Casa de Borinquen

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品 三週間ぶりだっただけに余計に心の奥に響く基本の味わいと屈託のない笑顔を導く澄み切ったスープにある真実

純正ヒロポン同様久しぶり
昨日もそうだけどスペシャル続きで無性に欲するのが上品。基本の中華そばこそ、ある意味がんこの基本。コクのあるスープに、二枚のシャーシュー、シナチク二本、味玉、そしてなんとカニカマ。スープと麺のバランスに家元の歴史が凝縮されているようで、一口ごとにありがたみをじんわりと結びつける。好きだということを忘れるくらい大好きだ。

初台から西新宿
見慣れた風景も違って見えた。この先にがんこがあるのかなと思い、打ち合わせ資料のチェックに余念がなかった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 待ち焦がれた純正ヒロポン100 攻め処を知られた私にとってうれしい誤算もあり、やはり忘我にみちびく媚薬が混入しているのではないかと...

おやっ、三週間ぶり
お盆休みスペシャル漬け、明けてもスペシャルが続いため純正ヒロポンは三週間ぶり。いや〜、待ち焦がれてしまっていた。魚介系の風味をやや封じ、常連さんの指摘では動物系が勝っている、攻めどころを知られた私にとってうれしい誤算もあるスープ。きれいごとで終わらない凄みすらも。むしゃぶりつく快感もたまらなく、やはり忘我にみちびく媚薬が混入しているのではないかと後戻りできないトランス状態にクラクラ。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 活き帆立スペシャル100大盛り 夏休み明けのあっさりとして上品なもまたがんこらしいなぁ 心尽くしのブレンドルーカレーもまたおいしかったなぁ

待ちきれなくて早朝出発
やっぱり皆待っていたんだね。あっという間に長蛇の列、開店前には30人強。活き帆立のせいか何故か全体的に静かな雰囲気。あっさりとして上品なスープはまとわりつくものがないすっきりとした軽やかさとその奥にあるコクが深い計算をほどこした独特の軽さだ。やっぱりウマイなぁ...とため息。

限定20名カレー
一列並んだ皆が松屋のご飯持参。私だけ手ぶら。市販のルーを独自にブレンドしたカレーも経験したいなぁ...とオロオロしていると「食べたいんでしょ」と家元から声をかけられ思わず「お願いします！」と。とけてしまった肉、ゴロゴロのじゃがいもとニンジン。普段はスパイシーなカレーを作ったり食べているせいか、やけに新鮮でウマイ。今度我が家も市販品をブレンドして作ってみようっと。

秋味
まだまだ夏。
蝉も最後の声を振り絞っているがビールはもう秋味。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 花咲ガニスペシャル100大盛り 五臓六腑にしみわたる空前絶後のスープに舞う

ぐっと迫るスープに目が眩んだ
花咲ガニといえば2016年大晦日に出会ったきり。なんとまぁ贅沢三昧だったことよ。そして、今日、がんこが夏休みに入る前日、連日のスペシャルの最後が花咲ガニと聞けばいても立ってもいられず7:30前に出発8:22着。それでも20番目。考えること一緒なんだね。重さ800gもある「STAR WARS FAQ」を読みながら待つことに。

一口含んだだけでふくよかな蟹の香りとコクに目が眩み立て続けに二口三口。 五臓六腑にしみわたる空前絶後のスープの蠱惑的な響きにまみれて意味もなく悶絶。どうにか立ち直って麺をすするも後は夢中。まばゆい旨さに舞うばかり。

 

蟹汁ブシャー
潰しの邪魔にならないようにと背後からローアングル。必殺の一本潰しが決まった瞬間に蟹汁ブシャー。寸胴に入れるとキレイな赤みを帯びてくる花咲ガニ。こうして厨房も全部見せてしまう太っ腹加減もいかにも家元らしいなぁ。

この笑顔が見たくて
通ってしまうんだね、きっと。人柄に惚れて、味に惚れて。猛暑の中連日のスペシャルだっただけに明日からはゆっくりと静養して欲しいと、切に願うばかり。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 渡りガニベース桑名産活きハマグリスペシャル100大盛り 官能的で旋律的で軽やかな久々のスペシャルを堪能

休日のスペシャル
一時期予約券配布の時期もあり、同時期に個人的に忙しく休日スペシャルには足が遠のいていた。普段の列も落ち着いて来ていたが、やはり今日は違った。9:15着30番目。列の仕切り直しをして階段へ移動。やれやれ...というよりもなんかこの長蛇の列も懐かしくなってうれしくなってしまった。

