Casa de Borinquen

大島@船堀 味噌チャーシューらーめん＋小ライス 札幌すみれ直系の濃厚味噌にとろとろ大チャーシュー3枚を体が求めていた

寒くなるとどうしても
恋しくなるのが味噌ラーメン。繊細で上品な柴崎亭の豚味噌そばの素晴らしさに触発され、映画の帰りに（近いので）1年半ぶりの大島へ。実は月に一回の通院の帰りの寄りたいと思っていたが、通院の月曜日が定休日。よくやく来れたので、奮発して今回は味噌チャーシューらーめん＋小ライス。

濃厚でとろっとした味噌の秘訣は味噌を中華鍋で焼いているから。これにとんこつと野菜でとった出汁で割っているから、濃厚でもくどくならない。ラードがうっすらと膜を作っているので最後まで熱々。生姜がアクセントになっているスープに中太ちじり麺を絡めてハフハフ。これはタマリません。寒くなるとこういうのを体が求めてくるのだから仕方がない。

とろとろ大チャーシューが3枚
折角だからと味噌チャーシュー。予想を超えた大きさのとろとろチャーシューがうれしい。スープに沈めて箸で割るとほろっとするほど柔らかい。スープが濃い目なので味付けは控えめにしているところもいい具合。味噌にはライスがつきものなので手のひらサイズのお椀で小ライス。チャーシューをのせてミニチャーシュー丼。これまたウマいんだ、もぉ。

一之江境川親水公園
大島は日陰になっているので待っているときは小寒いけど、今日はポカポカ陽気。ロードスターRFもオープンにして気持ちがいい。駐車場への途中の一之江境川親水公園ものどか。散歩する老夫婦、水鳥に餌をあげている老人。大島をオープンするときに船堀を選んだわけもなんとなく分かりそう。

赤坂珉珉@赤坂 野菜たっぷりのタンメンと餃子のコンビは今日も最強だった

ブルルと凍える日
刻々と冬が近づいている今日のどんよりとした曇り空。どこかで温かいものでも食べながらのランチMTGに選んだのが赤坂珉珉。

たっぷり野菜、細麺、コクのあるスープ。これだけでもうれしくなってしまうが、卓上ザーサイとラー油を追加。これでぐっと味が引き締まる。これらが、ここのタンメンが一番好きなワケ。

餃子は一人6個では多いので仲良くシェア。帰りに冷凍餃子をお土産。ドラゴンチャーハンも食べたかったけど、もうお腹いっぱいなのでまたこんどネ。

しばらくぶりにお会いしたのに、もうお別れ。でも、いつかきっと元気な姿で再会することができますようにと、願いを込めて地下鉄内で別れたけど、ちょっぴり寂しかったなぁ...。

柴崎亭@つつじヶ丘 月水限定豚味噌そば 白味噌をすりおろしカブで溶かしたポタージュ仕立てのやさしさいっぱいのスープに心も身も温まる

月水限定冬季メニュー
迷わず、豚味噌そばをポチッと。先週から味噌ラーメンを欲してだけに発券機の前でニンマリ。大きなチャーシュー、ざっくり刻んだ玉ねぎ。これだけでワクワクしてしまった。そういえば、一口で、一年前に食べたスープが蘇ってきた。鶏スープにおろしたカブを溶かし白味噌を加えたポタージュ仕立て。

どこか懐かしいようなやさしさに包まれほっとする味わい。麺は普段よりも太めでもっちりしてスープと相思相愛のおいしさ。玉ねぎのアクセント、上品なチャーシュー、見事な盛り付け。どれをとっても抜かりがない流石さも素敵だ。

9ヶ月振りの再会で、恋焦がれた肉わんたん中華そばを無心でおいしそうに食べている横顔を見ながら、ああ、やっぱり柴崎亭って特別な場所だなぁ...とつくづく思ってしまった。

鍋はちょっと嫌...あっさりした鶏ほたてのつみれ鍋ならどぉ？ そして、残った出し汁はタケノコごはんの元に使ってみたらとても香ばしかった

寒くなると恋しくなるのが鍋
でも、あまり好みじゃないみたいなので（私は一日置きでもOK）あまり食卓に登場しない。肉団子坦々鍋、牡蠣鍋、豚キムチ鍋、すき焼き...。好きなんだけどなぁ。久しぶりの鍋は笠原将弘さんの『やみつき極上なべ』から、鶏ほたてのつみれ鍋（塩だしベース）。ホタテを細かく叩いてペースト状～これに鶏ひき肉を入れてこねこね。この工程がとても好き。左手に塊を取り、親指人差し指で輪を作りスプーンですくい団子作り。大きさをな均一にする工程も、黙々としてこれも好き。

