見直しちゃったなぁ
上白石萌音ってドラマをチラミしている程度で、自分には馴染みのないヒトだなぁと思い込んでいた。ひょんなきっかけで70〜90年代のカバーアルバムを聴いてみてら、その思いは一変してしまった。
■あの歌 1
1.年下の男の子(キャンディーズ) 1975
2.キャンディ(原田真二)1977
3.君は薔薇より美しい(布施明)
4.夢先案内人(山口百恵)1979
5.木綿のハンカチーフ(太田裕美)1975
6.グッド・バイ・マイ・ラブ(アン・ルイス)1974
7.ガンダーラ(ゴダイゴ)1978
8.勝手にしやがれ(沢田研二)1977
9.みずいろの雨(八神純子)1978
10.オリビアを聴きながら(杏里)1978
11.さらば恋人(堺正章)1971
すべて鳥山雄司のアレンジ、誰でも知っていそうな70年代のヒット曲。このあたりは純粋なロック少年だった私はラジオやTVで聞いたり見たりしながら自然に覚えていた曲ばかり。瑞々しく素直な声と歌い方によって歌詞がストレートに伝わる良さもあり、男歌の難しさもすんなりと聴かせてしまう。
■あの歌 2
1.世界中の誰よりきっと(中山美穂)1992
2.ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ(松任谷由実) 1983
3.AXIA〜かなしいことり〜(斉藤由貴)1985
4.Diamonds<ダイアモンド>(プリンセス・プリンセス)1989
5.制服(松田聖子)1982
6.まちぶせ(石川ひとみ)1981
7.ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス(スターダスト☆レビュー) 1982
8.いかれたBABY(フィッシュマンズ)1993
9.青空(THE BLUE HEARTS)1988
10.PRIDE(今井美樹)1996
80〜90年代は、私はサルサ男道まっしぐらで、あまり詳しくない。こちらは曲ごとにアレンジャーを変えていて、その選択までしているときいて驚いている。「ブラックペッパーのたっぷり〜」「PRIDE」の大橋トリオを選ぶなんてセンスがいいと思う。最近知って色々聴き始めているフィッシュマンズ「いかれたBABY」にも驚きだ。
余計なことをしない。もともとすごい力をもっている曲に、あえて個性やオリジナリティを加えない。
あくまでもメロディーに忠実に、私の声で表現したかった
本人のインタビューにはオリジナルに対する敬意に溢れていて、それがこの2枚から伝わってくる。また、原曲にあった歌手が生み出す抑制やニュアンスをあえて省き、自己の歌い方に沿うアップデートな感覚も魅力的だ。ヒット曲が多い1枚目を聴いて、そのまま変化のある2枚目を聴くという流れが毎日の楽しみになっている。このままでは、写真集&DVDのついた1と2のカップリング『あの歌1と2』(テーブルの上のナポリタンの皿は銀皿の方が雰囲気が出たと思うけど)に手を出しそうだ...。
■上白石萌音インタビュー
https://natalie.mu/music/pp/kamishiraishimone05
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