Casa de Borinquen

2007.7.2-2020.11.30 調布西新宿関連のミッションが終了 まだまだやり残した感もあったが同時にやりきった感もあり清々しいラストデイ

一つの区切りとして
長いようであっという間に終わったような、正直まだまだやり残した感もあったが同時にやりきった感もあり、ある種の清々しさと安堵感で帰宅。ユリの花の香りがゆっくりと出迎えてくれる。もうしばらく観覧車のある風景も見ることもないと考えながら、今日一日をぼんやり振り返っていた。

お疲れ様のすき焼き
意外な提案で急遽久しぶりのすき焼き。舞浜地ビールを飲みながら、お世話になった方々への感謝と昨日も今日も明日も地続きだなぁ...とか考えていた。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 亀の手不純ホタテスペシャル 潮の香りにホタテの甘さが加わり天下無敵

折り合いがつかず12日ぶり
平日は急な休みが多く、週末は用事が立て込んでいて12日ぶりのがんこ。JR四谷から約1km/15分の往復も自分自身の中では定番化。昨日の亀の手スペシャルベースの不純にホタテ貝を加えたスペシャル。潮の香りがほんのりした途端にホタテの甘さが忍び寄る家元チューニングがありがたい。予想外の大ぶりのホタテのトッピングはスペシャルならでは。たっぷりの悪魔肉からの滋味が溶け出すと、スープにも変化と深みが現れる楽しみもいつもようにウマいなぁ、流石だなぁ。

開店30分前に到着、まばらな列。「ジンクスだから」と家元。もう、ストーブの季節。夏は扇風機、冬はストーブ。見慣れた光景だけど、やはりありがたいナ。

Apple Watch Series 6 ちょうど1ヶ月目で色々と気がついたことあれこれ

もう1ヶ月...
電話やメールが来るとブルブル、メッセージの返事はSirで、改札ではSUICA。もう手放せないApple Watchは時間を中心としたインフォメーションツールといった概念から、健康の未来を考えるツールに進化していることを実感。

・深呼吸の催促
・手洗い時間
・血中酸素ウェルネス
・心拍数
・ワークアウト

駅⇔会社、京葉線ホーム⇔中央線ホーム、家⇔駅を繰り返していると、一日のアクティブティが達成。「達成しました！」とか「あと、もう少し」とかのメッセージが、意外と励みになっていたりもするし、その気になってたりもする。

昨日は、市役所〜浦安 幸来というコースを歩いてみた。境川の猫を冷やかしたり、13年ぶりに高速道路の上を歩いてみたり、クルマならあっという間に過ぎ去ってしまう場所を丹念に歩くのも悪くないと思い始めていた。健康の未来が、手首の上に...って本当なんだね。

浦安 幸来@浦安北栄 浦安そば 地元愛に溢れた本格和風ラーメンが大切にする「浦安魂」とは...

そうだ歩いてみよう
市役所に用事があったため、どうせなら歩いてみようと思い立つ。そして、そのゴールを随分前から気になっていた「浦安 幸来」に決めた。そして、お目当ては「浦安そば」。曇りで小寒い通りを風に吹かれて1:10でちょうどオーブン直後に到着。すでに、お客さんがちらほら。

見事なスープに唸る
鰹節と昆布の魚介と鶏のWスープ。磯の香りを含ませたかえし。まるで上品なお吸い物を味わうかのような美しい滋味深さ。そして、コシがあり味わい深い自家製麺。ハマグリ、焼き椎茸、鯛、煮玉子を丁寧にのせた、スキのないビジュアル。崩してしまう＝食べてしまうのが惜しいくらいだった。

地元の食材と地元愛を惜しみなく注ぎ込んだ素晴らしい味わいに、何度もため息をついてしまった。オープンは昨年の7月、もっと早く来ればよかったと少し後悔。でも、他の塩鶏そば、鴨南そば、味噌そばも気になるし、Facebookで告知される平日限定日替わり（かきそば＋ブタの生姜焼き丼、野菜タンメン＋ミニ天丼、辛子味噌そば＋あじのなめろう丼、塩とりそば＋ラーメン屋のカレーライスなど）も大いに気になる。これから、出かけることも少なくなることだし、ウォーキングも兼ねて通ってみたくなるお店。