お酒、みりん、塩、昆布で出汁を作り、沸いたところで団子を入れ、浮いてきたら野菜を加え火が通ったら完成。そのまま柚子胡椒をちょんと付けても良し、梶田のポン酢でも良し。そうそう、豆腐をのせたお皿。パリの蚤の市で見つけたフルーツ皿。底に穴が空いているので水切りにちょうど良かった。

鶏とホタテの出汁
残った出汁は鶏とホタテの滋味を十分に吸っているので、これはタケノコご飯の元に使ってみた。おこげの香ばしさも含めて風味豊かなタケノコご飯はつい食べすぎてしまうほど。アクセントにベランダの山椒の葉、自家製山椒の実佃煮で飾ると香ばしさが倍増。翌日のお弁当の主役で二度楽しめた。

ズッキーニのミルフィーユ 主役を奪うル・クシネのカカオパンと紅玉のタルトと阿部慎太朗さんの器

ズッキーニが食べたい
そう思い始めてあれこれ考えた末にズッキーニのミルフィーユ。ピーラーで薄く切ったズッキーニを並べ、ベーコン、チーズを何層も重ね、200℃のオーブンでじっくりと加熱。表面にのせたオリーブオイル含みのパン粉に香ばしい色がついたら完成。クツクツした状態を一列をお皿に取り分け。チーズとベーコンの旨味と塩加減を含んだズッキーニはとてもおいしい。

主役を奪う
ル・クシネのカカオパンはカカオの香りとドライフルーツの歯ごたえに思わず唸ってしまった。デザートはル・クシネの紅玉のタルト。紅玉の甘さと爽やかさがぎっしりと詰まり、大好き過ぎて今シーズン二度目。やや重の赤ワインにも負けない味わい深さは、もう食卓の主役の座を奪うほど。うん、考えてみると阿部慎太朗さんの器ももうひとつの主役かも知れない。

覆めん 花木@東中野 特製ラーメン＋青唐辛子 スープが更に進化しコクと奥行きと滋味が三位一体化 静かで穏やかさに思わず納得

開店直前のTweetで予定変更
一日限定15食（味噌ダレがあるまで）の味噌目当てで再訪。ポカポカ陽気で浅丘ルリ子が出ている寅さんを観ながら待機。念の為にTweet確認。「プレオープンからグランドオープンまで続けてきた営業の総決算になるような意気込みで清湯スープを仕上げました」を読み急遽予定変更。

三位一体
スープ一口で、ぐっとくる。コクと奥行きと滋味が三位一体が更に進化。加えるよりも引く加減がなんともいえずウマい。アクを抜きつつコクを残し、くどい味つけに走らず、浮世離れした柄の大きさを身に纏う。三種のチャーシューにも抜かりがない。海老と生姜のワンタンにも磨きがかかる。

通し営業を変更し、定休日（月曜日）設定。
これからも楽しみなお店だなぁ...。

■PAO Caravan Sarai
前回来たときには閉まっていた店は朝粥の店だったとは。若者が群れていいたり、テーブルを囲んだり。なんか楽しそうだから、気になり調べてみると「PAO Caravan Sarai」というお店。機会があったら訪れてみたい場所だ。こういう店が地元にあればいいと思うが、ちょっと無理なんだなぁ、残念ながら。
http://www.paoco.jp/caravan/index.html

泉銀@浦安堀江 お休みだった月曜日は映画の帰りに泉銀さんへ 久々にゆっくりと色々とお話もできたしおいしいお魚さんに出会えたし...楽しかったなぁ

平日の昼下がりもまたいいもんだね
泉銀さんへ映画の帰りに立ち寄り。宮城産のカツオ、北海道産のサンマ、自家製小鯛〆、自家製銀ダラ＆真ダラ。梶田の醤油とポン酢醤油、そして新米。色々といい話も聞けて、やっぱり背筋が伸びるなぁ。こうしたふらりもいいもんだなぁ。

お魚で日本酒をチビチビ、締めは新米と合わせて。二日間をじっくりと堪能してしまった。

ル・クシネ@文京区根津 驚くほどのおいしさのキッシュロレーヌ 太田ハムさんのベーコン＋スイス産グリュリエールチーズもさることながら極限までに炒めた玉ねぎに舞い上がる

