Casa de Borinquen

アサガオがいっぱい、そしてツバメの旅立ち

曇りのち晴れ
昨日６つ、今日５つ。もう今年になって37も咲いているアサガオ。季節が一ヶ月以上前倒し。一方、ツバメは同じような時に戻ってきて、子育て。早朝、近所で定点観測してる家族が連れ立って気持ちよさそうに飛んでいた。駅まで行って帰ってくると巣がひっそり。もう何処かに旅立ってしまったのかと思うと、ちょっと寂しいなぁ...

おはようって言葉は、今日１日幸せに過ごせるようにするおまじない 我が家のおまじないはおいしいバターとコーヒー、雨に濡れたアサガオ

雨に濡れたアサガオ
雨が降ったりやんだりのどんよりとした朝。今年21個目のアサガオは雨に濡れていつもと違う表情が美しい。シン・エヴァンゲリオンで印象的だった言葉は色々あるけれど「おはようって言葉は、今日１日幸せに過ごせるようにするおまじない」が好き。日曜日の朝はゆっくりと物事をスタートさせながら、ぼんやりと過ごす。たまにはこんな朝があってもいいと思う。

茶筒とコーヒー豆
平松洋子さんの『決定版 一生ものの台所道具』には、道具選びのコツ、使い方、基本の道具、平松さんの愛用道具。長谷川製陶の土鍋、ホーロー鍋、鉄製フライパンなど、我が家にもある、または実家になった台所用品たちが紹介されてとても参考になる。いい道具は料理へのモチベーションも上げてくれることも納得。何度も通っている合羽橋の釜浅商店でそろそろ包丁を新調したい、と前向きになっている。

なにげなく京都・開花堂の茶筒の紹介を読んでいて、こういう複雑な製造過程で出来上がるんだなと感心していたら、家にもあるよと。丁寧に洗って磨いてみるとなかなか堂々とした構えが気に入った。これはコーヒー豆の保存にもいいのでないかと考え、入れてみると200gちょうど入った。

ちょっとご無沙汰していたSwell Freshness Coffeeへ。今年で10周年...とか話しながら、選んだのはコロンビア・エメラルドマウンテン。香りとバランスの良い味わいがとてもおいしい。コーヒーは土日の朝しか飲まないのでちょっとした贅沢もいいだろう。

世界観が変わる森林ノ牧場のクラフトバター
注文してから3ヶ月経過してようやく届いた森林ノ牧場のクラフトバター。牛乳から分離した生クリームを、ひと晩かけてじっくりと発酵させ、昔ながらの「チャーニング製法」で作ったバター。色が濃い黄色、味も香り高くコクが素晴らしい。MEINAのパンに有塩と無縁で味比べ。これまで持っていたバター観をひっくりかえしてしまうほどおいしい。二人でおいしいねぇ〜とそればかり言いながら食べてしまった。コロナが落ち着いたら行ってみたいな。

■生豆焙煎工房 スウェル
http://www.swellfreshnesscoffee.com/index.html

■森林ノ牧場
https://www.shinrinno.jp

えへん、昨日梅雨入り宣言したばかりなのに海に浮かぶ入道雲にょきにょき 焼きなすと薬味たっぷりのそうめんとアスパラの昆布締めでで初夏らしく

みるみるうちに青空
朝の曇り空がみるみるうちに青空になり海に浮かぶ入道雲がにょきにょき。昨日梅雨入り宣言したばかりなのに、もぉ。それでは夏らしい献立を。

焼きなすと薬味たっぷりのそうめん
自宅で作ると好きなだけ薬味を加えることができるので薬味好きの私にはうれしい。きゅうり、みょうが、青ネギ、生姜、そして焼きなす。熱した網の上で、なすの皮の表面に焼き色がつくまでじっくりと（辛抱しながら）30分。もうそろそろ？と思いながら無心にひっくり返していた。昆布と鰹節で濃い目に作っためんつゆに仕上げの半ずりの煎り白ごま。もう、そうめんの季節なんだね。

アスパラの昆布締め
軽く湯がいたアスパラを昆布締めし冷蔵庫で2時間。さっぱりとして、今や我が家の定番。昆布締めする前にほんの少しの塩加減が大事。

ドクダミの花言葉は、白い追憶

 

