そして、二人が宇部新川駅から出て走っている姿が俯瞰され、宇多田ヒカルの「One Last Kiss」が流れ始まる見事なエンディング。エンドロールの途中の「Beautiful World (Da Capo Version)」のイントロからも鳥肌。この2曲が聴きたくてCDを久しぶりに買ってしまったほど。林原めぐみさん(綾波レイの声)が歌う「VOYAGER〜日付のない墓標」が流れるシーンも叙情的。
『名盤の誕生』は、時代背景、スタジオ内の出来事、歌詞(ポルトガル語)、ジャケット(オルガ・アルビス)まで広範囲に及んでいて読み応え十分だ。『ボサノヴァの歴史』は1990年にブラジルで出版(日本では1992年:国安真奈訳)〜2000年に復刊全面改訂(国安真奈訳)された、ボサノヴァについての決定版。「Chega de Saudadeの録音時の「9.すべてを変えた一分五十九秒」または、「Desafinado」にまつわる「10.ヂサフィナート」は何度読んでもドキドキハラハラしてしまう。
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