どれもこれも素晴らしい
紅玉のタルト、キャラメルのエクレア、自家製パン...どれをとっても素晴らしくおいしい。そして、今夜はキッシュロレーヌ。説明書きに「台東区、太田ハムさんのベーコン。スイス産グリュリエールチーズ使用。力強い、心踊る美味しさ」とあり、むっちりと詰まった具材を支える、極限まで炒められた玉ねぎがほろ苦くも甘い。これはいままで食べたキッシュをはるかに超えたおいしさに二人で舞い上がってしまった。

サラダ菜とゴーダチーズとロースハムのサラダ。マスタードと赤ワインビネガーのドレッシンがよく合い大好物。食後はキャラメルのエクレア。サクサク、もっちり。濃厚な味わいもまた素晴らしくおいしい。うん、阿部晋太郎さんの器との相性も良かった。

季節限定のお店。先々週も行ったけど、これからも月に何度か通いたいな。

Salsa con Sabor,Sentimiento y Ritmo #29 溺愛のプエルトリコサルサ20枚 巡り巡ってFacebookで出会う驚きと喜び

トロピカル通信
インターネットもSNSもない時代、サルサの情報は河村さんの本や雑誌の連載、専門店（ラテンコーナー、ディスコマニア、芽瑠璃堂など）に限られていて、あてずっぽで買ったLPがすべてチャランガだったことも。80年代に入り大阪のスイートココが出来てからは、専門的な知識と共に豊富な在庫に恵まれ、一時期は収入の殆どを費やしたりもしていたから、今考えても唖然。その、スイートココで扱っていたのが「トロピカル通信」。手作りながらツボを抑えたアルバム紹介、そしてN.Y.〜プエルトリコツアー、毎回もう貪るように読んでいた。

そして、Facebookでの再会
なんと、Facebookでの再会できるなんて、夢のよう。今のサルサを知ることもできるし、バックナンバーも紹介され、新旧の橋渡し的な存在感にも納得。あまり、投稿できていないが、大北さんの投稿に刺激され、溺愛のプエルトリコサルサを選んでみた。

エラジオ・ヒメネス〜ロベルト・アングレロは不動の愛、THオムニバスは全てプエルトリコではないがパキート・グスマンの必殺の曲が忘れられない。憧れのフランキー・ルイス、裏ジャケットまでロマンティコなエディ・サンティアゴ、クト・ソトのプロダクションで新しい世界を創ったジェリー・リベラ、涙のニノ・セガーラ。歌って踊って涙する4枚。

グラン・コンボ〜トミー・オリベンシアの世界観に溺れ、カーノの男臭さとマリオ・オルティスでのアンソニー・クルースの伸びやかな声に酔う。最後の2枚は新旧サルサが地続きである証拠として。

今朝はロベルト・アングレロ、夕方はサルサ・フィーバーで、密かに盛り上がっていた一日。明日は、どんなリストになるのだろうか...。

覆めん 花木@東中野 特製ラーメン＋青唐辛子 神保町覆面から独立した花木さん それぞれを継承しながら独自のテイストで唸らせる

話題騒然
もしかして限られた層だけかもしれないが話題騒然。神保町覆面から独立した花木さんが開いた店、それが「覆めん 花木」だ。私自身覆面には数えるほどしか行ったことがないが、花木さんの仕事っぷりにはどこか共感できる部分があった。オープンには間に合わなかったが、ようやく今日行くことが出来た。

親密感と誠実感
奇をてらい、食材で惹きつけることなどのギミックのない佇まいは私好み。デフォのバラ＆ももチャーシューに加えて肩ロースの滋味、二種のわんたんの味わい深さ、何よりも奥ゆかしいスープ。この誠実で親密感溢れる佇まいを俄然支持したいナ。

東中野というのは西新宿方面にもアクセスがいいと、今日知り、特製味噌が来週いっぱいありそうと聞き、間に合うように再訪してみたいナ。

■覆めん 花木
東京都中野区東中野1-31-8 井上ビル 1F
https://twitter.com/fukumenhana2015

吉田カレー@荻窪 豚ボナーラ＋ポテトサラダ 憧れの味わいは想像を遥かに超える異次元の泣けるほどのおいしいさ

この発想は一体どこから降りてくるのだろうか？
吉田カレー風のTKG＝名付けてボナーラ。これに圧倒的な存在感の豚。合わせて豚ボナーラ。おなじみの大好物アチャールとサラダ。そして、これまた大好物のポテトサラダ。写真を撮るのに震えてしまうほどのビジュアル。さてどこから、食べようか一瞬迷ってしまった。