ドクダミの花言葉は

白い追憶

穏やかでやわらかい

お人柄を想いだして

 

 

決定版 日本の喜劇人 72年に単行本に出て以来幾度も加筆・修正された名著が連載開始から50年目に決定版になったことを喜んでいる

物事の判断を決める時の道標
いままで出会った本の中では、河村要助さんの『サルサ天国』『サルサ番外地』と並ぶほど個人的には最重要な本は『日本の喜劇人』だ。72年に手にしてから、77年『定本 日本の喜劇人』、82年『日本の喜劇人』（文庫本）、2008年『定本 日本の喜劇人』（函入り二巻）と幾度も加筆・修正されてきたのも必ず手にしていた。雑誌「新劇」の連載開始から50年の今年に『決定版』が刊行。

2017.4月に脳梗塞の発作〜闘病生活〜無事帰還（様子は『生還』にまとめられている）したときはどうなることかと心配をしていた。それでも週刊文春の連載も再開されホッとしていると、『日本の喜劇人』の決定版を遂行中と連載内にあって小躍り。アナウンスから半年後にようやく届けられ、感無量。

内容は『日本の喜劇人』と『喜劇人に花束を』を合わせた内容。もう何度読んだかわからないほどの2冊が、今の視線で加筆・修正。志村けんや大泉洋（これは意外だった）まで触れている『日本の喜劇人』最終章がうれしい。

実際に観たものだけを評価していくスタンスのあり方にはとても影響を受けた。個人的には、「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」「シャボン玉ホリデー」「日活アクション（小林旭＆宍戸錠）」はほぼリアルで観ているので、それ以外はこの本で知ることが多かった。ロッパとエノケンで始まる小林信彦さんの体験談が伊東四朗まで流れ着く長い道のりをじっくり読むことはこの上ない喜びだ。

小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ！
シネマヴェーラ渋谷で5/22〜6/4まで公開されている「小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ！」はこの本の刊行記念。映画館の方にお伺いしたところ、映画館と小林信彦さんで相談しながらプログラムを決めたそう。

「映画館としては珍しいものを上映したいし、先生はこれは外せないとおっしゃるし...」

なるほど、それでこれは違うんじゃないの？と思うプログラムもチラホラあるし、これは小林信彦さんが選んだものとなんとなくわかってニヤニヤ。それでも、DVD化されてない「喜劇 とんかつ一代（7/21 DVD発売予定）」「三等重役」「ろくでなし稼業（つい最近からPrime Videoあり）」「人も歩けば」は必ず観に行きたい。

■シネマヴェーラ渋谷
http://www.cinemavera.com/index.html

行平鍋と憧れの落し蓋で肉豆腐を作る なんとなく作っているのが楽しくなる組合せだ

憧れの落し蓋
いままでは、クッキングシートを丸く切って、アルミホイルを鍋に合わせてまるめて代用。それはそれで良かったけど、行平鍋を釜浅商店で買った時に店員さんに相談して落し蓋も同時購入。焼き豆腐、ネギ、ブナシメジ、糸コン、牛肉、新玉ねぎ、煮汁が少ないかなと思ったけど、この落し蓋のおかげでまんべんなく味がしみてふんわりとした出来上がり。

お酒でちょっとつまんで、後はご飯の上にのせてミニ牛丼。最近「孤独のグルメ」を拾い見してて、決まって最後は（腕まくりして）ご飯の上におかずをのせてガモガモ...が多く、ちょっとやってみたくての肉豆腐。お下品だからヤメなさい...と言われそうだけど、これがウマいんだ、もぉ。

食後は若鮎型の和菓子。形もかわいいし求肥の口当たりがとてもおいしかった。

ACCIDENTALLY WES ANDERSON まるでウェス・アンダーソンのロケ地みたいな場所の写真たちは偶然なのか意図的なのか

思わず本屋でキャッと叫んでしまった
新作『The French Dispatch』が公開延期になったままのウェス・アンダーソンの映画。もぉ、待ち遠しくて待ち遠しくて悶悶としてしまっている。先週西新宿へ行ったついでにブックファースト新宿店に久しぶりに寄ってみた。ここは、映画・音楽・芸能も充実してかなり信頼できる品揃えがまずいい。今は閉店してしまった六本木青山ブックセンターに近い内容だろうか。数々の本をチェックしているとあっという間に1時間は過ぎてしまう。そして、思わずキャッと叫んでしまったのがこの本（邦題：ウェス・アンダーソンの風景）。

