ほんのりと甘い塩ベース
鶏ひき肉とペーストにしたホタテ
基本の塩だしベースには、塩竈藻塩を入れたのでコクと深みが出て、これだけでもニンマリするほどおいしい。ホタテは細かく刻み包丁で叩いてペースト状にして鶏ひき肉をあわせてねりまぜる。塩出しベースが煮立ったら、鶏ほたてのつみれを入れる。火が通ったら、野菜を入れて煮えたら完成。
白菜、ねぎ、しめじ、三つ葉、木綿豆腐
塩出しベースに鶏とホタテの風味が加わり、なんともいえずおいしいスープが出来て幸せ感いっぱい。一口で溜息、二口三口は黙って、四口目でやっと「これはウマイわ!」とお互い満身の笑み。上品なだしは野菜もやわらかく包み込むようで、いくらでも食べられてしまう。豆腐には柚子胡椒を少しのせてアクセント。
シメは白石の温麺(うーめん)
最後は白石特産の温麺を入れてシメ。ツルッとして喉越しのいい麺は、少し白濁しただしによく合います。こうして、今季のなべが素晴らしい形でスタートできて、極上のレシピ本を作ってくれた笠原さんに感謝。見開きで一つの鍋というページ建てというように工夫されているし、薬味やトッピングの紹介、下ごしらえの説明なども充実して一家に一冊。
次回は、鴨とクレソン・ごぼうのなべ(しょうゆベース)、カキとキャベツ・ニラのなべ(みそだしベース)、鶏肉ときのこのすき焼き(わりしたベース)あたりのどれか。
高価な食材がなくても、新鮮で季節の食材で幸せになれる。これも大事なことかもしれませんね。
■笠原将弘のやみつみ極上なべ
http://www.amazon.co.jp/dp/407291374X
(なか見!検索で四大なべベースを知ることができます)
https://itunes.apple.com/jp/book/li-yuan-jiang-hongnoyamitsuki/id786931886?mt=11
(iTunesでも取扱中、サンプルあり)
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