官能的で旋律的で軽やか
一昨日の渡りガニをベースにした桑名産活きハマグリスープは、一口目から官能的で旋律的。それでいて軽やか。麺に進む前にスープを一口三口と止まらない。むしゃぶりつく快感もたまらない微妙なトランス状態につくづく溜息が出てしまった。

紫の百日紅
街中に紅白の百日紅。負けじと紫も満開。猛暑ながらも空に秋の気配を感じ始める頃の百日紅が毎年大好き。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 「俺のラーメン人生最後のスープにしようと決めた傑作」純正ヒロポンの味と味をつなぐ情動の力に酔う

口開けは静かに始まる
平日の口開けは単独が多く、待つ間も、呼ばれたカウンターも静か。誰もが息を詰めて家元の一挙一動を静かに見守る。愛してやまないエヴァンスの『You must believe in Spring』のリリカルなピアノに包まれているかのようで美しい。

器からはみ出る二枚のチャーシュー、心なしか盛りが多めの悪魔肉、じんわりとせり出す甘さが官能を呼び起こすスープ。味と味をつなぐ情動の力に酔う。食べ急がないようにじっくりと味わいながら官能の渦にふるえていた...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 どうしても欲しくなった上品はビジュアルも味わいも突き抜けていた

基本の基本
具材が魅力の日もある。それでも基本の基本の上品が欲しくなる。そんな気分になると居ても立ってもいられない。チャーシューが二枚（何故か二枚半でしたが）、シナチクが二本、カニカマが二本（初めてのときは驚いた）、味玉、たっぷりのネギ。そして、澄みきってコクのあるスープ。食べる前からの不思議な高揚感。ビジュアルも味わいも突き抜けて、ああやっぱりウマイなぁ...とため息。月に一回のペースが二回になってきているようだ。

「今日は大盛り？」
「いや、普通で。大盛りだとちょっと多く感じて、夏のせいだろうか」
「年のせいだよ」
「そういえば最近感覚が鈍くなっているし瞬発力もなくなってきているし」
「全体的にそうなるんだよ」

なんて会話を家元といつまでも続けていたい...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100 押すでもなく引くでもない味わいが体に染み込んでいく

ああ、やっぱり純正ヒロポン
モノラルのシングル盤の音圧や奥行きにも似た戦慄の純正ヒロポン。押すでもなく引くでもない味わいが体に染み込んでいく。あぁ〜、これだよとため息まじり。これで暑さにも負けてられないのだ(´•_•`)

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 丸ガニベースの不純は見事に家元チューニングされたマイルドな味わいが多層的

13:00到着8番目
思ったほど列もなく、最近の落ち着きが本物なのだろうか。土日は家の用事が建込みなかなか来れないので、今日は丸ガニベースの不純。丸ガニ15kgだったスープがどのように変化しているかも楽しみだった。

見事なチューニング
スープを一口、二口、三口。丸ガニの香りがストレートに押し出しされると思いきや意外とマイルド。フィル・スペクターのサウンドのように深いエコーの奥でアコースティック・ギターが何本も鳴っているような残像。ストレートに全面に丸ガニの味わいを出してこない家元チューニング。いや～、マイッタな、ウマいじゃないか、と一人頷きながらニタニタしてしまった。（家元はBLOGで正直イマイチと言っていたがなかなかウマかったと思うけどなぁ...＝自分に厳しい）

待っている間横の方と色々とお話してましたが、なんと名古屋から。がんこへの熱い思いを語り合ってしまった。もう人並びしての上品、どうだっただろうか...。

明日から8月
残り5ヶ月で今年も終わり。そんなことを考えながら咲き始めたサルスベリを見ていた朝。それでも、明日明後日は36℃超え猛暑の予想。やれやれ...(^^;

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 上品 どこまでも澄んだ魅惑のスープが静かにしみわたる喜びに打ち震えてむせてしまった

月に一回の楽しみ
ヒロポン/上品/スペシャルとローテーションを組みたいがなかなかそうもいかず、一ヶ月ぶりの上品。昨日は純正ヒロポン、昨夜は家で冷やし中華、そして今日は上品。三食連続でも、もぉ、体が求めているのだからしかたがない。

清廉潔白に澄みきったスープ、チャーシューが二枚、シナチク、なんとカニカマ二本。どれを切り取っても美しいビジュアル。魅惑のスープを静かに口にすると、うんうんとうなずきたくなるような滋味と幸せ感がじんわりとしみわたるからたまらない。

