kiredoさんのクリスマスチキン
毎年楽しみしているのがkiredoさんのクリスマスチキン。kiredoさんが心を込めて作っている野菜を国産丸撮りにたっぷりと詰めている。黒大根、薄紫大根、紅芯大根、赤丸かぶ、ゴールデンラーパ、日野菜かぶ、ひとみにんじん、島にんじん、パープルにんじん、フェンネル、トレビス、カボロネロ...そして各種ハーブの美しいハーモニーがクリスマスの夜にふさわしい。笠間で買ってきたトレビスとルコラをあしらうととてもおいしい。
ル・クシネのクリスマスケーキ
今年は予約をしなかったけど開店前に行ってみるとちゃんとあったブッショドノエル。たっぷりのスライスアーモンドとクリームが大好き。ラム酒たっぷりのラムボールもまたクリスマス気分を盛り上げてくれる。
クリスマスコーナー
先週から部屋のコーナーがクリスマス気分。ドラマチックなこともなく淡々としたクリスマスだけれども、ちょっとお高いシャンパンも飲み干し、大好きでおいしいものが食べられるのがクリスマスの楽しみなんだ。
| |
市川雷蔵と勝新太郎
この本のまず優れているところは、同じ年（1931年）に生まれ、同じ年（1954）に大映入社した二人のバックボーンに歌舞伎があったこと。関西歌舞伎の凋落と大映隆盛がシンクロしていたこと。この二点に十分に時間をかけて記述した後に、大映時代の二人を並走させていること。まずはじめに市川雷蔵に芽が出て、それを追うように勝新太郎が飛躍していく。プログラムピクチャーをこなしながら自分の好きな作品を撮っていた市川雷蔵、プログラムピクチャーに埋没していた勝新太郎。大映または映画産業が衰退していくのを留めていくようにシリーズものを主演していた二人。
作品の個々の評価には深堀りせずに、時系列的に作品評価と大映＝映画産業を織り交ぜることによって二人の映画俳優を浮き彫りにする構成。できるだけ集められた映画のポスター、惹句（じゃっく）の紹介、個々の映画の本人及び関係者の証言、巻末の年表（年単位の出演記録）が膨らみを持たせている。
1969.7.17、市川雷蔵が亡くなる前後の話に胸が詰まってしまう。そして、残された勝新太郎と大映の倒産（1971.12.21)。何を演じても市川雷蔵だったのに対して勝新太郎は「座頭市」に同化したゆえに俳優人生としては未完だったと結ぶ。
ルーキー新一とイヤーンイヤーン人生
「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」「花王名人劇場」「ズームイン!!朝!」の演出家として次々とヒット作を手掛けたきた今年5.16で亡くなった澤田隆治氏の最後の著書。たった5年でコメディアンとして燃え尽きたルーキー新一への愛憎溢れる内容に心ざわめいてしまった。氏とルーキー新一との出会いは氏が企画制作していた「漫才教室」から。その才能を見込んで「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」に起用した時から人気者になっていく。
・腰を曲げて前のめり、両胸のあたりを両手でつまんで左右に振り「イヤーン、イヤーン、イヤーン」
・幼児言葉で「これはエライことですよ（これは）」
小学生だった私にもこれがえらくウけてこの二つをよく使って邪気に笑っていたものだ。
吉本退団後も劇団創立し活躍していたが、賭け事、借金、暴力事件、酒で徐々に破滅してしまった。吉本退団後は澤田氏は直接的に関わりを持ってはいなかったが、最後に「自分自身の人生の幕が明日にでも下ろうかという年齢になっても、こういった文章を残しておこうと思うのはなぜだろうか」と締めくくっている。
こうして短期間に三人の芸人の姿を身近に感じさせられて、これほど鮮明な光を放つ芸人が今どれほどいるのだろうとため息をついてしまった。
| |
もう残り1ヶ月
深夜豪雨、今朝強雨、今はすっかり晴れてぽかぽかした部屋。先々週から蕾を付けていたシャコバサボテンが満開。今日から12月、もう1ヶ月で今年が終わってしまうのか、と。