偶然なのか意図的なのか
ドキドキしながらページをめくるとウエス・アンダーソンの世界が広がっていて、ロケ地写真集と思ったが、実はそうではない。ワリー・コーヴァルとその協力者が作ったトラベルガイド集。写真の選択が「もし、ウェス・アンダーソンだったら...」という視線。本人からの序文は、

本書におさめられた写真は、ぼくが出会ったこともない人々が（わずかな例外をのぞいて）ぼくが見たこともない場所や物を撮ったものだ----実際、ぼくが撮りそうな写真だ。

偶然に（accidentally）ぼくであるということはどういうことか、よく理解できた。どうもありがとう。じゃあ意図的に（deliberately）ぼくであるということは、どういう意味なのだろうか。きっとぼく自身のことを指すのだろうかが、いまだによくわからない。けれどそれは大したことじゃない。この本を作った人たちには、ほかにはない魅力的な風景を発見し共有してくれたことに、心から祝福と大きな感謝を示したい。

写真は地域別に並べられている。もちろん日本もあるし（裏表紙は京都嵐山だ）、キューバもある。それぞれに丁寧かつウィットに富みユーモラスなコメントが付いて、読み物としてとても楽しい。自分自身も、ウェス・アンダーソン目線の写真を撮りたいな。

国内外問わず今はどこかに行こうと思ってもなかなかいけない状況が続いていて部屋にこもりがち。いかにもウェス・アンダーソンが撮りそうな風景を眺めるだけでも心が穏やかになってくる。もちろん、サイトもあり写真の検索が、地域別、カテゴリー別、色別で出来るのでiPadでチラチラ見ているとあっという間に時間が過ぎてしまう。

■ACCIDENTALLY WES ANDERSON
https://accidentallywesanderson.com
https://www.instagram.com/accidentallywesanderson/

■ワリー・コーヴァル氏のインタビュー
https://natalie.mu/eiga/column/407878

BORDERLINE 中原亜梨沙下図集 刊行記念展@西新宿 力強い線＝境界線が導く浮かび上がる形 ご本人から制作過程も教えていただき下図の感情豊かさも知る

最初からあったもの
チャールズ・ライトの「結局のところ、最後まで残るのは、最初からあったものなのだ」という言葉をふと思い出していたのは、「ORDERLINE 中原亜梨沙下図集 刊行記念展」を開催していたホテル内の小さな会場だった。画集『ゆうなれば花』を手にしてからすっかりその魅力に取り憑かれて5年。待望の個展が開催を知って、5月の霧深い西新宿へ。

下図の線
下図というものはあくまでも下図であって、上に塗り込められるものの前の姿と思っていた。初めて見ることが出来た下図の力強い線に目が止まった。目の輪郭線、二重瞼、上瞼、下瞼、涙袋、じっと見つめる強い視線。きりっとした小鼻、ふんわりとした唇、くっきりとした背景。これらの力強い線が導く形のことがもっと知りたくなった。

制作過程
ご本人がいらしたので、ほんの僅かな時間の中『下図集』も交え、制作過程について丁寧に教えていただく幸運に恵まれた。クラフト紙に下図を描いた後、麻紙〜チャコペーパー〜下図を重ね下図をなぞる。力強い線が黒く光っているのは、なぞるために4Hの鉛筆を使っているため。麻紙に転写された線に水干絵の具で絵付け。

線＝境界線が導く浮かび上がる形を間近に知ることができて、とても素晴らしい時間を過ごすことができ多幸感に包まれていた。『下図集』には幼い頃からの話から「BORDERLINE」への思いが記されている。

帰宅後、暗くなってきた部屋で画集『ゆうなれば花』と交互に見比べていた。

ル・クシネ@根津 大田ハムのベーコンとスイス産グリエールチーズが生み出すキッシュロレーヌの非の打ち所がないおいしさ そして、冷製トマトカッペリーニの季節がやってきた

