Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り んもぉ、梅雨が明けたってねぇ、そうかい 相も変わらずウマイヒロポンに思わず襟を正してしまった

コカインの代わりに荒木町でヒロポン
小田嶋さんのTweetで「コロンビアの恩義に報いるべくコカイン以外でなにか目ぼしい輸入品があるのならぜび個人輸入をしてみたいと思うのだが」と。まさかコカインとうわけにはいかないので、朝の出勤時はグルーポ・ニーチェ。昼はヒロポン。

久しぶりに100曲入りのボックスセットを聴き直しているけど、独特の浮遊感やひしゃげたコロの味わいは格別だな。ここにも書いたけどリリース順に並び替えてみたくなってしまうけど、いつになるのかな？今日のような風と日差しが強い日にはグルーポ・ニーチェがよく合う。タケシさんの文章ももう一度読み返してみよう。

潮の香りがぐっとせり出してくるからもうぉたまらない。スープを一口二口三口でため息。麺を絡めればまとわりつくよう。煮込みすぎてない悪魔肉の味わい深さ。徐々にとろみを増すスープ。これぞ純正ヒロポンと思わず前のめりにのけぞってしまった。

んもぉ、梅雨が明けたってねぇ
ああいうサッカーもあるんだと考え込んでしまった、その朝はグイグイと気温も上がり観測史上初の6月の梅雨明け宣言。荒木町は体感温度37℃。そのせいか、11:30過ぎに到着3番目。ゆったりとヒロポンを堪能してきました。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品 笑顔の家元、笑顔の上品 やっぱりこれがあるから通いつめてしまうんだなぁ、もぉ

朝から体調が悪かったけど
昼前には持ち直し、それならばと途中下車。やっぱり月曜日の寝不足と再び暑くなったせいでの体調不良。二種類の蟹をベースにした不順にも心惹かれたけど、今日は優しい上品を体が求めていた。

外には大型扇風機、カウンターは冷え冷え
厨房は40℃超え
それでも家元の掛け声と笑顔、上品の笑顔にもつられて夢中で食べてしまった今日の上品。とにかくウマいの一言。変わらないようでいてほんの僅かに進化し続ける清廉潔白なスープ。やっぱり通いつめてしまうんだなぁ。

涼みに来た家元と、

「暑い中ホントお疲れ様です」
「...みんな危機感がないんじゃない」
「いや、私はありますよ、今日も開いてて良かったと」
「今年いっぱいはやれると思うけど、来年はどうなるか」
「もう少しペースを落としても」
「後継者がいればね。ウチは原価が高いから半分道楽でないと、なかなか」

思わず、じゃ私が....と言いそうになったけど、無理なこと分かっているので...。
上品と純正ヒロポンの二本立て（たまにスペシャル）でいままでどおり通いたいナ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り これぞヒロポンと思わずニヤリとしてしまった恍惚のふるえ

やはり週一に注入
昨日は上品を楽しみ、今日は純正ヒロポン。先週は閉店間際のため100が150。今日は早めでできたてを堪能。極端なトンガリを抑えじんわり攻めてくるスープは純正ヒロポンならでは。食べ進み悪魔肉とチャーシューからのにじみも加わり始まると、とろみが現れる仕掛け。これ、これなんだ、私の好きな純正ヒロポンの多重奏七変化。

多賀の政五郎とゆるい坂道を駅に向かいながら「ウマかったねぇ～」と語り合い、駅で清く分かれる。これもまた週に一回の楽しみなんだ。

そうそう、不定期に休むと家元。
これからどんな感じなのか...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 セクシー・サルサならマリオ・オルティス時代のアンソニー・クルース 一ヶ月ぶりの上品にほのかなセクシーさを感じ取りたまらない心持ち

月に一回のリセット
水曜日は純正ヒロポンと決めていたけど、一ヶ月ぶりの上品の誘惑には勝てず。家元が赤い丼を温めようとする間際に「上品を」と告げると「うぉ〜」と言われてしまった。やっぱり、月に一回は上品を食べたい、それが（自分にとっても）基本だから。

澄み切ったスープにケレン味もないストレートなウマさ。いつもと変わらない笑顔のようでいて妙にセクシー。そして、セクシー・サルサならマリオ・オルティス時代のアンソニー・クルース。好きだから仕方がない、それほど好き。棚からひとつかみして一週間ぐらいは夢中で聴いていた。今日の上品の達引のないそのままのおいしさは尾を引きしばらくぼんやり。