| |
街中が真っ赤に色づく
駅への買い物途中での境川沿いの道の並木は真っ赤、夕暮れに見せる一瞬の真っ赤な世界。ベランダのサルスベリの葉も真っ赤に色づいている。灰色の世界になる前の艶やかさが目に眩しい晩秋。
久しぶりの麻婆豆腐
いつものように作ったら、細かく砕いた花椒をふりかけ器へ。パクチーをたっぷり盛り付け、ちょっとエスニック風。ご飯にかけてハフハフするのがいつもの楽しみなんだ。
| |
栄養たっぷりの甘酸っぱさ
サツマイモにはセルロース、ヤラピン、ビタミンCがたっぷり。クルミにはオメガ脂肪酸、ビタミン、ミネラルがたっぷり。ハチミツにはオリゴ酸。サツマイモをフライパンで焼き色がつくまでじっくりと焼き、ハチミツ、レモン、あらかじめ香ばしく炒ったクルミをかける。一年ぶりに作ったけど、栄養たっぷりで甘酸っぱいおいしさ。レモンをやや多めにするのが我が家の好み。
パスタは、刻んだにんにくをオリーブオイルで香りがでるまで温め、ほぐしたらこをパラパラになるまで炒め、刻み赤唐辛子、ケイパー、ちりめんじゃこを加えたソースにパスタをからめて完成。たらこのプチプチ感が大好き。
1時間の散歩
川沿いを下りながら東京湾に向かう。背中は陽を浴びてポカポカ。近所に出来つつあるマンションの批評、ジジイがジジイをけなしていること、キラキラ光る河口に集まる鴨、無数に点在するテントと子どもたちの歓声、とりとめのない話。トイザらスと日航社宅の解体。色々と近所も変わるつつある。
| |
ラザニアからグラタンへ
ほうれん草の入ったラザニアを作ろうと思ったけど、久しぶりに引っ張り出してきたパトリス・ジュリアンさんのレシピ本のチキンとじゃがいものグラタンがおいしそうだったので急遽変更。①バターで炒めた鶏むねをみじん切りし、おろしたグリュイエールチーズ等と混ぜておく。②スライスしたじゃがいも（今回はインカのめざめ）を牛乳とミルクを時間差で茹でる。②を1/2敷いて、①を重ね残りの②をのせ、180℃オーブンで約30分。
香ばしい匂いがキッチンを包み込んできたら完成。バケットがあったのでガーリックトースト。ふんわりとしたじゃがいも、しっとりとした鶏ももがじんわりとおいしいナ。
約1年ぶりの悪い奴と再会
生存が気になっていた野良の三毛。したたかに、ちょっと太った姿で再会。顔は強面で目つきが悪いけど鳴き声は愛らしい。生きてて良かったと安堵。境川の遊歩道を落葉を見ながら駅へ。落葉っていうのは、ハラハラと落ちてきた時はしっとりとやわらかいものなんだね。
| |
小学館の図鑑 NEO+ 比べる図鑑
陽だまりの廊下の突き当りに置いてあった平凡社百科事典。あてどもなく、ペラペラとめくり気に入ったところは何度でも見ていたものだった。百科事典から得る知識は音楽の素晴らしさを知るまでは自分にとって大きな存在だった。百科事典がいつの間にか無くなってしまったのだろうかと考えると少し悲しい。
TVで紹介されていた図鑑ミュージアム銀座。プロデュースは小学館の図鑑 NEO。合わせて紹介されていた「小学館の図鑑 NEO+ 比べる図鑑」を図書館にリクエスト。これが大人でも楽しめる＝というか色々と再確認できる充実の内容にまず驚いてしまった。生き物、乗り物と建造物、世界と日本、宇宙と地球、世界一...と5テーマを掘り下げていく。実際の大きさの比較から色々なことが分かるように編集されているのもスゴイ。全体の大きさ、耳、鼻などの部分から、泳ぐ速度、古代の生き物、惑星、大陸と島、川の長さ、乗り物の大きさと速度。見て読んで飽きない。今の小学生はこれを熱心に読んでいいるのかな。自分が小学生の時この本があったら夢中になってしまっただろうな（初版は2009.7）
ドイツ軍装備大図鑑 制服・兵器から日用品まで
