中目黒から恵比寿へ
マンションの一部屋、靴を脱いでスリッパに履き替えると上品な永田さんがいつもにこやかな笑顔で迎えてくれた。サルサ専門店というよりも、ラテン音楽全般の品揃えだったと記憶がある。レコードを物色するというよりも、ラテン音楽全般の世間話をしに行ってような感じだった。
・最近の(ラテン)はリズムが早くてついていけないワ
・河村さんが選ぶ(頼む)のはどこか変わったのが多いのよ
75年頃の私は中目黒の地理も分からず通い詰め、その後恵比寿に移転したときも恵比寿のことも分からずも通い詰め。DISCO MANIAによって東京の街も分かって来たような気がしていた。DISCO MANIA企画でN.Y.ツアーがあり、河村さん、藤田さんに同行して最初で最後のN.Y.で貴重な体験。その様子は↓で紹介。河村さんがデザインしたT-Shirtsは額に入れて飾っていたほど大好きだった。
https://borinquen.typepad.jp/blog/2005/01/salsa8.html#more
店をたたんだ頃に広島勤務から東京勤務になった時(86年前後)、白山通り(おそらくレコード社の店頭)の路上にDISCO MANIAの看板が放置されていたことを目撃したときは悲しかった。店をたたんだ時にまとめて引き取られていたのだろうかは知るすべもない。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。