つつじヶ丘の柴崎亭、東中野の覆めん花木。こうして地元にも密着したお店、大事にしたいな。

■浦安 幸来
https://www.urayasu-kourai.com
https://www.facebook.com/urayasukourai/

覆めん 花木@東中野 味玉ラーメン＆わんたん2種＋青唐辛子 生姜わんたんとあおさとれんこんのわんたんにも秘密があったとは

気持ちのいい天気
真っ青な空にふさわしい清湯スープに誘われてRFのルーフを開けて調布から東中野へ。14:00過ぎでは行列もなく落ち着いた佇まい。迷わずわんたん2種も追加。清廉潔白な澄み切ったスープはひねりのないストレートな味わいと二種のチャーシューの食感の違い。控えめながらぐっと掴まれる演出に思わず唸る。

そして二種のわんたん
香り立つ定番の生姜のわんたん、あおさの風味とれんこんの歯ごたえ。わんたんの食べ比べ＝堪能できるのは花木さんならでは。そのわんたんの秘密は、花木さんがリツイートしていたラーメンWalkerのコラムでの紹介。しみじみと読んでしまった。

40年ぶりの中野区中央3-16-6
ついでに訪れてみたけど、記憶の風景と全く違っていて、何がなんだか分からなかった。半世紀近く経過していれば、全てが伸縮拡張しているのだからと妙に納得。長い坂道を下りながら「大丈夫だったから...」と会話した場所も消えてしまったようだ。

■ラーメンWalker（覆めん 花木）
https://ramen.walkerplus.com/article/4034529/

菊うら@西新宿 トロたくのせ海鮮丼ときのこのかき揚げうどん おいしいものを食べていると心が安らぐ

雨がしとしと
とてもお世話になった方とお会いできるならばと選んだのが西新宿の「菊うら」。週替わりランチが目当てでよく通っていたけど、ここしばらくは随分時間が開いてしまっていた。今週は、寒くなってきたのにピッタリの、トロたくのせ海鮮丼ときのこのかき揚げうどん。出汁の効いた薄口の汁に細いうどんとしゃきっとしたきのこのかき揚げの組み合わせがとても上品。彩りも艶やかな海鮮丼はトロたくのせ。こちらで覚えたのが、お刺身を1cm角の大きさにそろえるこ歯ざわりがよくなること。ちょっと混ぜ合わせてさじですくって食べると、おいしいハーモニーに包まれて幸せな気分。

ひとつの区切りの直前に色々とお話。寂しくもあり、どこか晴れがましくもあり。いつか世の中が落ち着いて、お互い元気な姿で再会できたらいいなぁ。

PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI / ASAKO IWAYANAGI PLUS@等々力 朝も夜も昨夜の続きで幸せいっぱい

穏やかで静かな朝
季節のスコーンとピーナッツバターパンをオーブンで温めて朝ごはん。むっちりと具が詰まったスコーンの味わい深さ。甘さを抑えた香り高いピーナッツバターとラズベリーの対比。奥の厨房＝実験室で出来たてを頼んだことを思い出しながら、濃いめのコーヒーと。

トマト味が食べたい
夜は、豚ロースとセロリ、じゃがいも、玉ねぎのトマト煮。ホールトマトを使わずに、トマトジュースと生トマトで作るのが我が家流。

そして、お待ちかね
大好きなビスタチオベースのヴェルピスターシュ。りんごと柿のタタン。タタン本体よりも圧倒的なりんごと柿のペースト。りんごの酸っぱさと柿の甘さのに惹きつけられる。

ああ、二日間幸せづくし。
今年のクリスマスケーキはここで。
何を選ぼうかどうかいまから思案中。
http://www.a-patisserie.com/pdf/asakoiwayanagi_2020noel.pdf

PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI / ASAKO IWAYANAGI PLUS@等々力 まるで実験室みたいなお店から創られるおいしいものたち

前から気になっている
と、言われて、じゃぁ行こうと、珍しくその場で決めて等々力へ。線路沿いの静かな住宅街の一角は、ファンの方々が静かに集まっていた。コンクリートを基調とした硬質な店構え。ボタンがかわいい白衣を着た男女が忙しそうにしているので「まるで、実験室のようですね」と声をかけると「その辺もコンセプトになってます」と。

向かって右側の「ASAKO IWAYANAGI PLUS」で焼き菓子を見繕って、左の「PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI 」へ。どれもこれもワクワクしてしまいそうなケーキがずらりと並べられて、幸せの入り口に立っているような錯覚にくらくらしていた。

