Casa de Borinquen

春を呼ぶ鰹 今晩はちょっと手間だけどたっぷりの野菜と一緒にレアステーキで

春になって、春の気配で、春を呼ぶ...
なんて書き出しがごく自然に思えてくる今日このごろ。頭の先から爪先までキンキンと冷え込んで背筋がピリピリくるのもそろそろ終わりになって、どことなく心も体も緩くなる。春なんですねぇ...なんて家の中の会話もウキウキと。中トロから赤身にかけてのマグロも大好きですが、やはり鰹。刺身でもよし、タタキでもよし、薬味をたっぷりと盛り付けて頬張ると季節感すらも感じて。今夜は、浦安魚市場で色々と野菜を見つけてきたので、レアステーキで。

塩水に付けて生臭さを取り
表面に色が付く程度にさっと火を加えて
お肉でいえばウエルダン。鰹のきれいな赤身が光っています。野菜の上に盛りつけて、素揚げしたズッキーニ、バルサミコソースに混ぜた素揚げした玉ねぎをトッピング。ニンニクを炒めて赤ワインビネガーとオリーブオイルで乳化させたドレッシングは、毎回双方の混じりがうまく行かなくて四苦八苦しますが、今夜もそう。誰かうまい方法＝手順があったら教えて欲しいです。

まぁ、それでも、一口大に切った鰹にたっぷりの野菜を加えて食べると、海の幸と山の幸を同時に味わえる素敵なサラダになって、二人で何度も頷き合ってしまいます。

トロトロの半熟だし卵が我が家で再現できるなんて 週一回限定な和食の朝ごはんにはとっても幸せなことに

ラーメンを頼む時につい追加してしまうのが半熟だし卵
途中で半熟の黄身を麺に絡めてズルズルするのが好きなんです。我が家のブーム茅乃舎のレシピに載っていたものですから早速トライ。密封して一晩つけ汁に浸して。いや〜ん。これが美しいまでのトロトロ。お皿に置いておくだけでトロトロが流れてしまうほど。

親切なかまどさんで炊いたホクホクのご飯の上で割ってかきこむと、んまぁ、なんという幸せ感。茅乃舎の出汁が染み込んでいるので、卵かけご飯醤油（茅乃舎）もいらないほどに味が付いています。

残りの三個は肉うどんに
三月になっても冷たい風に負けそうですが。具沢山の肉うどんで体の芯から暖かくなって、湯たんぽでホクホクのベッドに潜り込んで、首だけ出して、そのままウトウト。次回は、もう少しとろみを押さえて（時間5分→5分30秒）作ってみようっと。

■茅乃舎 半熟だし卵
http://dashiya.jp/recipe/rcp87.html

銀座「篝」やっぱり唸ってしまうおいしさ 季節を感じさせる料理人の誠実さとは

考えてみれば三ヶ月ぶり
ママボリンケンのリクエストがあり二人で。雪の影響で二週間ズレてしまった都内巡りのスタートはここから。私は味玉子と青葱、ママボリンケンは味玉子とチャーシューをトッピング。そして、卵かけご飯。もう何度も書いているけど、こってりとしたようなスープをまず一口。おお、と思いでもう一口。ああ、これでもう十分なほどだけど、いやもっと深みのある世界があるのではと、麺をからめて一口。しばし、沈黙。一気に食べてしまうのがもったいないほどの味わい。多くを語らず多くを語る、静かな佇まいはいままで味わったことのないほど。タケノコと菜の花に季節も感じさせられてます。

調布の楽しみはここで
しらけんがお休みだったので久し振りに「たけちゃん」へ。見た目よりもあっさりとした煮干し系スープに麺を絡めるおいしさも健在です。

そんなワケで一週間に二回ラーメンを食べてしまいました。

白州を愛おしむように、そしてキースの「Changeless」のお互いを激しく引っ張りあい裸足で逃げる感覚に身を埋めて

zバレンタインの時にいただいた白州
折角だから初めはストレートで、次はロックで。じんわりと酔が体を包み込むような感触に身を任せながら味わい深い世界に引き込まれてました。少し炭酸で割るとふくよかな酔もいっそう、指を曲げて背筋を伸ばすような。あくまでも日本産のウィスキーにこだわると見えてくる世界観に揺れていく夜。

透明で揺るぎのない世界
スタンダードナンバーを演じているトリオの本質は意外にも「Changes」「Changeless」にあるのではないかと。少なくとも前衛的で瞬発力に満ちたスタンダーズ・トリオの核心。美しいものの核心のかけらが夜明け前に起きてしまった時に残留しているのだろうか。