昨夜に続きル・クシネさん
大田ハムのベーコンとスイス産グリエールチーズ、とことん炒めた玉ねぎの苦さ。非の打ち所がないおいしさがいっぱいのキッシュロレーヌ。食後は、ラズベリーのケーキ（ビスタチオがおいしい）とガトーショコラ。ル・クシネの素朴ながらも甘味な感触って大切だなぁと実感している。

夏が近づくと冷製トマトカッペリーニ
もう、そんな季節なんだね。さまざまな色のトマトとフルーツトマトにバルサミコをじっくりと3時間マリネしたソースがとてもおいしい。これが、きっかけになって冷やし中華...も食べたくなったぁ。

ル・クシネ@根津 ぎっしりと具がつまったミートパイとパテドカンパーニュの極上のおいしさ 帰りに寄った合羽橋釜浅商店で見つけた気になるものあれこれ

ずっしりと重いミートパイ
イメージとしては月餅のような形、実際にはキノコ型でずっしりと重い。真ん中からざくっと開くと、んまぁ具がぎっしりとつまっている。そうそう覆麺花木のわんたんもそう。やっぱり、こうでなくっちゃ。サクサクふんわりのパイ生地と合わせて一緒に食べると実においしい。パテドカンパーニュの繊細な味わいでMEINAのパンにのせると香ばしい。食べたかったパテドカンパーニュ。キッシュと合わせて三役揃い踏みだぁ。

帰りは合羽橋
釜浅商店を再度チェック。前回購入で大好評の「包丁にやさしいまな板」の特小サイズ（20x15cm）を購入。薬味とかトマトを切る時に重宝しそう。2Fはよりディープな内容で、プロ向け仕様。小麦粉を振りかける時に便利そうなパウダー缶も購入。レジ脇に置いてあった南部鉄器のナスの箸置きに興奮。2個で94gのずっしり感とテカリ、そしてかわいらしさ。

包丁に悩む
新しいいい包丁が欲しい。そう思いながら色々研究しているが未だに踏み切れない。牛刀21cm以上...まで決めかかっているが、次回はもっと研究した上で店員さんと相談してみたい。

前蛹から蛹
体を曲げてじっとしている段階が前蛹。今朝起きたら、いつのまか蛹に。白い塊は蛹になる時に余計なものとして落下したものだろう。あと2週間ぐらいで羽化するのだろうか。いまから楽しみ。

覆めん 花木@東中野 正油背油ラーメン＋わんたん（生姜・あおされんこん）いつ来ても進化し続けるトキメキのおいしいさ

昨日から具材を変えたとか
やや濃いめのかえし、奥行きのあるスープ、ぎっしり具が詰まってはち切れそうなわんたん（生姜・あおされんこん）、とろりと溶けだすチャーシュー。この愛おしいハーモニーに何度もときめいてしまった。

いつ来ても驚きとたゆまぬ進化。限定やスペシャルに依存しない、この姿を静かに応援したい。

もう7月の気候
今年二個目のアサガオ、もうすぐ蛹になりそうなアゲハの幼虫、近所の公園のバラ園。もう7月の気候に身も心もウキウキ気分。定期点検を終えたRFのルーフを上げて青空をたっぷりと満喫。

平野甲賀 1938-2021.3.22 大切な本の装丁は平野さんが手がけたものばかり

本屋とレコード屋巡りで一日が過ぎていく
ネットもSNSもない頃はそうして一日が終わっていた。閉ざされているようで想像だけは無限と信じていた頃、本屋の気になるコーナーには決まって昌文社の本が並べられていた。いや、昌文社の本を探していたというべきか。

図書館借りている『平野甲賀 装幀の本』（※1）を眺めていると読んではいないが見たことのある本が数多く目には入ってくる。平野甲賀さんのことを意識したのは小林信彦さんの『日本の喜劇人』『「世界の喜劇人』だった思う。タブロイド版の大きさのワンダーランド〜宝島の創刊は激しく刺激的だった。

一連の小林信彦さんの著書ではしばらく河村要助さんとのコンビ（※2）が続いていて新刊が待ち遠しかった。タイトルの描き文字の雄弁さと意図にも毎回驚かされていた。『僕の描き文字』に収められた文章には、94年以降Mac+Illustratorで製作を始めていたとあり、デザインへの真摯な姿勢を感じてしまった。こうして、気ままに改めて並べてみると装幀の良さが中身の良さも表していることに気がついてしまった。