同じく図書館で見つけたのが、鉄ヘルメットから始まるありとあらゆる装備の写真図鑑。材質や使い方、戦争末期につれての材質の変化＝悪化まで触れている専門的内容。不気味なガスマスク、裁縫セット、武器（ブローニングHP35、ワルサーP38など）、筆記用具、カメラ、コンドーム、アコーディオン...。こうした装備や物資を生産し前線まで輸送する手段や労働力（捕虜として連れてこられた東欧のユダヤ人、スラブ人、ポーランド人など）を考えると、いかに戦争が金がかかり略奪の上に成り立っていることもよく理解できる。
■図鑑ミュージアム銀座
https://zukan-museum.com
| |
気がついたのが5:41
真正面に見えた左側、右側に気がついたのがその数秒後。ダブルに気がついたのが5:44。いよいよ色濃くなってきたのが5:51。ダブルがつながって見えたのが6:01。中座して朝食の支度を再開し、6:13ベランダに戻ると青い空にシングル。
約30分のダブルレインボウの行方を見ているだけでワクワクしまった。
| |
もう、スニーカーじゃないとムリ
久々に（仕事で）ハイヒールを履いたら歩けないほどの違和感＆頭痛だった奥様。もう数年間スニーカー一本やりの毎日。私も革靴は半日でギブアップしそうだから、いかに今まで不自然なことしていたのかと思う。
お気に入りのシルバーのスニーカーが壊れたのでここ数ヶ月代わりを探している最中。adidasはここんところスタンスミスの変形ばかりだしてつまらない。いつものように買い物が済み、いつも通り過ぎるけど真剣に見たことのないCAMPERの店をくまなくチェックするうちに見つけたのがこれ。
なんでもシルバーは限定品。247gの軽さ、牛革のやわらかさ、クッション性のいいソール、かわいいデザイン。流石スペイン製。天気が良くなったら履いて出かけるみたい。メンズはこのシリーズがないけど、Twins あたりが気になっているけどどうだろうか。
■CAMPER Runner UP Silver
https://www.camper.com/ja_JP/women/shoes/runner/camper-runner-K200508-041
| |
遠くで見ると大きく見える雲
近づくと小さく見えるのは何故だろうか？久しぶりに三番瀬環境観察館に寄り2Fデッキから三番瀬を眺める。強烈な日差し、子どもたちの歓声、もこもこの雲。自然が織りなす姿に見入ってしまった。「野鳥図鑑プチ」春・秋編と街編をもらって帰る。近所で見かける気になる鳥たちの名前が良く分かった。三番瀬環境観察館はコンセプトはいいけど、もう少し内装とかテコ入れするともっとよくなると思うけどなぁ...。
■三番瀬環境観察館
https://www.ces-net.jp/sanbanze/
| |
待ってました、この時を
一昨日から直売所がオープン。船芳園さんの梨と湯あがり娘（枝豆）を求めて早起き出発。開店直後の9:00には多くのお客さんで静かな熱気。デザインが変わったビニール袋もかわいいし、もちろん特製ふなっしー柄の5kg箱も予約。店内のポスターもユーモア溢れて盛り上がる。スタンプラリーも無事に終わり帰路。
甘みと風味
船芳園さんの枝豆（湯あがり娘）は、もう、とにかく日本一。枝豆の銘柄はこれから色々と出てきているが同じ湯あがり娘でも、ここじゃないとこの甘みと風味は出てこない。帰って早速丁寧に茹でると、もぉ、甘みといい風味といい最高じゃないか。明日の朝の梨（幸水）が楽しみだ。
そうそう、帰り道のこと。割と渋滞。目の前のクルマのナンバープレートに釘付け。船橋ナンバーはこういうデザインだったのかとまじまじ。しかも番号にもニヤリ。帰宅後慌てて検索してみると、2019.10月に市民投票で決まったらしい。テーマは「梨とアンデルセン公園」。船橋市のサイトのサンプルが「ふ27-84」で「ふなばし」になっているのも納得。在住の人でこのプレートで番号が「ふなっしー」の人多いんだろうなぁ...きっと。
----
1個々新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れてあるのを朝むいて。甘くてジューシーでとてもおいしい船芳園さんの梨。この季節がしばらく続くと思うと、なんか幸せ...