京王プラザ「南園」円卓を囲むランチミーティングは節目にふさわしい集まりに

関係者が一同に集まり
ゆったりとした場所でじっくりと話し合いすることも大事ですね。個人的に一度は行ってみたかった場所なので、大いに楽しみでした。やや照明を落とした落ち着いた部屋に案内され、う〜ん、いいですね。円卓を囲み、いい雰囲気で始まったランチミーティング。活発な提案も出てきて、こういう「夢を語る」話し合いっていうものは、いつになっても残るものです。

そして、お楽しみのランチ（彩花）
前菜の鴨肉と鳥の燻製と卵スープ。海老とキノコ炒めと豚の角煮。ナス入りの麻婆豆腐。デザートは冷やしアーモンドゼリー。どれも手が込んでいてスムーズなおいしさ。丁寧にサービスが心地いい雰囲気も合わせて楽しめました。本来ならばビールやワインで喉を潤しながら…なんですが、ランチミーティングなので、そこは我慢我慢（一応さりげなく振ってみましたが、やんわり却下(^^;）。

最後ですが「南園」を紹介いただいた小薇に色々とお世話になりました。ホント、ありがとうございました。

■南園
https://www.keioplaza.co.jp/restaurant/nanen/index.html

T-falで作るパン 仕込みの水を40°のぬるま湯に変えるだけで驚くほどのおいしさが生まれるなんて、もうちょっと早く教えて…ネ

パンを自宅で作れるという驚きが過ぎると
もうちょっとおいしく出来るんじゃないかと思い始めるのも人の常。粉を替えてみたけど、驚くほどの出来でもない、でもまぁまぁおいしい。そこでママボリンケンが色々調べたのが、仕込みの水を40°のぬるま湯に変えること。恐る恐る試してみると、中はモチモチ皮はパリパリ。ああ、これだったのね、と二人でニンマリ。試行錯誤の末、この行程を見つけた方々にも感謝。

ぼくはくま くま くま くま スーパーで売っている冷凍エビでもぬるま湯＋重曹で解凍すると驚くほどプリプリになるから不思議です

ぼくはくま くま くま くま
けんかはやだよ くま くま くま
ライバルは海老フライだよ
ゼンセはきっとチョコレート
ぼくはくま くま くま くま

ぼくはくま / 宇多田ヒカル 2006

 

西新宿短信 朝そばで温まり〜スタバで真剣に打合せ〜三是では満腹に動けなくなり〜残雪を横目にランチミーテ ィングの下見も兼ねて

一日中西新宿にいると色々見えてくる
…といってもそんなに大袈裟なことではなく。誘われてたまに見ている「がっちりマンデー」で紹介されていた箱根そば本陣。なんでも立ち食いそばでは日本一の売上を誇っているそうです。個人的には八丁堀の小諸そばが立ち食いそばのベストと思っているんですが、朝そば@380に誘われてついつい。うはは、意外と旨いので手足が冷えきっていた体に染みてきて苦笑い。

打合せにいつも使っているスタバと三是
コンセントやWi-Fiもありそんなに混んでいないテーブルに資料を広げてヒソヒソを打合せをし始めるましたが、次第に熱を帯びて熱い討論に。ここは牛乳を入れるのでと言うと、1cmぐらい少なめにコーヒーをよそってくれるのが阿吽の呼吸。そして早めのランチは 出張で来ている彼に合わせて三是。ボリュームがあって新鮮でしかもおいしい。西新宿ではここがベストなんではないかと、お昼に夜についつい寄ってしまいます。この日は、いつもの海鮮丼に替わり、牛すじキャベツ炒め定食＋しらすご飯（刺し身付き）を。ついつい、ご飯をお代わりしてしまって満腹で動けなくなるはめに。

ランチミーティングをしたいので下見を頼まれて
スコッチ刑事が涅槃で待つで妙に心に引っかかる某所へ下見。丁寧に案内されていい感触を得て帰ろうとすると残雪が。都心でも日陰には残雪が残っているんですね。冬と春の境目を副都心で色々と感じてしまった一日でした。

三是寿司（甲州街道を渡った方）の三色丼は茶碗蒸し付き。会社の人間と行ったので遠慮してこれにしたけど海鮮丼の方が良かったかな？個人的には三是は狭くて落ち着かないけど、ヨドバシカメラ近所の方がおいしいと思う。（2/27 23:34追記）