※1：1964〜1984までの約1,300冊の装幀集（1985）
※2：サイン会で小林さんに「河村要助さん平野さんは小林さんの指定ですか」と尋ねると「出版社の方針です」と回答いただいた。この辺の話も『僕の描き文字』に書かれている。

平野さんが亡くなったことは小林信彦さんの週刊文春の連載コラムと以前印刷のことでお世話になった方のFacebookの書き込みから知りショックを受けてしまった。そして、今月末に発刊する『決定版＜日本の喜劇人＞』が小林信彦さんとの最後の仕事になってしまった。

喜劇人に花束を（小林信彦）1996
日本の喜劇人（小林信彦/中原弓彦名義）1974
平野甲賀 装幀の本 1985
古川ロッパ昭和日記 戦前編、戦中編、戦後編、晩年編 1987〜1989
私設東京繁晶記（小林信彦、荒木経惟）1984
怪物がめざめる夜（小林信彦）1993
ぼくたちの好きな戦争（小林信彦）1986
定本日本の喜劇人（小林信彦）2008
マルクス兄弟のおかしな世界（翻訳小林信彦/中原弓彦名義）1978
大阪の笑芸人（香川登志緒）1977
東京のロビンソン・クルーソー（小林信彦）1974
エルビスが死んだ 小林信彦のバンドワゴン1961→1976（小林信彦）1977
紳士同盟（小林信彦）1980
紳士同盟ふたたび（小林信彦）1984
唐獅子源氏物語（小林信彦）1982
悪魔の下回り（小林信彦）1981
裏表忠臣蔵（小林信彦）1988
発音訓練（小林信彦）1984
サモアン・サマーの悪夢（小林信彦）1981
ちはやふる奥の細道（小林信彦）1983
夢の砦（小林信彦）1983
極東セレナーデ（小林信彦）1987
世間知らず（小林信彦）1988
花のサンフランシスコ（アラム・サロイヤン）1982

平野さんのことは2015.5月にも書いていることを思い出した。
https://borinquen.typepad.jp/blog/2015/07/hiranokouga.html

すくすくと育つアゲハの幼虫にビックリの毎日 どこから、どうしてやってきたのか謎は深まるばかり

謎は深まるばかり
アゲハが突然羽化して、いつの間にか飛び去ったのが4/24。夏みかんの樹の葉っぱがぎざぎざになっているので、よく見たら幼虫らしきものを発見したのが5/1。身長は15mm。5/2には20mmに成長。5/4には30mmぐらいになって、活発に移動しながら葉っぱをムシャムシャ。

今朝、変身
さてどうかな...と覗いてみると変身し身長も40mmに急成長。枝でチョンと突くと、黄色い角を出して、なんか臭い液を噴射。動きは少なく、何かを待っているかのようにじっとしてしている。

どこから、どうしてやってきたのか謎は深まるばかり。

出会いと別れ、そして亡妹の誕生日

やってくるものは

何ひとつとして留まろうとしない

カーヴァーの詩を思い出しながら

出会いと別れについて考えていた

亡妹の誕生日

 

突然現れ、ふと、目をそらした瞬間にどこかへ飛んでいってしまった今年のアゲハ

今年も出会って
昨日、蛹が妙に茶色になったのに気がついたのが午前中にベランダの水やりをしていた時だったらしい。がんこから帰ってきて、その話を聞いてベランダに出てみると羽化。羽を閉じたままじっとしていたと思ったら、羽を広げたり閉じたり。しばらく経つとちょっと上の葉の上で羽を広げていた。ふと、目をそらした瞬間にどこかへ飛んでいってしまった。

昨年の10/28に突然モスラが現れる。帰宅するとどこかに行ってしまったと思い込んでいた。今年の4/4に葉を少し整理していたら蛹を発見。てっきり、ベランダに出入りしてクリスマスホーリーをむしゃむしゃ食べてしまうヒヨドリに食べられてしまったと思っていたので、うれしい発見。それが、わずか20日で羽化。昨年は数日かけて飛び去ったけど、今年は突然現れていつのまにか飛び去った。

2014.8月、千倉の帰りに拾った夏みかんの種が発芽して、その小さな木にあげはが育つなんて、なんとまぁ自然の営みは計り知れないなぁ...とつくづく思ってしまった。