また、食べたいな、もぉ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 閉店間際には150を超えるぬめりのあるスープにいつもとは違う顔を知る

二日連続臨時休業
特に昨日はスープが80%以上ではないのでお休み。家元が目指すハードルの高さ故のこと。そして、今日は不純ではなく純正ヒロポン。タイトな日程だったがなんとか13:45着14:55食べ終わる。100というよりも150超えたぬめりのあるスープ。食べ進むごとに麺にもまとわりつく。どちらかというと出来たて（午前中）のさらりとした中に奥深いものを感じさせる方が好み。それでもこうしたいつもと違う顔もまた、なんともいえず旨い。（家元は90点超えと言っていた）

日曜日の予約
紆余曲折を経て現在は前金制・時間指定は午前か午後になっている。日曜日の予定が毎週立たないので個人的には予約券は遠慮していますが、家元にとってもお客さんにとってもいい姿に落ち着くといいなぁ...と。

元祖一条流がんこ総本家分店＠相模原 醤油＋鶏バクダン 四谷の総本家にはないファミリー向けの雰囲気にもがんこの分店のある種のこだわり

日曜日に相模原方面に用事
それなら早めに出発してがんこの常連さんに教えてもらった（なんでも家元の弟さんが店主という）「元祖一条流がんこ総本家分店」へ。何故かアテンザのナビに住所表示がないために迷い子になったがなんとか到着。

大手の商業施設コピオ内にあるためか、メニューもバラエティになっていてターゲットがファミリー向けの様子。店内は黒ベースの落ち着きのある佇まい。それでも、食券を手渡しする際に「がんこ」か「マイルド」かと確認。

変わっているのが、厨房はカウンターより60cmほど上に設置され調理中の様子が見えない。待っている間に厨房の様子を見るのが楽しみなだけにやや残念（味には関係ないんだけどね）。

端正な醤油味
チャーシューが1枚（ももかバラをあらかじめ選択）、穂先メンマ、別注の鶏バクダン、麺は総本家と同じだと思う。出汁の香りがぐんと迫るスープに誘われるままに一気に食べてしまった。うん、おいしい、と素直に言えてしまう味わいは、機会があれば他のメニューも気になるほどだった。

ファン・ルイス・ゲーラ似
あまりじっと見るのも失礼なのでちら見してましたが家元似というよりもファン・ルイス・ゲーラに似ているのかなぁ。お店を出て目的地に向かうまでファン・ルイス・ゲーラを聴いてしまったんだ...。ああ、このアルバムを聴くたびに、タイトル曲の歌詞も含め、様々な人達に囲まれていた頃を思い出してしんみりしてしまう。

■元祖一条流がんこ総本家分店
神奈川県相模原市緑区向原4-2-3

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 戦慄が走り身悶えるほどの恍惚と陶酔に震えがとまらない

これぞ純正
これぞヒロポン
はじめの一口目には出会い頭の激しさはなく恥じらうように密やかな味わい。まるで湯あがりに顔がほてっているかのような笑み。食べ進めるとしっとりとしたとろみが増していくスープに幾度も箸を止めて、もう涙目の多賀の政五郎と目配せ。この恍惚と陶酔に震えががとまらない。ああ、これが純正ヒロポンの揺るぎない世界観なのだと再び戦慄してしまった。

ヒロポンに始まりヒロポンに終わる。上品に始まり上品に終わる。
ここにしかない甘味な悪夢のようなレイヤーを知ってしまうとあとには戻れない。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 石巻産活きワタリガニスペシャル大盛り 濃艶美貌と体で男たちに貢がせる情の深い大映時代の若尾文子のようなスープの旨味と芳しさに酔い泣く

土曜日のスペシャル
それなら早朝自宅出発。家元が椅子を並び始める時間帯に到着。うん、好きなんだ、このぉ、店が始まる前のなんともいえない雰囲気。つぶし職人も急遽駆けつけガシガシ。巨大寸胴に食材が投入されて、んもぉあのなんとも言えない香りが充満し始めると不思議な高揚感に包まれ始め流れが変わってくるから、んもぉたまらない。