10年以上使っていたALESSIのキッチンタイマーが壊れてしまい我が家に届いた±０が10キータイプでとても使い勝手がいいそのワケ…

ジーコジーコ、ちょっと緩い設定はカンで補って
人形部分をひねってメモリに合わせて、お昼のおにぎりなら11:45、パスタなら7:20。ゼンマイのチカチカする音を聞きながらせわしなく調理するのも、何故かいいもんでした。1分前にジャーというアラームもどこか懐かしい調べ。でも、突然ゼンマイ部分がダメになったみたいで、バラしてみても埒が明かない状態。おじいちゃんの家で時計を興味本位で分解したけど組み立てられなくて怒られたことも思い出しました。

で、選んだのが±０の10キータイプ
世の中に出回っているキッチンタイマーって、ファンシーだったりしてどうも手が出ない感じでしたが、±０のはデザインもいいし、さり気なく冷蔵庫の横にマグネットで貼り付けても、まるで随分前から我が家にいるような雰囲気＝存在感というのかな…があるんです。そして何よりがテンキーの存在。かまどさんでご飯を炊く時には11:30の設定なら1130の入力、パスタなら0720と入力。直感的で分かりやすいのが気に入りました。今日から新しい設定方法と音で始まるキッチン、うん、いいんだなぁ。

■±０ デジタル10キータイマー
http://www.plusminuszero.jp/products/detail/201

そういえば音が大きいので右側面を養生テープで覆うとちょうどいい大きさになりました。（2014.3.9 追記）

基本のアーリオ・オーリオにそろそろ季節になってきたキャベツを合わせる パスタのゆで汁を入れたらとにかく鍋を揺すって乳化乳化

キャベツは豚肉と相性がいいんだね
ロールキャベツの具は豚ひき肉、生姜焼きやとんかつの付合せは千切りキャベツ。生姜焼きのタレをまぶしてマヨネーズと共に食べるのって好きなんだなぁ...。で、今夜は豚バラ肉とキャベツのパスタ。

①基本のアーリオ・オーリオをじっくりと作る
②キャベツを軽く茹でておく
③豚バラ肉を食べやすい大きさに切り塩をかるくふる
④①に豚バラ肉を入れて脂が滲み出るように静かに炒める
⑤パスタのゆで汁を加えて（我が家では120cc）
⑥乳化するまでひたすら鍋を揺する
⑦キャベツを入れて温め、パスタを投入
⑧パルメザンを入れてよくかき混ぜる
⑨ほんの少しオリーブオイルを加えて完成

ほんのりと辛味がきいてて、まろやかなソースがパスタとキャベツに絡んで、とてもおいしい（しかも簡単にできる）パスタです。我が家は、どれを選んでもおいしくできる「ラ・ベットラの定番スパゲティ」をアレンジしてます。

My Sweet St. Valentine’s day 再び大雪の夜帰宅してみると届いていたおちゃめな仕掛けいっぱいの何よりのプレゼント

こういうの欲しかったんだぁ〜
と、思わずニンマリしてしまいました
というのも、ちょっとウィスキーのこと調べてみようとして、白州蒸留所初代工場長・山崎蒸留所工場長を歴任した嶋谷幸雄氏とブレンダーの輿水精一氏の共作「日本ウイスキー 世界一への道」（集英社新書）を読んでるせいだからです。

ウィスキーの定義から製造方法（環境、原料、製麦、ピーティング、仕込、発酵、製樽、貯蔵・熟成、ヴァッティング・ブレンド、後熟）までを丁寧に解説されています。一杯のウィスキーが生まれるまでの長い話を読みながら、目の前のウイスキーをじっくりと味わうのも楽しみのひとつです。

そう、そうなんです
普段手にしない銘柄がたっぷりと楽しめるプレゼント。ホント、何よりうれしいんです。すぐ飲んでしまうのがもったいなくなるほどありがたいものです。うふふ、おちゃめな仕掛けもあったりして、深夜遅くママボリンケンに頼んで撮影会もあったりしてもっこりと盛り上がってしまいました。

湯豆腐だから、早く帰ること
とメール。15:30に帰宅命令のせいで早めに帰ったママボリンケン。朝から降り続いている雪の状態を眺めながら仕事をしてましたが、18:00に帰宅。道路はツルツルでも、電車の遅れもなくスムーズに新浦安へ。バス停は少し混んでましたが来たバスに飛び乗り帰宅。昆布の出汁がきいた湯豆腐（固めの絹目〜やわらかめの木綿という触感が絶妙な成城石井特選豆腐）、かつお節がたっぷりのたれを多めにかけて一口。春の香りいっぱいの浦霞が寄り添うようにおいしく温かくやさしく。