今夜はキッシュとデニッシュ
そう決めて、にんじんスープを作ってほうれん草かぼちゃのキッシュとトマトモッツァレラのデニッシュ。上質のピノ・ノワールを少し残して、ブールアラクレームとクレームショコラキャラメル。チョコの上にオレンジピール、多層なチョコレート。上品で静寂な味わい。心が幸せになる味わいに二人で盛り上がってしまった。

等々力って
もしかして初めての場所。行きは用賀まで高速。帰りは、目黒通り（慣れない道＆狭いので神経を使った）経由湾岸。ポカポカ陽気に誘われRFをオープンにしてぐるっと東京一周した感じ。根津に行ったときのも感じたけど、東京は山が多いなぁ...と。

■PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI
https://asakoiwayanagi.net/

萬福@東銀座 なんのケレン味もない中華そば はじめの物足りなさが次第に旨味に変化する時、初めて食べたラーメンってこんな感じだったのだろうかと考えていた

銀座で二時間近く時間が浮いて
ふと、思い出したのが萬福の中華そば。ほうれん草、シナチク、チャーシュー、ナルト。そして三角形玉子焼き。これは創業当時、西支（西洋・支那）料理店だった名残らしい。スープは魚介系を除いた動物系＋香味野菜。そのせいか、食べ始めは、がんこ等に慣れた舌には物足りなさを感じた。ところが不思議なことに食べ進むと妙に旨味を感じてきたのは、小学校の同級生の家の中華屋さんで食べた味を思い出したからだろうか。

町中華も奥が深い。
次はポークライスだ。

待ち合わせは銀座一丁目
表通りを離れた場所で待っている。築85年の奥野ビルはロケ地としても有名で、ビル内も不思議な空間。次回もう少し時間をかけて探索してみたい。

きれいな朝焼け 早起きして調布に行くのも残りわずか

グっと迫る景色
13年前に調布で始まった仕事も残りわずか。早起きして準備をしていると、きれいな朝焼けにしばらく見とれてしまった。朝焼けの日は雨が降るというけど、午後も晴れ間が出てポカポカ。

縮小気味だった浦安植木まつりでもらってきたアッサムニオイ桜とシャコバサボテン。次々と花が咲く始めてベランダを彩っている。アッサムニオイ桜は開いた花にも独特のチャーミングな表情があって可愛らしいなぁ。

柴崎亭@つつじヶ丘 玉ねぎ中華そば 鰹節の香りとネギ油でぐっと深みをましたスープにさらし玉ねぎのシャキシャキ感が加わると、もぉ天下無敵のおいしさ

良心的で誠実な味わい
今日は、定番の玉ねぎ中華そば。初めて食べた時は揚げ玉ねぎをトッピングしていたけど、今はさらし玉ねぎが名脇役。鰹節の香りとネギ油でぐっと深みをましたスープに丁寧に折りたためられた麺もいつもと変わらない。

麺は前回の冬限定豚味噌の時はやや太めだったが、今日はいつもの細さに戻っている。（冬限定豚味噌は「濃い煮干しそば」に変更になったので、ある意味貴重だったのかも知れない）

熱々のスープを堪能した後に、麺をそっとばらして一口。そして、さらし玉ねぎを絡めてもう一口。口内から抜けていく出汁の香りとシャキシャキ感がタマラナイ。奇をてらった食材で気を引くこともなく、オーソドックなきっかけを大切にしているところなんぞは技ありだ。そして、決して裏切らない誠実で親密な佇まいと二人の笑顔。これもまた大切なこと。

そうそう、毎年末恒例の焼豚。今年は、大が@3,500、小（大の半分を別々にパッケージした2個入り）@3,800の二種類。考えてみれば、大をいっぺんには食べ切れないので、半分ずつになっていると保存もしやすい。こうした細かい気配りも柴崎亭ならでは。増えた年末の楽しみが待ちきれないなぁ。

柴崎亭で食べ終わったら気温24℃、最寄りの駅は夜イルミネーション開始。んもぉ、まったく11月下旬というのにぃ...。それでも、あと3日でひとつの節目を迎える。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元仕様上品は輝かしくも人を幸せの虜にする何かを潜ませている

平日営業
今ではまれになっている平日営業。「ハハ、休むと思ったでしょ？」なんて家元BLOGに書いてあたけど、こうなると志ん生の境地。何も噺さなくいてもいいから高座にいてくれるだけでいい。んまぁ、厨房にいるだけではいけないので、そうもいかないんでしょうけどネ。