ワタリガニを投入した時よりさらに様々な食材で盛り上がる寸胴。その一番上のスープは、それぞれの食材の達引を引き出しながら匂うような色気が舞い立つ。一口目と二口目、二口目と三口目、それぞれが違う表情。まるで、大映時代の若尾文子の存在そのものが濃艶〜美貌と体で男たちに貢がせるような。情が深く味も深いスープのうまみと芳しさに酔い泣けてしまった。

四谷須賀神社例大祭
四谷育ちの常連さんと映画の話も含めていろいろなお喋りもまた楽しい待ち時間。昨日から明日までのお祭りは何でも江戸五代祭りで有名だそうな。四谷といえばがんこしか知らないけど、江戸一というとんかつ屋も家元とその常連さんも推薦なので一度は行ってみたい。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン大盛り 股間がわななき脊髄がうずまき脳髄が痙攣

毎回違う姿で楽しませてくれる
それが、純正ヒロポン。今日は磯の香りが全面に出た切れ味のよさがまずはじめ。それが口内でまろやかに七色七変化。さらに麺を絡めるとすくっと旨味が立ち上がってくるから、こりゃぁ、ファンにとってはたまらない一瞬。最低週に一度は打たないと疼いてくるほどだ。

公私共に土日に行けなく、整理券未経験。今週の週末も断念。本日残り数枚の整理券もなくなっていた。整理券の運用がどうなるか分からないが、家元にとってもファンにとってもいい方向に流れていけばいいな。

そういえば、扇風機がパワーアップ。蒸し暑いこれからの季節にとっては、こういうさりげない心配りありがたいなぁ...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品はいつも以上のウマさとコクとキレに進化を知る

上品も進化し続けている
カニベースの不純にするか上品にするか...店頭のベンチで座り始めても迷っていたが、常連さんの一言「上品、めちゃウマイよ」で上品に。スープをコーティングしているバニラアイスのコク、スープのキレと深み。慣れ親しんだと思っていた味わいも、劇的に進化し引きよりも攻めが前面に押し出ている味わいに悶える。

「なんか、このぉ、今日の上品はやけにウマイですね」
「うん、今日は95ってとこ」

なるほど。点数にはこだわらないけど、家元がニヤリとしていたことも印象的だった。

西新宿の欅も今日は爽やかな風に揺れて光る。上品もそうだったのかもしれないと信号待ちで考えていた。
 

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 静かな喧騒の中じっくりと味わうヒロポンに宿るなにか...

一週間ぶりのがんこ
三週間ぶりの純正ヒロポン
業務多忙で一週間ぶりのがんこ、スペシャルを挟んで三週間ぶりの純正ヒロポン。水曜日の昼前は並びも少なく落ち着いた店回り。そのせいか家元もゆったりとした笑顔。それでも、純正ヒロポンだけが持つあの奥深い味わいにぐぐっと引き込まれてしまった。さらりとしたスープと思いきやとろみのある纏わりつく戦慄を、静かな喧騒の中じっくりと味わいながら、このヒロポンに宿るものは何だろうかと考えていた。

すでに夏仕様。日曜日の整理券ゲット（14:00）。
一ヶ月ぶりの政五郎も笑顔。今週末にメドが立つ仕事もうまくいけるように祈願。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 ふとした時に急に欲しくなる上品 素材四分に人柄六分ってホントだね

気温14℃今にも降りそうなどんより雲
急に欲しくなり上品。11:30にして並びも25人。清廉潔白なスープにうっすらと浮かぶ鶏油。ビジュアル的のも無敵の一杯。ここまできてしまうと後に引けない。さりげないようでいて気取りがない心のこもった味に酔いしれる。

季刊「新そば」に掲載されたエッセイから「そば賛歌」を集めた「そばと私」。筆者が五十音に並んでいるので若尾文子はしんがり。そばのうんちくよりも「トチリそば」「あられそば」のエピソード、そば粉への愛情を紹介。テンポのいい文章はまるで横で（あの声で）話かけられているようで読んでいてドキドキしてしまう。

一方菅原文太は「素材四分に人柄六分、と私は思っている。これはなんの仕事でも通じることなんだろう」と説く。がんこの家元に照らし合わせてもなるほどと思う。

いい食材を活かすも殺すも人柄次第。日常で知り合えない、または馴染みのない食材でのスペシャルはおいしさの幅もあり楽しめるが（しかもおいしい）、基本と言える上品の生む世界観もまた奥行きのあるもの。

そして、心と体は純正ヒロポンを欲し始めているからどうしようもない。

そういえば、右目はいつ点灯するのだろうか？

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 スッポンスペシャル100大盛り にじみ出る滋味と魅惑の香り、浮き上がりテラテラと光り異様なまでの興奮を呼ぶスープの秘話とは...