急いで食べたい、いや、じっくり味わいたいと考えていたらむせてしまった。家元も奥さんも大笑い。

「年取ると気管が狭くなるんだから気をつけないと」
「（しばらく返事ができず...）んまぁ、あまりにウマいのでがぼって食べてしまった...んですぅ」

いやはや、気をつけないと...。

食べ終わったら誰も並んでいない状態。家元が「だって今日は定休日なんだから」と。BLOGを毎朝チャックしないといけないスリリングさも、がんこらしいかな、やっぱり。それもこれも含めて、うん、やっぱり通ってしまうんだなぁ...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100 幾多ののヒロポンを味わうたびに感じるあの調べ あーやっぱりたまらないとため息

引き寄せる力
エクスタシーを呼び寄せる純正ヒロポンには、常に温かさがあるし、励ましがあるし、創造性がある。官能のふるえをおさえきれないかのように毎回やられてしまう。家元の笑顔につられてつい大盛りにしてしまうが、今日は普通盛り〜後半セルフ下品。う〜ん、やっぱりウマイなぁ...と前のめりに悶絶。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 連日の熱波にやられた体にグイグイ染み込んでいく

ここ一週間は
んまぁ、とにかく忙しく、おまけに連日の熱波に（冷房にも）やられて体が重くどんよりとした気分。それなら純正ヒロポンしかないと四谷荒木町へ。9:40着、おや意外と空いていて開店後はベンチに座れたほど。冷えたビールを飲みながら待っている休日ならではの楽しみ。

やはり、ウマイ
サラリとしたスープに忍ばせてある深い滋味。一口含んだだけでもその世界に引き込まれてしまう。うん、純正ヒロポンならではの味わいがじんわりと体に染み込んでいく、この静かな恍惚と陶酔。んもぉ、たまりませんネ(´•_•`)

気温34℃、体感温度43℃
仙台に住んでいた幼い頃の記憶では最高気温が30℃を超えたというのはあまりなかったような。あと二週間は続きそうなので気をつけないと...。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 13日の金曜日乾燥帆立貝のヒモ大悪魔ラーメン100大盛り じんわりと滋味が押し寄せてきてあとはおぼろ

4月はベーコン&ホタテ干し貝柱塩
今日の13日の金曜日は乾燥帆立貝のヒモ。う〜ん、関連があるのかな...と食べ終わってから気がついた。それはともかく、今日のは家元が、店頭では「美味しいですよ。皆さんのハードルを超えるかどうか」、店内では「95点はいってる」というほどのウマさ。

一口目ですでに虜にさせるじんわりとした滋味が押し寄せてあとはおぼろ。麺を絡めても、悪魔肉にたっぷりとスープを含ませても、折り目正しさすらも感じさせる艶やかさ。味の解像度やレイヤーの奥深さにとことんマイってしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 久しぶりの不純は大冲シジミベース100大盛り 灼熱に炙られてもなお求めている味わいに参ってしまった

ほのかなしじみの香り
しじみそのものよりもうまくブレンドされた奥深い香りに誘われて一口目でズンときた。思い出しながらもスペシャル含めて不純は一ヶ月ぶり。純正ヒロポンとはまた違う味とコクを愉しんでしまった。悪魔肉と麺とスープを絡めるとひと味もふた味も違う次元に酔いしれた。

気温33℃、体感温度38℃、厨房40℃超え
いやもう、倒れそうな灼熱の四谷三丁目交差点。厨房は40℃超え。腰にコルセットの家元、思ったよりも元気そうだったので安心、安心。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正ヒロポン100大盛り 魅惑のスープから湧いてくる愛の嵐に酔いしれて

雨に煙る荒木町
おや、意外と列が多く20番目に連結。「雨の日だから空いていると思ってみんな来ているんでしょう」と家元が声をかけている姿には数日前の体調不良が嘘のように活力に満ちていた。

純正ヒロポンならではの楽しさ
まず他ではお目にかかれない独特の純正ヒロポンスープを例えるならば、「Be My Baby」のエコーと共に鳴り響くイントロのハル・ブレインのドラムのようでもあり、「My Sweet Lord」でリンゴとジム・ゴードンのツインドラムが入ってくる繊細な響きでもあり、「Let Him Run Wild」のエンディングに向けて畳み込みのようでもあり。その奥行から湧いてくる愛の嵐。

今日のは、時間帯が早いせいもあってサラリとしてマイルドで穏やかな佇まい。じんわり効いてきてエクスタシーが残る。んもぉ、私が最も好むあの感じに溢れていて実にウマかった。

おひさしぶりです
と、声をかけられ顔をあげるとご無沙汰していた常連の方。なんでも転勤したために、あまり来れないそう。東京に勤務して、現場への移動中に途中下車できるのはラッキーなのかもしれない...と。