Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 牡蠣不純100大盛り 悪魔肉が恋しくて不純ながらも連日の詣

昨日の牡蠣上品をベースにした今日の不純
荒々しさやトゲトゲしさもなく、故にマイルドで穏やかな牡蠣不純スープ。熱々のスープそのものよりも、麺に絡めると口内でほんのりと僅かに香り立つ牡蠣＝魚介類の風味と味わい。この辺のチューニングも流石だなぁ...と妙に納得。ウハハ、不純は不純なりにウマいんだなぁ、もぉ。

そして【自慢＝待望の純正】は明後日みたいだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 牡蛎出汁上品大盛り いつもより押し出しの強いシャープな味わいにのっけから悶絶

どっちもうまいから困ったもんだ
昨夜BLOGで煽るもんだから40人近い行列に並んでいると、休憩にやってきた家元が「どっちもうまいから困ったもんだ」と。それもそのはず、下品は蟹ベース、上品は牡蛎出汁の二択。で、私は迷わず上品に。

スープを一口、たまらず立て続けに三口。いつもの上品と比べ押し出しが強く旨味とコクがせりあがる。いや～ぁ、なんてウマいんだ、とひとり言。触れてはいけない部分をぎゅっとつかまれてしまったかのような感覚に酔ってしまった。

明日は純正ヒロポンかなぁ...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品塩アサリ さりげないアサリの旨味と塩悪魔にやられちゃったね

兵庫県からの客人と共に
ターゲットは純正ヒロポン...と出張に合わせて兵庫県からの客人とプランニング（そんなに大げさではないが）。どうせ初がんこ体験ならもっともノーマルな純正ヒロポン/上品のどちらかを選ぶ。そんなことをメールのやり取りをしていた。んまぁ、家元にもいろいろな事情もありお休みだったりで、アサリ出汁も入った上品を醤油か塩で選ぶといった珍しい組み合わせ。

アサリの旨味で多重の味わい
むき身といえどもそこはアサリ。基本のスープに多重の味わいをプラスした春らしい爽やかさ。悪魔肉も塩煮込みでなんともうまい。醤油を選んだ客人も、ウマいウマいの連呼で脇で悶絶。

到着時に40番目、仕事の打ち合わせをしながら待っていたけど、次回の出張時にも必ず来ようと約束して記念撮影しニコニコ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り いいんだなぁ、この佇まいもまた

がんこに通うワケ
晴れ間が出てきても日陰は小寒い今日、ゆるい坂道を下っていくとがんこの匂いが漂ってきてちょっと小走り気味。どのくらい並んでいるかな、どんな味わいかなぁ、家元は元気かなぁ、常連さんはいるかな...とか想像し始めるとたまらない気分になってくるんだ。

純正ならではの味わい
奇をてらったワケでもなく、それでいて贅を極めた純正ヒロポン。家元が「自慢の」というだけの、いやそれ以上の存在感あふれる姿と味わい。悪魔肉の滋味がスープに溶け出してくるともう一つの顔が現れてくる演出もまた心惹かれる所以だ。

ああ、週に一度はやっぱり純正ヒロポンが欲しくなる。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 一条家の最高長寿記録を9年更新記念大記録スペシャル塩ラーメン大盛り 刺身用生帆立貝柱10キロスープ＋貝柱のバターソテートッピング＋バター

奥行きと深さ
そして、旨味たっぷりの帆立貝柱出汁。いやもう何も言うことがないほどのおいしさにスープ一口目から悶絶してしまう。レアにバターソテーされた帆立貝柱に追い打ちのバタートッピング。空前絶後のウマさにすっかり翻弄されてしまった。

大盛りでも白丼、卵もあまり煮込んでいない白、カニカマの赤が眩しくビジュアル的にも美しい。ここにも家元の美学が...。

いつまでも元気で
大盛り（大森）の次は蒲田、バターといえば柴又慕情、エイサーエイサー....。無理をしないでいつまでも元気でいてほしいと願うばかり。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り やっぱり普段着のがんこっていいなぁ...とつくづく

今日は女性が多いなぁ...
と家元。女性にはなにかとサービスがいい。まっ、色気があっていい。今日の純正ヒロポンも一昨日同様甘さの後に魚介系の旨味がせり出してくる私好みの味わい。スペシャルのように特別な具材で惹きつけるまでもなく純正ヒロポンのように普段着のがんこもまた魅力的なんだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 出会い頭の刺激があるワケではなくほんのりと甘さに包まれていた味わいがせり出してくるのは純正ヒロポンならでは

いつもと同じだけどなぁ
今日は特に一口目のほんのりとした甘さが印象的だった。その甘さが引くと魚介系の滋味がせり出してくる。ここの多重構造が純正ヒロポンならではの味わいで私好み。家元に何故この様になるのか尋ねてみても「いつもと同じだけどなぁ」と。閉店間際で悪魔肉少なく、シャーシューが二枚。その甘さが最後の最後まで持続していたのは悪魔肉少なめだったためだろうか。

おや、両目が点灯
いつも片目を気にしていたが両目が点灯。
睨みが効いているようだ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 芝海老100大盛り 今が旬の芝海老のマイルドでクリーミーな味わいも、またいいんだなぁ...

