シモン - Backlash Blues, To Be Young Gifted and Black, Are You Ready? B.B.キング - Why I Sing the Blues ヒュー・マセケラ - Ha Le Se Le Li Khanna, Grazing in the Grass ハーレム・フェスティヴァル・ジャズ・バンド
この頃はあまり聴いていないだけに見直したのがB.B。見事なファンク・ブルーズ。ベンディング、ヴィブラート、やや歪んだサウンド、文句なしのライブ。才能が爆発寸前のスティーヴィー、危険で色悪感満載のデイヴィッド・ラフィン。ダニー・ハサウェイ〜アリサ・フランクリンもカバーしている「To Be Young, Gifted and Black」を誇りいっぱいに歌い上げるニーナ・シモン。
プールでの上からの俯瞰(ミュージカルらしい)、ダンスクラブの圧倒的なダンス〜突然の停電〜花火、Carnaval del Barrio、ラスト近くのベニーとニーナのバラードのミュージカル的仕掛け。別れの日ウスナビがバネッサのために買ってきたシャンパンを飲まずにどうなったのかな...と心配しているとちゃんとラストに。どのシーンを切り取ってもドリーミング。躍動感とキュートさが夢を忘れかけている私にグイグイ迫ってきた。
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