不純か上品と訊かれれれば
やはり、上品と答えてしまう私。迷わず家元仕様上品正油。紫とか言うのは符牒なのでお客が使うのは野暮でしょ。それはともかく、澄み切ったスープに忍ぶ輝かしくも人を幸せの虜にする何か。節の香りがせり上がり、麺と絡むともう夢心地。

ああ、やっぱりウマいわ、と独り言。家元に「流石のウマさですね」と声をかけると「自慢の味だから」とニヤリ。これだから、止められないがんこの秘密と真実。

野菜をいっぱい食べたいナ

初登場の回鍋肉
お肉が続くのもイヤだし、お魚はおいしいのしか食べたくない。そんな話をしながら晩ごはんのメニューを考えていると、あっという間に時間が経過してしまうもの。まずは、私が選んだのが回鍋肉。家ではまったく話題にならないジャンルだけど、ほら、よくTVCMで頻繁にやっているのをぼんやり見ていると、食べたいモード満々。

仕事帰り材料を買い一人でコツコツと準備しているのもけっこう楽しい。結果、キャベツ、ピーマンは規定量の倍、長ネギの斜め切りも加え、二人分にしてはたっぷりの量で完成。ビールのつまみで食べ始め、後半はご飯にのせてハフハフ。ウマいんだなぁ～、もう。個人的には、中華丼、五目焼きそばなどの町中華メニューも考えているけどOKが出るかどうか...。

紅玉いりサラダ
紅玉、ゆで卵、チコリ、セロリ、クルミ、赤玉ねぎをフレンチマスタードベースのドレッシングで和える。お皿に盛り付け後は、パンチェッタ（なければ上質のベーコン）をゆっくり炒め、にじみ出た脂をまんべんなくかける。パンチェッタとセルフィールを散らして完成。MEINAのパンとロゼがよく似合う冬になると食べたくなる我家の定番サラダ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 貝づくしスペシャルは始めは穏やかに始まり途中ぐぐっと引き込まれる幸せ味

これでもかの貝づくし
昨日のハマグリに加えての沖シジミ10kg＆白貝10kg。貝がメインのためあえてネックを入れない一口目は穏やかな味わい。貝の香りが僅かに漂うと思いながら食べ進むと、途中ぐぐっと引き込まれてくる。Wチャーシューに悪魔肉をやんわりと抑えているところも、流石の家元チューニングだ。

20日ぶりのがんこ。正直なところ純正・上品のローテーションが望みだけど、こうした貝づくしもまたウマいんだなぁ。今日はJR四ツ谷駅から歩いてみたけど、約1km15分なら丁度いい運動になるので、次回も歩いてみよう。

マイルス・デイヴィス クールの誕生 マイルスの声で綴るマイルスという存在

マイルスとの出会い
小学生か中学生の頃、一人でレコード屋に出入りし始めた。おどろおどろしいジャケットに尻込みしていたのが今思い起こせば『Bitches Brew』。これがマイルスとの出会い。次がシングル盤「枯葉」〜死刑台のエレベーター」の音楽。その後CD時代になってから、紙ジャケット仕様のマイルスのアルバムを順を追って聴き始めた。それらを体系的に教えてくれたのが故中山康樹さんの「マイルスを聴け」だった。

『Kind Of Blue』を頂点とした一般的なモダンジャズとして語られることが多いけど、個人的には『Sorcerer』を経由し、『In A Silent Way』から始まるエレクトリックあたりが一番好きなマイルスだ。親戚でもある写真家の内藤さん（マイルスのジャケット写真も撮っている）が『On The Corner』が一番好き...というのにも影響されているのかもしれない。

一番好きといえども、四六時中聴いているわけでもなく、キースがブファブファ弾いている『The Cellar Door Sessions』は年に2回ほど聴くほどだし、普段はマラソンセッションや『Someday My Prince Will Come』『My Funny Valentine』『Get Up With It』あたりをよく聴いている次第。

 

最愛の妻だったフランシスとのエピソード、インタビューを受けた人たちが決まってダミ声になるところ、色々見どころが多かったけど、個人的には映画館の広い空間で比較的大きな音でマイルスの音を堪能できたのが一番だった。映画終わってから気がついたけど、マイルスの声は吹き替えだったらしいね。

観ながら考えていたのが、もう少しでマイルスよりも長生きになること。
最近、ザ・バンド、モータウンの映画を立て続けに観ているけど、マイルスが一番好きかな。

■マイルス・デイヴィス クールの誕生
https://www.universal-music.co.jp/miles-davis-movie/