(2021.8.1 7:32追記）
| |
気持ちのいい環境
阿部慎太朗さんの個展に早めに着いたので周辺を探索。目の前にはひまわり畑、習志野中央公園沿いの細道を歩いていると、今年初の蝉の合唱。芝生のグリーン、真っ青な空に浮かぶ白い雲が眩しい。高低差のある地形を生かした建物。急な階段を降ると別の世界が開けているなんて、ちょっと魅力的な場所だなぁ。
florist.flyers
ギャラリー林檎の木andRのB2Fにイベントスペースにflorist.flyersさんが花を並べていた。天井から吊り下げられた葉っぱに目がいき尋ねると「ディスキディア・フォルモサナ」と。水やりは乾燥してから1週間に1度程度、直射日光に当てないこと、と説明。帰宅後、リビングのコーナーにレイアウトすると、まるで数年前から居たようにすんなりとマッチングしてしまうから不思議だ。水分を溜めている丸葉のプルプル感がとてもかわいいてなんども触ってしまった。
いい器を見つけて、好みのグリーンも見つけ、4連休初日はいいことばかり。
■florist.flyers
https://www.instagram.com/florist.flyers/
■gallery&rental space 林檎の木musubi
http://www.gallery-ringonoki.com
| |
人生は五十一から 1998.1.1〜2003.12.25
本音を申せば 2004.1.1〜2021.7.8
高校生で初めて手にした『日本の喜劇人』以来の大ファンで、物事を考える基準や映画の見方を教わってきた小林信彦さん。週刊文春の名コラムは、毎週楽しみに読んでいたし、定期購入していたときは切り抜き〜年に一冊単行本になり〜三年後に文庫本になるというサイクルをもう20年以上続けている。単行本は図書館で借り一年分をまとめて振り返り、文庫分は購入し再確認。喜びや悲しみ怒りは生々しく覚えているが、三年後には記憶を回復させるために機能するパターンを続けていた。
『人生は五十一から』のあとがきには、
日本人は＜変わってない＞という感想を持ちます。大衆は権力者につねに騙され、大新聞とテレビが権力者に寄りそう、という在り方には、現在の身近のことを書きながら戦中・戦後の記憶を串刺しにする方法でしか対抗できません。
最終回では、
テレビもマスコミもたじろいでしまったから、＜五輪とワクチン不足＞なるスローガンがまかり通った。オリンピックを強行するための幼稚な作戦だが、かつての東條内閣のようなものに牛耳られた過去を持つ国民は、心ある人々の反対にもかかわらず、不満ながら足を止めた。（中略）政治家は五輪の必要だけをもちだすので、世の中バランスが狂っている。とにかく、オリンピックとコロナ禍（※）だけに専念すれば、平和な世の中がくると思っているらしい。
コラム内で使われている＜コロナ禍＞という言い回し、報道〜その受売りの人たちが無造作に使っているが、私個人的には好きではない。禍（わざわい）は人的ミスによる凶事という意味もあるし禍々しいという言い方を思い浮かべてしまう。まぁ、これまでの政府・官僚のミスで事態を未だに計画的に収束できないままオリンピックに向かっているのは禍（わざわい）と言い換えるなら納得もできるが。
話は戻って、4年前に脳梗塞で中断し〜生還してからいつかこの日が来るだろうと感じていたが『本音を申せば』が終了してしまうのがとても残念だ。『決定版 日本の喜劇人』で一つの区切りがついたのだろうか。でも、このクロニクル的エッセイに多くを学んでいただけに、心から感謝したい気持ちでいっぱいだ。
| |
もう半年過ぎて
うん、そろそろ再活動しないとネ。狂ったように咲いてしまったアサガオにも言われそう。気分を変えて、冷えたお酒に合いそうな献立。白和えときゅうりとたこの酢の物は下ごしらえを丁寧に作るととてもおいしい。焼きなすの甘酢だれはさっぱりと、みょうがをたっぷりかけて。
すっきりと晴れて、あまり暑くなりすぎないような夏が早くこないかな。
| |
最近のコメント