しぼりたて特別純米生酒浦霞 二日間昆布で締めたサーモンと鯛 立春を過ぎても寒い夜は雪の気配

昆布締めに合うお酒はないかなと
駅前の成城石井をのぞいてみると浦霞の新作。早速、iPhoneでサイト内を検索すると1/24に出たばかりで季節限定の「しぼりたて 特別純米生酒」。二日間昆布で締めたサーモンと鯛は昆布の旨味が十分に染みわたりちょうど食べごろ。ラベルも素敵な浦霞は春を感じさせるやさしい味。なんともいえないおいしさに包まれてました。

■しぼりたて特別純米生酒 浦霞
http://www.urakasumi.com/hpa/sh_siboritatetokujyun.html

食材のリレー ナポリタン〜タイカレー〜青椒肉絲に必要なのは色とりどりのピーマン

いつものこのパターンだけど、おいしい
急に食べたくなるのがブイヨンと自家製トマトソースをたっぷりと使ったナポリタン。香ばしく焼いたソーセージとソースが絡むとなんともいえずおいしいです。そして、スープたっぷりのタイカレーは野菜とパクチーで具だくさん。そして、最後は青椒肉絲。食材のリレーは色とりどりのピーマンが主役。

ナポリタンから始まるとだいたい一週間の献立が決まってしまいますが、加熱した甘さと増したビタミンたっぷりのピーマンが季節を問わず顔をだしてくる食卓です。

汁ダク汗ダク 小雪が降り寒々とした夜はタイカレーで大汗 明海橋で大きな三日月を見つけた緊急買い物 で、三原綱木バンドをバックにボズ・スキャッグス風に決めている五郎って渋いわぁ

そろそろかな？
と、昨日から相談していた晩ご飯は野菜いっぱいのタイカレー。急に食べたくなるんですよ、まったく。今夜はスープを多めにしたらいいなぁ、とか話しながら、野口五郎が出るので普段見ることのない「NHK歌謡コンサート」。三原綱木バンドをバックにボズ・スキャッグス風に決めている五郎って渋いわぁと言っていたママボリンケンが突然「ぶしゃ〜」。どうしたの？と尋ねると肝心のカレーペーストのストックがないと。

タイカレーのためならば行きましたよ
既に20:00を過ぎている大寒の夜道を完全防寒自転車で。風に向かって明海橋の坂道を登って行くと、なんとまぁ大きな三日月が。うわぁ、これはスゴイやと溜息。境川から吹き上げる風にもめげず、しばらく見つめていました。

まぁ、出来上がりまでに手間のかかってしまったタイカレーは、汁ダク汗だく。奥行きのある辛さがこみ上げてきて、ジャスミンライスの香りと共になんともおいしい出来栄えでした。

一昨日の夜は古民家を改装し落ち着いた茅場町の隠れ家Wanofu.で五年ぶりに友人たちと再会 いくら時間があっても足りないくらいほど楽しみました

Los Amigos…今昔
ちょっと時間があると一緒にCDを探しに行ったり、Macを秋葉原に買いに行ったり（そう、昔は秋葉原でMacを買っていたんです）、ラテンのライブで踊っていたり（寝ている奴もいたり）、Alfaのオフ会に出かけてみたり、醜いほどヒドイ上司と戦ったり、おせっかいながら恋の手助けしたり（結局はフラれたけど）、明日会えるのに夜な夜なNiftyのパソ通で盛り上がったり、大笑いしすぎて吹き出したり。まぁ、年齢はバラバラですがとにかく気が合う連中を「Los Amigos」と名付けてました。

会おうね、会おうねと行ってからもう五年
FacebookやBLOGで近況は知っていても、やっぱり会って話さないと、となんとか都合が付いた一昨日の夜。なんでも、八丁堀〜茅場町ではここがお勧めという一声で（八丁堀在住の人から）決めてもらった「茅場町 Wanofu.」は、古民家を改装し落ち着いた佇まいでじっくり話し込むにはぴったり。鶏鍋コースは、小さな薄い鍋にさっとひいてあるタレに、鶏肉（皮→モツ→砂肝）を順に味わった後に、野菜と鶏肉を入れてグツグツと。別に頼んだ海老真丈も奥深い味です。鍋に合わせて日本酒は獺祭を選びました。

まぁ、ある程度の年齢になると話題は
健康や体のこととかになりがちですが、趣味が広く造詣が深い連中が集まると、そういう定番よりもより違った話が出来るからいいもんですね。会社や妙な意味でFacebookなんかのSNSなどで日々侵食してくる「シガラミ」とかのない連中との、とにかく楽しい会話。そして、おいしい料理とお酒。やっぱり、こうでなくっちゃネ。

そうそう、別れ際にそっと見せてくれたFenderのメガネに、おお〜とどよめいてしまった。

■茅場町 Wanofu.
http://www.wanofu.com/wp/?cat=4