小エビはミキサーでクリーミーに
芝海老は車海老の一種で10cmほどの小海老。今回は潰さずにミキサーでマイルドでクリーミーな仕立て。一昨日のシャープでエッジの効いた味わいとは違って、海老の甘さがふわっとして、これもまた（私好みで）実に美味しいんだなぁ。

おお、これは
若き家元の華麗なお写真。上半身のムキムキも眩しい。何故か陳列しているDVD（知らないタイトルばかり）に混じってダンボールの中にありました。数日前にはボンカレーが置いてあったり、ここのコーナーの謎が深まるばかり。そういえば、真横で客同士のいざこざを家元が仲裁。どんな状況にしても、これ以上家元に負担をかけて欲しくないのが本音。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 大漁煮干し100大盛り 平子煮干しとトンビの初顔合わせはのっけからシャープな味わいにたじろぐほど

初顔合わせ
平子煮干し＝カタクチイワシに比べ上品な出汁、トンビ＝イカの口。この初顔合わせどんな感じかとワクワクしながら待つこと一時間。漂う匂いも只ならぬ。

まずは一口
いやもぉ、シャープな味わいにたじろぐほど。かえしを入れない100でも待ったなしの本気印に激しく心を揺り動かされてしまった。純正ヒロポンは引き込まれる魅力だけれども今日は攻めが鮮やかだった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り やはり唸ってしまう定番中の定番、やっぱりがんこはこうでなくっちゃ、ネ

久しぶりの純正ヒロポン
...といっても先週の水曜日以来。誕生日スペシャル味噌、上品と続きそろそろ身も心も欲してきたところだけに余計にしみる今日の純正ヒロポン。魚介系の香りを動物系の味わいが包み込みなんとも言えない滋味が口内にじんわりと広がるウマサにのっけから痺れっぱなし。麺を絡めるとより奥行きのある旨味を知ることに。半分程度食べ進めると悪魔肉からの味わいも加わり、あとは夢中。

いつかたまたまベンチで隣り合わせになった常連さんと話していた時、その方は100一本勝負でその日のスープの変化を楽しんでいると。なるほどそうかもしれない。「今日もウマイ」と家元がニッコリ。そんな笑顔に惹かれて、ああ、やっぱり通ってしまうんだなぁ...と。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 冷たい雨が降る日にふと食べたくなる上品を味わう多幸感

サザエ不純にするか上品にするか
最後の最後まで悩み上品。清廉潔白な透明スープから立ち上がる香りと口に含んだ時の淀みのなさに心と体が喜んでくる。いつもそばにいて決して裏切らない誠実な味わい。この静かな佇まいもまたがんこの魅力だよな、まったく‼

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元誕生日スペシャル活きサザエ味噌100大盛り あん肝鮟鱇＋サザエをベースにした味噌味に秘められた奥行きに再びのけぞる

お誕生日おめでとうございます
数週間前に告知があったきり今朝まで告知がなくハラハラしたが無事にお誕生日スペシャルの味噌。日曜日の肝鮟鱇をベースかと思いきや活きサザエ15kgも投入。肝鮟鱇の濃厚さにサザエの滑らかさがブレンド。これに家元特製味噌が加わるものだからタマラナイ。麺はもちろん西山製麺。

鼻をヒクヒクさせながらスープを一口三口すすってため息、麺を絡めてエクスタシー。常連の悪魔肉、チャーシューも違った顔に見えてくるから不思議だ。

「誕生日を迎えて（生きるというよりも）死に向かってますから...」

なんて言っていたけど、これからも元気でおいしいラーメンを作り続けて欲しいと思いながら、開店前も食べ終わっても50人超えの行列を振り返りながら四谷三丁目駅へゆっくりと歩きはじめていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り いつになく巧妙な攻めの姿勢も清々しく粒立ちのいいスープにのっけから悶絶

ぐぐっと迫るヒロポン
いつもは途中から悪魔肉のエキスによる味の変化がを楽しめるが、今日は違う。一口目から攻めの姿勢でシャープなスープがぐいぐい迫る旨さが一気に。背筋もピシッと伸びるほど。こうした違いを知ることもまたがんこ通いの醍醐味か。店の到着～食べ終わりまで1時間以内というのも、移動中の身にはありがたかった。

悪魔には賄い悪魔もあり、悪魔の真髄を突き詰めたお客には提供していると家元のBLOG。いつもは丼を温めている場所にある鍋がそうなのだろうかと興味津々。それは親父の悪魔と同じものかどうかも不明。悪魔が謎を呼び、謎が悪魔を導く。

寄り添う水仙
水仙といえば鋸南町の水仙。すでに盛りは過ぎていると町のFacebookは伝えている。今年もディオリッシモの香る丘に行けず、こうして思わぬところで見ることができるとうれしくなって足を止めてしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 自慢の上品の今は静かに進化系

鼓動と静かな進化
純正ヒロポンと同様に無性に欲しくなるのが上品。澄み切ったスープの奥には、得体の知れない鼓動や静かな進化をも知ることに。調和の取れたスープを一口含んだ時から始まるある種の高揚感、食べ終わった時に満たされた感触。ああ、やっぱり月に一回は味わいたい素晴らしさだ。

それに比べて先週吉田カレーが休みのためにやむを得ず訪れた荻窪春木屋のヒドサ...色々文句も書きたいが、がんこと比べるすべも1mmもなくなくやめておこう（がんこに失礼だし）...(^^;

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り トロリとした甘さも引き立つ戦慄のヒロポンに引き込む強さも感じて

一週間ぶりの純正ヒロポン
初めは穏やか、徐々に味に変化がおとずれ無我の境地。匂うような色気が舞い立つ純正ヒロポンならではの情動に戦慄すらも...。