愛情あふれる文章と
臨場感いっぱいのイラスト
剣さんの歌にはクルマがつきもので読み始めると止まらない。私の唯一のカラオケ持ち歌(間奏が長いので持て余し気味)でも、
トンネル抜ければ海が見えるから
そのままドン突きの三笠公園で
あの頃みたいにダサイスカジャン着て
お前待っているから
急いで来いよ
風景がさっとイメージできる歌っていいものだなぁ。CKBのPVにもクルマがよく出てくるし、運転中にモチーフを固めていく。そんな剣さんのクルマへの愛情に満ち満ちた文章を読んでいると、今のクルマたちが失ったものが、いや失いつつある価値観すらも浮かび上がってくる。しかも、あべあつしさんの臨場感あふれるイラストがこれまた優秀。順番通りに読んでも、気になるクルマを拾い読みしても、クルマ~音楽〜街~ファッションまで広がる話に夢中になりそう。大瀧さんとの出会い(キャデラック・コンコース)、「最新作が最高傑作」(ポルシェ911ターボS)などワクワクさせられる。どのクルマもヒップがキュートなのもイイネ!!!(ロードスターRFもヒップがかわいい)
最近ではALFA156~アテンザ~ロードスターRFと乗り継いできている私。いつかは、アルファに戻りたいとか考えているが、実はコルベット・スティングレーも憧れのクルマ。ガキの時分みたTVドラマ「ルート66」や国産のスパイドラマ(だったかな)以来憧れている、そんな気持ちも蘇ってくる。
もちろん新譜の「Pacific」を聴きながら読む
そういえば、Apple MusicのDLでは音質に満足いかなかっらこのアルバム、SpotifyのDLならUSB経由でもBluetoothでも、ロードスターRF車内でいい音。CX-30の場合は車内を鳴らして=共鳴させて音を出しているが、ロードスターRFはダイレクトにSPを鳴らしているのでダイレクトにその良さを感じることができる。
車内で音楽で思い出したのが、もう何十年前の話、山陰の担当だった頃、鳥取から出雲まで(場合によっては益田まで)クルマで営業。宿泊は皆生温泉~玉造温泉などの温泉地巡り。温泉につかったあとにドテラを着ながらビール~夕食で一息。道中はラジカセにSalsa Feaverやティト・ヴァレンティンなどを入れて走っていたいたものだなぁ。いつか、自分のロードスターRFで、いろんな人に会いながら、岡山~尾道~広島、鳥取~出雲をゆっくりと回ってみたいとも考えている。
近頃どうも赤面するほどのドヤ顔ボックス車や輸入車がはびこり鬱陶しくも苦々しい。剣さんがまえがきで書いている「...まずは形ありき、そのフォルムに、フェチとしての自分がどんな色気を感じ取るか、それが大事...」というのにのっけから共感しっぱなしだ。
■あべ あつし Ave Atsushi
https://www.aveatsushi.com/
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