まずはご飯を一口。ほんのりとチーズ味が鼻をくすぐる。豚と合わせると味が鮮明になり、アチャールと混ぜるとぐっと引き寄せられ、ポテトサラダをのせると僅かなカレー風味が浮き上がる。夢じゃないか？いや、夢じゃない。こんなことをつぶやきながら、一皿に無限に広がる異次元のおいしさに涙。

ランチ（土曜限定）に出していただきありがとうございます。
一体どこまで進化し続けていくのだろう？

雨上がり
深まる秋
キャンパス横の歩道には色づいた落ち葉。川沿いの遊歩道にはコブクザクラ。明日から冷え込むので風邪を引かないようにしないと。

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 息を飲むようなラストシーンにブルっと震えてしまった

アニメ好きではないが
韓国ドラマ（後に紹介する予定）を観たいがために契約したNETFLIXで、アニメ版26話を一気観。ギャグシーンはちょっといただけないが、主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）と鬼になった竈門禰󠄀豆子（かまどねずこ）に共感できる部分が多く、その世界観にどっぷり、全力集中。

胡蝶しのぶ（こちょうしのぶ）の乾いたかわいらしさ、寺内きよ（てらうちきよ）、中原すみ（なかはらすみ）、高田なほ（たかだなほ）の愛らしさもまたシリーズの魅力の一つだ。

鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）率いる鬼十二鬼月は上弦と下弦に分かれ、目にその位が描かれる。今回の劇場版は下弦の壱・魘夢（えんむ）が登場し、無意識空間の「精神の核」を破壊させようとする。炭治郎と伊之助に頚骨を破壊され消滅。

鬼滅隊炎柱である煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）と上弦猗窩座（あかざ）も対決は息を呑むようなシーンが連続。ヒノカミ神楽と炎の呼吸との伏線も見事につながっていた。劇場版はアニメ版の続きで、コミックスでは8巻までの話。全巻22話（23話は12/4発売）だから、まだまだ続く。

あくまでもにわかファンの私にとっては、Wikiの情報がとても貴重だった（じゃないと漢字が読めない(^^;）。早く続編がアニメ化されないか今から楽しみだ。

HITSVILLE: THE MAKING OF MOTOWN メイキング・オブ・モータウン キャッチでポップで躍動感に溢れた音楽の素晴らしさを伝える二人の会話

モータウンとの出会い
ニュー・ミュージック・マガジン（昔はニューが付いていた）の影響もあり、ブラック・ミュージックはブルーズやゴスペルを基本としてよりディープサウスなものが本物だ...とか思い込んでいた。ダニー・ハサウェイ、マービン・ゲイ、スティービー・ワンダーに開眼したのが75年頃。80年代なかばCDプレイヤーが我が家にもやってきて、サルサ以外の音楽も聴き始めて、スモーキン・ロビンソンに出会ったのがモータウンを強く意識し始めた。「The Tracks Of My Tears」の歌詞の奥深さや歌声に心酔していた。

二人の会話
モータウン創設者のベリー・ゴーディがスモーキン・ロビンソンと掛け合いながら、モータウンの歴史を解いていく、ファンにとってもたまらない内容。テンプテーション、フォー・トップス、ミラクルの躍動感あふれるステージ。近頃の（大人数でチープな）ダンスパフォーマンスと比べ物にならないほど美しい振り付けにときめいてしまう。驚きのマイケル・ジャクソン（ジャクソン・ファイブ）、バックコーラスが歌えなくなるほどハンサムなマービン・ゲイ。コケティッシュなダイアナ・ロス。知らなかったエピソード満載。

時代が変わっての「What's Going On」の重要性を、マービンのボーカルトラックに自身のハーモニーが加わり、自身のコーラスが加わり、バックトラックが入り込む演出で表現してしまうなんて本当にニクイ。いい音楽が届かないから、いい音楽を聴いていない...という指摘もまた辛辣だ。

一昨日観たザ・バンドの映画と比べてある種の高揚感もまま映画館を出る幸せ。帰りはクルマの中で昨日から聴いているサントラ盤で盛り上がってしまった。（Spotifyは60曲3:10と盛りだくさんなのがうれしい）そうそう、ファンク・ブラザーズを扱った『永遠のモータウン』も久々に観てみたい。

そういえば、ザ・バンドにもモータウンにもコメント出演していたニール・ヤングのこと、伝記を中心にそろそろまとめてみたい。11〜12月は音楽関係の映画『音響ハウス』『マイルス・デイヴィス クールの誕生』が続くので今から楽しみだ。

■メイキン・オブ・モータウン
http://makingofmotown.com