久しぶりのスッポン
連休最後のスペシャルは予想もしなかったスッポン。なにかと連休は用事が多く体力消耗していたのでカンフル剤の意味も込めて連投のがんこ行き。今日で5回目のスッポンは、これまで以上に、いや過激なまでに濃厚。まるで火花を散らしていたマルビン・サンティアーゴ＋ホルヘ・ミレーの組み合わせにロベルト・ロエーナの変則的でいながらスムーズなサウンドをコーティングしたような味わい。一口目から余計な注釈すらも排除する圧倒的な応酬に言葉を失ってしまった。

滋味と魅惑の香りが纏わりつくように滲み出し、浮き上がりテラテラと鈍く光るスープに麺や悪魔肉を絡め、または、沈めて味を染み込ませたチャーシューに齧りつく。これほどまでにたたみかけるのはスッポンのせいだろうか。奥さんの話によると昨日の赤海老も残っていると。なるほど異様なまでの興奮を呼ぶワケにはこんな秘話もあったのかと。

12:40で売切れ表示
用事を済ませていつもよりだいぶ遅れて到着したのが11:00。階段までの55人超え。iPhone X に仕込んでおいた市川雷蔵主演「浮かれ三度笠」をニヤニヤしながら待っていた。

行列40人あまりを残して12:40時点で閉店表示。食べ終わったのが13:40でトータル2:45。昨日は7:15着で10:25上がりでトータル3:10。人気のスペシャルは早く行っても、遅れてもトータル時間は変わらないのかな...とか考えてみた。

 

いただけませんなぁ
行列中にビールとか飲んでいるのは別にいいけど、行列＆店内で大声で喋りまくるのは勘弁して欲しいなぁ（女1、男2）。どうやら飲食の仕事していると思しき男Aの高飛車な態度と顔が真っ赤な男Bの大声。

連中が帰ってから家元が「お騒がせして申し訳ない。（だいぶ酔っていたから）これだから...」と申し訳無さそうな一言。俺が五郎だったらただじゃおかねぇ...なんてね(´•_•`)

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 アルゼンチン赤海老12kgスペシャル100大盛り 1トン潰しで海老の旨味が際立つ愛の奇跡

連休初めてのがんこ
禁断症状が出てしまい居ても立ってもいられず早起き。家元から直々の「1トン潰し」と命名され、ミソもしっかりと出し切った驚異の海老スープには、しっかりと旨味がにじみ出て愛の奇跡。押出しよりも引く力の強く独特の甘味もせり出す余韻の残るスープにのっけから翻弄されてしまった。

厨房の真実
ラーメン屋さんの厨房って秘密の空間。それをあっさり見せてしまう家元。愛をこめて潰された赤海老を入れた状態（8:50）、そして昆布をもっこりと入れた状態（9:06）、10:00開店までに青ネギも入れてどのように調整しているかは流石に謎。

それでも、家元トーク炸裂で、ネギオイルの秘訣などたっぷりとした話もとてもためになった。上品の出汁のもとも見せていただき、思わず二回戦もありかと思ったがアルゼンチン赤海老12kgスペシャルの余韻に負けて次回に。

明日は、スッポンなので早起きしなくっちゃ(´•_•`)

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 静かな佇まいと穏やかな味わいの引き込む力の強さに戦慄

これぞがんこの真髄か
数々のスペシャル具材に翻弄された後にはやはり純正ヒロポンと上品が残るのではないか。家元が渾身の思いで創り上げた純正ヒロポン。一口目でじんわりと。はじめは甘さもせり出しやや遅れて複雑に入り組む絶妙の合いの手。いつまでも余韻が続く。増村保造監督が手がけた若尾文子の存在そのものが濃艶、美貌と体で、男たちに貢がせる姿をも思い浮かべた。

今日は空いていて到着〜食べ終わりまで30分。静かな佇まいでのんびりと純正ヒロポンを楽しむ、そんな日だった...。